Nさんから次のようなメールが届きました。
まずはそのメールをお読みください。
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<Nさんのメールより>
こんばんは。
一年ほど前にメールし、ブログで記事にもして頂いた拒食症のNです。
この一年何度か入院を繰り返したりもしたのですが、いまだ一年前とほとんど体調が同じで、なかなかこの状態から抜け出せていません。
最近又少し体重も減ってしまい、今ぎりぎりの状態で自分ではどうしたらいいのか行き詰っています。
もちろん栄養が足りてないのだと思いますが、だからといって量を増やすというのがなかなか出来ず、でもこのままの状態が続いたりもっと悪くなったらと思うと不安になってしまいます。
マクロ美風さんの白いご飯でもいいのでご飯を食べましょうとのアドバイスも、やはりお米のご飯はあまり沢山は食べたくないとどうしても思ってしまい、そんなに大量には食べられません…
でもマクロビオティックではやはりご飯をしっかり食べるべきなのでしょうか?
あと母が普通に売っているパンや砂糖の入っているお菓子を普通に食べているのを見ていると食べてみたくなり、でもマクロビオティックを思って結局食べず…何も考えず食べてしまえたら楽だなーと思ってしまったりもします(ただビーガンである事に揺らぎはありません)。
あまりいろいろは考えられなくてきちんとバランスのとれた食事も今用意できていないと思うので少し不安ですし、お味噌汁も作るのが苦手で作れていません。
今は白米、サラダ、茹で野菜蒸し野菜少し、豆腐などを頂いています。時々果物ジュースを飲んでしまったりもします。
それと最近ローフードというのが気になっているのですが、マクロ美風さんはやはりマクロビオティックが誰にとっても一番楽しく幸せで快適で、又、玄米の力はすごい、とお考えになられますか?
まったく親しくも無いのにまたいきなり相談するような内容を送ってしまってすみません。
もしご迷惑でなければお返事を下さい。
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<マクロ美風からNさんと読者のみなさまへ>
つらいですね〜。
精一杯誠意を込めてお返事をさしあげても、1年間同じ状態だったそうです。
拒食症を改善できて、お元気になられていらっしゃるの方もいるのですが、この方はどこかでボタンの掛け違いをしてしまったようです。
文面から察すると、ビーガンであることにこだわっていらっしゃるようですが、Nさんの場合は明らかに陰性の食品を摂りすぎています。
ここではビーガンがどうなのかということは書きません。
すでに、1年前にNさんにメールでお返事したからです。
そして、今もNさんに対するお返事は1年前とまったく同じです。
むしろ、1年前より緊急性のある内容です。
今回は新たにローフードのことについてのご質問がありました。
最近はローフードについてのご質問が私のところに多く寄せられます。
マクロビオティックをなさっている方からの質問も多いです。
きっとマドンナさんの影響でしょうね。
ローフードについてはマクロビオティックの観点から言っても、合う人と合わない人がいます。
結論からいって、Nさんにローフードは合いません。
合わないというより、命の危険を感じます。
Nさんは残念ながら食べ物に対する認識が狂ってしまいましたね。
本当に危険です。
>今は白米、サラダ、茹で野菜蒸し野菜少し、豆腐などを頂いています。時々果物ジュースを飲んでしまったりもします。
こんなお食事ばかり食べないでください。
目を醒ましてください。
危険です。
マクロビオティックをなさっているかたでも、Nさんのようになっている人が結構います。
上にあげたようなお食事が合うのは極陽性タイプの人で、それも一時期ですから、間違っても陰性タイプの人はこのようなお食事はしないでくださいね。
Nさんの二の舞になりますよ。
それから最近は、マクロビオティック実践者の中からローフードに移行する人もいます。
教える側にまわっている人も知っています。
しかし、長く続けられないと思います。
陰陽上問題があるから。
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>マクロ美風さんはやはりマクロビオティックが誰にとっても一番楽しく幸せで快適で、又、玄米の力はすごい、とお考えになられますか?
はい、思います。
しかし、Nさんの知っているマクロビオティックは、私の実践しているマクロビオティックとは似て非なるものです。
一番大切なものが抜け落ちています。
私が何年も前から、取り憑かれたようにマクロビオティックに関する活動をしているのは、Nさんのように間違ったマクロビオティックを実践しようとする人を増やしたくないからです。
もっといえば、マクロビオティックで命を落とす人を出したくないからです。
警告します。
これからそう遠くない時期に、間違ったマクロビオティックで命を落とす人が出て来る可能性があります。
絶対にそれはあってほしくないです。
そんな可能性もゼロであってほしいと思います。
もし、マクロビオティックで命を落とす人が1名でも出たら、マスコミは雪崩をうってマクロビオティック批判になだれ込んで来るでしょう。
そうしたら、私達が正統にお伝えしようとしているマクロビオティックも同一視されて叩かれることは目に見えています。
そうなると、一気にマクロビオティックブームは消え去ります。
そして、「危険な」というレッテルだけが残ります。
どうか、そのようなことにならないように、どんな揺さぶりにも耐えられる「本当のマクロビオティック」を楽しんで、大いに人生を遊んでほしいと思います。
そして私と中川さんが「むそう塾」でお伝えしたいことは、そんな淘汰にも耐えられる「ほんまもんのマクロビオティック」です。
Nさんにお伝えしたいことは、すべて書きました。
もう私からNさんにお伝えしたいことはありません。
あとはこのブログをご覧になってくださる方々からのアドバイスのみです。
どうか、Nさんに目を醒ましてもらうために、皆さんからのコメントをお願いいたします。