家事アドバイス講座を受講してのご感想

5月31日で終わった家事アドバイス講座ですが、その後どんな調子ですか?
これから色々と変化をしてきますから、その変化を見逃さないようにして、自分への励みとしてくださいね。
次のメールは6月1日にお送りいただいたMu(86-3)さんのものです。
この時点ですでに次のような変化がありました。
嬉しいですね。
精神的な変化、体の変化、人間関係の変化、色々な変化が受講された人たちに出てきますから、何かあったら教えてくださいね。

 
 

<Muさんからのメール>

美風さん

おはようございます。

この度は家事アドバイス講座を開講して下さりありがとうございました。
まだ細々としたところが少し残っているので引き続き最後まで徹底的にお片づけをしようと思っていますが、家の中の氣の通りが格段に良くなったことを実感しています。

最終日の昨日は家族3人で公園にピクニックに行きました。
ピクニックに行くことは珍しいことではありませんが、今までと何かが違いました。
家族の会話が増え、笑顔も増えました。
愛クラスの時に美風さんにご指摘いただいた通り、子供が生まれてから私が子供に集中しすぎて、主人のことを考える余裕がなくなり、お互いの意思疎通ができなくなっていました。特に子供の食事の面で衝突することが増え、我慢ならなくなり愛クラスを受講したのですが、ここでも意固地な私が突っ走り、玄米を食べてくれない主人とさらに溝ができてしまいました…。このままでは良くないと頭では分かってはいたのですが、主人の言動すべてにイライラしてしまい、家の中の空気は悪くなる一方でした。
それがこの家事アドバイスを受けながら整理整頓を進めていくうちに、私の頭もスッキリしてきたからかイライラが少しずつ減ってきて、今まで言えなかった気持ちをお互い確認することができ、険悪なムードがなくなって、子供の笑顔が増え、家の中の空気がガラッと変わったのです。
昨日公園で、家族っていいなと、本当に久しぶりに心から感じました。

家を整理整頓しておくことがこんなに大切なことだとは知りませんでした。
そして一人でここまでするとなると膨大な時間と精神面での維持が必要ですが、美風さんの丁寧で的確なアドバイスと、ブログから伝わるみなさんの頑張りから三日坊主の私でも最後までやり抜くことができました。
美風さんにはとてもお忙しい中、深夜まで一人一人に丁寧にアドバイスして下さり、そのお姿に感動し、心より感謝しております。

 
 

<マクロ美風より>

Muさん、おはようございます。
Muさんの文章を読んで、我が身に置き換えている人が多いと思います。
むそう塾生にもまさに今、今までのMuさんと同じ状態の人がいます。
でも、家事アドバイス講座を受けていません。
理由は受ける時間が取れないからです。
面白いですね。
あなたは思い切って受講されましたが、その方は受講できなかったのです。
その差は育児への没頭の仕方です。

過去のあなたは、その塾生さんと同じように、育児に没頭していたのでしょう。
でも、思うところがあって一念発起されたあなたは、家事アドバイス講座に真剣に取り組んでくださいました。
あのおっとりしたあなたが、いっぱい頑張ってお片付けされて、よく頑張りましたよね。
その結果が上記のような変化でした。

結婚前にバリバリ働いていた人は、結婚を機に家庭に入ってしまうと、すっかり生き方が変わってしまう人がいます。
それは家事が苦手というより、どうしたら良いのか分からないというのが本当の姿だったりします。
あるいは、家事に価値を見出せず、子育てと相まって閉塞感でいっぱいになってしまうのです。
学校のお勉強はしっかりしてきたけれど、家事に必要なことは何も勉強していなかった人はあまりにも多すぎます。
そのまま結婚して、やがて子供が生まれたら、どんどん現実の生活に流されて、虚しさだけが大きくなってきます。

