「マクロビオティックの陰陽がわかる」感想文(6) 陽性から中庸へ

最初は、幸せコースの宿題である感想文を記事にするつもりはなかったのですが、送られて来る感想文に心を動かされる内容のものが多くて、ついつい記事を書き続けています。
私の方も勉強になりますし、マクロビオティックが世の中でどのように受けとめられているかの現状を知ることにもなりますので、貴重な文章だと思って記事に残しています。

では、送られて来た順に感想文へのコメントを書いていきます。
102-3の“ともちん”さんは、iPhoneからあっさりとした内容の感想文を送ってくれました。
ともちんさんらしい(笑)
iPhoneから色々なことを済ませてしまう癖がついているんですね、きっと。
「体調不良を救う「現代版マクロビオティック食事法」(1)〜(4)」の記事にも書きましたが、なるべくパソコンを活用していただけたら、むそう塾からの情報が漏れなく正しく伝わるようになります。

たとえば、満員のエレベーターの中で、階数表示を見上げる行動など。
一見無意識な行動と思いきや、陰陽の視点でみるとちゃんと理由があったのですね。
あったんですよ。
行動にはすべて陰陽があります。
考えていることにも陰陽があります。
ですから、それらを陰陽で納得することによって、自分の行動を良くも悪くもすることが出来るのです。

人間は自然の一部を忘れずに、家族の健康・笑顔を大切にしていきたいと思いました。
ぜひ、このことを忘れないようにしましょう。
何かに迷ったら、いつもここに立ち返って答えを出しましょう。
間違いのない判断ができますよ。

*   *   *

次は62-4のYOCOさんです。
指定本と推薦本の2冊をお読みになっての感想文でした。
あなたは「無双原理の十二定理」を理解しようと、ずーっと頑張っていらっしゃいますね。
特に定理9.10.11への疑問は、教室で会話をしながらですと、すぐ理解できるようになりますよ。
内容が具体的になるからですね。

陰陽は厳然とある。
このことを再認識しました。
これが理解できると、あとは話が早いのです。
私たちはその陰陽のエネルギーバランスで生きているだけなのですから。

ちょっと長くなりますが、YOCOさんの文章でとても良いところがありました。
お食事も他の方へのツイッターやブログのご指導で、あなたに足りないのは優しく炊いたもの。と美風さんが繰り返しおっしゃっていたことを我が事と捉え、固まった心や細胞を緩められるようそれまであまり口にしてこなかった煮炊きしたものを意識的に摂るよう、またそんなお料理を作る工程を自分なりに大事にして参りました。

そんな中で、昨年のお出汁講座受講時に  福ZENで1番の楽しみになったのが、おからの炊いたんでした。

どちらかというとそれまでは苦手な陰のお惣菜というポジションのそのお料理を楽しみにしていた自身に我ながら驚きました。
先日の授業でもふか〜く味わって頂きました。
本当に何度頂いても美味しく、心から癒されます。

そうなんです。
強い陽性をお持ちのYOCOさんには、中庸のお料理が合うのです。
え? 強い陽性なら陰性が合うんじゃないの?
と一般的には考えがちですが、陰性を使うのは急いで結果を出したい時に向いています。
じっくり結果を出したい時には、むしろ中庸を使った方が穏やかに移行できます。
この辺の陰陽の使い方はかなりレベルが高いのですが、YOCOさんはご自分で陰陽を調節できて偉いなと思いました。

よく年齢とともに食べ物の好みが変わると言いますが、それはマクロビオティック的に言うなら、年齢とともに陰陽が変化しているから当然の結果なのです。
ですから、自分の陰陽が変われば、結果として美味しいと感じるお料理も変わってくるわけです。
これは別に年単位ではなく、日々起きていることなので、私たちは自分を陰陽の視点で観察するようにすると、どんどん面白くなって、生きるのが愉しくなってきますよ。

 
 

他の塾生さんの感想文は「幸せコース感想文」からどうぞ。

 
 

 
 

(おからの炊いたん 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

+ – + – + – + – + – + – +

【ご案内】
これから開催予定の講座案内 最新版
中川式糠床受付方法のご連絡(2017年度の場合)
中川式糠漬け(じゃい安)のご注文方法
中川式鉄火味噌のご注文方法
【サイト内の記事】
マクロビオティックの盲点
塾生のきょうの100点お弁当
陰陽を感じる日々の暮らし
中川善博から娘へのお弁当
中川善博厳選!おすすめ器具と食材

 
 
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, 幸せコース感想文 パーマリンク

コメント

  1. YOCO より:

    美風さん、講評ありがとうございます。

    留意していた方向性が診立て違いでなかったこと、安心しました。

    愛クラスからはじまり、糠漬け、絶品お出汁講座を受講する中での診断やご指導を基にたてられた方向性です。ありがたいことです。

    また、ひらかれた双方向の日々の塾生の方々とのやりとりとご指導があることもさらにありがたいことです。

    具体的事柄を基に陰陽をこれから一年学べること愉しみます。

    その陰陽を生かして人生を謳歌できますように学ばせて頂きます。

    • マクロ美風 より:

      YOCOさん、おはようございます。

      今のあなたに必要なのは「軽さ」ですね。
      もっと吹く風のようにサラ〜っと抜ける軽さが出てくると、かなり良くなります。
      まだ今は鉛を抱えているような重さがあるのでね。

      これは人格非難をしているように受けとめられると困るのですが、その重さがお料理に表れて来ないようにするため、意識だけでも「軽さ」を心に留めておいていただけたら違うかなと思います。

  2. YOCO より:

    美風さん、おはようございます。

    ご指摘頂いたこととてもよく理解できます。

    軽さ 意識します。

    ありがとうございます。

    先日のあの暖簾を抜ける風のように。
    自意識過剰かもしれませんが、メッセージとエールかしら?と受けとめながら見せて頂きました。

    • マクロ美風 より:

      YOCOさん、早速のお返事をありがとうございます。

      私の気持ちが伝わって嬉しいです。
      そうなんです。
      あの暖簾の心地よさなんですよ〜。
      https://www.instagram.com/p/BUYPFwWgSzt/
      背景の音は、庭内を流れる琵琶湖疏水の水の音です。
      水のように留まらないで流れましょう。

      • YOCO より:

        はーい。

        意識するだけでも変わっていけますよね。

        〜心地よいです。

        これから習うお料理に重さを反映させたくないです。

        心地よいものにしたいです。

        自身の存在も。

        この一年色々ご指摘、ご指導下さい。愉しんで受けとめます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です