父が亡くなりました

本日、父が亡くなりました。
95歳でした。
明日、北海道に出発しますので、
ブログのお返事が遅くなってしまいます。
お許しくださいね。


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玄米ごはんと色黒について

玄米を炊くときの加熱方法の補足>
老婆心とは思いますが、玄米の炊き方と色黒について一言。
私が、リマ・クッキングスクールに通っていた時、いつも、そして、どの先生も
仰っていたこと。
それは、「ここで教えることは、絶対ではありません。ひとつのやり方です。
体の声をきいて、体に合わせて下さい。」というものでした。
体の声に合わせていれば、肌の色も体調も極端にならないはずです。
ですから、玄米をたべて色黒になった人は、陽性のものを摂りすぎていると
考えられます。
酸化だけの問題ではないと思います。
海辺の人は、魚・塩・干物・潮風・直射日光など、陽性の環境に囲まれて
いるので、わさび・大根・みかんなど、陰性での毒消しが必要なのです。
しかし、そのバランスがとれていないと、陽性が過多になってしまい、黒くて、
しわしわの顔になるというわけです。
ところが、海辺の人にだって、色白でしわの少ない人もいます。
きっと、陰性が多い生活をしていると想像できます。
こんな風に、陰陽を考えながら玄米を炊こうとすると、いつも同じ炊き方で、
続けて食べることに疑問を感じるはずです。
体調が良かったり、美味しく感じるなら問題ありませんが、そうでない場合は
偏りを考えて、バランスをとりましょう。
リマで習っていた時、よく先生が仰っていました。
「最近は、土鍋で3時間かけて炊いた玄米ごはんが美味しいと感じるわ。」
「暑いときは、圧力鍋の玄米ごはんは入らないわねぇ。」
「旦那さんは陽性で、奥さんは陰性なのに、圧力鍋で炊いた玄米ごはんを
一緒に食べていたら、旦那さんが病気になるから、気をつけるのよ。」
「食事は、一人一人に合わせて作るように。」
などなど。
特に最後の言葉は大事で、我が家では確実に守っています。
☆     ☆     ☆
マクロビオティックを始めたばかりの頃は、どうしても「こう、あらねばならない」
と思い込みがちです。
しかし、大切なことは、「自分の頭で考え、納得して結論をだす」ことです。


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玄米を炊く時の加熱方法

なかなかさんのブログ、「マクロビという考え方」に質問がよせられました。
マクロビオティックを実践するうえで、とても大事なことだと思うので、私も一考察。
質問の要旨は下記のとおり。
 1 圧力釜で玄米を炊くと、アルファ化しないと聞いたが本当か?
   (炊けているようにみえて、実は生に近い状態)
 2 圧力釜で炊いた玄米ごはんは、酸化しているので、食べ続けると
   顔が黒っぽくなるらしい。
               ☆      ☆      ☆                          
<アルファ化について>
まず、マクロビオティックを実践しようと思うなら、圧力鍋を買ったときについて来た
レシピ集を捨てることです。
もし、捨てられないのだったら、その存在を忘れることです。
そして、陰陽で考えましょう。
圧力鍋は、短時間で調理できることをウリにしている商品です。
ということは、陰から陽へ劇的な速さで変化することを意味します。
しかし、眠っていた玄米は急にその変化についていけません。
そこで、陰陽の理論にそって調理しようと思えば、必然的にアルファ化する温度の
時間を、長くとることになります。
私は圧力鍋の場合、73分?80分かけて炊き上げていますが、季節や体調に
よって調節するのはもちろんです。
玄米を推薦されている方の本を見ても、手早さにポイントをおく炊き方、滋養にポイ
ントをおく炊き方など、時間は様々です。
もっというなら、リマ・クッキングスクールの先生たちでも、少しずつ違いがあります。
ですから、玄米の炊き方は人それぞれで、100人いたら100とおりあると思います。
なぜなら、人の体はそれぞれタイプが違うし、体調にも左右されるので、おいしく感じ
るセンサーが微妙に異なるからです。
絶対という炊き方はないので、自分に合った炊き方を見つけるのです。
そのおいしさは、アルファ化と関係してきますが、市販の料理本や圧力鍋購入時の
レシピ集の方法では、時間が少なすぎます。
その意味で捨てると表現させていただきました。
          ☆      ☆      ☆
<酸化と色黒について>
まず、結論から。
玄米を長い間たべても、色の白い人はいっぱいいます。
反対に、玄米を食べなくても、色の黒い人もいます。
私が、リマ・クッキングスクールに通っていた時、ウサギより白い先生がいました。
反対にとっても黒い先生も。
これは、単に玄米の酸化だけの問題ではないと思います。
酸化の問題を厳密に考えると、息もできなくなってしまいます。
あえて、玄米の酸化をとりあげるなら、保存方法の方が問題でしょう。
それから、漢方には「相似の理論」というのがあって、分かりやすく言えば、
「食べた物のようになる」と考えられています。
その理論を適用して、食養法が成り立っているので、広く考えれば、陽性化した物
ばかり食べていれば、色が黒っぽくなるのは当然といえば当然です。
ですから、あまり単眼にならないで、複眼的な見方をすることが大事だと思います。
要はバランス。
思考も偏らないことが中庸なので、体の声に耳を傾けて、心地よい判断をしたいものですね。