子育ては何となくしていると、手のかけ方がエンドレスになります。
でもね、長い時間手をかければ良いのではなく、密度が濃くてポイントをはずさなければ時間は短くてもかまいません。
つまりはお子さんの満足度が問題だったりするからです。
あなたは今、ある資格を取るべくお勉強をされているようですね。
そのお仕事は実は重労働です。多くの人が腰を傷めます。
その割にお給料は少ないです。
それでも夢をもってご自分のための時間を作ることは大切なことなので、頑張って挑戦なさってみてください。

家の中の整理整頓が精神面と密接につながっていて、それが素早く自分にも家族にも影響してくることを知った今は、時間を上手に使いながらご自分の夢を現実化できる道も切り開けます。
ご主人様やお子さんとの関係もスムーズに行くようになって、あなたがもっと素敵になって行くのは、あなただけでなくご主人様にとっても嬉しいものです。
家事アドバイスで氣の力を確認されたのですから、これからも氣を意識して24時間を有効に使うように心がけましょう。
もっともっと激変しますよ。
引き続き応援しています。

 
 

あじさい

 
 

(自宅マンションの入口にて)

 
 

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桂剥きにおける左手の重要性と動き

今年もむそう塾名物の桂剥き投稿がスタートしました。
すでに昨夜のうちに第1号の桂剥き投稿(Taさん)があった模様です。
さすがに陽性さんだけあります。
Taさんは糠漬けも上手にキープされていました。

ところで、初めての桂剥きは思ったより難しかったことでしょうね。
それは今までに使ったことのない腕や指の動きをするからです。
とても難易度の高い技術ですが、だからこそ頑張る価値もあるのです。

下にお二人のお写真を載せます。
まずはKiさん。
しっかり予習されたらしく、お大根の持ち方が正しいです。

マクロビオティック料理教室 桂剥き むそう塾1

 
 

一方Saさんは忙しくて、Air桂剥きのキッドも作れていませんでしたので、予習はゼロです。
「包丁が動かない!」と言いながら頑張って、やっとここまで出来るようになりました。
ご安心ください。あなたよりもっと下手でも上手になった先輩もいますから。
あ、そうそう。あなたと同じく左利きだったのに、右手で桂剥きの練習をした先輩もいます。
和食の世界は右利き文化なので、左利きの人は不利な場面が発生するからです。
お箸も綺麗に右手で持てるようになっていますよ。

マクロビオティック料理教室 桂剥き むそう塾2

 
 

むそう塾には頑張り屋さんがいっぱいいます。
それは他のマクロビオティック料理教室ではなかなか見られない光景だと思います。
なんでそんなに頑張るのか?
それは美味しいお料理が作れるようになるからです。
美味しいお料理の基本はいくつかありますが、やはり包丁砥ぎと切り方は避けて通れない要素です。
ここをしっかり身につけられることが、むそう塾で学ぶ最高の財産かと思います。

なお、桂剥きの最大のコツは、いかに右手(左利きの人は左手)を朴訥にできるかにかかっています。
通常は右手が利き手ですから、何でも右手でこなしてきたわけです。
しかし、その利き手を遠慮させて左手を主役にするのです。
右手はひたすら上下に動かすだけ。
左手はせっせと大根を送る動作を繰り返して、舞台で踊り続けます。
この役目がしっかりこなせたら、あの憧れの「ぴら〜ん」が出来るようになります。
決して右手を出しゃばらせないこと。
これに尽きます。

では、中川さんの左手の動きをご確認ください。
最初の動きが正しくて、後の動きが間違いです。
これを現時点でしっかり意識して大根を送ってくださいね。

 
 

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睡眠の質と寝返り

睡眠については、よく睡眠時間だけ気にする人が多いのですが、それと同じくらい気にしてほしいのが睡眠の「質」です。
睡眠の質を高めるためには、寝具が大きな影響を与えます。
一つは枕の有無と種類であり、もう一つは体の下になるものの種類です。
和布団の人もベッドの人も、注目すべきは寝返りです。

寝返りはずっと同じ姿勢をしていることによって、体の一部分に負担を与えるため、無意識に体が姿勢を変えることですが、体力が落ちるほど寝返りがしにくくなります。
小さな子どもはすごく寝相が悪くて、ひどい時には360度ぐるりと周ったり、180度回転していることもあります。
反対に病床についている人は、シーツのしわでも気になって、あるいは痛いといって寝返りに影響の出る人もいます。

