むそう塾からトコトコと東に歩いて行くと、瓢亭さんに着きます。
そのくらい近い所で、今日は秘伝コースの課外授業でした。
お料理の内容は中川さんのブログでご紹介されますが、秘伝コースの皆さんに学んでいただきたかったのは、瓢亭さんの氣です。
入り口からお庭、そしてお部屋の設えに至るまで、狭いむそう塾にはないものを感じとっていただきたかったのです。
お料理のレベルは、常々中川さんから習っている内容なので、懐かしいお味だったり、自分でも作れるお料理だったりするのが、むそう塾の凄いところです。
敏感な舌をお持ちの塾生さんが、次のようにTwitterで呟いておられました。
「素材は1つ1つ個性があるのに、どれ一つとしてお味が突出してないところが素晴らしいなと思いました。」
これがむそう塾でいつもうるさく指導している内容ですね。
これは人間関係にも似ています。
誰か一人だけが突出していない空間って、とても居心地のよい穏やかな氣が流れますね。
それが調和です。
京料理の真髄は、そういう穏やかな氣にあるのだと感じています。
これはマクロビオティックの陰陽がうまく調和しているのと同じで、安定を生み出します。
瓢亭さんで穏やかなお料理をいただき、綺麗に手入れされたお庭に目を細め、その氣で自分の日常を振り返ると、そこから何かしら感じ取れるものがあったのではないでしょうか。
グルメで終わってしまうのではなく、深いところで調和というものを感じ取っていただければ、今日の課外授業は満点です。
【追記】
マクロビオティック京料理教室 むそう塾 秘伝コース 課外授業 2017.9.25
(京都 瓢亭 お食事が終わって帰るところ)
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