味覚における慣れの恐ろしさ

IMG_1944

(福ZEN iPhone撮影)

写真のお料理は、昨日の愛クラスでお出しした福ZENです。
一度のお食事でこのおかずの量は多いのですが、中川さんのお料理の味を楽しみに来られる方のために、色々なお味を盛り込んであります。
この時にいただいたお料理の美味しさが忘れられずに、幸せコースを目指す人もいらっしゃって人気の福ZENなのです。

ところがこのお料理を味が薄くて水っぽく感じたと感想を述べられている人が昨日いらっしゃいました。
それで納得!
彼女の体調がよく判りました。
かつて私も歩んだ道ですから(笑)
つまり塩分慣れしてしまっているんですね。
私がこのことをハッキリ自覚したのは、初めて中川さんのお料理をいただいた時でした。
それから何回も何回も中川さんのお料理をいただきに京都まで通いました。
そして中川さんの塩分濃度でお料理をしてみました。
するとやっぱり予想した体調の変化があったのです。

古い記事ですが、ここに書かれていることを再認識した出来事でした。
お酒をいただくから濃い味が美味しく感じる。 → 濃い味のお料理が並ぶからお酒がほしくなる。
この循環のなかにいると、いつしか体が本来求めていない味を美味しいと感じてしまいます。
ここが体調のバランスが取れなくなる始まりですね。
つまり塩分は薄い方にも濃い方にも慣れるのです。
この慣れが後々体調不良の原因になったりしますので、ぜひ本当のお味が判別できる体調でいてください。
「生活習慣病」というのはまさに言い得て妙な名前なのです。

濃い味も薄い味も、その結果の体調も経験したマクロビオテッィクの先輩として、後輩に一番伝えたいことです。

 


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, マクロビオティックの陰陽で考えてみよう | 5件のコメント

他者の命をいただき過ぎない生き方がマクロビオティック

IMG_2083

(牛頬肉の朴葉焼き;小松庵 高島屋新宿店13F)

先日のお蕎麦屋さんで息子が頼んだ一品です。
アルミ箔の下には熱源があって、それが朴葉の上の朴葉味噌とお肉を冷めないようにしています。
朴葉焼きって飛騨地方の郷土料理ですが、こうしてお蕎麦屋さんで眺めていても味わいがあって良いものです。
朴葉の殺菌作用を利用したお料理は沢山ありますが、この場合は器として朴葉を使っています。

マクロビオテッィクの陰陽で考えても、味噌と葱がお肉の消化を助けて理想的ですね。
本当はお酒をいただく人のための一品でしょうが、息子がお肉を食べたいというので注文しました。
若者にはお肉を食べたい時があるものなんですよね。
そんな時には出来るだけ上質のお肉を少量にしましょう。

自分が穏やかに生きるためには、他者の命をいただき過ぎないことが大事です。
他者の命とは動物性・植物性を問いません。
出来るだけ少ない殺生で自分が生きられるようにすることが、本当のマクロビオテッィクの生き方です。
ですから、貪るように食べたり、グルメに走ったりするのはマクロビオテッィクの生き方とは言いません。
いっぱい殺生をしておいて、自分だけ長生きしたい、健康でいたいなんて身勝手というものです。

自分の命を保つために最低限の量を感謝していただく。
このことを忘れてしまうと、精神的にも肉体的にも醜くなります。
きちんとメリハリをつけて暮らすこと。
そのメリハリとは即ち陰陽ということになります。
日常と非日常のけじめをつけて、毎日ご馳走を並べるというより、氣の通ったお料理を少量いただきたいものです。
陰陽のある暮らし方を中心軸に据えて、心穏やかな日々を重ねたいですね。

 


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 6件のコメント

薔薇の花をありがとうございました

IMG_1933

 
 

きょうお花が届きました。
沢山の薔薇がビッシリと頬を寄せあっていました。
お送りくださったクラスの皆様、ありがとうございました。
皆さんのお顔が次々と浮かんできて、お心遣いにウルッとしてしまいました。
お部屋が薔薇の香りにつつまれて、とても幸せです。

 


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, その他 | コメントする

明日葉

IMG_2081

(明日葉のお浸し:小松庵 高島屋新宿店13F)

昨夜、息子と久しぶりにこちらのお蕎麦屋さんへ行きました。
前にむそう塾生と一緒にこのお店でお食事をしたことがあります。
顔馴染みの店長さんは、かつてこのお店の池袋店にいて、よくMacとiPhoneの話で意気投合しました。
お会計の時まで息子と母親だと思わず、ツバメちゃんを連れて来たのかと気を利かしていた模様(笑)
んも〜、笑えます。゚(゚ノ∀`゚)゚。

ところで、この明日葉のお浸し、美味しかったです。
昔、大島に行った時、宿で出されて美味しかったのを思い出しました。
明日葉の名前の由来から考えると、竹の子同様陰性な成長ですね。
でも、パワーが凄いです。
とにかく生命力が強いだけでなく、血液をきれいにしてくれるので、男性も女性も本来の機能を助けてくれます。
誰が食べても健康に貢献してくれる植物というところでしょうか。
便秘の人にもお薦めです。

 


カテゴリー: 食べ物あれこれ | コメントする

氣の良し悪し

GWの前半が終わって、きょうはお仕事の人も多いかと思います。
あなたのGWの後半はどんなご予定でしょうか?
そもそも休みというとなぜ旅行に行きたがるのか?
それは非日常を求めるからですね。
日常が満たされていても、気分転換のため旅行をする人も多いでしょう。
反対に日常が思うように行かないので逃避の意味で旅行をする人も多いでしょう。
あるいは定期的に刺激を求めて旅行を楽しむ人もいるでしょうね。
どんな目的であれ、そこには氣の変化があります。

大抵の場合、旅行の目的地になるところは氣の良い場所が多いです。
「氣が良い=バランスが取れている」ことがほとんどなので、その場所や物は安定感があるのです。
それゆえその安定感を求めて人は集まるんですね。
その人の陰陽度で目的地の選び方に差があるのですが、それがまた面白いのです。
旅行に行かれた方の後日談報告を楽しみにしております。

さてさて、このブログをお読みくださっている方の中には、旅行に行かずにお片づけ実行中の方も多いと思います。
まずはお疲れさまでございます。
そして、何より日に日に気分がスッキリとして来ているのではないでしょうか?
それは紛れもなく氣が良い方向に向かっている証拠ですね。

場所・物・人すべてに氣は宿ります。
自分の住む場所の氣を調え、氣の良い人や物に触れていると、知らず知らずのうちにあなたの氣が浄化されて行きます。
そういった暮らし方をしていると、後天的であっても瞬間的に氣の良し悪しを見抜けるようになります。

人生は長いようで短いです。
限られた時間を氣の悪いことに奪われるのではなく、愉しく心躍る瞬間の連続にして、人生を遊び抜こうと提唱しているのがマクロビオテッィクです。
マクロビオテッィクを実践するという言い方より、マクロビオテッィクを生きるという方がぴったりな感じがします。

お掃除とは、氣を高めるための手段であることを桜沢如一先生は説いています。
誰のためでもない、この自分のためにお掃除を喜んで出来る人でありたいものです。

 
 

IMG_2048

 
 

植物の存在はグンと氣をアップさせます。
陰陽バランスの完成度が高いものほど氣が良いことを頭に入れておきましょう。

 


カテゴリー: マクロ美風の家事アドバイス講座 | 8件のコメント