昼間体を偏って使ったようなときには、体は寝ている間にその偏りを調整しようとするので、その邪魔をしないような寝具が望ましいわけです。
肉付きの良い人、痩せている人、様々ですが、どんなタイプの人であっても、寝返り時に眠りが浅くなるようでは良い質の睡眠は確保できていません。
よくあるのは、ベッドが柔らかくて、あるいはヘタリがきていて、お尻の部分が落ち込んでしまうようになって、腰を痛めてしまう場合です。
寝具選びはお値段だけの問題ではなく、質とのかかわりで判断するようにしましょう。

 
 

埼玉 川越 喜多院にて

 
 

(埼玉県 川越市 喜多院にて)

 
 

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新しいお味二種 「小松菜とお揚げさんの冷やし煮浸し」・「粟麩の揚げ煮と三度豆」  

昨日の満足コースで、盛り付け用に中川さんが用意してくれたお料理が美味しかったのです!
一つは「小松菜とお揚げさんの冷やし煮浸し」。
お馴染みの小松菜とお揚げの煮浸しだと思ったら、あれ?お汁が違うのです。
いつもの揚げ浸しより透明感のあるお汁でさっぱり感が前面に出ています。
その透明感とさっぱり感は、やはり一手間でした。

小松菜とお揚げさんの冷やし煮浸し マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(小松菜とお揚げさんの冷やし煮浸し 料理:京料理人 中川善博)

もう一つの感動お料理は「粟麩の揚げ煮と三度豆」。
これが新しいお味でコクがあって、お弁当に入れたい濃厚さがありました。
濃厚だけれど、お汁も飲めるお味のまろやかさがあったのです。
う〜ん、気に入った!
(また食べたいな)

「粟麩の揚げ煮と三度豆」 中川善博 むそう塾

 
 

(粟麩の揚げ煮と三度豆 料理:京料理人  中川善博)

感動したのは、どちらのお汁もすごく美味しくて、飲み干すというよりおかわりしたいほどの美味しさでした。
現に何人もおかわりのために席を立っていたほどです。
夏のお味だなあ。
こんなお料理が体に負担なく(陰性にしすぎないで)クールダウンしてくれるんだなと感じ入ったことでした。
(今度、愛クラスにも登場させてほしいな。)

なお、粟麩は冷凍しておけるので、常備しておきたい食品ですね。
京都には美味しい粟麩があって、必ず買って帰る塾生さんが多いです。
このお料理で使った粟麩は、「麸嘉」さんという老舗の商品で、ジェイアール京都伊勢丹の地下食料品売場でも購入できますし、インターネットからも注文出来ます。

 
 

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「2015年度幸せコース」の読書感想文を読んで(2)陰陽は相対的な考え方であることを理解しよう

マクロビオティックに出会っても、マクロビオティックの本当に良いところを知らないまま、間違った解釈をして体調不良になる人が多いのですが、むそう塾ではそんな人を出さないために、最初にきちんと本を読んでいただきます。
そして、その本の感想文を提出していただいて、私からお返事をさし上げるのがこの記事になります。
「2015年度幸せコース」の読書感想文を読んで(1)はこちらからご覧ください。

<Sa(64-5)さん> 2015.5.26提出
初めてマクロビオティックと言う言葉に触れたのは、食品の陰陽表でした。様々な健康法に出会った中のひとつで、こう言う考え方もあるのだとは思いましたが、その頃はすでに整体に出会った後で、野口先生が、食べ物に気を付けて健康になろうとしているのは間違いだと言っておられた事もあり、それ以上の興味は持てませんでした。
とても難しく感じましたし、初めて野口先生の著書を読んだ時の魂が震えるような感覚は持てなかったのです。

