マクロビオティックを楽しみましょう♪

きょうから仕事始めのかたも多いでしょう。
この日をあなたはどんなお気持ちでスタートされましたか?
多くの皆さんが頑張るお気持ちでスタートされたことでしょうが、中には暗いお気持ちで足取り重いスタートになった人もいらっしゃるかも知れません。
仕事には嫌なことも、思いどおりにならないこともつきものです。
そんな時あなたはどうされますか?
そうそう、私の夫は私より内気です。
ちょっと嫌なことがあっても我慢してしまいます。
というか、正確には呑み込んでしまうのです。
ですから表面的には穏やかに見えますが、心の中では結構つらいものを抱えたりしてしまいます。
そんなことが想像できるからこそ、私はそれを察して口をきくようにしています。
場合によっては夫が何も言わなくても、こちらから核心をついて話の口火を切ったりすることもあります。
結婚した当初はそんなことがありましたが、最近は格段に減りました。
ゼロに等しいです。
お互いに相手のことが解るようになって来たからです。
内気な人は同じ場面であっても、すぐ自分の思いを口にしないことが多いので、仕事や人間関係で思いどおりにならないことが多くなります。
まわりの人がそれを知っていてサポートすれば良いのですが、いつもいつもそれが出来るわけではありません。
するとその人は必然的にストレスを溜めがちになります。
そんな時には押しの強い人に軍配が上がります。
そうしてそこに気持ちの差が生じて行きます。
これが徐々に精神的に影を落とし始めて、身動きの取れない状態にまで進んでしまうこともよくある話です。
もしあなたが内気なタイプだったら、今年は一歩、いや半歩でもいいから前に出てみましょう。
今まで遠慮していたことでも口にしてみましょう。
するとビックリするくらいまわりの流れが変わって、スムーズに事が進むこともありますよ。
一歩踏み出すには勇気がいります。
でもね、失敗したっていいんです。
恥をかいてもいいんです。
そうやって人間は成長していくものだから。
今は失敗を必要以上に恐れる若者が多いです。
まるで「失敗=死」であるかのように、人生がこれで終わりだと思ってしまうんですね。
そんなことはありません。
失敗は学ぶためにするものです。
だから大いに失敗した方が勉強になります。
失敗をどのように活かせるか。
これがその人の器量です。
失敗を無駄ととらえてはいけません。
無駄を避けようとしてもいけません。
実は無駄と思える部分にこそ、成功へのヒントが隠されているのです。
一時的には無駄に思えることも、長い目でみるとちっとも無駄ではないことに気づきます。
どうか人生を長い目でみて、今を溌剌(はつらつ)と生きてほしいと思います。
このように生きられるためには、やはり陽性のエネルギーが必要になります。
陰性のエネルギーが多いと、どうしてもマイナスな発想になりがちです。
こんな時にマクロビオティックを知っていると百人力です。
気持ちのぶれも、落ち込みも、マクロビオティックを正しく理解することによって、脱出できます。
マクロビオティックの陰陽は難しいものではありません。
もし難しいと感じている人は、正しく把握する術を知らないだけです。
もちろん陰陽には奥深くまで探求すべき課題がたくさんあります。
しかし、木を見て森を見ずでは先に進みません。
どうかあなたもマクロビオティックの陰陽を苦手ではなく、楽しむことが出来る人になってください。
そうすると、先に述べたお仕事や人間関係のことも陰陽で考えて答えが出せるようになります。
こうなったらしめたもの。
人生が楽しくて仕方なくなります。
そんな充実した人生のために、ぜひマクロビオティックをお役立てください。
ご一緒にマクロビオティックを楽しみましょう♪


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レシピなしの料理 – – 私の場合 – –

私は小学2年生からお料理を作っていました。
まだ背が低いので、みかん箱を伏せてその上に乗って作業をしていました。
家にレシピはなく、母の手元や後ろ姿を頼りに真似をするところから始まりました。
家には計量スプーンも計量カップもありませんでした。
でも、母の作るお料理は美味しいと近所でも評判でした。
毎晩父とお酒を酌み交わすために、一人また一人と男衆がやって来て、まるで我が家の茶の間は小料理屋のようでした。
毎晩12時ごろまで男達は茶の間で世の中の話をしていました。
そんな環境の中で、私はお料理を覚え、男達の本音を知り、時代に翻弄された父や母の苦しみも知りました。
母は下戸なので、一切お酒の相手はしませんが、男達と話はたくさんしていました。
論理的で愛情があって、いい話だったなぁと今も思います。
父がお酒を酌み交わし、母がお料理と話で心を通わせる、そんな我が家が、そんな両親が好きでした。
現実的には母はお料理や後片付けで大変だったろうと思います。
でも、ひと言も愚痴らず、きちんと正座をして話をしていました。
長い捕虜生活から命だけ持って帰還した父を大事にしていました。
そんな日々の中で、子供心に私は必死に生きることを、空気のように感じたのだと思います。
娯楽なんて何もありません。
家族旅行もありません。
ただ働くだけ。
でも心は満たされていました。
母の後ろ姿を見ながら(これが結構勉強になる)覚えた料理は、私の舌と手が覚えています。
ただ残念なことに、私は中学を卒業すると同時に家を出ました。
9キロ離れた町に一人住まいをして高校に行きました。
だから、母の料理はそれ以降学べていないのです。
今思えば惜しいことをしました。
レシピはなくてもお料理は作れます。
お料理に必要なのは、心であってレシピではないと感じる今日この頃です。

