こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

マクロビオティックの陰陽で生きる醍醐味を!

調子の良い時には何をしていてもいいのですが、調子が悪い時にはちょっと考えた方がいいですね。
何を考えるかというと、調子が悪くなった原因を探るのです。
すぐ思い当たることもあれば、考えても答えが出ないこともあるでしょう。
そんな時には深入りしないで、流れを変えるようにします。
すると嘘のように調子が良くなったりします。

でも、深入りしすぎて苦しんでいる人もいますね。
一人で悩んで解決の糸口も見えないまま、時間だけが過ぎて行くのです。
こういうのは成長につながらずもったいないです。
それはマクロビオティックの陰陽でいうなら、陰性のままグルグルまわっているから解決しないので、そこに陽性の考え方をちょっと入れればいいのです。
そのことを意識できるか出来ないかが、日常を調子よく過ごせるか過ごせないかの分かれ道ですね。

昨日も来年の上級幸せコースの日程のことで、ご自分の休日と合わないために悩んでいる塾生さんがおられました。
その塾生さんに私は言いました。
「まだ半年も先のことだから、来年の5月からは自分のやりたいことが出来る環境になっていることを強く思って過ごしましょう」と。
強い思いは実現力を高くします。
それは陽性のエネルギーだからですね。

反対に諦めモードになると、実現するものも逃げてしまいます。
自分にやりたいことがあって、それを実現するために障がいがあるとき、そこですぐ諦めるのではなく、何とかしてその障がいを取り除けないかなぁと模索することが「生きる」ことであり、人生の醍醐味でもあります。
ですから、障がいのない人生は案外つまらないものなんです。

思うようにいかないからこそ人生は愉しいのであり、それは達成感や克服感や幸せ感の生みの親になることを知りましょう。
まさに「陰は陽を生む」のです。
しかしこれはポケモンGOで卵が孵化してキャラクターが登場するように、一瞬で手に出来るものではなく、陰のときに陽のエネルギーを注いであげる必要があります。
ですから、陰の時に陰のエネルギーのままの自分ではいけないわけです。
それが冒頭の「流れを変える」ということです。

こんな考え方も参考にしてね。
マクロビオティックの陰陽は生きるエネルギー源になります 2013.11.9

 
 

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(良品質のベーコンとトマトのパスタ 料理:京料理人  中川善博)

 
 

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お料理には不安を安心に変える力があります

私はよく塾生さんに、悩み事がある時には体を動かしましょうと言います。
往々にして人間は、悩み事があるとふさぎ込んだり、家でボーッとしながら時間を過ごしてしまって、建設的な解決方法につながらないことが多いですね。
そういうことも精神面では一時必要だったりしますが、あまりにもその状態が長いのは、単に時間を浪費しているのと同じことになったりします。

こんな時マクロビオティックを知っている人なら、陰陽の考え方で解決することが出来ます。
体を動かすことで陰陽の流れを変えてしまうのです。
昨年の11月5日の記事にこんなことが書いてありました。

何をしてもうまくいかない人、将来への展望が開けない人、そんな時には嘘だと思ってもいいからお料理をしてみてください。
お料理はあなたの五臓六腑に働きかけます。
お料理は不安を安心に変える力があります。
ご飯を食べられるというのは安心の源なのですから、それを生み出す行為をすれば不安が減るのは当然なのです。
あれこれ悩む暇があったら台所に立ちましょう。

お料理をすると人生の不安が減ります(むそう塾生の実例)

お料理をすることも体を動かすことです。
体だけでなく頭も使います。
1年前の記事に登場する“こつぶ”ちゃんは、以前はよく悩み事に多くの時間を使っていたのですが、徐々にお料理力が上がって、今は満足コースでお料理の上達が著しい人になりました。
マイペースながら、地道にお料理に向き合われて、今はお料理の楽しさを感じてくれているようです。

お二人の笑顔は本当に素敵です。
天性のお料理才能があるsaayaちゃんと、努力家のこつぶちゃん。
この陰陽バランスがお互いを引き寄せ合い、それぞれがお料理上手になって、豊かな人生になってくれることでしょう。
爽やかな笑顔なので、もう一度ここに!

 
 

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saayaちゃん、またお会いしましょうね!
こつぶちゃんも、グンと成長しましたよ!

