大谷ゆみこさんのお話から

mitonさんのブログ、「ミトンのマクロビキッチン」で、大谷ゆみこさんの講演会の内容が書かれています。
とても素晴らしい内容なので、ぜひ、ご覧ください。
なお、mitonさんは、歯科医であるご主人とご一緒に、お食事の大切さを歯科治療と同じくらい大事に考えて、お料理教室をはじめとして、多方面で活動をされている方です。
 
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さて、mitonさんの記事に登場する大谷ゆみこさんは、リマ・クッキングスクールの先輩でもあり、尊敬する方です。


同じ先生に教わったからでしょうか、私も、玄米ごはんに雑穀は入れません。
波動も乱れますしね。
でも、お遊びとして、たまには入れますが、いつもは玄米のみです。
こんなお話を、井戸端会議などですると、皆さん「エーっ」と驚かれます。
中には、「いつも何かを混ぜていて、きょうは何を混ぜようかと悩むこともある」なんて方も、いらっしゃいました。
これには、こちらがビックリしてしまいました?。
何でそんなことになったの?と聞けば、「本に書いてあったから」とか、ブログで玄米ごはんに雑穀を混ぜたら美味しかったと書いてあったから」というお返事が返ってきました。
それはそれで、いいんです。
でもね、よ?く考えてみてください。
「玄米は、それだけで理想的な栄養を備えているので、何も足さなくてもいい」はずではありませんか?
玄米の命だけをいただけば、それで十分なのではありませんか?

しかし、そこに、雑穀を入れると、お互いの良さを打ち消しあってしまうのです。
つまり、玄米は玄米の良さを100%発揮することが出来ないわけですね。
と同時に、雑穀のもつ良さも100%発揮出来ないわけです。
「1+1=2」ではないんですね。
同じく、五穀米も「1+1+1+1+1=5」ではないわけです。
ここが、不思議で、かつ重要なところです。

そのような「雑穀入り玄米ごはん」を、毎日食べていたら、玄米の効果が思ったように期待できなくても当然ですよね。
それでも良ければ、「雑穀入り玄米ごはん」を毎日いただいてもいいのです。
しかし、効率よく玄米の良さを得たいのなら、シンプルな玄米ごはんの方が、目的に叶っていることになりますね。
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マクロビオティックを正しくなさっているおつもりの方でも、結構、「玄米に雑穀を混ぜて炊く」ことの意味を把握されていない場合があります。
マクロビオティック料理では、主食となる「玄米ごはん」が、とても重要なので、栄養成分の調理結果や波動も含めて、きちんと理解しておきたいですね。
老婆心ながら、誤解のないようにつけ加えますが、私は、「毎日雑穀を混ぜない方がいい」と言っているのであって、時々、玄米ごはんに変化をつけたい時には、大いにオススメします。
小豆を混ぜた玄米ごはんは私も大好きですし、夏場は、麦も登場することがあります。
お食事は、やはり食べて美味しいことが一番です!
そのためには、体が求めているものが一番美味しいし、消化も吸収も良いので、理論だけで食べない方がいいですね。
しかし、理論を忘れてしまうのは、あまりマクロビオティック的とは思えません。
ほどほどに、理論を意識しながら、美味しく楽しくマクロビオティック料理を楽しみましょう♪


 



 

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コメント

  1. fujitamanegi より:

    なんだかちょっと嬉しかったです。

    というのは、私はどうも雑穀入り玄米ご飯が苦手で・・・。それどころか、お豆なんかを入れて炊いたご飯も、たま~~にしか炊きません。ブラボー!と叫ぶほど好きでは無いので・・・。

    これで良いんですねぇ・・・。美味しいと思うことに素直に従ってて良いんだ、っていうことを美風さんの記事を読んで思いました。

    ここ最近、ホントにシンプル食になっています。昨夜めずらしく色々作ったのですが、食後頭痛が再発したり・・・。今は7号食でも良いくらいな体調なんでしょうね、私。

  2. 花華 より:

    マクロ美風さん、こんにちは。

    私も「玄米は玄米だけで派」。

    どうも周りの話を聞くと「色々入れた方が身体に良い」と思うらしく、

    五穀御飯、十穀御飯というお話も。

    テレビなどの影響もあるかもしれないですね。

    同時におみそ汁も「具だくさん飲んでるよ」と胸を張った方がいたけれど、

    やっぱり私「具の量」じゃないと思うんですよね・・・・。

    理論と言うことで私は最近すごく「マクロビ=料理を作ること」の概念が抜けてきました。

    マクロビは哲学。その哲学って生活の中の何にでも当てはまるんですね。

    いよいよリマが楽しみです。

  3. lhs より:

    ご無沙汰しております。

    今、mitonの記事を拝見しました。

    最近、玄米がはいらないので、どうしたものだろう?

