からだ」カテゴリーアーカイブ

アメリカの小麦戦略体験記 マクロ美風の場合

昨日は「なぜむそう塾では小麦粉料理を教えるのか?」という記事を書きました。

まずは、その背景の一つを過去記事からご紹介しましょう。
食生活欧米化の真の原因 2006.1.5

それから次は、実際にむそう塾生が体験した記事です。
体験報告 『アメリカ小麦戦略』と日本人の食生活 2016.9.19

 
 

【小麦戦略の体験記憶 マクロ美風の場合】

昭和30年代というのは私の小学生時代だったのですが、北海道の片田舎までこの「アメリカの小麦戦略」は浸透してきて、私の実家にも「栄養改善普及員」が講習にやってきました。

私の実家には20人ほどの主婦が集まり、実家のキッチンを使ってお料理講習がされました。
確かにフライパン料理もありました。
そして母は、習ったお料理を作ってくれたのですが、子どもたちは食べ慣れないお料理より、母の今までのお料理がいいと言った記憶があります。

さらに、私が通う小学校でも、保護者を相手にしたお料理講習会があって、好奇心が旺盛な私はこっそり大人に混じって見学していました。
その時初めてスポンジケーキを作る経験をして、お料理の楽しさを知ったのです。

そして、中学生の頃は、夜中にドーナッツを揚げたりして、すっかり小麦粉料理を楽しんでいました。
もちろん、給食はコッペパンと脱脂粉乳の時代でしたから、いち早く食生活の欧米化の洗礼を受けるはずでした。

しかし、母がそれまでの手料理を欠かさず作り続けてくれたため、子どもたちは全員和食好きのまま大人になって今に至ります。
今でも米飯が大好きで、パンはおやつの域を出ません。

 
 

【まずは腸をしっかりさせておくこと】

私は小麦粉製品をすべてダメだというつもりはありません。
その前に、小麦粉製品を摂っても大丈夫な腸になっていますか?という問題があります。

腸がしっかりしていれば、小麦粉製品が少しくらい入っても平気だからです。
現代人で小麦粉を避けなければ体調が悪くなる人は、お料理の品質に問題がなければ、ご自分の腸に問題があると考えた方がいいです。

毎日パンを食べているのでは?
毎日お菓子を食べているのでは?
小麦粉の毒消しになる食材を摂っていないのでは?

ごはんとお味噌汁とお漬物を食生活の中心に据えていますか?
ここがしっかりしていたら大丈夫です。
軽さをほしいときに、パンやパスタは嬉しいお料理です。

いつでもパンやパスタを楽しめる腸にしておきましょう。

 
 

(パンの授業から マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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うれしかった リウマチなのに薬がいらなくなったよ

今月の授業でうれしいことがあった。
ある塾生さんが、ドアを開けて入ってくるときの表情にハリを感じた。
少し前から感じていたけど、その日は「!」というような感じだった。

近況を話していたら、もうビックリ!
昨年の6月から薬を飲んでいないという。

彼女はリウマチを患って、ずっと薬を飲んでいた。
だから、1年前に新型コロナが問題になりだした時に、「少しでも薬を減らせたらいいね」と話していたのだった。

利口な彼女は、前向きに頑張ってくれて、医師に薬をやめることを告げたそうだ。
すると、「そんなことをいっても、すぐ戻ってくるよ」と言われたのだとか。

確かに薬をやめると痛い日もあったけど、なんとか頑張ってきょうまで来れたと。

もう、それだけで奇跡のように驚いた。
だって、リウマチは寒いときの方が痛みを増すからだ。
本当は一番つらいはずの大寒の頃に、彼女は爽やかな笑顔で語ってくれた。

私はその話を聞いていて、涙がにじんできた。
彼女は私が教えた“あること”を実行してくれていたのだ。

*   *   *

その“あること”とは?

「熱めのお風呂にしっかり入ること。」

彼女は小さなお子さんを育てているので、子どもをお風呂に入れるときは温まれない。
それで、ご主人が帰宅したら、改めて一人でゆっくりお風呂に入るようにしようと言ったのだ。
湯船でしゃがむときには、「ウッ」というくらい熱めの温度で入ること。
入っているうちに汗が流れてくるくらいに。

これだけで彼女は薬から脱出できた。
薬をやめて半年以上。
当然のことだが、薬をやめてから色々と体調がよいそうだ。
寝起きもよくなってきた。

ああ、本当に体を温めるって大事だなと思った次第。

*   *   *

いっときは、鍋を持つことも、包丁を握ることもつらかった彼女。
今月は笑顔でちらし寿司を作っていた。
うれしかった。

 
 


(玄米ちらし寿司 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
カテゴリー: うれしかったこと, 子育て・野口整体・アトピー, からだ | 2件のコメント

「新型コロナウイルスSARS-CoV-2」の変異株に負けないために

「新型コロナウイルスSARS-CoV-2」の変異株が、空港検疫所だけでなく市中感染でも判明していますね。
また、国会議員もコロナで急逝されました。
こうなると、不安になる人も多くなりますが、私たちはいつも注意して過ごすしかありません。

注意といっても過剰に神経質になるのではなく、ありふれたことではありますが、自分の体の免疫を低下させないように努めましょう。
免疫という言葉は知っていても、それを意識して行動していない人が結構多いので、ぜひ年末年始は免疫を気にしながら過ごしましょう。

免疫力は年齢とともに低下していきますが、若くても免疫力が低いと思われる人がいます。
1 クヨクヨしたり心配ばかりする人
2 ストレスの多い人
3 消毒ばかりする人
4 すぐ薬に頼る人
5 体がいつも冷えている人
6 あまり太陽に当たらない人
7 いつも寝不足の人
8 タバコの量が多すぎる人
9 お酒を飲みすぎる人
10 甘いものを食べ過ぎる人
11 お食事の内容が著しく偏っている人
12 お食事の量が常に多い人

