食べたもののようになる」カテゴリーアーカイブ

白髪に黒い髪が増えた事例 「血余」の状態を知っておこう

今月は「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」の修了月です。
むそう塾のコース授業は、5月〜翌年の4月までの1年間に12回行われます。
それは、四季それぞれのお料理の旬をお伝えしたいことと、四季の陰陽をマクロビオティックの観点からご理解してもらうためです。

7コースあるうちの4コースが終了して、残すはあと3コースとなりました。
4月9日には「幸せコース」の皆さんから、1年間むそう塾に通って感じたことをお一人ずつ話していただきました。
いくつか嬉しいことがあったのですが、次のような事例があって驚きました。

一昨年の秋からお母様と同居を始めた塾生さん(Mさん)のお話です。
それまではMさんの妹さんと同居されていたお母様ですが、食も細くて痩せていたそうです。
Mさんはお母様を元気にしたいと、お料理を頑張ってくれました。
お母様は例のワクチンを接種していたため、その解毒もかねて私や中川さんと綿密に連絡を取り、積極的にお料理に向き合ってくれました。

そのMさんからのご報告ですが、妹さんとZoomで話していたら、「お母さんの髪の毛に黒い髪が増えたね」とのこと。
すごい!

 
 

髪の毛に変化が出るのは、血液が変わった証拠でもあります。
中医学では「血余(けつよ)」という言い方があって、血液が豊富にあると、髪の毛も豊かで良質の状態になると考えられているからです。
つまり、髪の毛や爪の状態は、血液の質や体の機能状態を目で判断できるわけですね。

「血余」というのは、西洋医学のように「血液」だけを意味するのではないので、たっぷり余力のある体をイメージしてください。
ざっくり簡単にいうと、若返ったということになりますね。
本当にすごいことなんですよ、これは。

そして、お母様の体重も増えてきたとのご報告があって、とても嬉しかったです。
コロナ禍で行動が制限されながらも、Mさんはお料理を頑張ってくれて、このような変化を生み出されました。
とても自信になったと思います。

昨年の夏はせっせと鱧料理を召し上がって、お母様だけでなく、Mさんにも陽性さが増してきました。
決断のスピードにも変化が出てきました。
これからこの調子で、Mさんがもっともっと変化できたら素敵だなと思っています。

 
 

(甘鯛のアクアパッツァ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 イタリアンベーシック講座  第1弾の授業より)

甘鯛を鱧に置き換えてアクアパッツァにすると、ものすごく滋養豊かなお料理になります。
元気になりたい人にはぜひお奨めします。
何よりも美味しくて、簡単で、病みつきなること間違いありません。

鱧が用意できない塾生さんには、「塾長の骨切り鱧」を「お宝さんDIRECT」でお送りします。
7月頃から開始でしょうかね。

 
 
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ついに植物由来の「代替たまご」がスーパーに…

やたらとあちこちで鳥インフルエンザのニュースが流れて、不自然さを感じていたのですが、やはり「代替たまご」の登場です。
もう、計画的ですね。

植物性由来の「代替たまご」とは?鳥インフルで卵不足のなか発売 2023/4/4

 
 

「2foods」と「カゴメ」が開発していて、ニンジンや白インゲン豆から作っているそうです。
しかし、それらの食材からたまごに似せるために、どれだけの添加物が使われているのでしょうか?
私はそちらの方が気になります。

 
 

原材料が植物性ならその影響が身体に及び、動物性ならその影響が身体に及ぶのは当然ですが、添加物も一緒に影響するのです。
単に見せかけの「もどき料理」だと、健康面でも考え直さなければならないので、栄養士さんたちは大変だろうなあと思います。

マクロビオティックは陰陽で食材を考えますから、動物性(陽性)の反対にある植物性(陰性)での摂取となると、陰陽バランスも変化してしまいますね。

今まで何十年と価格が安定していて、健康に貢献してくれた鶏卵が、こんな形で追い詰められるなんて、誰が想像したでしょうか。

 
 

(だし巻き玉子 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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東洋医学と中医学・漢方 そしてマクロビオティックのこと

