私は「マクロ美風の家事アドバイス講座」で、眠りの環境と質をとても大事にしてアドバイスをしていますが、少し前に掛け布団のことで面白い体験をしました。
その日は10月だというのに11月下旬の寒さで、京都のマンションでも床暖房のスイッチを入れました。
仕事をしながら、今夜は寒いからお布団を冬用に替えなくちゃと思っていたのですが、仕事に集中していて、深夜の2時過ぎに寝室に行ったところ、お布団を替えるのをすっかり忘れていたことに気がつきました。
何日か前から季節外れの寒さだったので、夏掛けの上に綿のタオルケットを載せて寝ていたのですが、さすがにその夜の寒さは羽毛布団でなければ駄目だと思いました。
でも、その時間から羽毛布団を取り出してカバーをかける作業をするのが、その日は億劫に感じて、そのままベッドに潜り込んだのです。
でも、潜り込んだ途端に「あ、これは駄目だわ」という寒さだったので、息子が使っていた夏掛けをかけて、さらにタオルケットもかけました。
つまり夏掛け2枚+タオルケット2枚を掛けたわけです。
よしよし、これで大丈夫。
すぐ眠りに落ちたのですが、朝目がさめると何となく首と頭が重く感じます。
そして、腰も痛いのです。
変だなあと思いながらも一日仕事を続けていたのですが、お昼すぎまでそれらの違和感は治りませんでした。
そしてその日の夜も日付が変わって2時すぎにベッドに入ったのですが、寒さは前日と同じだったので、ズボラをしてそのまま昨夜と同じ物を掛けて眠りについたのでした。
いつもより寝心地が悪いような気がしながら。
4時間寝て目が覚めると、「あれ? 昨日と同じ感じだぞ?」という違和感です。
そしてやはりお昼すぎまでその重さは解消されません。
腰の痛みも同じです。
それでハタと気づきました!
原因は掛けたタオルケット2枚の重みだったのだと。
それで、3日目の夜はちゃんと羽毛布団を掛けて寝ました。
すると翌朝は、どこも重いところも痛いところもなく快調でした。
* * *
【結論】
体力のある人はタオルケット2枚の重さなんてと思われるでしょうが、私の場合はその重さでも体がベッドに沈む違いを腰が感じ取りました。
そして、そうなると首がいつも以上に曲がるために、首と頭が重い感じになったのだと思います。
首と頭の痺れているような重さは誠に不快で、いつもスッキリと目覚めて機嫌よく行動している私には初めての体験でした。
病人には重い布団を掛けないようにするのは、こういうことだったのかと思ったのです。
くだらない内容のように思えますが、もし寝起きが快調でない人がいたら、それがベッドやお布団や枕のせいだったりすることも考えられるので、少しでもご参考になればと思って書いてみました。
そういえば、義母はがん治療のために入院中、肩の下に敷いたバスタオルが1cmずれただけでも「痛いから直して」と何度も私に言っていました。
病気の時ってそういうものなんですよね。
枕の高さだって、ナーバスになり過ぎのような気もするけど、それがその人の体調でもあるわけです。
忙しさにかまけてズボラにしてしまった結果ですが、「掛け布団の重さと体調の関係」を体験することが出来て良かったです。
これは赤ちゃんの掛け布団についても同じように考えられますね。
(牡蠣の時雨煮 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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