こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

18年ぶりの家族旅行 命ある幸せを感じつつ

「お母さん、家族で旅行に行きたい。」

8月にふと息子がこんな言葉を口にした。
そういえば、ずいぶん家族で旅行に行っていなかった。

いつから行っていないのだろう?
夫と指折り数えてみたら、かれこれ18年行っていなかった。

それまで毎年どこかに行っていた旅行が途切れたのは、息子の頭が禿げたからだった。
(その時のことは、下段※の記事に書いてある。)
その時を境に息子は家族旅行どころか、外出の時に人目を気にするようになった。

その時の息子のつらさを家族一同が想い出して、すぐ「じゃ、行こう!」となった。
夫は昨年の4月、自損事故を起こしたが奇跡的に助かったので、人はいつ死ぬかわからないから、家族が揃っているうちに旅行に行っておこうと思ったらしい。

私は私で、京都通いが始まってから丸12年、常に留守がちな日々なので、罪滅ぼしの意味も込めて、家族との時間を大切にしようと思った。
もちろん、いつまで3人揃っていられるかわからないから、今のうちにという気持ちもあった。

選んだ場所は箱根。
夏にも冬にも過去に何回も来た所だ。
それでもここに来たいと思ったのは、やはり精神的に満たされたかったのかもしれない。

きっと、家族みんなが充電できたような気がする。


体中の毛が抜ける!! 2005.8.18
アトピーが原因? 2005.8.26

 
 

(芦ノ湖の夕暮れ 2020.10.6)

 
 

(九頭龍神社本宮側から見た鳥居 2020.10.7)
鳥居の向こうの山は紅葉しないそう。

 
 

(芦ノ湖側から見た九頭龍神社の鳥居 2020.10.7)
こちら側の山は紅葉するので、その時はもっと綺麗になるそう。

 
 
カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー, からだ, こころ・想い | 2件のコメント

感謝の気持ちは自分を助けてくれる

【不満】
先日ある人から相談を受けた。
結論からいうと、職場をやめるかどうかというもの。

経緯を聞いていると、彼女の心情はよく理解できる。
しかし、それで職場を去る?
もったいない気がする。

彼女の不満の根底にあるのは嫉妬だ。
これはなかなか精神面に影響を及ぼすことは容易に想像できる。

 
 

【感謝】
だが、これを感謝に置き換えてみたらどうだろう?
今の職場を得られたことに感謝。
仕事があることに感謝。
お給料が支払われることに感謝。

 
 

【気の集注】
気に入らないことも、割が合わないことも、大抵の職場にはある。
一番大事なことは、元気に働けることだ。
そのためにはどんな思考をすればよいか?

イヤなことに気を集注してしまうと、どんどん気が低下してしまう。
場合によっては病気にもなってしまう。
だから、新しいことに気を集注させると、気もアップするし仕事もはかどる。

 
 

【陽性な気の使い方】
もし今までと仕事の内容が変わらない場合は、いかに早く仕上げるかに気を転換するのもよい。
これは陽性な気の使い方なので、邪念が入り込むスキがない。

誰でも経験があるのではないだろうか?
なにかに集中していたときには、お腹がすいていたことすら忘れていることを。

 
 

【陰性な気の使い方】
職場でイヤなことがあったり、失恋したときには、暇な時間を作ってはいけない。
愚痴をこぼしてお酒を飲むのは一晩だけにしよう。

それ以上引きずってはいけない。
陰性な気の使い方は良い結果につながらないから、意識してストップしよう。

そうすると、そんなあなたを評価してくれる人が現れる。
そんな環境が用意される。

 
 

【環境は自分で切り拓く】
環境は自分でつくり出すもの。
自分の手で拓くもの。

誰かが用意してくれると思ったら甘い。
みんな自分のことで精一杯だ。
特にこれからの時代は。

 
 

自分を救うのは自分しかいない。
そのターニングポイントは「感謝」だ。

 
 


(中川式小豆玄米ごはん 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

穀物は感謝の集合体。

 
 

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胆道閉鎖症から肝移植を経て元気に育つ男児とその両親が素晴らしい

【生後2ヵ月の子どもが「胆道閉鎖症」に】

少し長くなりますが、素敵なむそう塾生のご夫婦がおられるので、第三者の立場から記事にさせていただきます。
今から4年あまり前、こんなメールを送ってくれた塾生さんが、大きく成長して眩しいくらいの存在になりました。

まるで思いがけない展開にとてもショックですが、これから
勉強して息子のために出来ることがあれば何でもしたいと思っています。
なかなか受け入れられない大変な状況ですが、息子からわたしは
大切なことを沢山教えてもらっています。大好きな息子のために
家族力を合わせてこれからがんばっていきたいのでどうか
力を貸してください。

