玄米の消化吸収と噛むこと

マクロビオティックに出会うと、まず玄米ご飯が登場する。
その次には良く噛むという言葉。
その回数を聞いて\(◎◎;)/
マクロビオティックを始めて、玄米ご飯を炊いて、家族にいつも口を酸っぱくして言った言葉は、この良く噛んでね。
でも、いつも、いつまで経っても、このお願いは疎かになってしまう。
忙しい時代に良く噛むこと自体が敬遠されるのだろう。
一般的な炊き方の玄米ご飯なら、この良く噛むということは避けて通れない。
電気炊飯器で炊いているならなおのこと。
玄米の皮の部分まで消化吸収させるためには、60・80・100・200・500・1000回なんて気の遠くなる数字が並ぶ。
その間に温かいものは冷め、会話は減り、楽しくない食事光景になる。
だからそれを払拭するためには、ひたすら玄米を消化吸収よく炊き上げることが求められる。
消化吸収の悪い玄米ご飯は胃腸を痛める。
昔はマクロビオティック実践者に胃腸を悪くして病院へ行く人が多かったと聞く。
そのことからお医者さんの間では、マクロビオティックに反対する人もいる。
消化吸収の悪い玄米ご飯を食べ続けると、大抵痩せて来る。
そうしないためには噛むことで消化を補わなければならない。
唾液と共に良く噛んだ玄米ご飯が腸に届けば、命を救われる人もいる場合がある。
胃腸が弱っている場合、あるいはまだ消化吸収力のない乳幼児の場合は、玄米クリームや玄米スープを使うこともある。
しかし、書くのは簡単でも作るのは大変だ。
特に玄米クリームは愛情がないと良いものは作れない。
ところが、苦労して作った玄米クリームであっても、これは一物全体ではない。
皮の部分は捨ててしまうのである。
噛むことさえ出来れば、玄米の力を借りられるのに。
             *    *    *    *
歯を治すために、いま玄米投稿をお休みしている塾生さんがいる。
とっても硬い玄米を愛クラス受講前に自己流で炊いて食べているうちに、胃腸を悪くしてしまったらしい。
早く歯が治って、美味しい玄米ご飯が食べられることを願っている。
今朝、ある塾生さんからお電話があった。
癌の疑いで検査をした結果のご報告だった。
結果は癌の一歩手前でストップしていたとのこと。
良かった。
ホントに良かった。
涙が流れた。
これからは今まで以上に、玄米ご飯の消化吸収を意識してほしいと伝えた。
玄米を食べているつもりで、実は玄米を充分に吸収していなかったという人は相当いるはず。
良く噛んでいない人はその可能性が高い。
となると、マクロビオティック実践者のうち、かなりの人が該当すると思う。
確かに栄養成分表では玄米は白米に勝る。
しかし、勝る部分を体に摂り込んでいるかどうかは別問題である。
これを解決するためには、二つの方法しかない。
・消化吸収の良い玄米ご飯を炊く
・良く噛む
マクロビオティックをしてから、痩せて体調が思わしくない場合は、こんなことも考えてみると良い。
太りたくても太れない人はご一考を。


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桂剥き投稿のご感想

桂剥き投稿が続いていますが、これは7月19日までの期間限定です。
7月からの幸せコースは麺類の講義になります。
中川さんへの桂剥き投稿は今月いっぱいがピークになるでしょう。
そんなハードな日々の中、中川さんに1通のメールがありました。
嬉しいメールです。
あなたにもこんな体験が1回はあったのではないでしょうか?
どんなに量が多くても、決して手を抜かない中川さんの気持ちが通じた瞬間ですね。
桂剥きから多くのことを学ぶチャンスです。
真剣に1回1回を大切に取り組んでみてください。
<Kさんのメールより>


中川さん、こんにちは!

毎日毎日、たくさんの桂剥きと真剣に向き合ってくださり

本当にありがとうございます

 

今朝、起きて、桂剥きを始める前に

桂剥き投稿を見て、とても感動しました

 

玄米投稿のときも今回の桂剥きのときも

私の投稿に対する中川さんのアドバイスは

精神面や人生についてのものばかりだなぁと感じていました

 

私は技術以前の問題なのだろうか?と

玄米投稿の時も思い悩み辛い思いをしたこともありました

 

そんなとき、絶妙なタイミングで

中川さんはいつも心にグサッと突き刺さるアドバイスをくださるのです

玄米投稿のときも中川さんのアドバイスが心に刺さり何度も涙しました

 

今朝のアドバイスも本当に心に突き刺さりました

中川さんはなんでもお見通しなんですね

 

桂剥きを通して私の仕事に対する姿勢までも修正してくださる

そんな料理教室なんて絶対にないし

そんな料理教室の先生だっていません

もちろん仕事の上司だってそんなアドバイスはしてくれません

 

時にはキツイことも言ってくれて

ここぞというときにバシッと心に刺さるアドバイスをくださる

中川さんの愛情をしっかり受け止めました

 

中川さんの愛情に応えられるよう頑張ります!

