アトピーと食事の関係を教えてあげたいけれど

今日、デパートの食料品売り場のレジに並んでいると、一見して
アトピーの肌とわかる人が、前に並んでいました。
カゴの中には、コーラ・ポテトチップス・焼肉のお肉・牛乳・アイス
クリームなど、マクロビではギョッとするものばかり入っていました。
いつもは他の人のカゴの中なんて、目が行かないのですが、アトピー
の肌を目にしたとたん、ついカゴの中味が気になってしまいました。
案の定、これでは良くなるわけないよなぁ、と思うと同時に、マクロ
ビオティックを教えてあげたい衝動にかられました。
でも、余計なおせっかいは禁物。
でもでも、あれじゃ夜も眠れないだろうに・・・。
あの人は、いつかマクロビを知ってくれるのだろうか?
それとも、一生知ることなくつらい日々を送るのだろうか?
こんな時、私の気持ちは複雑です。
まるで、不作為犯の犯人になったような・・・。


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大森英櫻先生と素麺

先日、あまり暑かったので、夕食は素麺にしました。
マクロビを知る前の素麺のつゆは、「昆布と鰹節」で、しっかり「追い鰹」も
していました。
ところが、マクロビでは鰹節を使わないので、習い始めの頃「昆布と椎茸」
で麺つゆを作ったことがあります。
すると、家族から「香りがど?も・幸せ感がない・ちょっと寂しい」などと、
評判が良くありませんでした。
私は、「昔母がつくってくれた味だなぁ」と思ったのですが・・・。
その後、いろいろな味に挑戦しましたが、結局、「昆布と鰹節」に落ち着き
ました。
リマ・クッキングスクールで、先生に個人的に教えていただいた作り方も
あったのですが、それも不評だったので、家族の希望を優先したわけです。
そんな背景があるので、素麺を一口食べたとたん、息子は、
「あ?、オイシイ!。やっぱり素麺は鰹節だよね!」
と喜んで食べていました。
          ◇     ◇     ◇
大森先生は、骨折される日の朝、素麺をお腹いっぱい召し上がったそう
ですが、先生はどんな味がお好きだったのかしら?
よく、お蕎麦のたれについては、
「柿の甘みでもイヤだから、そんな時はお醤油で食べちゃうんだ。」
と仰っていました。
これからは、「素麺」を食べるたびに大森先生のことを思い出すでしょう。



 


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温泉の効用あれこれ

アトピーと温泉療法では、温泉で我が子のアトピーが治ったことを
書きました。
では、その温泉に関してのお話を。
日本ではどこに行っても温泉があって、身近な存在ですが、泉質を
選ぼうとするとちょっと大変です。
しかし、湯治には泉質が大きく影響するので、慎重に選ばなければ
なりません。
温泉博士の書いた本なども調べましたが、全国にはそういった本にも
載っていない、本当の「秘湯」があって、案外そちらの方が効いたり
するものです。
私が行った温泉もそんな「秘湯中の秘湯」で、どこにも載っていません。
地元の人しか知らないのです。
ところが、その温泉に行ってみると、九州や四国からアトピーを治す
ために先客がいたので、ビックリ。
でも、よく話を聞いてみると、口コミの口コミでした。
その温泉の泉質は、「アルカリ性単純硫黄泉:PH10.0」で、PHの値が
とても高いのが特徴です。
さてその温泉は、前述したとおり古く・汚く・ひどい所なのですが、女将
さんの話がそのマイナス面をカバーして、3週間耐えられたと言うのが
真実です。
その女将さんはかつて、都会で働いていたのですが、病気で足の切断
を宣告され、手術日も決まっていたけれど、どうしても諦めきれず、
親戚を頼って北海道の温泉にきたそうです。
車椅子が必要だったので、3人がかりで病院から連れ出してもらい、
3人に支えられながら温泉に入ったそうです。
そうすること3ヵ月、体に変化が現われはじめ、1年後には自力で
少し歩けるようになったと言うのです。
ちょうどその頃、その温泉の経営者が高齢を理由に閉館しようとして
いたのですが、女将さんはその温泉から離れたくなくて、夫とともに
その温泉の経営を引き継いだそうです。
それが、この温泉なのです。
そんな話を聞かなければ、病人だったなんて想像できないほど、ピン
ピンしている女将さんですが・・・。
3週間も滞在していると、病気が治った多くの実例を、宿泊者本人の
口から教えてもらえます。
こんなお婆ちゃんもいました。
4人姉妹で毎月1週間湯治に来るそうですが、84歳の長女は白内障
だったけれど、温泉のお湯で一日に何回も眼を洗ったら、白内障が
治ったそうです。
◇     ◇     ◇
湯治を終えて温泉を出発するとき、女将さんとご主人に涙のご挨拶を
しました。
そして、埼玉の家に到着すると時を同じくして、温泉のお湯がポリタンク
で届きました。
「家でも体に温泉のお湯をつけると、体が温泉のお湯を覚えているから、
治りが早くなるよ」
と女将さんが送ってくれたのでした。
また涙。


