第18次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!

なかなか梅雨が明けませんね。
湿っぽくて不快指数が高まる日々ですが、そんな中黙々と玄米と向き合って来られた方には、晴れの日をお届けします。
昨日中川さんとパスポート取得者の検討をしたのですが、今回もとても残念な方がおられました。
玄米ご飯は技術的にとても上手に炊かれているのですが、内面的にもう少しクリアしてほしい課題が残っているのです。
その方は、最近になってやっとその内面に目が行きかけたのですが、まだ入口に立ったままです。
そこから内観をして、ご自分の心の状態に気づくことが出来たらパスポートだったのですが惜しい。。。
「むそう塾」のパスポートは、ただ玄米ご飯を炊く技術に差し上げるものではありません。
下記の要件を満たした方にお出ししています。
なぜなら、「玄米ご飯は心で炊く」ものであり、「お料理は心で作る」ものだからです。
今回のパスポート取得者には、古い受講者新しい受講者が混在しています。
それぞれのテンポで、それぞれの事情に合わせてパスポートまで漕ぎつけられました。
暑い中を頑張ってくださいましたね。
ありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
では、パスポート取得者を発表させていただきます。
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<むそう塾 パスポート取得者> (受講者番号順)
 1 Joさん(2?14)
2 Fu
さん(3?12)
3 Kiさん(21?3)
4 Hoさん(21?6)
5 Tsさん(22?2)
 
            *    *    *    *
(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)?(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。
パスポートを取得されました方々は、これで玄米投稿の目的は達成されましたので、お写真を中川さんに送らなくても結構です。
これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
そのために、時々「抜き打ちチェック」と称して、その後もしっかり美味しい玄米ご飯が炊けているかどうかの「抜き打ちテスト」が入ります。
パスポートを手にされたからといって、気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。
あなたの人生は「どれだけ玄米と真剣に向き合ったか」で、大きく左右されますから。

そして、あなたのお席を後輩の方に譲っていただいて、これから育つであろう後輩の幸せを共に見守ってください。
よろしくお願いいたします。

 

なお、ご自身のご経験や気づかれたことなどを、中川さんの玄米投稿欄にどんどんコメントをしてあげてください。
経験者のご意見は、今模索中の方にとって、大変励みになりますし嬉しいものです。
そして、みんなが一緒にステップアップして、幸せになりましょう。
*    *    *    *
パスポートの発行は、この記事をもって公表するとともに、個人宛へのメールでお知らせいたします。
このメールにはパスポートナンバーが記載されていますので、もし、届かなかった場合はご連絡ください。

参考記事
・ 「むそう塾」のパスポート取得者を発表します!
・ 第2次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!
・ 第3次パスポート取得者を発表します!
・ 第4次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!
・ 第5次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!
・ 第6次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!
・ 第7次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!
・ 第8次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!
・ 第9次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!
・ 第10次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!

・ 第11次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!
・ 最短パスポート取得者を発表します!

・ 第13次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!
・ 第14次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!
・ 第15次パスポート取得者を発表します!
・ 第16次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!
・ 第17次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 12件のコメント

閏5月のお話

昨夜(28日)京都から戻りました。
24日(金)に京都入りしたのですが、毎日同じようなはっきりしない天気が続いていました。
こんなお天気では納涼床も大変だろうなぁと思いながら、水量の多くなった鴨川を眺めていました。
中川さんのお話によると、この鴨川も昔は氾濫して、治水工事を施した人工河川なのだそうです。
そういえば、鴨川の堤防は綺麗に整備されていることを思い出しました。
その脇で伝統ある納涼床を楽しむ京都の景色が、なんとも心落ち着く光景として私の体に入って来ます。
月の半分以上を京都で過ごすようになったせいでしょうか。
京都の言葉も、京都人の意識も、少しずつ少しずつ私の細胞と同期しつつあります。
あ、きょうは京都のお話ではなくて、閏5月のお話です。
今年は閏5月があるんですよね。
旧暦に関してお詳しい岡部賢二先生は、「閏5月のある年は梅雨明けが遅い」とおっしゃっています。
そのとおり、今年は梅雨明けがまだですね。
閏5月に関して面白い記事がありましたので、ご覧になってみては?
私は釣りをしませんが、海釣りの好きな人は潮の満ち引きに敏感ですから、この記事の内容は良く理解できます。
自然の前に私達はなすすべもなく、ただ受け入れるだけ。
すべては自然が教えてくれる。
マクロビオティックの教科書は自然界にあると、つくづく思います。