しかし、今回課題を提出するに当たり、三冊の本を読んで理解しようとしたとき、どうにも進まなくて頭に血が上り、吐き気がする位気持ち悪くなりました。
特殊な事を説いているのではなく、普遍的な真実を説いていることは判るのですが、何故それに陰陽を当てはめなくてはならないかがわからなくて混乱しました
頭で理解しようとしていたからなのだと思います。
疲れ切って、お手上げになって横になっていた時、すぐに理解出来なくても、自分は自分の体験と本に説かれている事を結びつけて行こうと言う考えが降りてきて解放されました。

暫くすると、事象に陰陽を当てはめているのではなく、物事が陰陽で成り立っているのだと自然に理解出来ました。

むそう塾に出会ってまっすぐに歩む若い方を見て、自分にとって整体は何であったのかと言う疑問、そして整体の勉強に費やした年月とエネルギーを残念に思う気持ちがありましたが、今回の課題をきっかけに、野口先生と出会った事も自分の大切な一部と思う事が出来て、胸が熱くなる喜びと感謝が湧いたのは思いがけない事でした。

あなたのお気持ちはとてもよく理解できます。
私もその野口整体を経験しているからです。
そしてマクロビオティックは、あなたと同じく野口整体の後に知りました。
でも私はマクロビオティックって野口整体と同じことを言っているなあと感心したものです。
私は野口先生の本を初めて読んだ時と同じように、桜沢先生の本に感動しました。
そして、瞬時に「野口整体とマクロビオティックの両方で行こう!」と思えました。
受けとめ方って人それぞれで面白いですね。

野口整体の指導室を開いている友人と話しても、目指すところは同じで方法が少し違うという程度の認識でした。
野口先生の本を陰陽で洗い直してみても、逆に野口整体の言わんとしているところが深く理解できる助けにもなりました。
こうしてお互いは「健康」という山の頂上に向かって、登山ルートが違うだけなのだと認識しています。
このことがあなたにご理解いただけたら、マクロビオティックの面白さが楽しめるようになると思います。
そして、野口整体に費やした時間がこれから生きて来ます。
「ああ、野口整体をしていて良かったなあ」と思える日が必ず来ます。
ご安心ください。

<Sa(84-2)さん> 2015.5.26提出
縦書き文書をpdfでお送り下さったので、私の技術ではここに文章を貼り付け出来ないので、あなたが書かれた文章を私が入力してお返事をしますね。
むそう塾に出会うまでの私は間違ったマクロビオティック料理に取り憑かれ、とにかく頭で判断して、あれはいい、これはダメと、周囲のアドバイスにも耳を傾けず、散々迷惑をかけてきた様に思います。特に主人と子供は被害者ですよね。もっと早く気づくべきでした。きっかけはたくさんあったと思いますが、広い視野から物事を捉えることができていませんでした。

あなたのような人が本当に多いですね。
でも、それはあなたが悪いのではなく、伝え方が問題だと思うのです。
そして、桜沢先生の本が問題だと思うのです。
動物性食品を摂ってはいけないとは書いていませんが、摂ったらこんなことになるんだという例が書いてあったり、行間に動物性がダメであるかのような匂いが漂っていて、間接的に動物性は避けるべしということが強烈にインプットされてしまうのだと思います。
そして、その路線でマクロビオティックの本が出版されているので、多くの人達が体調不良になってしまうのです。
肝心なのは陰陽バランスを取ることであるにもかかわらず、動物性排除に傾いてしまうんですよね。
危険なことだと思います。

私が教わったマクロビオティックの大家は、相談者の体調によって動物性の摂取も指導していました。
その代わり、動物性の質は徹底的にこだわっていましたね。
じゃがいもだって登場したし、その他にマクロビオティックでは一応避けられている食材も登場しました。
それは、その人の住んでいる土地や生育歴や食歴や親の体質まで考慮してのことです。
その辺のところがもっと表に出ていれば、マクロビオティックの伝わり方も違っていたのかなあと思います。
でも、その先生は本を書きませんでした。
理由は本に書けないほどケースバイケースで異なるからです。
それを文章で残すことに危険性を感じたからです。
これが真剣に健康(病気)と向き合った先生の真実なのです。