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子育てにおける3本の柱

私は独身時代に野口整体を知ったので、妊娠が判った時から野口式で
出産・育児に臨むべくスタートしたのですが、世間の常識と反対のところも
あって、まわりの人には不思議がられました。
しかし、野口整体の考え方は理解できたので、「わが道を行く」感じで、
ある意味孤独な子育てをしていました。
白米・白砂糖・牛乳・肉などを是とする現在の社会において、玄米のよさを
信じて黙々とマクロビオティックを実践している姿と似ています。
ただし、最近のマクロビオティックより前の、マイナーな時代を指しますが。
子供を育てるにあたって、親は子供に何を教えなければいけないか。
この答えを、独身時代に書き抜いて手帳にはさんでおきました。
毎年手帳が新しくなっても、その紙ははさまれ続け、今も目の前にあります。
そして、子育てで悩んだり、迷ったりした時には、その紙を開いて自分の
子育て方針を再確認して、仕切りなおしをしていました。
その紙には次のように書いてあります。
 「小学生の時 : 世の中には楽しいこととそうでないことがある
 「中学生の時 : 大事なこととくだらないことがある
 「高校生の時 : 自分に出来ることと出来ないことがある
            ◇     ◇     ◇
以前、何かの本で読んだのですが、「子供は笑ったときに成長する
そうなので、子供が笑顔でいられるように心がけました。
「笑う」ことは大人にとっても大切なので、当たり前といえば当たり前
なのですが、実際に育児をしていると、これとは反対になりがちです。
眠っている時が一番カワイイ、なんてことになるのですから。
でも、「笑ったときに成長する」と意識していれば、いざという時、
心のブレーキになっていいですよ。


 


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マクロビオティック・マクロ美風

マクロビ・パパの奮闘記の「マクロビオティック・自分流」に刺激されて、
「マクロビオティック・マクロ美風」と名づけてみました。
私は、マクロビオティックを実践するにあたり、○○派・□□流などと
こだわる必要は、まったくないと思います。
マクロビオティックの歴史はともかく、何事も時代とともに変わっていく
ものだし、変われるだけの弾力性も必要だと思います。
純粋にいえば、大森先生は桜沢先生の弟子ではなかったけれど、
桜沢先生も、久司先生も、大森先生も、最終的な目標は「世界平和」
だったはずです。
三人が「玄米を食べる」ことと、「宇宙の法則にしたがって生きる」ことを
共有して、「家庭の平和 → 世界の平和」を目指して活動した事実に
意味があると思うのです。
あとは、実践しながら自分の頭で考え、工夫しながら、「自分にとって
心地よい、マクロビオティック」をつくり出せばいいのではないでしょうか。
そうでないと、「頭でたべる」弊害がでてくるからです。
大事なのは、「体の声を聞いて食べる」ことであり、その結果精神も
穏やかになって、自分も・家庭も・社会も・世界も中庸になることです。
○○派・□□流にこだわるということは、一方を排斥することであり、
そのこと自体すでに中庸ではありません。
もっとマクロな目で、マクロビオティックを考えてみてはいかがでしょう。
「頂上を目指すルートが何通りかあって、自分の好きなルートを選ぶ」
くらいの感覚でいいと思います。
楽しく・生き生きと・自由に人生を送るのが、マクロビオティックの本領


なのですから。


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