黙々と頑張るむそう塾生 鱧をおろす

鱧をおろすむそう塾生 

 
 

今年の夏は鱧と心中したむそう塾生の子象ちゃん。
彼女のすごいところは諦めないことです。
中川さんに指摘されたご自分の欠点を克服すべく、あれこれと工夫しながら練習を続けています。
材料が入手できるかぎり頑張るそうです。
今回はここまで出来るようになりました。

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この他に子象ちゃんは、定期的に鉄火味噌も作っています。
この鉄火味噌作りは、誰に言われたわけでもないのに、黙々と一人で練習していたのでした。
鉄火味噌の作り方を習っても復習しない人が多い中、彼女は違いました。
鉄火味噌の練習をすることは刻みの練習になることを知ったのです。

でも、そんな彼女もまだ課題がいろいろあります。
中川さんから手の硬さを指摘されています。
この雲をつかむような課題と彼女はどのように取り組んで行くのでしょうか?
今後の彼女の変化を楽しみに待っています。

 
 

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腰痛の原因がストレスということもあります 玄米を炊きながら改善

9月27日に開催した愛クラスの玄米投稿メールで嬉しいことがありました。
メールの塾生さんをAさんとしておきましょう。
Aさんはすでにパスポートをお持ちなのですが、パスポート取得時からお鍋も変わって長い間愛クラスも受講されていなかったので、このたびお鍋も買い換えて再受講されました。

愛クラス当日、久しぶりにAさんの姿を見て、元気がないなと感じました。
自己紹介の時、腰痛のことを訴えておられて、体調が思わしくないようでした。
それから一日Aさんを見ていて思ったのは、腰痛の原因はストレスだと確信しました。
もともとAさんはスポーツをしていた時に腰痛を訴えていたのですが、今回はどうもその腰痛とは違う感じがしたのです。

そこで私は懇親会のときに、「あなたの腰痛はストレスから来ていると思うから、気持ちの持ち方と考え方を変えましょう」と言って、具体的な考え方をアドバイスしました。
同じ現象でもストレスになるか、ストレスにせずやり過ごせるかは、人生にとっては天と地ほどの差があります。
そしてストレスは万病の元です。

*   *   *

そんなAさんの最初の玄米投稿はこんな感じの炊き上がりでした。
<中川善博からのコメント>
【硬いですねぇ。あなたのぎゅーーーー!っとした気持ちがそのまま炊飯に現れています。もっとふうわりゆるゆるな気持ちになりましょう。 油断してください。かまいません。】

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2回目の玄米投稿です。
<中川善博からのコメント>
【ふっくらしてきましたね。 これでよいのです。もっともっとふうわりと優しい炊きあがりを求めてください。研究してください。というとあなたはぎゅーーっ探求しますので思いも動作も絞らないように。 心も身体もふうわりさせる練習だと思って炊きましょう。次の数値指示はだしません。 あなたの身体が今食べたいと思う優しいご飯を炊きましょう。】

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3回目の玄米投稿です。
<中川善博からのコメント>
【優しいふうわりご飯になりましたね。 これでよいのです。これ以上焦げ色は要りません。 優しい優しい玄米ご飯をゆっくり食べましょう。早食いはいけません。 細胞がイラチになります。よくこれを掴まれました。研究しましたね。工夫と研究と内観でご飯の炊きあがりは変わりますね。 実感されたでしょう。】

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いかがですか?
3回目の玄米ご飯は輝きを増して、心が弾けているように感じます。
この3回の指導で中川さんは具体的な数値は極力控えています。
玄米を炊く人の心と向き合っています。
そして私からのアドバイスもストレスのことでした。
そんなAさんが3回目に投稿された文章がとても嬉しかったので、一部転載させていただきます。