    と思っていたところでした。

    (実は、マクロ美風さんにメールでご相談しようかとも思ってたんですよ。

    でもお忙しいところご迷惑になるかと・・・)

    ちょうどその日記もアップしたところで、この記事!

    白米に雑穀を入れればよいんですね~♪

    なんだか、不思議なタイミングにびっくりです。

    マクロをやっていると、よく起こることではあるのですが・・・

    玄米を欲するまでは、この間買った五穀米と白米か胚芽米あたりを混ぜてみます。

    波動は考えてませんでしたが、

    豆や雑穀入りご飯よりシンプルな玄米ご飯のほうが、

    ご飯を味わえるな~っていうのはありました。

    美味しいほうが正解(というか威力発揮100%)

    だったんですね。

    ナイスタイミングの記事に感謝です☆

  4. lhs より:

    たびたび失礼いたします。

    mitonさんの「さん」が抜けてしまい、

    呼び捨て状態になってしまいました。

    mitonさん、ごめんなさい。

    マクロ美風さん、ページを無駄に使ってゴメンなさい。

  5. レイハネ より:

    マクロ美風さん、こんばんは。

    私も玄米ご飯のみの方が好きです。(たまには混ぜますよ)

    単純に美味しいと感じるからなのですが、そういう理由もあったんですね。

    他のおかずとのバランスも難しくなりますしね。

    味噌汁やプレスサラダも3種類以上混ぜないです。

    こちらは波動を乱したくないからでした。

    マクロビオティックの料理をするようになって、いかに素材の滋味を引き出すかを考えるようになりました。そして、それが楽しいんです。

    >体が求めているものが一番美味しいし、消化も吸収も良いので、理論だけで食べない方がいいですね。

    これは勘を養うのが大事になると思います。

    そのうち陰陽を越えて直感で選択できるようになりた~いと思う日々です。

    そうそう久しぶりに白米(新米)を炊きましたら、目がつぶれるかと思うくらい眩しかったです(笑)

  6. いたっち より:

    「第1回米喰う会」でお会いしましたいたっちと申します。

    昼夜ほぼお弁当、というマクロビアンにあるまじき(?)生活のせいか、多少なりとも素材の数を増やそうとつい玄米に雑穀を入れてしまうのですが、このところ「玄米が元気じゃない」と感じることが多くて、雑穀を控えていた折でした!!

    そうですね!確かに玄米だけのほうが「すーーっと」体に入っていきます。雑穀ももちろん好きですが、素材のいのち、作ってくれた農家の方の気持ちとそれぞれに向き合って、大切に味うのが一番ですね。タイムリーな記事、本当にありがとうございます!

    ところでひとつ質問をさせて頂けますでしょうか。味覚の変化は炊き方のせいもあると感じて(普段は圧力鍋、時間に余裕のある時はカムカム&圧力鍋)Newマスタークック3号(+蒸し板+ガスマット&けんこう片手鍋)を購入しようと思っています。美風さんは全シリーズをお持ちとのことですが、上記の他、お勧めはありますでしょうか?

  7. マクロ美風 より:

    fujitamanegiさん、こんばんは。

    赤ちゃんも順調のようで、何よりです。

    7号食でもいい感じだなんて、ナンテ陽性な赤ちゃんなんでしょう!

    お腹に赤ちゃんがいる時のママって、極端な話、なんでもアリですよね~。

    炭まで食べるママもいるくらいだから(- -;)

    赤ちゃんの要求がママの食べたいものらしいので、fujitamanegiさんのベィビーちゃんは、相当、筋金入りの玄米っ子なのでは?