「東洋医学」という言葉は聞いたことがあると思うのですが、「マクロビオティック」というと聞いたことがない人が圧倒的多数になります。
でも、マクロビオティックの陰陽の考え方は中医学と似ています。(少し違うところあり)

そもそも東洋医学とは、アジア発祥の医学を総称していますので、次のようなものがあります。
・漢方(日本)
・中医学(中国)
・チベット医学(チベット)
・モンゴル医学(モンゴル)
・韓医学(韓国)
・ジャムゥ(インドネシア)
・アーユルヴェーダ(インド)
・ユナニー医学(アラビア)

これらの地域もご多分にもれず西洋医学が主流になって来ているのですが、ちゃんと伝統医学との二本立てです。
しかし、日本だけが明治以降に西洋医学一辺倒になって、伝統医学を切り捨ててしまいました。

 
 

こうして日本は、「科学」や「エビデンス」というものを重要視するようになったのですが、だんだん漢方のよさも見直されて、病院でも漢方を処方するお医者さんが増えてきました。

そしてまた、中医学に関心のある人も増えてきて、その系統の気軽に学べる本も多く出版されています。
お若い人たちが、健康のために伝統医学の考え方を取り入れるのは、とてもよいことだと思いますので、自分で健康判断ができるようになったら素敵だなと思います。

そうした流れとともに、食べ物からアプローチするマクロビオティックも、現実的に毎日自分でできることとして採用されたらいいなと思います。
そして、「食」が健康に直結していることを認識して、混迷を深める今の時代を、納得できる方法で生き抜きましょう。

自分の身体は自分が守るのです。

 
 

(筍の木の芽焼き 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

筍の陰性を、焼く(陽性)ことで中庸化した料理方法です。

 
 
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便や尿の状態はあなたの身体からのお知らせそのものです

私が初めてマクロビオティックを知ったとき、「大きなお便り」「小さなお便り」ということを重要視することが新鮮でした。
この「大きなお便り」と「小さなお便り」が、私たちの健康の要であることを、以後ずーっと意識して暮らしています。

そしてまた、「私たちの身体は食べたものでできている」ので、「これを食べると腸は喜ぶかな? 嫌がるかな?」といつも意識しています。
だからといって、いつも腸が喜ぶものばかり食べているわけではありません(笑)
腸のことを意識はするけど、バランスが最優先ということですね。

つまり、たまには腸にとって嬉しくないものを食べてもいいのです。
その代わり、あとで調整するような食べ方をすればOKです。
でも、本当に腸によいものばかりを食べた後の「大きなお便り」は、格段に素晴らしいですね。
「大きな拍手」をしてしまいそうになります(笑)

 
 

先日、「絹玄米ごはんの炊き方教室」があって、「福ZEN」をいただいたら、私も翌日素晴らしいお便りがありましたよ\(^o^)/
理由は簡単。「福ZEN」は腸が喜ぶものばかりでできているからですね。

 
 

(福ZEN 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

<料理名> 左奥から
絹玄米ごはん・味噌汁・糠漬け・胡麻豆腐・きなかぼ・おからの炊いたん・ほうれん草の胡麻和え・ひろうす伊式煮込み・金平牛蒡・手綱蒟蒻(たづなこんにゃく)・粟麩田楽・あらめビーフン・筍土佐煮

 
 

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先日の「絹玄米ごはんの炊き方教室」を初受講されたかたから、嬉しいメールが届きましたので、ご紹介させていただきます。

<Koさんからのメール> 抜粋

常に便秘の私が、今朝、起きただけでお水も飲んでないのに、
驚くほどスムーズに便が出て、感動しました!
お昼あんなに玄米を頂いて、
夜もまた、持って帰った玄米を頂いたので、
腸が喜んだと思います!
本当にありがとうございました。

 
 

もちろん、大納得です。
「うんうん、そうでしょそうでしょ」という感じですね。
彼女は外食が多いそうなので、外食では不足していたものを補えたのだと思います。
お仕事で大忙しのかたですが、ぜひこれから「腸がよろこぶ」ものを召し上がってほしいなあと思いました。

外食で特筆すべきは、お食事の際に水分を摂っていることが多いんですよね。
お食事の前後20分は、なるべく水分を摂らず、お食事に含まれる水分のみでいただくのが理想的です。
でも、これを実行すると、なんだかつまらない光景が想像できませんか?
で、ついつい口にする飲み物が多くなるので、消化力が落ちるわけです。

