なりたい自分になるためにマクロビオティックの食べ方を

昨日は幸せコースの8月の授業がありました。
今日も火曜日も幸せコースがあって、私の座学は「マクロビオティックと食べ方」を話すことになっています。
しかし、座学は実習の後なので、実習の終わる時間で座学時間が左右されます。
この実習時間というのが面白いもので、陽性さんの多いクラスだと早めに終わりますが、陰性さんの多いクラスだと時間が遅くなります。

中川さんはいつも早く終わらせて私の時間を確保しようとしてくださるお気持ちなのですが、塾生さんが理解して納得していただかないと帰宅してから復習出来ないので、皆さんの反応を見ながら進行するわけです。
これが実に難しいバランスですが、今の段階ではまだ皆さんの生き方そのものの癖が出ていますから、仕方のないことでもあります。

でも、これからむそう塾でお料理を習って復習する段階で、必ずスピードが要求されますので、ご自宅でお料理をする際もスピードを意識して練習なさってくださいね。
ご自宅での30日間が本当のお勉強であって、京都に来られる一日はチェックする日なのです。
教室で練習しようとすると、新しいお料理に時間を割けませんから、練習はひたすらご自宅でして、疑問点はメールや写真や動画をお送りください。
お料理関係は中川さんに、座学関係や相談事はマクロ美風宛にメールを送ってくださいね。
このフォローこそがむそう塾の特長なので、最大限に活用してお料理の腕をあげましょう。
むそう塾モードにスイッチ・オン!

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ところで、マクロビオティックの食べ方については私のブログでいっぱい発信していますので、過去記事をお読みいただいていると自動的にインプットできるのですが、昨年のこの記事もとても大事な内容が含まれています。
「マクロビオティックにおける動物性と鱧の生命力」

昨日も放課後に動物性の摂取についてご相談がありました。
マクロビオティックでは動物性を禁じているわけではなく、「必要性を感じれば摂る」というスタンスです。
その必要性は個人差があるので、画一的には申し上げられないのですが、一つの目安として「どんな自分になりたいか?」「どんな生き方をしたいか?」というのがあります。
それは、自分の体は「食べたもののようになる」ので、自分の体と精神をどんなふうにしたいかを考えるのです。
そしてそれに見合ったものを食べれば良いわけです。

気分で食べ物を選んで食べ物に翻弄された人生を送るのがいいか、食べ物の影響を知ってその力を最大限に発揮させた人生がいいかですね。
マクロビオティックの考え方は、食べ物の力を知って効率よく人生に反映させることができますので、「なりたい自分になるために」マクロビオティックの食べ方をご参考にされたら良いと思います。

 
 

うざく マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(うざく 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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「お知らせ」第2期秘伝コース9月の授業内容

むそう塾の秘伝コースでは一流料亭を超えるお味をお伝えしていますが、それを外でも確認していただくために、秘伝コース9月の授業は昨年と同じく「瓢亭」さんでのお食事となります。
今まで教わった中川さんのお味や技術とそのレベル、そしてむそう塾が本当に伝えたい食の奥深さや精神面への影響も一緒に感じていただけたら嬉しいです。
マクロビオティックでは氣をとても重要視しますが、その氣を再確認する意味でも瓢亭さんでのお食事は学びがあると思います。

当日はちょっとだけおめかししていらしてください。
服装もヘアスタイルもすべてがその人の氣につながりますのでね。
気持ちのよい一日を過ごしましょう。

【日時】
2016年9月17日(土)
12時からお食事になりますので、11:45までにお店に集合してください。

【場所】
京都 瓢亭 本店 (別館と間違わないように)

【費用】
受講費からお支払いしますので当日は不要です。

なお、昨年は「鶴屋吉信」さんにもでかけましたが、甘いもののお店なので、今年は教室で中川さんの珈琲やその他でリラックスしたお楽しみ時間にしてはどうかと思います。
最終的には、8月の授業で皆さんのご希望をお伺いしてから決定します。

昨年の記事:授業としての「京都 瓢亭」さんと「鶴屋吉信」さん
関連記事:京都 瓢亭本店にはマクロビオティックがそのまま当てはまる

 
 

京都 瓢亭 本館

 
 

(京都 瓢亭)

 
 

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マクロビオティックの考え方と甘いもの耐性

私ね、いつも思うんです。
本当に人ってそれぞれだから、これっていう健康法はないよなぁって。
甘いものを食べて煙草を吸って、お食事に無頓着でも100歳まで生きる人もいるし、お食事をはじめとしてあらゆることに気をつけていても早くに亡くなる人もいるし。。。
これは持って生まれた寿命といってしまえば身もふたもないけれど、最大公約数的な健康法はあると思うのです。
しかし、その健康法に夢中になるのもいかがかなと思います。

というのは、人間って気にすれば気にするほどそのことに氣が集注してしまって、その集注したところに別の変化を生み出すからです。
野口整体で「愉気」というのがありますけど、あれはまさしく愉しい氣を集注させてその部分を良い方向に導くわけですが、じゃ、心配の氣を集注したらどうなるか?
ここですね。
健康法というのは、下手をすると心配を注入することになりかねないので、健康に無頓着な方が良かったりするわけです。
氣を集注するなら必ず愉快な氣を!