    フフ、楽しみ(^^)

    なお、発生学のことを考えたら、1食たりともおろそかに出来なくなりがちですが、知識でガンジガラメになることなく、ポイントを押さえながら、楽しいマタニティライフを送りたいですね♪

  8. マクロ美風 より:

    花華さん、こんばんは。

    確かにテレビの影響は大きいですよね。

    マクロをしている人は、特にテレビの情報はそのまま受け入れないで、一度マクロの理論で洗いなおす必要がありますね。

    テレビに代表される情報って、足し算が多いけれど、マクロの考え方は、引き算だから、それを忘れちゃイケナイと思うの。

    お味噌汁も、栄養のことを考えると、つい具沢山にしてしまうけれど、お味噌の本当の美味しさって、具が少ない方が判るよね~。

    でも、たまにはけんちん汁のように、具を楽しむのもいいけどね。

    そうそう、花華さんの記事には変化が見られるって、夫も言っていましたよ。

    確実にステージが変わってきたようですね。

    楽しみだなぁ、これからの花華さん。

  9. マクロ美風 より:

    lhsさん、お久しぶり~。

    お勉強の調子はどーお?

    もう少しだね~。

    ついに玄米が入らなくなりましたかぁ。

    そんな時は、玄米から離れてもOKだけど、くれぐれも糠に含まれている栄養分の存在は忘れないでね。

    胚芽米は、もう白米同然なので、できれば分づき米にしてくださ~い。

    それから、試験前の緊張も考えられるので、なるべく少食にして、内臓を労わってあげたいですね。

    特に試験直前は、感覚を鋭敏にするためのお食事0r判断食くらいが、ちょうどいいですよ~。

    ご健闘を祈ります。

  10. マクロ美風 より:

    2ついただいたので、もう一つ。

    フレー、フレー、lhsさん!

  11. マーフィー より:

    私が教えてもらった炊き方は、一升の玄米に小豆を1/2合混ぜて、圧力鍋で炊き、業務用ジャーで寝かせて三日目あたりから食べる、酵素玄米の炊き方でした。 これが妙に一番美味しいんですよね。 たまにレーズンやひまわりの種なども混ぜています。 ちょっと邪道かな…

  12. マクロ美風 より:

    レイハネさん、こんばんは。

    そうね~、レイハネさんは、玄米オンリーってイメージね。

    何でもそうですが、単品のお味を知ろうと思ったら、混ぜない方が判りやすいですものね。

    そうそう、3種類以上混ぜないっていうのもありますね。

    たまにはいいけれど、いつもなら、ゴチャゴチャの波動になってしまうものね。

    いつも野菜炒めだったり、いつもかき混ぜたりしていると、思考回路もそのようになるので、なるべく一つ一つの持ち味を大事にしたお料理をして、精神的にもすっきりと落ち着きたいですよね~。

    >マクロビオティックの料理をするようになって、いかに素材の滋味を引き出すかを考えるようになりました。そして、それが楽しいんです。

    解ります。

    本当に楽しいですよね~。

    そして、お料理をしている時は、本当に心が落ち着きます。

    お料理方法も、人間の心も、本当に敏感だし、連動しているなぁって、つくづく思います。

    >これは勘を養うのが大事になると思います。

    自然に即して、五感を大切にしていると、勘は、必ず備わりますから、日々の暮らしを大切にしたいですね。

    と同時に、緊張感の少ない環境も大切ですね。

    いかにリラックスして生活するかも、大事なポイントですから。

    ところで、

    >目がつぶれるかと思うくらい眩しかったです(笑)

    これは、同感です!

    私も、「米喰う会」で、お釜の中の白米を見た時は、「眩しい!」と、チカチカしましたから(笑)

    慣れというのは、恐ろしいものです。

  13. マクロ美風 より:

    いたっちさん、こんばんは。

    >「玄米が元気じゃない」

    なんて素敵な表現なんでしょう!

    確かに、そんな感じかな?

    鋭いですね。

    お鍋のことですが、現在の炊き方で美味しく感じなかったり、体の調子が今ひとつなら、ご飯の炊き方を変えてみるのもいいのですが、そうでなければ、必要になった時に検討するくらいでもいいのでは?

    文面から想像すると、玄米ごはんの炊き方の問題より、主食と副食の割合が崩れていることも影響しているように思うのです。

    ぜひ、そちらも、大いに見直していただけますでしょうか?

