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自由で最高に納得! 「人生のレシピ 健やかな体の作り方」五木寛之著

こちらの記事で五木寛之さんのことを書いたので、ちょっと思い出話を。

私が横浜で初めて住んだのは、東横線の白楽だった。
白楽駅から徒歩1分の距離なのに、静かで、南西には富士山が見えてお気に入りの場所だった。
その場所は平坦地で神奈川区になるが、すぐそばから港北区になって高級住宅地が続いていた。

港北区は多摩丘陵の東端に位置するので、台地が多くて景色も良いから、そのあたりには元神奈川県知事の公邸もあった。
海や富士山が見えるマンションも建っていた。
作家の五木寛之さんや、女優の岸恵子さんがそのマンションに住んでいて、時々散歩をする五木さんの姿を見かけた。

ちょうど、五木さんが翻訳した「かもめのジョナサン」がベストセラーになっていた頃である。
五木さんはダンディで、とても素敵だった。
話し方のテンポや声も心地よくて、うっとりするほど魅力的な人だった。

 
 

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ところで、五木さんは60年来の夜型人間で有名だったが、2020年から昼型に切り替えたのだそうだ。
私は未だに夜型人間だが(笑)

91歳になってもお元気で、相変わらず精力的にお仕事をされているが、健康に関する本もたくさんある。
「なるだけ医者に頼らず生きるために―私が実践している100の習慣」
「人生のレシピ 健やかな体の作り方」
シン・養生論
健やかな体の作り方

これらの本の随所に出てくる方法が、私がずっと採用していた方法だったり、体験的に納得していたりして、どんどんページを進めたくなってくる。
とにかく考え方が一致しすぎて怖いくらいなのだ。
そして、情報が更新されているのが素晴らしい。

陳腐した健康論や、流行りの食べ方には振り回されない安定感がそこにはある。
野口晴哉氏の「風邪と下痢は体の大掃除」という言葉も登場し、とにかく波長が合うのである。
そういう土台があるからこそ、おそらくコロナに関してもワクチンには慎重だったと考えられる。

心強くなる内容がいっぱい書かれているので、ぜひお読みになって、変な情報に惑わされない日々になったらいいね。

 
 

(人生のレシピ 健やかな体の作り方 五木寛之著)

 
 
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「新型コロナ ワクチンよりも大切なこと」 医師 本間真二郎著

ワクチンを接種した人も、接種していない人も、これからどんな暮らし方をすればいいのか?
その答えがこの本にはあります。

たとえば、高血圧一つとっても、参考になることがありますよ。
すでに薬を飲んでいる人も、ぜひ読んでみてください。

認知症についても興味深い事が書かれています。
高血圧の薬を飲み始めた途端に認知症の症状が進み、やめた途端に改善した患者さんがいたそうです。

そういえば、血圧が200超えだったのに、薬を飲むことなく160台まで下げた人が身近にいます。
身体の仕組みを知って、改善する方法がこの本にはいっぱい書かれています。

ただ、新型コロナを5類にすればすべて解決というわけではないと思うのが私の意見です。
5類にしておくと、ワクチン接種の道が残されてしまうからです。

 
 

新型コロナ ワクチンよりも大切なこと 本間真二郎著)

 
 
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物事には必ず二面性があるから、一つの情報に振り回されないこと

物事には必ず二面性がある。
裏表といってもよい。

マクロビオティックを知って、陰陽で物事を考えるようになると、実にそれらが精神面の支えになった。
それまでなんとなく感じていたものが、陰陽に置き換えるとストンと納得できて爽快だった。

コロナ騒動のために、人々の考えが二極化していくのも二面性そのものだ。
それを前提にして、様々な情報を取捨選択した。
2020年の初期段階でも、有益な情報はどんどん発せられていた。

それから3年あまり、世は新型コロナウイルスに振り回された。
しかし私は陰陽のおかげで、最初から迷うことなく方針を立てられたし、それは常々の生活スタイルそのままだった。

多くの人はコロナ騒動でマイナス面もあったが、プラス面もあったはずだ。
これほど「免疫力」という言葉が飛び交った時代はなかったかもしれない。
免疫力のすごさを知っただけでもプラスではなかろうか。

免疫力より医学の力を過信していた人も多かっただろう。
しかし、人間の身体は正直だ。
身体の仕組みのとおりになる。
だから、その仕組みの力を最大限に発揮できるように応援することがベストだ。

なにが仕組みを応援できて、なにが仕組みを壊すのか?
それも陰陽で考えられる。

今後、第9波が起こる可能性があるそうだが、だからといって怖がるのではなく、淡々と暮らしていこう。
今までどおりに仕組みを意識して。

コロナ、大規模な第9波の可能性 専門家有志が見解 2023.4.19

 
 

(モッコウバラ 京都市左京区にて)

「モッコウバラ」の花言葉の一つに「素朴な美」というのがある。
黄色の華やかさと相まって、幸せを運んで来てくれるような気がする。

 
 
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鱧がくれる元気 塾生さんたちの体験と鱧料理の数々

「マクロビオティック京料理教室  むそう塾」は、当初(2009年)は動物性を使わないお料理でお教えしていました。
しかし、むそう塾に来られる人に陰性の人が多かったので、途中から動物性のお料理もカリキュラムに入れることにしました。