 
 
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再び「人生は晩年だからね」 若林ケンさんのこと

今日、懐かしい人から連絡があった。
ふと横浜のことを想い出した。
一緒にコンサートを聴きに行ったけ。

このブログでも何度か登場した若林ケンさん。
今年いっぱいで新宿のお店「ペイトンプレイス」を閉めるそう。

閉じるというのは、新しいことが始まるということでもあるので、私は閉店を祝福したい。
ケンさんは私に晩年を素敵に生きるお手本を見せてくれた。

「人生は晩年だからね」 2006.11.1

上の記事を書いてから丸10年。
ケンさん、私、今とっても充実していますよ(^^)
元気に68歳を楽しんでいます♪
11月中にお邪魔しますね。

 
 

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(写真は若林ケンさんのサイトからお借りしました。記念に。)

 
 
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食べることを自分で出来るようになると人生の選択肢が広がります

息子が玄米ご飯を炊くようになって丸1年。
昨年の昨日パスポートを頂いたのでした。
今は幸せコースで習った栗ご飯で白米の炊き方も覚えたので、気分で玄米と白米を炊き分けているようです。
一番出汁・二番出汁・野菜出汁の取り方も習ったのですが、一番出汁が一番お気に入りのようです。
これも彼の体質や体調と関係があるので、好きなようにさせています。
糠漬けはなんとか保っていますが、この冷え込みでどうなるか分からない状態です。
やはり発酵の世界を理解するのは難しいようで、この季節はどうやっていいのか見当がつかないようですね。

おかずはまだいくつかしか出来ないので、好きなものを作って食べているようですが、少しずつレパートリーが増えて、陰陽バランスがとれるようになったらいいなと思っています。
そして、いつかは煮物にも挑戦してほしいです。
でも、まだまだ本人にその欲がないので、外野の気持ちはいざ知らずというところでしょうか。

ところで、幸せコースでは最初に包丁とぎと桂剥きと切り方を教えてもらった息子ですが、その後に習ったへぎ切りはちっとも練習していませんでした。
でも、へぎ切りは結構中川さんのお料理では登場してきます。
たとえば、このうざくですが、ここにもへぎ切りの生姜が入っています。

 
 

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(うざく 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

ですから、うざくの復習の時にへぎ切りの練習をするべきなのですが、きっと押し切りで薄く切ったに違いありません。
そうなんです。
人間って新しいことに挑戦するには勇気がいるのです。
ここが料理が楽しくなるかどうかの分かれ目です。
新しいことを喜々として受け入れられるタイプの人は、へぎ切りももう上手になっています。
でも、息子のように新しいことに二の足を踏むタイプの人は、まだへぎ切りができません。
今までの慣れた方法でその場を通り抜けてしまうのです。
そういう人が実に多いですね。

ところで、「むそう塾生ならへぎ切りがササッと出来なくちゃ恥ずかしいよ」と先日息子に言ったところ、渋々練習したのでしょう。
動画が送られてきました。
やっとです(笑)

へぎ切りなんて、その気になれば3日もあれば出来るようになるのに、一気にやり抜く根性がないんですね。
まだ、その重要性が分かっていないのかもしれません。
この動画を見ての改善点は、胡瓜を1枚切るごとに左親指を動かすことと、胡瓜に対する包丁の面圧です。
厚みが一定でないのも面圧が出来ていないからですね。
やる気のある人は、このたった1行の文章で「ははーん」と理解して上達することでしょう。
でも、やる気のない人はそのまま出来ない人になって行きます。

さあ、息子はどうなるのでしょうか?
胡瓜から徐々に繊維の硬い材料に移行して行けると良いのですが・・・。

人を育てるのは難しいものです。
じっと待つ気持ちがなくては育つものも育ちません。
待つということはマクロビオティックの陰陽で考えると陽性になります。
動くことが陽性だと思っていると、思わぬ間違いをすることになります。
少なくても人を育てる立場にいる人(学校の先生・スポーツの指導者など)は、相手が結果を出せるようになるまで待てる力が必要です。

子育てもそれと同じで、すぐには出ない答えを何十年も待つ気持ちがないと、目先のことで子供につらく接してしまう危険性があります。
注意したいですね。
私は息子がいつかお料理が楽しくなってくれることを、ずっと待っていたいと思っています。
なぜなら、食べることが自分でまかなえるようになると、生き方がすごく楽になるからです。
生き方の選択肢がグンと広がるからです。
そのためにも、まずはプロの手つきを何度も見て、ただしくへぎ切りが出来るようになってほしいです。
こんなにたくさん動画があるのですから。

へぎ切りができると人生の質が上がる(プロの動画付)

 
 

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へぎ切りができると人生の質が上がる(プロの動画付)

玄米ご飯・お味噌汁、それに発酵食品。
あとは野菜とたまに動物性食品。
これで人間の健康は保てる。
それ以上でもそれ以下でもない。

包丁使いを練習すると、お料理の精度と味がグンとアップして満足度が高くなる。
質の良さは精神を落ち着かせる。

マクロビオティックの陰陽は、物事を判りやすく整理する。
道なきところに道をつける。

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(編笠大根 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

練習をすれば必ず出来るようになるのに、練習しようとしない人があまりにも多い。
ちょっとやってみて出来ないからもう挑戦しない。
そういう人のなんと多いことか。
あなたの人生はそんな薄っぺらなのか?
出来ないことがあるからこそ楽しいのではないのか?
挑戦することが目の前にある幸せ。
なんと幸せなことか。

 
 

【人参のへぎ切り】 2014.1.25

【人参のへぎ切り 別角度から】 2014.1.26 右手の動きに注目!

【胡瓜のへぎ切り】 2014.1.27

【大根のへぎ切り】 2016.10.15

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