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心を亡くす

フゥ?、忙しい数日でした。
目の前には、私の仕事が山となっていたので、急ぐものから片付けて
いました。
お皿を洗いながらラジオを聞いていると、ウットリする曲が流れてきて、
瞬く間に涙が頬をつたうのです。
「世の中にはこんなに美しい歌があったの?」という気持ちと、ゆっくり
音楽を楽しむ時間がなかった最近の生活を思い、音楽の必要性を改めて
痛感しました。
              ☆    ☆    ☆
忙しいという字は、「」を「亡くす」と書きます。
忘れるという字も、同じですね。
一日一日、一瞬一瞬、こころの存在を確かめながら生きることの大切さを
教えてくれた音楽でした。


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マクロビ井戸端会議で感じたこと

はじめに。
9月18日に伊豆から帰り、19・20日は急用で北海道へ行って来ました。
その間に、多くの方からコメントやメールを頂いていたのに、お返事もしないで
ご免なさい。
95歳になる父が手術をするというので、急に飛んで行きました。
もちろん、手術を止めさせるためにです。
でも、このお話は別の機会にするとして、今回は“マクロビ井戸端会議”のことを
書きたいと思います。
             ☆     ☆     ☆
私がリマ・クッキングスクールの師範科に通っていた時、女子大生のMさんと
仲良しになりました。
英文科に在籍していたのですが、リマにも通っていて、習ったお料理を作って
大学に持って行くと、みんなが喜ぶのだと言っていました。
素顔のお肌がきれいで、おっとりとしていて、軽い女子大生とは対極にいる素晴
らしい人でした。
リマにはこんなタイプの若い男女が、実に多く参加しているのです。
そして、それと似ているのが、井戸端会議に参加された皆さんの真摯な態度です。
人生を前向きにとらえ、自分の意見を持ち、自分の世界をもっている共通項が
あるのです。
さらに、人生を噛み締めるように、真剣に考えながら生きている人達ばかりでした。
“玄米”を食べることによって得られる、精神的な安定感が、独特の親近感を
かもし出しているのだと確信します。
              ☆     ☆     ☆
ところで、マクロビ井戸端会議の内容は、“リマ・クッキングの理論応用編”という
感じがしました。
また、“正食医学講座のイロハ編”ともいえるでしょうか。
それに加えて、“大森式運命学養成講座”の光景か?と思える場面もあり、
なかなかさんの姿に若き日の大森先生を見る思いがしました。
また、久司派・大森派などということはなく、それぞれが“自分流”のマクロビオ
ティックを、ごく自然に受け入れている現実に、隔世の感がしたのは、私だけでは
なかったようです。
その理由は、やはり、インターネットに代表される情報量の多さにあるようですね。
21世紀のマクロビオティックは、きっと多くの人に認知され、必要とされ、
kodamacro-netさんが描いた“共有”の時代になるのだと思います。
長い間「大森番」を経験したkodamacro-netさんの「先見性」に敬意を表します。


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