「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」は、京料理人の中川善博とマクロ美風が二人で立ち上げた料理教室ですが、中川さんは私が知り合った時にはすでに太っていました。
中川さんはクシ・インスティテュートで学ぶ前に断食をして、23キロほど減量をされた経験があるそうですが、その後ジワジワと体重が増えていました。
でも、ひょんなことから、今、中川さんが痩せようとしています。
ダイエットを意識してからちょうど1か月が経ちました。
その間にも塾生さんから、「中川さん、痩せましたか?」と聞かれることが何回かありました。
ちゃんと塾生さんは気づかれているので、変に心配されないように、ここで記事にしておきますね。
108kg → 99.5kgになったそうなので、1か月で8.5キロほど痩せたことになります。
では、中川さんが決めたことをご紹介しましょう。
1【夜8時以降は食べない】 以前はお腹が空くと何時でも食べていた。(真夜中でも)
2【一日に散歩の時間を設ける】 以前はポケ活以外は歩かなかった。
3【湯船につかる】 以前は真冬でもシャワーのみだった。
4【首を冷やさない】 以前は襟なしの服でTシャツが多かった。
5【肘を冷やさない】 以前は半袖が多かった。
6【足首を冷やさない】 以前は真冬の1〜2か月を除いて素足だった。
7【パンを食べない】 以前は菓子パンも食べていた。
この7項目以外は今までどおりで、食べ物もパンを除いては今までと変わりありません。
上の3〜6は体を温めて代謝を高めるだけでなく、腸が活発に働いて脂肪の燃焼を助けてくれるので、効果が出てきたものと思われます。
また、首・肘・足首を温めると副交感神経がちゃんと働いてくれるので、免疫力も上がってきます。
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中川さんが太ったのは、ピザの商品開発で来る日も来る日もチーズや油を使ったお料理、飲み物を一日中試食する日が何年も続いたからでした。
京料理のお店を経営していた頃は、お料理開発のために食べ続ける日があっても、太らなかったというのですから、やはり京料理に代表される和食は太り過ぎないお料理だといえます。
和食はヘルシーということが、この例でもわかります。
元来日本人は太った人が少なくて、世界的にも注目されていたのですが、食生活の欧米化に伴ってどんどん肥満が問題になって来ました。
中川さんもご多分に漏れず、仕事のためとはいえ、その食生活の違いを身をもって体験したのでした。
問題はお腹にたまった脂肪ですが、これはやはり消費することが必要になったわけです。
幸いにポケ活に興味を持っているので、せっせと歩くことによって消費されるものと思います。
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ところで服装ですが、女性は首周りが大きくあいたり、肘が出ているお洋服が多いので、クーラーで冷えて体調不良になる人がとても多いです。
まして、スカートのために足首も冷えて、腸がズタズタになっている人が沢山います。
むそう塾にも腸が不調の唇をしている人が来られるので、お若いのに可哀想だなあと思います。
そういう人は生理がとてもつらかったりしますね。
女性は素敵なお洋服を着たいものですが、もしあなたが体調不良に悩まれているのでしたら、まずは冷やさないことを実行してみましょう。
その上で温めることも出来たらなお理想的です。
お洋服選びもそんな視点で買われることをおすすめします。
もしあなたが湯船につかるのが嫌いなタイプなら、動物性の摂取が多いかもしれません。
本来の日本人は、温泉につかってほっこり出来るくらいの中庸さがあったのです。
でも、今はお肉の好きな人が多くて、その割にはお野菜の摂取が少ないため、シャワーの方が好きという人も多いですね。
そういう人は食生活のバランスを見直してみると効果的ですよ。
今は動物性を食べなくても、過去に体に溜め込んだ動物性や陽性な食べ物は、なかなか排毒に時間がかかります。
それがシャワー好きにつながっていることもありますので、そんな時には特別な陰性メニューで対処すると体が楽になったりします。
そんな個別指導も教室で行なっています。
さあ、中川さんが挫折するでしょうか?
それとも?
(断食して23kg減量後の中川善博 2005年秋 クシのパトリシオ先生と)