【お通じ】
先週水曜日から毎日お通じがあります。つぶつぶはありません。
【玄米を食べた感想】
やわらかくて、すこしもっちりしていて、自分にはちょうどよい甘さで、おいしかったです。
室温、水温はあまり変化がないのですが、この1週間で外は急に涼しくなってきたので、軽いけれどおなかがあたたまるご飯が食べたいと思って炊きました。
やさしく、やさしく、ということは、弱く、ということではないのだと感じました。

愛クラス受講以降、夏以来つらかった腰痛が嘘のように治まり、体重が1.5キロ減りました。
気持ちもずいぶん落ち着きました。
年明け以来ストレスに対応できていませんでしたが、ともかく自分の心身を自分で整えることに尽きるとあらためて感じました。
再受講できてよかったです。夫もよかったねと言ってくれています。
ありがとうございました。

ここで重要なのは、「やさしく、やさしく、ということは、弱く、ということではないのだと感じました。」という一文です。
ここを分かったAさんはさすがに勘が良いですね。
それから、「夏以来つらかった腰痛が嘘のように治まり」というのも嬉しかったです。
Aさんもさぞかし嬉しかったことでしょう。
やはりストレスは体のあちこちに影響しますね。
これは多くの人で経験済みです。

*   *   *

こうして一度身につけた玄米ご飯の炊き方でも、知らず知らずのうちに自己流になっていたり、お鍋が変わったり、お米が変わったりして、炊き上がりがパスポートレベルより下がってしまう場合があります。
そんな時にはもう一度愛クラスを受講なさって、きちんと体のために良い炊き上がりになるよう修正してくださいね。
一番多いのがお鍋の手入れが悪いために起こる不調です。
精神面も含めて、玄米の炊き上がりは環境のすべてを反映しますので、いつも最高の環境をキープしましょう。

このブログをご覧くださっている方の中には、玄米ご飯を炊くことにそんな大袈裟なことをと思われる方もおられるでしょうが、お料理を突き詰めて行くと、その原点はご飯の炊き方に行き着くのです。
それは熱を操り、水分を操り、気温や湿度を感じ取り、最後に食材と会話しなければ最高のお料理にはならないからです。
目に見えないものを見抜く能力(感性)が必要になってきます。
むそう塾はマクロビオティック料理教室となっていますが、京料理人として最高の美味しさを追究した結果をお伝えする塾なので、このように一番大事なことを最初にお教えしています。

玄米の炊き方を習いに来てくださって、そこから季節に寄り添う生き方を知ったり、道具や材料の扱い方、はたまた暮らし方も丁寧にすると心地良いことを感じたりしてくださるのがむそう塾の愛クラスです。
ご飯を炊くという行為から、あなたの心の中まで心地よい方向に行けるのがこの講座の一番の魅力でしょうね。
なかなかそこを一般の人にご理解いただけないのが悩ましいところでもあります(笑)

なお、第91回の愛クラスは10月25日(日)に開催します。
懐かしいお顔の方も集まってくださると嬉しいな。

 
 

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単発講座の残席状況

正統派の京料理人がマクロビオティックの陰陽をしっかり押さえ、ご家庭でも一流料亭を超えるお味が再現できるように工夫されたお料理方法がむそう塾の特長なのですが、どのお料理も本当に美味しくて唸ります。
流行に流されることなく、現代人にとって最も必要で最も健康になれる食べ物が目白押しの内容です。
美味しいのは当たり前、その上の健康を目指す人達にプレゼントしたい講座です。
他のマクロビオティック料理教室を経験された方には、驚きの美味しさにビックリされることでしょう。
なお、どの講座も本年開催は最後になりますので、この機会をご利用くださいませ。

パスポートがまだの方は頑張って取得なさってください。
受講可能な講座があります。

【10月】
2015/10/5〜2016/3/7(月) 「煮物コース 秋冬編 2015 〆切
2015/10/9〜2016/3/11(金) 「煮物コース 秋冬編 2015 満席
12日(「2015年度  中川式糠漬け講座  秋編」 満席
24日(土)「秋から冬の極上お弁当講座」 満席
25日(「玄米の炊き方秘伝(第91回愛クラス)」 残席8名
31日(土)「鉄火味噌と中川式金平牛蒡講座」 残席1名