 
 

おっとりとして幸せな暮らしをしてきた、むそう塾生の“おたに”さんは、2016年にママになりました。
むそう塾生の赤ちゃんが産まれました 2016.3.13

ああ、よかったと安堵したのもつかの間、お子さんが生後2か月で「胆道閉鎖症」と診断されて、緊急手術をしました。
2016年5月のことでした。
しかし、この手術の時点で肝硬変が進んでいたため、残された手段は肝移植のみになってしまいました。

 
 

【肝移植手術】

そこで、ご主人様が息子さんのためにドナーとなって、「肝移植手術」が行われました。
2016年9月のことでした。
おたにさんはご主人様の体への影響を心配して最初は反対したそうですが、ご主人様の強い希望で移植手術が行われたそうです。

それから4年。
息子さんもご主人様もお元気で、おたにさんのお料理を喜んで召し上がってくれているそうです。
一家で玄米ごはんはもちろんのこと、お子さんはすごく食欲があってモリモリ食べてくれるそうです。

そして、何より嬉しいのは、おたにさんの言葉によれば、「夫も元気です! 心配は夫が息子を好きすぎて子離れ出来ないんじゃないかということくらいで、息子の方がドライです(汗)」ということでした。

 
 

【死ぬことが怖くなくなった】

おたにさんは結婚をする前に、むそう塾の「幸せコース」「上級幸せコース」を修了し、結婚・出産・お子さんの手術と大激変の日々を過ごしたあと、2019年にもう一度基本の「幸せコース」を受講されました。
そして、今年は「満足コース」で学んでいて、来年の5月からは「秘伝コース」に進む予定です。

それと同時におたにさんは、お弁当投稿も頑張っています。
お子さんがいて、お仕事も持っていて、その環境で朝からお弁当投稿をするのは大変だと思うのですが、彼女は笑顔でこなしています。

彼女のそのエネルギーはどこから湧いて来るのか?
それを彼女に直接尋ねたことがあります。
そうするとやっぱり、予想どおりの答えが返って来ました。

「人間はいつ死ぬかもしれない。泣いてばかりいたあの時に比べたら、今は何でもできる。」
「死ぬことが怖くなくなった。」

そうなんです。
彼女は肚が据わったのです。
著しく成長したのです。

 
 

【たった一人の授業】

今年の4月に、コロナ禍でクラスメイトが次々と欠席する中、幸せコース最後の授業をおたにさん一人で行なったことがありました。
マクロビオティック京料理教室 むそう塾 幸せコース 第11期 日曜クラス 2020.4.12

色々な話をして、その時におたにさんの強さをしっかりと確認したのでした。
やはり人は困難を乗り越えると強くなれます。

私がおたにさんのお子さんのことでとても感動したのは、ご主人様の素晴らしさです。
まさに自分の体で我が子を助けようとした決断、そして、おたにさんへの愛ある暮らし方。
こういう判断ができる男性は心から尊敬できます。

そして、おたにさんのお料理のことも理解してくださって、全面的に応援してくださっていることが素晴らしいです。
こちらの記事にそのことが書かれています。
自分には料理があって本当に良かった 塾生さんのコメントより 2020.4.12

おたにさん、素敵な男性と出会えて、本当によかったですね。

 
 

【誰かのお役に立てれば嬉しい】

この記事を書くにあたって、私はおたにさんに確認しました。
病名や個人情報をさらけ出すことになってしまうけれど、どこまで書かせてもらえるでしょうかと。
そうしたら、おたにさんのお返事が感動的でした。

「大丈夫ですよ。わたしも、息子の闘病中、いろんな方のブログで体験談を読んで勇気をもらいました。誰かのお役に立てれば嬉しいです。」

うなりました。
私よりずっとおたにさんの方が人間が上でした。

 
 

この何気ない光景が、どんなに稀有で幸せなことか。
極限を味わったからこその宝の時間。

 
 

【おたにさんとむそう塾】

・2011.2.20 玄米ご飯の炊き方講座(愛クラス)受講
・2011.3.8 パスポート取得
・2013.5〜2014.4 第5期幸せコース受講
・2013.8.25 第75回玄米の炊き方講座(愛クラス)受講
・2014.5〜2015.4 第4期上級幸せコース受講
・2015.5.1 結婚
・2016.3.9 出産
・2016.5 息子さんが「胆道閉鎖症」で緊急手術
・2016.9 息子さんが「肝移植手術」を受ける
・2017.10.21 第112回玄米の炊き方講座(愛クラス)受講
・2019.5〜2020.4 第11期幸せコース受講
・2020.5〜 第7期満足コース受講中
・2021.5〜 第7期秘伝コース受講予定