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ところで人それぞれですから当然甘いもの耐性が強い人と弱い人がいます。
私はかなり甘いもの耐性が弱いです。
ですから、フルコースの最後に出てくる甘いものは限りなく不要です。
でも、たま〜に体に悪い甘いものを食べる時があります。
そんな時には直後に必ずミネラル補給をして体を応援してあげます。
自分の弱点を知っているから。

今は甘いものが過剰に出回っていますから、マクロビオティックを知っている人なら敬遠してしまうような甘いお菓子を平気で食べている人が圧倒的多数です。
そういう人たちのうち、甘いもの耐性の弱い人は体調が思わしくない日が来ることになったりしますので、そういう時にはその甘いものを止めてみましょう。
それでかなり体調が上向くことが多いです。

世の中にはストレス耐性の強い人と弱い人がいますが、それと同じように甘いもの耐性も個人差が著しいです。
まずは自分の体の特徴を知って、過保護にならない程度にさりげなくフォローしておくことが過集注にならない健康法かと思います。
しかし甘いものの摂取には誰しも甘くなってしまう傾向があります。
それほど甘いものは魅惑的なんですね。

今年の「マクロビオティックの陰陽実験と個人別食べ方講座」を受講されたかたは、甘いものの力に身震いされたかと思います。
体の中ではあれと同じことが起きているのです。
そんなことを思い出すと甘いものへの認識は変わりますよね。
あれから新人さんも増えたので、また開催してあげたほうが良い講座ですね。
「最新のマクロビオティック食べ方講座 上級編」も開催してあげたいな。
関連記事:「最新のマクロビオティック食べ方講座 上級編」を終えて

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あ、そうそう。
先日の愛クラスに来られた新人さんで、毎日お食事の直前に250ccの野菜ジュースを飲んでいるという人がいました。
「癌患者には生ジュース」がお約束だと思っていたそうですが、癌にも陰陽があるし、飲む人の体質にも陰陽があるので、判で押したように生ジュースが良いとは言い切れません。
そのように指導している癌患者さんに人気のクリニックも知っていますが、マクロビオティックの陰陽で考えるとゾーッとする指導法も含まれています。

さらに午前11時までにお水を2リットル飲むようにヨガの先生から言われたとか。
いやもう勘弁して下さいと言いたいです。
この記事の最初に書いたように、人の体は個人差が大きいのです。
画一的な指導法はむしろ危険ですらあります。

親とお子さんが同じものを口にして良いのかどうか、男女の体質や体調を観察して、それぞれ口にするものが違って良いのが当たり前であることを知ってほしいです。
そんな「食べ分け」でも健康になることが出来るんですよ。

 
 

中川式玄米ご飯と中川式鉄火味噌 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(息子の炊いた玄米ご飯に鉄火味噌をかけたマクロ美風のある日の昼食)

毎日玄米ご飯にごま塩をかけて食べていると、甘いものが止められないどころか増える人がいます。
私は鉄火味噌が好きなので、時々こうして鉄火味噌をかけてシンプルなお食事にすることがあります。
でも、鉄火味噌をかけ過ぎると甘いものが欲しくなりますのでご注意くださいね。
陰陽ですねぇ。

結論としていえることは、玄米ご飯を食べると甘いものへの欲求が減りますので、主食を玄米ご飯にしておくと、甘いもののコントロールが容易にできるようになります。
玄米(白米も)に含まれる炭水化物の糖質があるからですね。
玄米に含まれる糖質はお菓子に使われる砂糖類と違って、繊維質も一緒に摂っているので体への負荷が異なりますからご安心ください。
すべて陰陽バランスの問題なので、甘いものが止められないからといって、あなたの意志の弱さのせいにはしないでくださいね。

 
 

【これから開催予定の講座案内】

 
 

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<必読>幸せコース受講生の皆様へ 〜持ち物のご連絡〜

今月の幸せコースのメニューは酢の物・和え物です。
甘酢やぬたのお持ち帰りがありますので、100cc・200cc・300ccくらいの保存容器を3個ほどご持参ください。
その他にも酢の物の材料をお持ち帰りしたい場合は、平べったい小さな容器があると便利です。
ジップロックの大小をいつも用意されておくと、思わぬお持ち帰りが発生した時に便利です。

昨年の授業風景はこんな感じです。
「マクロビオティック料理教室 むそう塾 第7期幸せコース」

 
 

うざく マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(うざく 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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息子の糠漬け適性

この前息子と糠床の話をしていたら、こんなことを言う。
「糠床って車と同じだね。毎日かまってやらないと機嫌悪くなるから」。
ほほう、そんなふうに思っているのか。
息子の車は20年以上前の古い車なので、一日に一回はエンジンをかけてあげた方がいいらしい。
私が「それって手巻き時計と同じだね」というと、「そうだよ、機械だからね」と言う。

息子は時計も車も古いものが好きで、効率の悪い暮らし方をしている。
古い車はクーラーの立ち上がりが遅いので、私から見ると実用的ではないけれど、息子にはそれがまた良いところなのだそうだ。

そんな息子が育てている糠床は、案外いい感じになっていて、京都から帰宅してふたを開けるといい香りがしてくる。
中川さんの樽から漂ってくる香りと似ているので大丈夫だなと思った。
今朝は茄子の糠漬けを取り出して6時間放置しておいたけれど、瑠璃色は変わらなかった。
味も美味しかった。

 
 

茄子の糠漬け 龍作品

 
 

(息子が漬けた茄子の糠漬け)

 
 

案外息子には糠漬け適性があるのかも知れない。

 
 

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