今年も「幸せコース」の「食事日記」を拝見しました。
毎年思うことですが、水分のとり方がその人に合っていないケースが多かったです。
ある人はネットで調べたところ、水分は少ない方がよいと判断してその人の環境に合わない水分量でした。
外にいることが多い人は、案外水分補給が必要です。
またある人は、ホットヨガの関係で大量の水分をとっていました。
しかし、その水分が、実はその人のお悩みの原因になっていました。
水分のとり方と汗のかき方は、案外体に合わない方法をとっている人が多いのが毎年の実感です。
お食事の前後20分はお茶やお水を飲まないこと。
それを実行するだけでも、ずいぶん体調が変わります。
お食事中の水分は、お味噌汁やおかずから取ればよいのです。
パンを食べてコーヒーや紅茶を飲むというより、パンにはスープを組み合わせた方が理想的です。
そんなちょっとしたことですが、毎回のお食事ごとに気をつけると、とても大きな変化になってきます。
これからは汗をかく季節ですが、流れるほどの汗をかいた場合は、必ずミネラルも失われたと考えて、塩分の含まれたものを補給しましょう。
なお、古いマクロビオティックを教わった人は、水分を著しく制限する人が多いですが、それは今の時代には危険です。
マクロビオティックの指導者でも、今の時代に合わない教え方をしている人がいますから要注意です。
かくいう私も過去には水分を制限していたことがありました。
桜澤先生の本を読んでいたら、それが正しいように思ったからです。
しかし、桜澤先生は喉が乾いた娘に水分を与えることを躊躇して、それがために娘を亡くしているのです。
それを踏まえて、私は水分の摂り方を柔軟に考えるようになりました。
そのことを教えてくれた恩師には、今でも本当に感謝しています。
このブログの「ブログ内検索」で「水分」と入れていただくと、たくさん記事が出てきます。
ちょっとリンクしておきましょう。
・水分の摂り方 便秘と食べ物 マクロビオティックの指導現場から 2021.6.2
・水分の摂り方を変えたら背部痛が解決した事例 2020.9.29
・食事日記から感じたこと 水分 毒消し 果物 2020.6.3
・水分の摂り方に注意! 2019.7.3
・熱中症対策として「食べる水分」の重要性 マクロビオティックの視点から 2018.7.22
(賀茂茄子と万願寺とうがらしの揚げ浸し 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
体に染み入る水分というのは、こんなふうに塩分を含んだ水分が効果的です。
夏はウエットなお料理を多くしましょう。