 

でも、今朝の練習はやっぱり力が入ってしまいました(涙)

紙一枚分の上達を重ねられるよう

肩の力を抜いて、粘り強く頑張ります!

 

ありがとうございました♪

 


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自分の精一杯

桂剥き投稿の記事に中川さんの素晴らしい文章がありました。
子育て中で忙しい人に向けてのお返事なのですが、あなたにも当てはまると思いませんか?
まるで宝物のようです。
「人にはそれぞれ練習に使える時間がありますから他の人の進歩をみて焦ったり羨んだりしても仕方がありません。
大事なのは自分の練習は自分の精一杯かどうか? ということです。
他の人が気になって仕方が無い感じですね。
ライバルは昨日のあなただと言う事を肝に銘じましょう。」


・自分の精一杯
・ライバルは昨日のあなた
厳しい修行に耐え抜いて腕を磨き、多くのお客様を唸らせる味を創り出せる中川さんならではの言葉だと思います。
朝の空気とともに、この言葉をあなたに送ります。


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桂剥きで人生を変えられる?

中川さんのブログに毎日何回も登場する桂剥き投稿
幸せコースに関係のない方には、中川さんのブログのお楽しみが減って申し訳ないです。
でも、この桂剥き投稿からは玄米投稿の時と同じく、人生の縮図を学べます。
大根を剥いて刻むだけの行為ですが、その中にその人の日常生活や生き方までが表れて来ます。
・雑な感じ
・荒っぽい感じ
・丁寧な感じ
・ササッと数だけこなす人
・しっかり1回1回考えながらこなす人
・淡々とマイペースでこなす人
・闘志に火がついて燃える人
・究めたいと思う人
・純粋に今より上手になりたいと思う人
・他の人の進度が気になって焦る人
・すぐ諦めてしまう人
色々なタイプの人がいますね。
面白いことに、桂剥き投稿が始まると、玄米投稿の時に中川さんから言われていた言葉が、すっかりそのまま当てはまる人が多いのです。
がさつなところや、荒っぽいところは、本人の心がけ次第でいくらでも直せるものです。
でも、どこかでこのままでいいと思っていると、絶対に直りません。
玄米投稿から桂剥き投稿までの間の、その人の暮らしぶりが手に取るように見えます。
改めよう、変えようという気持ちが欠如していたのですね。
*    *    *    *
思うようにならない。
だから今の自分を変えたい。
そう思っている人はとても多いです。
でも、変えたいと思ったら、暮らしぶりも変えないと人間は簡単には変われません。
他力本願で変えてもらおうと思うのは甘いです。
変えるのは自分しかいないのです。
たかが桂剥き、されど桂剥き。
どんな姿勢で桂剥きに臨むかで、明日の人生が変わります。
たった1ヵ月間ですが、この期間を有効に活かして、あなたの可能性を引き出してみるのはいかがですか?
自信の引き出しが増えますよ。
自信は人生に強さを運んでくれます。
こうして人間は変わって行けるんですね。
頑張りましょう!
参考記事 「自信」


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「マクロビオティックのテープを聴く」のその後の感想

きのう聴いていたマクロビオティックのテープの内容について、あれこれと新幹線の中で考えていました。
桜沢如一先生のこと、久司道夫先生のこと、大森英櫻先生のこと。
このテープが録音された時代は、今のような生活環境ではないし、人々の体質も変わって来ています。
先人の知恵を学びつつ、今もなおそのままで良いのかどうかを、いつもいつも細心の注意を払いながらマクロビオティックのアドバイスをする日々です。
玄米に命を捧げたと言っても過言ではない大森英櫻先生の気の遠くなるような研究。
そして飽くなき探求心で、常に進化して行く中川さんの玄米に対する熱意。
この二人の男性に出会えたことは、私にとって自然に進むべき道が用意されたような気がしたものです。
大森先生はあらゆる方法を使って病気を治そうとされていましたが、それでも授業では玄米ご飯の重要性をいつも説いていらっしゃいました。
そして昨日のテープ。
玄米ご飯の炊き方を大森先生らしい発想で、あれこれと試したお話には笑えるものもありました。
そんな時、一緒に聴いていた中川さんは、即座に水を○%にして、△をして、◇にしたらこれは実現出来ると仰るのです。
その方法にあんぐりと口をあく私。
時々中川さんは突飛な発想をされるのですが、それが実に陰陽の理論に適っていることが多いのです。
決して突然なひらめきではなく、練り尽くした方法であるかのように。
大森先生が玄米以外の食べ物の助けも借りて病気を治そうとされる時、もし○△◇の炊き上がりの玄米ご飯があったなら、当然大森先生は玄米ご飯を使ったに違いないという場面がありました。
ということは、中川さんがオーダーメイドでご指導している玄米ご飯には、そのような効果のある可能性が高いということです。
玄米ご飯は炊き方次第で、ここまでの効果を持つものなのかということを、改めて認識し直しました。
誠に玄米ご飯は奥が深いです。
ああ、大森先生に中川さんの玄米ご飯を召し上がっていただきたかった。
そして、どんな表情をされるのか拝見したかった。
出来ることなら桜沢先生にも。。。


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