「マクロビオティックの陰陽がわかる」感想文(4) お食事の割合

続々と感想文が寄せられて来ました。
気づいたことを共有するため、記事にさせていただきます。

106-3の“yuki”さんは陽性な人なので、先に行動ありきといった感じです。
これから徐々に陰陽理論を当てはめる練習をしていただくと、先に経験をしている人はコトッと理解してくださるので、これからが楽しみです。
ぜひ、(4)の推薦本もお読みください。
とっても易しい本ですから。

*   *   *

次は99-4のアイリスさんです。
アイリスさんはご自分のお仕事や実生活での体験をもとに陰陽を考えてくれました。
その中にあった文章を引用します。
疲れがピークに達した翌日、いつもより遅く起きて時間があまりないのに、何故か鍋やシンクを磨きたくなったり、過去には巻きずしを作りたくなってしまう事が何度もありました。
これは陰陽で見るとどのような現象なのか疑問です。

これは陰陽的に見ると次のようになります。
・疲れがピーク → 極陽性
・鍋やシンクを磨くor巻きずしを作る → 現実からの逃避陰性
似たようなことは受験生にもありますね。
大事な試験の前なのに、試験とは無関係のことをやりたくなってしまうのは、これと同じ陰陽の動きです。

*   *   *

次は67-5の“まい”さんです。
まいさんの文章で大事なことが書かれていました。
5月の幸せコースでアドバイス頂いてから、ご飯をしっかり食べるところから再スタートを切っています。
果物が多くなっていた娘の食事も、ご飯中心です。
娘が夕食後に「パン」「バナナ」と言うことはなくなりました。

2週間足らずでもちゃんと結果が出てきて良かったですね。
お子さんに手間がかかるのではなく、手間がかかるようなお食事をさせてしまっていたのです。
子供は反応が早いので、食べ物の影響がすぐ表れてきますから、引き続きよく観察して子育てをしましょう。

次の表はご覧になっていただいたことがありますか?
過去に私が何度も書いていた、むそう塾が提案する食事割合です。
それは一言でいうと、「主食をしっかり摂る」ことに尽きます。
この表を見れば一目瞭然なのですが、果物は主食ではありません。
お嬢さんが食後にパン・バナナとおっしゃるのは、明らかに炭水化物不足ですね。
幼児期のお食事は一生を支配するほど重要なものですから、ぜひ主食と副食の概念をお母様ご自身がもってください。
それが日本の食事文化です。

 
 

(むそう塾が考える食事割合 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

*   *   *

次は99-3の“ゆり”さんです。
初めてのマクロビオティックをむそう塾で学んでいただけることを嬉しく思います。
そして、変な先入観がない状態で、素直にマクロビオティックを生活に活かしていただけることが楽しみでもあります。
指定本の他に推薦本もお読みになってから、両方のご感想を書いてくださいました。
面白いと感じていただけてホッとしました。

本の中から書き出してくださったこの部分は、とても大事な基本です。
しっかりと基本を押さえて、これからの日々の柱に据えてください。
私達一人一人が、神と直結しているのであり、細胞の一つ一つに宿っている事を認識する事が大切です。
このように大きな視野で物事を見つめて自然に畏敬の念を持ちながら「心身の調和に努める生活」をしていく方法を現在ではマクロビオティックと言っています。

*   *   *

最後は105-2の“taka”さんです。
takaさんが授乳中に卵と牛乳の摂取を止めたところ、お子さんの全身アトピーがみるみる綺麗になり、ご自身の花粉症もスッキリしたご経験をお持ちです。
しかし、ご主人様はお肉が必要なお考えなので、ご家族様との間でお食事の用意が大変そうですが、前向きにこなされていて偉いなと思います。
また、お仕事や生活の面でも陰陽のことをよくお考えで、陰陽理論は興味深い仮説であるととらえていらっしゃって、それもご自分を持っていていいなと思いました。

なお、エスキモー(イヌイット)の食事の話ですが、マクロビオティックではよく引き合いに出されるので有名ですね。
しかし、彼らの食事もここ30年くらいで激変しており、戦後の日本と同じくどんどんアメリカ化されているので、日本の今の悪い状態に追いついてくることでしょう。
すでに癌も多発しています。
本来のイヌイット食は生肉中心なので、内臓のビタミンAやミネラル、酵素が十分含まれていて、イヌイット人は野菜を多く取らなくてもバランスのとれた栄養摂取ができていたようです。
ところが、日本人のお肉の食べ方は「部分食」が多い上に火食をしていますので、動物性を摂る理由にするのは少し心細いですね。

takaさんの次のご体験は陰陽的にも納得できるものなのでご紹介しておきます。
自宅では、砂糖はおいていませんが、職場で昼ランチを外食すると、2-3時ごろ眠たくなる時間がありました。
ここ数年は弁当を持参すると午後の眠たくなる時間が皆無になったことも陰陽で理解できてなんだか面白いなあと思っています。
たった1食であっても、学びはいっぱいあります。
これからもその鋭い感性で、陰陽を楽しんで行きましょう。

 
 

他の塾生さんの感想文は「幸せコース感想文」からどうぞ。

 
 

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コメント

  1. まい より:

    ありがとうございます。

    食事割合は、見たことがありませんでした。表に照らし合わせると、やはり主食の割合は足りていませんでした。

    家族の食事を大切にしたいと思っていたのですが、正反対のことをしていたのですね。
    家族が食事を美味しく食べ、そして健康に過ごせるように、一年間頑張ります。

    • マクロ美風 より:

      まいさん、おはようございます。

      あれれ_| ̄|○
      このブログで何度も書いているのですが・・・。

      そんなあなたのために、新しい記事でまとめておきました。
      http://musojuku.jp/bifu-blog/?p=72538
      今日はお休みでしょうから、パソコンからしっかりとお読みくださいね。
      情報漏れでは、むそう塾の1年間でも効果が半減してしまいます。

      • まい より:

        おまとめいただき、ありがとうございます。記事を読みました。
        情報もれが多々…すみません。今後気をつけます!

        • マクロ美風 より:

          まいさん、おはようございます。

          これからの情報漏れは皆無になりますように。

  2. アイリス より:

    美風さん、こんにちは。
    現実逃避、納得です(笑)
    陰陽の視点から物事を見ると、一見不可解な行動でも意味があるのですね。陰陽の世界を知るにつれ、今までの価値観や世界観が一変しそうでワクワクしています。これからもよろしくお願い致します(^-^)

    • マクロ美風 より:

      アイリスちゃん、おはようございます。

      はい、現実逃避です。多いですね、こういう人って。

      >陰陽の視点から物事を見ると、一見不可解な行動でも意味があるのですね。

      そうですよ。
      だから私たちは自分で生きている気になっていますが、実は陰陽で生かされているんですね。
      そのことに気づくと、あらゆることを受け入れて、そこからスタートする気になりませんか?
      そこが価値観や世界観の転換につながったりします。

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