終わり

 
 
カテゴリー: 塾生さんのメールから心に響いたこと, 子育て・野口整体・アトピー, 新型コロナウイルス, からだ, こころ・想い, 体験談 | 2件のコメント

新型コロナウイルスで職場環境が変わって疲れている人たちへ

きのうの放課後、何人かの塾生さんが、以前ブログでご紹介した梅園という喫茶店に行くというので、私も一緒に行きました。
少し遅れてスタッフも到着し、全部で8名になりました。
コロナ対策で席を詰められないとのことで、2箇所のテーブルで離れ離れになりましたが、あれこれお話しできてよかったです。
いつも教室だけでサヨナラしているので、たまにはこうして交流するのもいいなあと思った次第です。

ところで、ある塾生さんと話をしていたら、某企業で受付のお仕事をされていて、新型コロナの前はとても忙しかったけれど、今はとても暇で、待機している時間が精神的にとても疲れるとのことでした。
じっと座ったまま終業時刻まで過ごすというのは、想像以上につらいと思います。
私なら3日で逃げ出すかもしれません。

この場合、体は疲れないのですが、精神的に疲れるのです。
何度もする消毒の作業も、ご自分では気の進まないことをしているわけですから、それはとても精神面な負担になります。

反対に、コロナ前は肉体面では疲れても精神面は疲れていなかったわけです。
ここが問題の分かれ目ですね。
肉体面の疲れなら、一晩寝ると治ります。
しかし、精神面の疲れは寝ても治らず、ますます蓄積されかねません。

ですから、頭であれこれ考える癖のある人は、眠ってもとれない疲れが慢性的にあって、いつもパワー不足の状態から抜けられません。
もしご自分がパワー不足だと思われるなら、悩み事を抱えないことです。
すぐ答えを出して、悩みをお泊りさせないこと。

いつもスッキリした精神状態にしておくと、ほとんどが肉体的な疲れだけになるので、パワー全開で働けますよ。
マインドの影響ってとても大きいので、新型コロナで環境が変わってしまった人は、精神面の状況を意識して改善しておきましょう。

 
 


(京都 瓢亭本館)

 
 

いつも心に明かりを!

 
 

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カテゴリー: 新型コロナウイルス, からだ, こころ・想い | 5件のコメント

むそう塾の最高齢塾生さんが小豆玄米ご飯を習いに来てくれました

きょうは「第6回 中川式小豆玄米ご飯の炊き方秘伝講座」を開催しました。
遠く長崎から来てくれた塾生さんや、再受講してくれた塾生さんに混じって、むそう塾の最高齢塾生さんも参加してくださいました。

“康栄さん”と呼ばれて、幸せコースに通われていた時から人気のある方なので、私も久しぶりにお会いするのを楽しみにしていました。
教室に到着されて間もなくの康栄さんです。

 
 

 
 

何歳に見えますか?
え〜っとね、私より10歳年上です。
お若いでしょう?

実は康栄さんは、むそう塾の幸せコースが始まる前に、玄米の炊き方を習いに来てくれたのです。
当時は乳がんを患った後で、今より13年前なのに今より老けて見えました。
お顔の色も今より黒ずんでいました。
怖かったのでしょう。心配だったのでしょう。

でも、玄米ご飯を召し上がって、幸せコースにも通って体に良いお料理を覚えて、クラスメイトと楽しく過ごしているうちに、だんだんお顔に笑顔が増えて来ました。
クラスメイトからは“康栄さん”と呼ばれて、チャーミングな一面が見られるようになりました。
それから時々単発講座にも参加してくれます。

ところで、器用な康栄さんは、編み物がお得意です。
今日お召しの素敵なカーディガンも、ご自分で編まれました。
なんて素晴らしいことでしょうか!
手先と頭を使っておられるから、この若さを保っているのだと思いました。

あ、そうそう。
Twitterもされていて、私が何かを呟いても、iPhoneからサッと反応してくださるんですよ。
素晴らしいでしょう?

下の写真は、中川さんから小豆玄米ご飯の炊き方を習って、ご自分のご飯を蒸らしている間に、ササッとメモをしているところです。
熱心ですよねぇ。

 
 

 
 

こんなふうに素敵な人生の先輩を間近で見ていると、私も身なりに気をつけていつも前向きに頑張ろう!と思えます。

康栄さん、きょうは久しぶりにお会いできて嬉しかったです。
教室に爽やかな笑顔をありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにお待ちしております♪

 
 
カテゴリー: 玄米の炊き方講座, からだ, こころ・想い | 2件のコメント