<It(86-2)さん> 2015.5.27提出
情報や物質世界に振り回され、時間に追われ、仕事や生活に忙殺される日々を送っていると、気付かないうちに大切なことを見落としたり、蔑ろにしたりしてしまいがちですが、それらは、善い事も悪い事も総てが魂の中に記憶される、とあったのにハッとし、今一度、生活を見直し、謙虚にならないといけないのだなと改めて感じました。

そうなんですよ。
つい人間は目先のことに追われてしまいがちになるのですが、そのまま受け入れてしまうのではなく、マクロビオティックの陰陽で考えてみると、それらのことも取捨選択できるようになります。
つまりフィルターを持つことができるんですね。
これがとても心強いことだと思います。

職業柄か、私は、どちらかというとストレスを溜めがちな人間なのですが、その原因を改めて探ってみると、意外と取るに足らないことに対してなんだな、つまり私の陰陽バランスが整っていいないからなのだと感じました。
陰陽を意識した生活をすることで、力が抜け楽になり、楽しく生きられるではないかなと思っています。

陰陽が自然に身についてくれば、ストレスが激減するだけでなく、むしろストレスになりそうなことを楽しむ余裕も出てきます。
それは陰陽で先を読めるようになるからですね。
このことは手探りの人生において、とてつもなく大きな支えになりますし、希望を見出した生き方が出来るようになります。
ここが桜沢先生の伝えたかったところでもあるわけです。

食べ方はその導入部分として位置づけられ、いかに人生を生きるべきかが本題になります。

<Ki(85-2)さん> 2015.5.29提出
陰か陽かと二元的に判断をするのを目的にせず、あくまでも原点は調和することだということ、心に留めておきます。
自分は一面だけみて判断することが多く、視野が狭かったことにも気づきました。
視点や目的を変えると陰陽判断も変わるということは目からウロコでした。
一面だけ見て判断せず、多面的に見る癖をつけていきます。

そうですね。私たちは学校教育で二元的に物事をとらえることを学んでしまっていますが、世の中には学校で習った考え方ではないものがたくさんあります。
そしてそれは二元的な考え方で行き詰まった時の解決方法にもなります。
これからはそんな視点を育てて行きましょう。

頭ではわかったつもりでいても、実生活に落とし込むこと、実際に何か起きたときにマクロビオティックの教えをふまえた判断が本当にできるかどうか、まだ自信がありませんが、普段から様々な場面で陰陽を実感しながら理解を深めていきたいです。
あらゆるものと調和して最高の力を発揮できるようになること、これがマクロビオティックだと課題図書を読んで今はそう思っています。

それは2,3冊の本を読んですぐできるものではなく、毎日の生活の中で陰陽を意識することから始まります。
最初は意識して陰陽にあてはめてみるのですが、そのうちに意識しなくても自然に感じられるようになります。

それに慣れると、自然界の陰陽と自分の陰陽が同期できているかどうかをチェックするだけで、無意識に陰陽の視点で行動できるようになります。
それが「あらゆるものと調和する」ということにつながります。

<Ki(78-3)さん> 2015.5.31提出
今回三冊の本を読んで、私はいかにマクロビオティックの思想について知らなかったかということがわかりました。マクロビオティックは食事法だけではないと何度も美風さんがおっしゃっていたのに、やはり私の知識は食事法やお手当のことにとどまっていて、しかもその理解も中途半端なものでした。本の内容を自分のなかに落とし込んで経験として理解するにはまだまだ時間がかかりそうですが、無双原理のなかにものごとの判断材料がすべてあるのだ、と今とても心強く感じています。

多くの方は食事法とお手当で止まっていて、それから先の本丸に行かないのですが、本丸に行かなければマクロビオティックの本当の良さを知らないことになるので勿体ないです。
ご紹介した本の著者たたちは、そのことを嘆いて本を作ろうと思った熱い人たちなので、行間からもその気持ちがほとばしり出ているかと思います。
落とし込みについては、むそう塾で丁寧にサポートしてあげますからご安心ください。