さらに、鱧料理を初めてお教えしたのは「第1期(2015年度)  秘伝コース」のことでした。
(当時は秘伝コースが2クラスありました)

「自分で作れなくてもいいから、京都にはこんな料理があるんだよ〜」というつもりで、中川さんが鱧料理をカリキュラムに入れたのでした。
マクロビオティック料理教室 むそう塾 秘伝コース 土曜クラス 2015.7.18の授業
マクロビオティック料理教室 むそう塾 秘伝コース 日曜クラス 2015.7.19の授業

そうしたら、鱧料理の美味しさに感動して、「教えてほしい!」という声が次々と。
中川 「いやいや、素人には無理だからやめておけ」
塾生 「習いたいです!」
後日…
塾生 「包丁買ってきました! 教えてください!」
中川 「え〜っ! じゃあ、やるか!」

そんなやり取りがあってスタートした「鱧の骨切り特訓講座」でした。
1回目の講座の様子を見てみましょう。
懐かしい塾生さんの姿も…
「鱧の骨切り講座   京料理 技の探求」 2015.8.4

動機は単純。
美味しかったから、自分でも作れるようになりたかったのです。
すごいですねぇ、美味しさの力って。

 
 

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1期生の熱い想いが開いた鱧料理への扉。
それが脈々と受け継がれて、今年は4回(17名)の方が「鱧の骨切り特訓講座」を受講予定です。

その背景には、鱧を食べると元気になる!という分かりやすい現実があったからだと思います。
痩せてあまり元気のなかったお母さんに食べてもらったところ、元気が出てきて体重も増えてくれた。
塾生さんご自身が陰性タイプの人で、いつも疲れていたのに、鱧を食べると元気になれた。
こういう声が多く寄せられるようになりました。

京都の人が、鱧を食べて暑い夏を乗り切ったのが分かるような気がします。
そして、それを可能にした京料理の技術もすごいなあと思います。
京都に滞在している時間が長い私なので、今年は鱧を日常的に食べる量を増やそうと思った私です。

幸いに今は、「お宝さんDIRECT」で鱧の注文ができますから、塾長が骨切りした鱧であなたも美味しい鱧料理を楽しんでください。
そして、疲れ知らずの夏にしましょう。

特に今は、シェディングのためにも、免疫力をアップしておいた方がいいです。
ワクチンを接種していなくても、ワクチンの影響を受けてしまうのがシェディングの怖いところですから。

過去記事ですが、こちらの記事も参考にしてください。
【パワー注入に長いもの(鱧・太刀魚・穴子・鰻)を食べましょう】 2022.7.27

 
 

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まだ秘伝コースに行かれていない塾生さんは、次のようなお料理にも挑戦してみましょう。
単発講座でも鱧料理を教えています。
・鱧のアクアパッツァ
・鱧のリゾット
・鱧フライ
・鱧フライサンドイッチ
・鱧天ぷら
・鱧蕎麦
・鱧うどん
・鱧にゅうめん
・鱧の南蛮漬け
・鱧チリ
・鱧寿司
・鱧の甘酢(黒酢)餡

 
 

【鱧寿司】
握り寿司の作り方は「中川式お寿司講座 第2弾」で習える。

 
 

【鱧フライサンドイッチ】
作り方は「サンドイッチ講座 第1弾」習える。

 
 

【鱧チリ】
チリソースの作り方は「夏のお弁当講座」で習える。

 
 

以上、ざっくりと鱧料理をご紹介してみました。
むそう塾生に限らず、この記事をお読みくださった皆さんが、お料理の力でパワーアップしてくださったら嬉しいです。

 
 
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学校給食を変えたら子どもたちの髪の毛の成長が早くなった事例

先日【白髪に黒い髪が増えた事例 「血余」の状態を知っておこう】という記事を書きました。
すると、Facebookで次のようなコメントを頂戴しました。

「すごい。希望が持てますね。
野菜自然栽培の菌ちゃん先生こと、吉田俊道さんが学校給食を変えると子供たちの髪の毛の成長が早く、散髪回数が増えると言われていました。たぶん同じ原理なのでしょう。」

さもありなん、という感じですね。
日本の学校給食には問題がいっぱいありますが、所々で学校給食の改善に取り組まれている地域があります。
こういう自治体が増えてくれることを願うばかりです。

でも、まだまだ韓国には程遠い感じがしますね。
なにしろ韓国では、小学校から高校まで無償給食で、幼稚園でも無償給食での提供があちこちで始まっているそうなのです。
そして、食材はオーガニックで、主食は玄米か雑穀で、パンは提供されないそうなのです。
さらに、ソウルでは月に1~2回「菜食の日」があるそうですよ。

 
 

私は長いことマクロビオティックの月刊誌を購読していますが、そこにはマクロビオティック的なお食事を導入されている幼稚園や保育園が紹介されていることがあります。
動物性を排除するという極端なことではなく、質を高める方法なら多くの人に賛同を得られるように思うのですが、経済的に難しいのでしょうかね。

 
 

(教室の掛け花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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