ですから、その分をカバーするおつもりで、ご自宅でのお食事では、「食事の前後20分」を意識してみましょう。
体調は日々の積み重ねですから、意識の持ち方で確実に変化しますよ。

それから、精神的なこともお通じや尿に影響しますね。
緊張すると排便がなかったり、逆にトイレが近くなったりするのもそのせいですね。
旅行に行くと環境が変わるので、排便が滞る人もいます。
面白いですね、人間の身体って。

 
 
カテゴリー: 玄米の炊き方講座, マクロビオティックの指導現場からシリーズ, 食べたもののようになる, からだ, 体験談 | 2件のコメント

玄米は炊き方次第、食べ方次第で毒にも薬にもなるから注意しよう

ちょっと過激なタイトルをつけましたが、これが本当に実感なのです。
玄米に関しては、賛否両論が飛び交っていますが、長年玄米と真剣に向き合ってきたむそう塾としては、すべては炊き方次第、食べ方次第と言い切れます。

まず玄米は、とにかく硬い炊きあがりで食べてはいけません。
胃腸を傷つけるからです。
そして、こういうのはまだ胃腸が未発達の子どもに食べさせてはいけません。
よく、硬い玄米ごはんは「よく噛んで食べてね」と指導するところがありますが、これが一番実行しにくいことです。

大人だってよく噛まない人が多いです。
でも、よく噛めと言われるとストレスになるし、噛んでいる間に温かいおかずは冷めるし、なんだか悲しくなってしまうんですよね。

だったら、白米と同じような感覚で食べられる玄米ごはんを炊けばいいじゃないかと、考え抜かれたのがむそう塾の炊き方です。
何も特別なことはしていません。
単に炊き方だけを工夫したのです。

と、簡単に書いていますが、この炊き方研究は並大抵なことではありません。
炊き方をほんのちょっとだけ変えながら進めていく、気の遠くなる作業です。
京料理人中川善博は、この作業を何百回もこなしました。
当然のことながら、お米の種類や季節による違いも考慮します。

こうして炊き上げた玄米ごはんは、胃腸を傷つけませんし、小さなお子さんも喜んで食べてくれます。
現に幼稚園のお弁当に玄米ごはんを持参しているお子さんも多くいます。

 
 

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つぎに食べ方ですが、年がら年中玄米ごはんばかりだと飽きませんか?
そこは陰陽バランスが大事ですから、白米と白米にピッタリのおかずを楽しめばよいのです。
麺類もいいですね。
パンもいいですね。

私が長年観察していて、玄米を食べて体調が悪い人は、次のような人たちです。
1 玄米ごはんが硬い
2 ストイックに玄米菜食をして動物性をいっさい食べない
3 長年毎日玄米ごはんを食べ続けている
4 まずいと感じるのに玄米を食べれば健康になると信じて食べている(玄米信仰)
5 玄米ごはんを楽しめていない
6 偏った健康方法にのめり込んでいる

もしあなたが5つのうちの1つでも該当するなら、それを変えていきましょう。
変える手段はむそう塾に全部あります。
まずは玄米を柔らかく炊くところからですね。
そのためには、「絹玄米ごはんの炊き方教室」を受講されるのが一番です。
驚きの柔らかさですから。

 
 

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ところで、「絹玄米ごはんの炊き方教室」ですが、この講座で使っているお鍋がついに入手できなくなりました。
製造されなくなってしまったのです。いいお鍋だったのに…
それで、泣く泣く別のお鍋でただ今研究中です。

また、「次の玄米ごはんの炊き方教室は、いつ開催されますか?」というお問い合わせが来ております。
少し間があいて申し訳ないのですが、7月17日()はどうかなと思っています。
この頃に開催したいおかずの単発講座もあるのですが、むそう塾の原点である玄米ごはんも大切にしたいのです。

この日に間に合うように、すでに中川さんは新しいお鍋で研究を始めています。
どなたが召し上がっても、薬になるような玄米ごはんを目指して。
楽しみにお待ちいただければ嬉しいです。

 
 

(絹玄米ごはん 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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