子どもにマクロビオティック料理を食べさせたいけれど夫が反対する

こちらの記事にコメントをいただいたのですが、お返事が長くなりますので、記事にさせていただきます。

<KIRIさんからのコメント>

はじめまして!
今2ヶ月になる子供がいます。
旦那と子供の食べ物について話し合ってたのですが、私は小さい頃病気をしたのもあり高校3年までは完璧なビーガンでした。しかし、旦那は今まで市販のお菓子を食べ、ジャンクフード、お肉魚、乳製品なんでも食べてきました。
大学時代は私も親元を離れてその道に走ることもあり、その時に旦那と出会い付き合い、子供が生まれるまで美味しくないと思いつつも、マクロビ料理は時間がかかることやお肉が食べたいというリクエストに応えて同じものを食べてきました。
出産してしばらく実家に帰りマクロビに戻り、体が楽になり産褥もすんなり落ち着き、完全母乳です。子供も湿疹ひとつない綺麗な子に育ってます。
出産をきっかけに子供にも出来るだけマクロビで育てたいと思っていますが、旦那には理解してもらえません。
2歳から3歳ぐらいになったら普通のこのようにお肉を食べさせ、週末は外食をして何でも食べさせる。大人と同じお菓子を与える。もしも、子供が望まないようならやめる。
マクロビで育てたら友人とご飯に行ったり、出かけた時なら外食できないのは可愛そうという見解のようです。
家で手作りする分なら平日は構わないが、旦那自身は肉を入れた食事を作って欲しいと言われてます。
どうやら旦那にマクロビを食べてもらえるようになるまで息子の食事をマクロビにするのは難しそうです。このような断固拒否の旦那にどのようにしたら考えを変えてもらえるようになるかアドバイスをください!
言葉足らずで勘違いさせるようなことがあるようなら補足します。よろしくお願いします!

*   *   *

<マクロ美風より>

KIRIさん、初めまして。
コメントをありがとうございます。
まず最初に、あなたとあなたのご主人様、そしてお子さんの体質をコメントでは判断できないので、特別な病気がないケースとしてお返事をさせていただきますね。

お子さんを持つと、大抵の母親は身体に悪いものは避けようという本能が芽生えますが、父親の方はちょっと温度差があるのが普通です。
ましてやあなたの場合は高校3年まで完璧なビーガンだったそうなので、そのお気持ちは当然かと思います。
でも、縁あってご夫婦となられたご主人様の食嗜好を無視するのは可哀想ですよね。

それらのことを踏まえて、私は次のような食生活を提案します。
・食材やお料理方法には「体を温めるもの(方法)」と「体を冷やすもの(方法)」があるので、それを踏まえてお料理をすること。
・旬の食材を中心にして献立を考えること。
・食材は「質」の良いものを選ぶようにすること。
・お肉やお魚を食べるときには、必ずお野菜を一緒に多めに食べること。
・甘いお菓子やパンは極力控えること。
・ご飯をお茶碗に2杯は食べるようにすること。
・お味噌汁を一日に1回は必ず飲むこと。
・毒消しの組み合わせを知ること。

そんなことが実行できれば、あまりご主人様ともめることはないと思います。
ビーガン料理と同じく、動物性を一切排除したお料理をマクロビオティック料理と決めつけないでほしいです。
そこの認識を少し変えるだけで、ご主人様と仲良く同じものを食べられますから、ぜひ「マクロビオティックの盲点」にある数々の記事をお読みください。
また、このブログの「玄米の炊き方講座を終えて マクロビオティックの最終目的」という記事もお読みください。
ここに書かれているように「なんでも食べられる体」というのも大切なことなのです。

マクロビで育てたら友人とご飯に行ったり、出かけた時なら外食できないのは可愛そうという見解のようです。

外でのお食事は、良い質のものを使ったお店で楽しくいただきましょう。
マクロビオティック料理のお店だけを探す必要はまったくありません。
世界には色々なお料理がたくさんありますから、決して井の中の蛙になって野菜料理だけを食べないようにしましょう。
お子さんは純粋培養できないことに気づきましょうね。

マクロビオティックとは、何かを避けることではありません。
体調のために避けた方がよい食材があればそれに気をつけたり、料理方法を変えてみればよいだけです。
ただし体に負担になりやすい食材があるので、その場合は「毒消し」を実行すればよいだけです。
この毒消しがとても重要なので、ここを意識した食生活を送ってくだされば大丈夫です。

いかがですか?
これでご一家が健康に暮らせるようになりますので、お互いに歩み寄って幸せなご家庭を築いてくださいね。

 
 

たまには、こんなお料理もご主人様に食べさせてあげましょう。

(肉団子の甘酢餡 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

穏やかな食材で心静かなお料理もおすすめです。
小かぶの葉にはビタミンやミネラルが多いので、捨てずに一緒にいただきましょう。
食卓にあなただけの一品があってもいいですね。
美味しかったらご主人様もお箸を出してくれますよ(^^)

(小かぶ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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