今回は、比較的柔らかい玄米ご飯から、メリハリのある玄米ご飯を炊けるようになったMaさんの体験談です。
もちろん、第1次のパスポート取得者です。
Maさんは、「むそう塾」の第1回目からの参加者で、数回参加してくださいました。
この頃はまだ写真指導もなかったのですが、熱心に勉強されたMaさんは、今は色々なご飯を炊き分けられるようになっているようです。
どちらかというと、陰性よりの行動を伴うこともあるMaさんなので、中川さんからは結構キツイ言葉をかけられていました。
でも、それにもめげずについて来たMaさんは偉かったと思います。
そうそう、Maさんは前から泣き虫さんでした。
ある日、「なかがわ」さんのお店の入口に遅れて到着したMaさんは、私の顔を見るとウルウルしていました。
ちょっと出がけにアクシデントがあって遅れたのです。
それを見た中川さんは「泣くな!」と一喝。
Maさんの背筋が伸びたのは言うまでもありません。
でも、それは厳しさだけでなく、優しい愛情のこもった「泣くな」でした。
中川さんがMaさんに厳しかったのは、Maさんが多くの方に玄米ご飯を炊いてあげるお仕事をされていたからです。
「精神的に強くならないと、玄米ご飯の炊き上がりがぶれてしまうよ」ということを教えるための、愛ある厳しさだったのです。
Maさん、これからも安定した玄米ご飯を炊いてくださいね。
それにしてもあなたの笑顔には癒されます。
素敵な幸せをありがとう。
* * * *
<Ma先輩の体験談>
でも 自分の中で 例えばAsさんや Naさんのように なにか劇的な変化があったかと言えば そういうものはなく
何を書いたらいいのかと思っています。
多分・・・一年前の自分よりは 大きく変化しているように思います。
マクロビオティックを知り、玄米を食べ始めて何年も経っていたのに
玄米がまったく食べたいと思っていなかった自分の中に なかがわさんの炊かれた玄米が入ったとき 本当に体中に行きわたる感じがして
「こんな玄米が炊けるようになりたい」そう思って 7月のむそう塾に行きました。
自分の炊いていた玄米に特別不満があったわけではなく
また 食べてくださった方からも 「玄米って美味しいね」と言われていました。
こんな玄米を炊きたいと思いました。
でも フィスラーにしたから炊けるものではなく なんとなく炊けるものの あのときの体にしみわたるような玄米は炊けませんでした。
私の場合は 何度も何度も炊いていくうちに コツをつかんだと言う感じの方が強かったかもしれません。
自分で天然酵母のパンを焼きますが パンを焼くときは自分が安定していないと 必ずパンが膨らみません。しかも美味しくない。
子供と喧嘩をした後 仕事で何か思いを抱えているとき
そんな時は 必ず 自分の心を反映した焼き上がりになります。
最初の頃は あの玄米が炊きたいと思うだけのかたくなな心でしたが
最近は 食べてくれる人の事を想像しながら 炊きます。
なんとなく中のお米が想像できるようになりました。
ちゃんとお米が期待にこたえてくれるのです。
その瞬間をイメージしながら炊くことも 大事なのかもしれないですね。
カチャっと開けた瞬間ふわーっと香る玄米のにおい
天地返しをするときになんだかお米の声が聞こえてきそうなそんな感じ。
自分自身が すごく穏やかにいられる瞬間かな・・・と思います。
「玄米は お水と火と圧力を加えてふっくらと炊き上げて食べるコメです。
単にそれだけなんです。
何を使うか、どう炊くかは二次的な事で、美味しく炊きたいという心が一番大事なんだと思います。
道具を大事に、気持ちを大事に参りましょう。」
と言う言葉を 真の部分で理解できてきた気がする今日この頃です。』













