「AERA ?37」(2006年8月7日号)に、こんな記事が載っていました。
「診断基準に異論続出 ほんとのメタボリック」
食生活が欧米化した日本をメタボリックシンドロームが席巻している。
振り回されるのも考えものだが、どうも今の診断基準はおかしいらしい。」
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メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)については、該当者や予備軍の多さから、急にその名前が知られて、わが身に危険を感じた方も多いのではないでしょうか?
そのせいか、「メタボリックシンドローム」をGoogleで検索すると957,000件、Yahoo!で検索すると673,000件もありました。
常々マクロビオティック食で暮らしている人達にとって、この症候群は対岸の火事と映りますが、知人・友人のために最新の情報は入手しておきたいですよね。
さて、記事の主な内容なのですが、診断の必須条件に挙げられているウエストサイズ男性85センチ、女性90センチ以上について、「ウエスト」が問題なのだそうです。
この場合の「ウエスト」は、洋服のウエストとは異なり、胴の一番くびれたところではなく、おへその高さあたりの胴回りを測るんだって。
つまり、「へそ回り」っていうことです。
早速、私も測ってみました。
すると、一番くびれたところは58センチ、へそ回りは63センチありました。
5センチの差っていうことですね。
もともとの「男性85センチ、女性90センチ」の根拠は、「日本肥満学会」による調査だったそうですが、この調査の統計処理が間違っているという指摘が、専門家から出ているいるそうなのです。
そこで、筑波大学・東京大学・京都大学・九州大学・札幌医大などで調査したところ、「男性85?90センチ、女性80センチを基準にするといいのではないか、というあたりで、だいたい落ち着きつつあるそうです。
ちなみに、厚生労働省の調査では、現在の診断基準でも、40歳以上の男性の50%以上、女性の約20%がメタボリックシンドロームの疑いが強いか、予備軍だったようです。
もし、女性が80センチになれば、女性の5割近くが該当するようになるかも知れないそうですよ。
さて、あなたや、あなたの周りに該当者はいますか?