マクロビオティックを始める人が、実に多くなって来ましたね~。
でも、カンタンな気持ちで始めたものの、体の変化についていけない人も出始めています。
「マクロビ井戸端会議」で、あちこちにお邪魔していると、必ず、「実は・・・」と言って、相談されます。
可哀想です。
本当に、抱きしめてあげたくなるほど、可哀想です。
なぜなら、真面目に一生懸命頑張っている人達ほど、悩みが多いからです。
マクロビオティックは、どんどん普及しているのに、そのフォローとも言うべき面が、旧態以前としたままだからです。
いや、むしろ、以前より情報が多い分、迷うばかりで右往左往しているのが実態のように思えます。
原因はいくつもありますし、理由も分かっています。
こうすれば良い、ということも分かっています。
でも、このブログは、それらを論じることが目的ではないので、「じゃ、とりあえず自分はどうしたらいいのか?」と言うことを書いてみますね。
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◆自分の体を知ろう!
当たり前のことなのに、忘れているのがコレ。
いつも私達は、自分の体の存在なんて忘れているものです。
それが、「健康」というものですね。
でも、体の存在を意識することがあります。
「頭が重い・胃がむかむか・お腹が痛い」などなど・・・。
「重い・むかむか・痛い」などという症状によって、「頭・胃・お腹」などがあったことを思い出すわけです。
そんな時は、体がきちんと働いていない証拠ですね。
本当は、そうなる原因が必ずあるはずなのに、余り深く考えないで、薬に手を出したり、病院へ行ったりする人が多いですね~。
でも、マクロビオティックでは、「体の声をきく」ことが必要不可欠であり、「これなくしてマクロビオティックは一歩も先に進めない」と言ってもいいくらいです。
ですから、少なくても、食べ物が口から入って排泄されるまでの消化器系や循環器系などの「体のしくみ」ぐらいは、真面目に勉強する必要があると思います。
でも、何らかの理由で、この勉強をしなければ、人に聞くことをしたり、マニュアルを求めたりするわけですね。
しかし、自分の体を一番良く知っているのは、他ならぬこの自分です。
ですから、自分の体は、やはり自分で答えを出すのが一番いいはずです。
マクロビオティックは、その作業をコツコツと丁寧に積み重ねて行く事によって、本当の健康と幸せを手に出来る「羅針盤」を指し示してくれています。
すぐ、誰かに答えを求めないで、まずは、自分の体を知るところから始めましょう。
なお、何らかの病気を抱えていて、それに対処する目的を持ってマクロビオティックを始めた人は、お医者さんになったつもりで、しっかりと勉強しましょう。
マクロビオティックで病気を治す、あるいは症状を改善しようと思ったら、そのくらいの気構えは必要です。
最後に病気を治すのは、「自分自身」なのですから。
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◆体のお便りを観察しよう!(これがとても大事なことです)
大きいお便り=便 (状態・回数)
小さいお便り=尿(状態・回数)
体の活力=気力・体力
これらが順調に、理想的になるように体調を管理することが、最も大切です。
順調でなければ、その原因を探ります。
原因の多くは、お食事にあることが多いですね~。
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◆食材を知ろう!
「体のお便りや活力を観察」した結果によって、これから食べる物を決めます。
その時にとっても大事なのは、「食材のもつ力を知る」ことです。
「食材の特性を知る」とでもいいましょうか。
自分が望んでいる体調にもって行くために、最も適した食材を選ぶ作業があります。
でも、大切なことは、「頭で選ぶのではなく、本能で選ぶように」癖をつけることです。
最初のころは、知識として本から学ぶことも必要ですが、必ず「体がその食材を求めているか否か」を、細胞に聞いてみるつもりで判断すると良いですね。
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◆マクロビオティック料理の理論を知ろう!
最後は、料理の方法です。
マクロビオティック料理には、大事な大事な理論があります。
それは、「最も体に合った調理法」に他ならないのですが、これには、パターンがあるので、その基本をきちんとマスターすればいいのです。
理論を押さえれば、楽しいお料理方法です。
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マクロビオティックの醍醐味は、お料理だけでなく、哲学を含むあらゆる分野を包含しているところにありますが、今回は、あえて「食べる」行為に絞って書いてみました。
少しは参考になりましたでしょうか?