8月13日、世界陸上男子マラソンで、尾方剛選手が銅メダルでした。
解説を聞いて驚いたのは、全身の毛が抜けた時期があったことです。
ストレスが原因だそうですが、私はわが家の悪夢を思い出しました。
それは、長男が中学3年の2月でした。
「お母さん、なんだか毛が抜ける」というのです。
枕にはびっしり、お風呂の目皿にもびっしり、食卓の椅子や廊下・・・。
彼の歩くところには、無数の髪の毛が落ちるようになりました。
3月中旬。卒業式の時には、かなり薄くなってきました。
と同時に気づいたこと。
まゆ毛も薄くなってきたのです。
日を追うごとに範囲はひろがり、まつげ、ひげ、わき毛、陰毛、すね毛が
消えていきました。
この状態で、高校の入学式です。
つらい! むごい!
長男は、毎日毎日狂ったように泣きました。
私は、「お母さんが絶対治してあげる!!」と、長男を抱きしめてやる
ことしかできません。
ここで、大森先生の正食相談をうけました。
開口一番、大森先生は、
「毛は絶対に生えるから安心してほしい」と力説されました。
数多い体験に裏打ちされた大森先生の言葉には、説得力があります。
救われました。
* * *
昨年の夏休みには、外出をイヤがった長男ですが、今年は真っ黒に
日焼けしています。
髪の毛は、抜ける前よりも量が多く、かたくなりました。
大森先生のおっしゃったとおりでした。
<追記>
長男は、「死にたい!死にたい!」と叫び、床に頭やこぶしを叩きつけ
ながら泣いた毎日でしたが、無遅刻・無欠席で1年生を終了しました。
当時を思うと、今でも涙がでてきます。
続き 「アトピーが原因?」