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信頼できる豪華な砂浴のご案内

最近私のところに砂浴のお問い合わせが多くなりました。
昨年は私自身が砂浴の参加者を募集していたこともあって、昨年の記事を見て申し込んで来られる方もいらっしゃいます(汗)
「むそう塾」では砂浴の予定はないのですが、お問い合わせの数が多いため、念のために伝統のある砂浴を毎年開催なさっている知人にお伺いしてみました。
すると、ビックリ!
空きがあるというではありませんか!
この砂浴の凄いところは、何たって講師陣とスタッフです。
長い年月をかけて信頼関係を築いて来られた主催者のお人柄に、私はいつも敬意を表しています。
あと少しだけ受け入れ可能だそうですので、今年砂浴をしてみたいという方は、主催者までお問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
●お問い合わせ先:原田様 yunomikai@kdt.biglobe.ne.jp
               *    *    *    *
◆イベント名:
第7回「れいの会」砂浴合宿
◆日程:2009年8月25日(火)?27日(木)
◆場所:原岡海岸(千葉県南房総市)
◆最寄駅:JR内房線「富浦」
◆定員:50名
◆参加費:お一人35,000?40,000円程度(参加人数による)
◆砂浴指導と望診:山村慎一郎先生
◆お料理とお話:
尾形妃樺怜先生
◆スタッフ特別参加:
なかじさん
◆プロブラムの一部:
早朝にはルーシーダットンタイムあり
詳しくはこちらをご覧くださいませ。

               *    *    *    *


なお、お願いがあります。
砂浴というのは、お世話をしてくださる方に大変なご負担がかかるものです。
主催者も講師陣も皆様の健康を願って、ボランティア同然で毎年開催されております。
過去の例からいって、その趣旨をよくご理解されていない方も見受けられました。
どうか、主催者や講師陣にお任せするのではなく、最低限「自分のことは自分でする」ことをお願いしたいのです。
「お金を払っているから当然でしょ」みたいな気持ちではなく、「お世話をしていただいて有難うございます」という感謝のお気持ちでご参加くださることを、切にお願い申し上げます。
また、主催者の原田様にすぐお問い合わせをするのではなく、詳しく書かれた記事をじっくりお読みになって、ご納得の上でご連絡をとって下さるようお願いいたします。
事務手続きがスムーズに流れて、お互いが気持ちの良い砂浴を終えられますよう、心から願っております。


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マクロビオティック・ビーガン・ローフード

Nさんから次のようなメールが届きました。
まずはそのメールをお読みください。

*   *   *   *

<Nさんのメールより>

こんばんは。
一年ほど前にメールし、ブログで記事にもして頂いた拒食症のNです。
この一年何度か入院を繰り返したりもしたのですが、いまだ一年前とほとんど体調が同じで、なかなかこの状態から抜け出せていません。
最近又少し体重も減ってしまい、今ぎりぎりの状態で自分ではどうしたらいいのか行き詰っています。
もちろん栄養が足りてないのだと思いますが、だからといって量を増やすというのがなかなか出来ず、でもこのままの状態が続いたりもっと悪くなったらと思うと不安になってしまいます。
マクロ美風さんの白いご飯でもいいのでご飯を食べましょうとのアドバイスも、やはりお米のご飯はあまり沢山は食べたくないとどうしても思ってしまい、そんなに大量には食べられません…
でもマクロビオティックではやはりご飯をしっかり食べるべきなのでしょうか?
あと母が普通に売っているパンや砂糖の入っているお菓子を普通に食べているのを見ていると食べてみたくなり、でもマクロビオティックを思って結局食べず…何も考えず食べてしまえたら楽だなーと思ってしまったりもします(ただビーガンである事に揺らぎはありません)。
あまりいろいろは考えられなくてきちんとバランスのとれた食事も今用意できていないと思うので少し不安ですし、お味噌汁も作るのが苦手で作れていません。
今は白米、サラダ、茹で野菜蒸し野菜少し、豆腐などを頂いています。時々果物ジュースを飲んでしまったりもします。
それと最近ローフードというのが気になっているのですが、マクロ美風さんはやはりマクロビオティックが誰にとっても一番楽しく幸せで快適で、又、玄米の力はすごい、とお考えになられますか?
まったく親しくも無いのにまたいきなり相談するような内容を送ってしまってすみません。
もしご迷惑でなければお返事を下さい。