    見直していく作業の中から、いたっちさんに必要な調理道具も決まるはずですから。

  14. miton より:

    美風さん、ご無沙汰しておりました。

    今回は私のブログの記事をご紹介いただきまして、ありがとうございます。

    大谷ゆみこさんは美風さんの先輩にあたられる方なんですか~すごく素敵な先生ですね。

    お話会で雑穀に対するほとばしる情熱をひしひしと感じました。

    最近甘酒作りから雑穀っていいな~と思っていたらにタイミングよくわが町でお話会が開かれました。

    また丁度、元来料理好きの私は主食の穀物に比べ副食を作りすぎだと反省していた時でもあったのです。とてもいいお話会でした。

    これからは雑穀を副食にいろいろ使って穀物をもっとたくさん取る工夫をしようと思いました。

    知らなかったことを学んでいる今って、あ~なんて楽しいのでしょうと思える毎日です。

  15. いたっち より:

    美風さん、暖かいコメントありがとうございます。

    今日は早起きして、玄米に今まででの「混ぜこぜ」を詫びながら、カムカム鍋で炊いてみたところ、思いが通じてふっくらぷりぷり、でもモチモチすぎることもない、ちょうど良い加減に炊けました!!

    レイハネさんのコメントにありました「いかに素材の滋味を引き出すか」ほんとこれって素晴らしく創造的でわくわくする作業ですよね。お陰で今日は一粒一粒、お米と対話しながら味わうことが出来ました。

    >>玄米ごはんの炊き方の問題より、主食と副食の割合が崩れていることも影響しているように思うのです。

    確かにご指摘の通りです。有機や無農薬にこだわるあまり近所で野菜が買えず、副食が少ない(9対1位?)になってしまう事がしばしばあります。

    それで意識的に野菜を増やそうと、最近土鍋(と言ってもスーパーで売っている1人用の普通の鍋ですが)で煮物や蒸し物を作ったところとても美味しくて(野菜のエネルギーを感じられて!)それでマスタークックを購入しようと考えた次第なのです。

    でもまずは「バランスを見直す」始めてみますね。基本は勿論玄米ですが、他の食材の「滋味」とも向き合うことも、必要な作業ですよね。

  16. nannaライオン より:

    玄米には雑穀なり豆類なり混ぜた方がいいって、どこかで読んで思い込んでたんです。義務的に何かしら混ぜてました。美風さんのこの記事を読んでさっそく何も足さない玄米を炊いたら、お腹のそこからおいしい~と感じました。

    最近は豆入り玄米に、よくおかずも何もかもぶっかけて、まぜまぜして食べてました。いけないのはわかってたんですが、無性につい混ぜたくなってしまうんです。だから頭の中もごちゃごちゃだったのですね。ありがとうございました。

  17. マクロ美風 より:

    mitonさん、お返事がこんなに遅くなってごめんなさい。
    大谷ゆみこさんって、本当に素晴らしいですよね。
    まるで、雑穀が恋人のように思えます
    あの方のバイタリティーは、やはり、雑穀からのプレゼントなんでしょうね。
    そう考えると、妙に納得します。

    >知らなかったことを学んでいる今って、あ~なんて楽しいのでしょうと思える毎日です。

    私も同感です!
    いつかお目にかかりたいですね。

  18. マクロ美風 より:

    いたっちさん、こんにちは~。
    忘れたころのお返事で、申し訳ありません。

    ふっくらぷりぷりの美味しい玄米ごはんが炊けたようですね。
    バンザ~イ!

    主食と副食の割合って、とっても大切で、体調と相談しながら、毎回決めるって感じです。
    決して、何ヵ月も同じ割合ではいけません。
    だって、季節は変化しているのだから、人間も変化しなくちゃね。

    「滋味」を引き出す作業って、地味だけど意義あることです。
    感覚が鋭敏になるし、心も落ち着きます。
    お互い、滋味ある人間になりたいですね~。

  19. マクロ美風 より:

    nannaさん、こんにちは。
    栄養学的にいうと、混ぜることは、より栄養分が増えると考えるでしょうが、波動で考えると、混ぜることはお互いの良さをうち消してしまうんですね。

    マクロビオティックが、「気のエネルギー」のことも考えているところが、素晴らしいですよね。

    「気」って、これから、益々大事になってくると思います。

  20. マクロ美風 より:

    ご、ごめんなさい、マーフィーさん。
    順序を間違えてしまいました。

    酵素玄米は、また別の炊き方ですよね。
    普通に炊く玄米ご飯より、消化が良いので、胃腸の弱い方には向いていると思います。

    何でもそうですが、物事には色々な見方があるので、「こうでなければ・・・」という考え方は悲しいですよね。

    それと同じで、玄米ごはんも色々な炊き方があってもOKですね。
    長い目でみて、マーフィーさんに活力があれば、それでいいのだと思います。

    「マーフィー流」でいいんですよ~(^^)

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