陰陽についても浅い考え方しかできていませんでした。かたちや色や性質などから、これは陰かな、こっちは陽かな、などと考えていた割に、なんのために陰陽を考えるのか、意識したこともなく、「陰」か「陽」かに凝り固まっていました。陰陽を考える目的は、陰陽の背後にある無限宇宙、すなわち太極を感じることであり、陰と陽もその手段のひとつだということを知って、目の前がパッと明るくなった感覚を覚えました。すべてを存在させてくれる太極があるから、陰と陽がそれぞれ活動できるということ。今いるこの場も螺旋状に宇宙とつながっていて、宇宙から絶えずメッセージが送られているということ。身近なところにある陰陽を考えることでそのメッセージを受け取る能力を鍛えていくんだ、と思うとマクロビオティックの思想の壮大さにわくわくしています。

大事なところを正しくとらえられていますねぇ。
若干25歳のあなたがここまで理解出来ることが本当に素晴らしいです。
愛クラスの時に感じたあなたの理解力はやはり本物ですね。

聞いたことはあったのですが、いまいち理解できていなかった無双原理について、『マクロビオティックの陰陽がわかる本』ではとてもわかりやすく書かれていました。この原理を知っていればすべての物事の陰陽判断ができること、学校で習った知識より自分の目で学び感じとること、そしてそれを可能にするシンプルかつダイナミックな定理を使って考えていけることが楽しみです。

『マクロビオティックの陰陽がわかる本』は本当に素晴らしいでしょ?
私のイチオシ本です。
あの本を編集された人たちは、マクロビオティックを大切に思い、マクロビオティックを正しく伝えたいという情熱に溢れた人たちです。
その純粋な想いは最高に良い陽性として本の隅々まで行き渡っていますから、何か気落ちするようなことがあったら、ぜひこの本を手に取って氣の流れを変えてください。
バイブルとしていつも傍らに置いてくださいね。
私はいつもハンドバッグに入れています。

あるものの陰陽の判断をするには、比較対象を見つけること、絶対的ではなく相対的な判断であるということ、とても難しいですが、常に流動的であるからこそ面白く、また比較することによって具体的で自分に引きつけて考えられるなと感じています。

ここはとても重要なことろです。
ここを押さえないままマクロビオティックをしていると、大きく踏み外してしまいますので、ちゃんと押さえたあなたは賢いです。
相対的な見方を楽しみましょう。

東洋では食に関する知識を最高峰に置いているということ、たくさんの食物があふれている現代の日本にいる私にとっては少し意外に感じたのですが、その意外に感じる心が傲慢で、生命をいただくことができるということに対する感謝と敬意が欠けていたなと反省しています。
宗教での禁制食についても食に対する敬意があり、「食べたもののようになる」ことがわかっているからなのかと、納得しています。謙虚な気持ちで今日も美味しくご飯がいただけることに感謝して手を合わせたいと思います。

ちゃんと別枠で感謝の項を設けてくださいました。
うら若きあなたがこのように感謝についても記述してくださることがとても嬉しいです。
もうすでにあなたにはマクロビオティックの下地ができました。
これからはそれを具現化することに時間を使いましょう。
その過程であなたのまだ平面的な理解が立体的になって、スピードを伴ってくるようになります。
そうなればシメたものですね。
きっと大きく花開くあなたになれるでしょう。

*   *   *

これで全員の読書感想文に対する私のお返事が終わりました。
文字だけですと難しく感じますが、これから実際に具体的な場面をとおして陰陽のアドバイスをして行きますので、幸せコース在籍中にもっと陰陽の理解が深まります。
特にむそう塾でお教えするお料理は、陰陽を忠実に反映させた陰陽料理なので、お料理をしながら陰陽を深く理解出来るようになっています。
そして、陰陽を踏まえてお料理をするととても美味しいことも分かっていただけるはずです。
6月は桂むきでしごかれますが、7月からは美味しいお料理の数々が待っています。
どうぞ1か月間「全力疾走」で頑張ってください。
ギュッと陽性になって時間を上手に使ってくださいね。
応援しています。

 
 

マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(自宅マンションの入口にて)

 
 

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