*   *   *   *

<マクロ美風からNさんと読者のみなさまへ>

つらいですね〜。
精一杯誠意を込めてお返事をさしあげても、1年間同じ状態だったそうです。
拒食症を改善できて、お元気になられていらっしゃるの方もいるのですが、この方はどこかでボタンの掛け違いをしてしまったようです。

文面から察すると、ビーガンであることにこだわっていらっしゃるようですが、Nさんの場合は明らかに陰性の食品を摂りすぎています。
ここではビーガンがどうなのかということは書きません。
すでに、1年前にNさんにメールでお返事したからです。
そして、今もNさんに対するお返事は1年前とまったく同じです。
むしろ、1年前より緊急性のある内容です。

今回は新たにローフードのことについてのご質問がありました。
最近はローフードについてのご質問が私のところに多く寄せられます。
マクロビオティックをなさっている方からの質問も多いです。
きっとマドンナさんの影響でしょうね。

ローフードについてはマクロビオティックの観点から言っても、合う人と合わない人がいます。
結論からいって、Nさんにローフードは合いません。
合わないというより、命の危険を感じます。
Nさんは残念ながら食べ物に対する認識が狂ってしまいましたね。
本当に危険です。

>今は白米、サラダ、茹で野菜蒸し野菜少し、豆腐などを頂いています。時々果物ジュースを飲んでしまったりもします。

こんなお食事ばかり食べないでください。
目を醒ましてください。
危険です。
マクロビオティックをなさっているかたでも、Nさんのようになっている人が結構います。
上にあげたようなお食事が合うのは極陽性タイプの人で、それも一時期ですから、間違っても陰性タイプの人はこのようなお食事はしないでくださいね。
Nさんの二の舞になりますよ。

それから最近は、マクロビオティック実践者の中からローフードに移行する人もいます。
教える側にまわっている人も知っています。
しかし、長く続けられないと思います。
陰陽上問題があるから。

*   *   *   *

>マクロ美風さんはやはりマクロビオティックが誰にとっても一番楽しく幸せで快適で、又、玄米の力はすごい、とお考えになられますか?

はい、思います。
しかし、Nさんの知っているマクロビオティックは、私の実践しているマクロビオティックとは似て非なるものです。
一番大切なものが抜け落ちています。
私が何年も前から、取り憑かれたようにマクロビオティックに関する活動をしているのは、Nさんのように間違ったマクロビオティックを実践しようとする人を増やしたくないからです。

もっといえば、マクロビオティックで命を落とす人を出したくないからです。
警告します。
これからそう遠くない時期に、間違ったマクロビオティックで命を落とす人が出て来る可能性があります。
絶対にそれはあってほしくないです。
そんな可能性もゼロであってほしいと思います。

もし、マクロビオティックで命を落とす人が1名でも出たら、マスコミは雪崩をうってマクロビオティック批判になだれ込んで来るでしょう。
そうしたら、私達が正統にお伝えしようとしているマクロビオティックも同一視されて叩かれることは目に見えています。
そうなると、一気にマクロビオティックブームは消え去ります。
そして、「危険な」というレッテルだけが残ります。

どうか、そのようなことにならないように、どんな揺さぶりにも耐えられる「本当のマクロビオティック」を楽しんで、大いに人生を遊んでほしいと思います。
そして私と中川さんが「むそう塾」でお伝えしたいことは、そんな淘汰にも耐えられる「ほんまもんのマクロビオティック」です。

Nさんにお伝えしたいことは、すべて書きました。
もう私からNさんにお伝えしたいことはありません。
あとはこのブログをご覧になってくださる方々からのアドバイスのみです。
どうか、Nさんに目を醒ましてもらうために、皆さんからのコメントをお願いいたします。