【11月】
日() 「おせち料理三種とおせちの詰め方講座 2014年版」 残席4名
2日(月) 「鉄火味噌と中川式金平牛蒡講座」 満席
23日(「圧力鍋料理とモバイル味噌汁講座」 残席4名
28日(土)「圧力鍋料理とモバイル味噌汁講座」 満席
29日(「おせち料理三種とおせちの詰め方講座 2014年版」 満席

 
 

玄米松茸ご飯 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(玄米で松茸の炊き込みご飯が炊き上がったところ 料理:京料理人  中川善博)

 
 

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「煮物コース秋冬編」が始まりました

今日からむそう塾で初めての講座である「煮物コース秋冬編  2015」が始まりました。
日程の関係上、今年は平日開催なのですが、月曜と金曜の2クラスでスタートです。
今月は「子持ち鮎の煮浸し」「金時豆の甘煮」「水菜と黒豚のはりはり煮」の三種類をお伝えしました。
それから桂剥きと刻みもしましたよ〜。
煮物にはとても大切な基本なのでね。

 
 

子持ち鮎の煮浸し マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(子持ち鮎の煮浸し 料理:京料理人  中川善博)

それにしてもこの子持ち鮎の煮浸しは美味しかったです!
まるでシシャモ感覚で頭からモグモグと食べられて、お酒にもお弁当にも重宝する煮物だと思いました。
お魚のはずなのに食べ進んでもちっともお魚臭くないのが不思議でした。
ま、作り方を知れば納得するのですが。
幸せコースでお教えする煮魚とはまた違った煮方が新鮮でもあり、プロの料理方法の素晴らしさに感心した一日でもありました。

マクロビオティック料理教室なのに煮魚を教えるなんて、と思いながらこのブログを見てくださる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、藻を食べて生きている鮎は、マクロビオティックの陰陽でみても敬遠すべき食べ物ではありません。
ましてや写真の鮎は体長14センチとかなり小ぶりです。
鮎にはカルシウムやビタミンB12や鉄が含まれているため、貧血気味の人にも成長期のお子さんにもおすすめしたいお料理です。

煮物だけを毎月習えるコースなんて、いかにもむそう塾らしいですね。
これから受講される方も、期待を裏切らない講座内容なので、どうぞお楽しみに♪

 
 

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第208次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します

<第208次 むそう塾 パスポート取得者>

Ok(90−5)さん

<寸評>

◆中川善博より
1回めの投稿から、愛クラスでの口伝を正しく持ち帰ってくださっていたのが判りました。
お住いが寒さ厳しい土地なので冬でも靴下重ね履きしなくても良い玄米ご飯の炊き方をお教えしました。
いつもほっこり身体の芯から温かい体調でいられますように。
ブレずにまずは100日このレベルの御飯を食べましょう。
おめでとうございます。

◆マクロ美風より
過去に玄米菜食をして生理が止まった経験をお持ちなのに、よくもう一度玄米ご飯に向き合おうとされましたね。
それだけ玄米の力を信じてくださっていたのだと思います。
あなたはマクロビオティックの陰陽と東洋医学の陰陽についておっしゃっていましたね。
細かな差はあの時にお話ししたとおりですので、ぜひこれからもマクロビオティックのことをご理解いただいて、健康にお役立てくださいませ。
遠い北海道からお越しいただいて、4回目の投稿でパスポートに達したことに心からの拍手をお送りします。
おめでとうございます。

これからも写真の「むそう塾三種の神器」を意識してお暮らしください。
もっともっとあなたに体力がつきます。

 
 

玄米ご飯・お味噌汁・糠漬け マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(むそう塾三種の神器 料理:京料理人 中川善博)

<参考までに>
「マクロビオティック料理教室 むそう塾 玄米炊飯指導」によるパスポート取得者の過去記事はこちらからご覧いただけます。

 
 

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