 
 

上に12項目ほどあげてみました。
これらに該当するものが多い人は、お若くても免疫の力が弱いことが考えられます。
そんな生活が常態化してしまわないように、新型コロナに負けないように改善してみましょう。

たとえば、お食事の量をたった1週間から10日間だけ減らすだけでも、実感として手応えを感じるはずです。
お食事量を減らすのは、自分が内臓のためにしてあげられる最後のプレゼントなのです。
いつも休まず働いてくれる内臓を労るためにも、1食抜くとか、1回あたりのお食事量を減らすとかしてみましょう。

いつも食べ物を吸収してばかりだと、体内にある毒素を体外に排出する作用が後回しになってしまうので、意識的に入ってくる量を減らしてあげるのです。
夜寝ている間に、体はせっせと毒素を外に出す働きをします。

朝起きたとき、息が臭かったり、尿の色が濃かったり、目やにがついていたり、足の指の間がちょっとネチャっとしたり、これらはすべて排毒の結果なのです。
排毒を積極的に進める方法は、洋の東西を問わずにありますから、ご自分に合った方法で実行されればよいのですが、誰でも簡単にできるのが食事量の調節なのです。

私が実践しているマクロビオティックでは、東洋医学の陰陽の考え方を取り入れていますので、陰陽の観点から食べ物や環境も含めて排毒を促進します。
在宅時間の多いこの機会に、ぜひ楽しみながらお食事改革をしてみませんか?

 
 


(菜の花の天ぷら 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

菜の花はこれからが旬です。
旬の野菜には排毒効果が期待できますので、せっせといただきましょう。

 
 

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カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 新型コロナウイルス, からだ, 食べ物あれこれ | コメントする

ストレスを減らすために陰陽の視点を取り入れよう

【ストレスは体にも影響する】

きょう、ある人と話をしていて、ストレスが話題になりました。
ストレスって精神面だけでなく、体のあちこちに影響するんですよね。
便秘・下痢・頻尿・発疹・かゆみ・胃痛・腹痛・脱毛・けいれん・高血圧・痺れ・頭痛などなど、実に多岐にわたります。

しかし、これには個人差があって、同じようなケースでもAさんにはストレスになるけど、Bさんにはストレスにならなかったり、Cさんは少しだけストレスになったりと人それぞれなのです。

ストレスも内容によっては死に至ったりするので侮れないのですが、食べ物と陰陽の考え方でかなり軽減できたり、ストレスに対する対処方法が見つかってグンと良くなったりします。

そういえば過去にストレスの記事を書いたよなぁと思って探してみたら、ありましたありました。
この記事では腰痛の例が書かれています。
腰痛の原因がストレスということもあります 玄米を炊きながら改善 2015.10.8

 
 

【私とストレス】

ところで、私はほとんどストレスがありません。
普通ならストレスになるような場面もあるのでしょうが、マクロビオティックの陰陽を知ってからは、陰陽の視点で考えるようになるので、ストレスにならないのです。
これは凄い効果です。

どんなことも陰陽で考えたら納得できることが多くなるので、不満や不安がなくなって、結局ストレスになるものが減っていくのです。
だから、何事も楽しんでいられる時間が増えるのでしょうね。
こういう考え方は、今の社会にとても必要なことだと思っています。

ストレスのために心が病むだけでなく、体まで壊してしまう人が多い今の時代には、この陰陽の考え方ってかなり役立ちます。
私は遅まきながらこの考え方に出会ってよかったなあと、心から思っています。

人生を迷うことなく進めるので気持ちがいいですよ。

 
 


(菜の花 京都産)

 
 

京都の菜の花は小ぶりで軸もやわらかくて、とても美味しい。
和食でも洋食でも用途が広くて重宝する。
黄色い花が咲き始めると苦味が出るので、花が咲かないうちが食べごろ。

 
 

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「玄米でかかとつるつる」にいただいたコメントが嬉しかった

「マクロビオティックの指導現場からシリーズ 玄米でかかとつるつる」という記事を書きましたら、Facebookで次のようなコメントを頂きました。
オーストラリアにお住まいの方からです。

 
 

<I・Fさんからのコメント>

「いつも学ばせて頂いています。本当に踵がツルツルになりますよね! 本でその体験談を知った時は、本当に?と思っていましたが、軽石など必要なくなりました。炊きたて玄米は、待てないほど美味しいです。玄米の美味しいさを知っている私は幸せものです。」

 
 

<マクロ美風より>

いや〜、本当にそうなんです。
私は自分の体験と、周りの体験を記事にしたのですが、こうして遠く海外からも経験されたことをコメントしてくださって、とても嬉しかったです。
I・Fさん、コメントをありがとうございます。

玄米ご飯は白米とは違う効果をもたらしてくれるのは事実で、その一つがお肌での実感になります。
他にもおかずの選び方で、体調の変化がいろいろあって、それが肉体や精神面を自分の望む方向に変化させられるのですから、とても面白いことですよね。

その変化を誘導するのは、東洋医学やマクロビオティックで使われる「陰」と「陽」という視点です。
この視点で食べ物を選んでいくと、次々と変化が起きて、人生を何倍も楽しむことができます。

健康はもちろんですが、精神面での変化にも素晴らしいものがあるので、私はすっかりその魅力の虜になっているのです。
ですから、人生が楽しくて、老いる暇がないほど忙しくしている日々です。

そんなことを、あなたにもお伝えできたら嬉しいです。

 
 


(小豆玄米ご飯 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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