先の記事「凛とした女の子におなりなさい」を読んで下さった方から、多くのメールをいただきました。
ありがとうございます。
まだお返事が出来ていなくてごめんなさい。
本の装丁からみると、年齢の低い人を対象にして作られていると思うのですが、阿久悠さんはもっと幅広く女性全般に語りかけるような気持で書かれたのだと想像します。
とにかく、収録されている9編の詩の内容が、あまりにも奥深いからです。
行間どころか、文字の一つ一つに人生を感じる深さなのです。
私は「凛とした女の子におなりなさい」を、淡々とご紹介しました。
しかし、このような人になるのは時間が必要だとも思いました。
そして、何よりも不可欠なものがあります。
その不可欠なもの。
私はこんなふうに思います。
* * * *
凛とした人
そうなるには 絶対欠かせないものがある
愛の存在だ
自由で強くてやさしい なんて 愛がなくてはできない
人は真の愛を確信しなければ 自由になれない
人は誠の愛を受けなければ 強くなれない
人は深い愛に満たされなければ やさしくなれない
愛で抱きしめられる
愛で抱きしめる
異性に抱きしめられる
異性を抱きしめる
宇宙(自然)に抱きしめられる
宇宙(自然)を抱きしめる
これがなくして 凛とした人 にはなれない
* * * *
長い間生きて来て、色々あったけれど、マクロビオティックを知った今なら、この「凛とした世界」が可能なように思います。
凛とするには何よりも、中心軸が定まらなければなりません。
この中心軸のある人が少なくなったからこそ、阿久悠さんの下記の言葉が出てくるのです。
「凛とした・・・
近頃いないのです」
そうです、少ないのです、そういう人が。
人間の土台を作る食生活が乱れてしまったからです。
もう一度伝統的な日本の食生活を取り戻せば、それは可能だと確信します。
そして、取り戻すべきです。
今の日本人が忘れようとしているもの、忘れてしまったもの。
どうしても忘れて欲しくないもの。
そんなものをお伝えしたくて「むそう塾」を始めた私と中川さんです。
「むそう塾」から多くの「凛とした人」が巣立ってほしいです。
そして、いい男といい女になって、死ぬまで恋をしてほしいな。
抱きしめられる感覚。
抱きしめる感覚。
それを大切にしてほしいと、つくづく思います。