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妊娠中にマクロビオティック料理で悩んでいるかたへ

妊娠中の方から次のようなご相談がありました。
このような経験って、多くの人がなさっていますよね。
私からは下段のようなお返事をさせていただきました。
かなり思い切った内容なので、ビックリされるかも知れませんが、Eさんにはこのぐらいの方が良いと判断しました。
同じような方がきっといらっしゃるはずです。
ご参考になさってください。
            *   *   *   *
<Eさんのメールより>
美風さん
こんにちは。
大変お忙しい美風さんに個人的な相談をさせていただくのは申し訳ないと思い躊躇していたのですが、ごめんなさい!すこし相談させてください。
妊娠しているというのに最近過食をぶり返しています。
妊娠がわかってからつい最近まで、結構しっかりと穀物と野菜から栄養をとっていたつもりだったので、突然の過食再来に少々パニックになっています。
そして、お腹の赤ちゃんに申し訳なく、自己嫌悪も感じています。
マクロビオティックに準じた食べ物の摂取を心がけているわけではない全世界の多くのお母さんが健康な赤ちゃんを出産していることも立派な事実でありながら、お腹の赤ちゃんの環境には決して好ましい食べ方をしていないことも確かなのだろうなぁ・・・とマクロビオティックの本を読むと落ち込みます。
元々過食症を長い間抱えていたのですが、つわりから今まで、不思議なことに過食は止まっていて、食事の嗜好も穀物と野菜を中心とした和食に自然と落ち着いていました。
しかし、だんだんとマクロビオティックにまた囚われ始め、心苦しさや不自由さを感じはじめていたところです。
過食がはじまったはっきりとした原因はわかりません。
一ついえることは、自分で炊いた玄米にはどうも食べたい気が素直に湧いてこないのです。
それは悲しいことです。
この主食が、いつも安定して美味しいものであれば、絶対にもっと安定した芯が芽生える気がします。
だから、中川さんへ伺うことを本当に心待ちにしております。
ところで、今できるだけお腹の子の為にできることはなんだろうって考えています。
美風さん、どんなに栄養のありそうなものを食べていても、私がハッピーでなかったら、赤ちゃんにその食べ物のよさは伝わらないのでしょうか?
マクロビオティックの基準から少し外れたものを頂いても、感謝して心から受け入れて食べる時、それは赤ちゃんに悪となりえるのでしょうか?
妊娠中はやはり結構きっちりとマクロビオティックの標準的な範囲のお食事を徹底した方がいいのでしょうか?
最近、自分の食べ方に自信をもてません。
そこからはじまって、自分の人生に対しても積極的な心持になれません。
母になろうという人が、いけないなぁ!
大変恐縮なのですが、もしも可能でしたら、なんらかのアドバイスを少しでもいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
E
          *   *   *   *
<マクロ美風からのお返事>
Eさん、こんばんは。
京都に向かう新幹線の中からメールしています。
>お腹の赤ちゃんの環境には決して好ましい食べ方をしていないことも確かなのだろうなぁ・・・とマクロビオティックの本を読むと落ち込みます。
落ち込まないでください。
何を食べたって大丈夫。
毒さえなければそれで良し。
理想を追い求めてはいませんか?
マクロビオティックの奴隷になっていませんか?
何をたべても健康でいられる体を作る。
それが本当のマクロビオティックです。
本に振り回されないでください。
>過食がはじまったはっきりとした原因はわかりません。
原因はストレスです。
マクロビオティックによるストレスです。
そういうタイプの人は結構多いです。
>ところで、今できるだけお腹の子の為にできることはなんだろうって考えています。
何を食べてもいいから、お母さんが明るく前向きな気持ちでいられるようにすることです。
食べ物ごときでクヨクヨしてはいけません。
人生はもっと大切なことが沢山あります。
食べ物も勿論大切ですが、それだけに目を奪われてはなりません。
マクロ以外のお食事なんて区別をつけないでください。
食べ物はみな同じです。
ただ、体に負担になるものとなり難いものがあるだけです。
どんな食べ物であっても、感謝の気持ちをもって召し上がってください。
感謝の気持ちは、たとえ動物性のお料理であっても、体に負担になりにくくなります。
嘘のようですが本当です。
頭で食べないでください。
心で召し上がってください。
中川さんの玄米ご飯は本当に美味しいです。
つわりで玄米が食べられないという人でも、お代わりをして食べています。
そのくらい臭いもなく、柔らかく、優しいお味です。
私から一つだけご注意を。
甘いものは極力避けてください。
これを守るだけで、見違えるように体調が変わります。
ただし、これもストレスになってはいけませんから、1週間に1回は甘いものの解禁日を作ってあげましょう。
そのうえで、安心して京都にいらしてくださいね。
それまでの日々を大切におおらかにお過ごしください。
マクロ美風


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