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食べ過ぎ

お正月で食べ過ぎの人はいませんか?
Twitterではそんな文字がチラホラと(笑)
食べ過ぎって過食とは違うのですが、どちらも体に負担をかけることでは同じです。
理由は色々ありますが、単に食い意地の張っている人、精神的に不満を抱えている人など、心身のバランスの偏りが食べ過ぎにつながります。
理由はともあれ、食べてしまった物は胃腸を通じて消化され、最終的には排泄されることになります。
その過程で体はせっせと働かなくてはならないんですね。
昼間はもちろんのこと、夜遅くに食べたらその分体は残業して、あるいは徹夜して処理します。
これじゃあ体は疲れるわけですよね。
それなのに、なぜ食べるのか?
それはね、食べる行為は癒しになるんです。
それを本能的に知っているから、つい手が伸びるんですね。
必要以上に食べ物に好奇心が湧いたら、「ああ、癒されたいんだな」って思ってみるのもアリです。
きっと満たされない心を抱えているのでしょう。
多くの人は相手や環境に不満を訴えます。
けれども、それを掘り下げて行けば、案外自分自身の中に多くの原因があったりします。
でも、その掘り下げが一人ではなかなか出来ないんですね。
自分のことって自分ではなかなか判らないものです。
だからそんな時には、客観的に言ってくれる人の存在が必要です。
第三者の目を通してみる自分。
意外だったり不本意だったりするでしょうが、この第三者の目をどう受け止めるかによってあなたの人生は大きく変わります。
成長期には親がその第三者の役目ですが、大人になってしまうとなかなか本当のことを言ってくれる人は少なくなります。
誰でも余計なことを言って相手との関係を気まずくしたくないからです。
自分に直接利害が及ばない限り、まあまあと傍観します。
ま、これが大人の対応だなんて言ったりして、面倒なことになるのを逃げているわけです。
☆  ☆  ☆
他人に意見をするのは疲れるものです。
相手のためを想って口にする言葉であっても、相手が気分を悪くしないか、その後の関係は気まずくならないか、などと最新の注意を払って口にします。
そして、口にした後はどっと疲れるものです。
反対に褒めるのは簡単です。
他人に喜んでもらう手段はいくらでもあります。
だから精神的には楽です。
もしあなたが今食べ過ぎだったら、単純な食べ過ぎでもいいからちょっと心の内を覗いてみましょう。
寂しくなかった?
美味しすぎたから?
相手が良すぎたから?
そして、いつも最後には体に「後をよろしくお願いします」と頭を下げましょう。
常に相手の身になってみる。
その相手は人間だったり、物だったり、体だったりします。
食べ過ぎてもそんなことが出来たら素敵だね。


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レシピなしで出来上がった料理

きのう嬉しいことがありました。
むそう塾生のさっこさんが、ご実家に帰省中、急遽筑前煮を作ることになったとTwitterでつぶやいていました。
大慌てで私はこの記事をアップして、どうか美味しく出来上がりますようにと手を合わせました。
さっこさんがブログを更新して、この出来事を書いてくれました。
記事を拝見して、中川式筑前煮はもとより、むそう塾がお伝えしたかったこと、そして中川さんがいつも口を酸っぱくして話していることが、一気に集約されたような気がしました。
お料理をする時にはレシピを見てするのではなく、むそう塾での授業風景を思い出してしてほしい。
これがいつも繰り返して話していることです。
塾生さんによっては次のように表現する人もいます。
・中川さんの声を思い出していた
・中川さんがそばにいるような気がした
・中川さんのお鍋を思い出していた
・クラスメイトと一緒に作っているような気になった
どれでもいいのです。
教室での記憶をそのまま再現出来たら。
さっこさんの記事をぜひ読んでみて下さい。
皆さんにこんなふうに受け止めてほしかったのです。
ちなみにさっこさんは、あの大豆蛋白の時雨煮を中川さんのお味に一番近く作れる人です。
日々の努力が実を結んだ結果ですね。
大豆蛋白の時雨煮に関しては子象さんの記事にも登場しています。
こちらにはさっこさんが中川式筑前煮を学んでいる姿があります。
一緒に学んだ方にも懐かしい記事ですね。
クラスメイトの力も借りて美味しく炊き上がったそうです。
嬉しいですね。

さっこさん、おめでとう!


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レシピを捨てれば本気が生まれる

何度もテレビで放映されているので、すでにご存知のかたも多いと思いますが、秋保温泉の「主婦の店 さいち」さんについて感じ入ることがあります。
キーワードは沢山ありますが、下記のようなものが特に共感出来ます。
1 レシピを捨てれば本気が生まれる
2 家庭不和の人が作る海苔巻きは固い
3 社員が幸せになってほしい、さいちがサポートする
4 毎日食べても飽きが来ないこと
5 まずは美味しいものを作ること
1については、むそう塾で中川さんが常々口を酸っぱくしてお伝えしていることです。
つまりむそう塾スタイルですね。
2については、我が意を得たりという思いですね。
毎日の玄米投稿で実証済みですから。
3についてもこれまた同感。
まずは自分自身の幸せを、そのためにむそう塾は全面的にバックアップするべく、フォローに膨大な時間を割いています。
4は当然ですね。むそう塾ではそういうお料理をお伝えしています。
5の美味しいもの、これは奥深いです。
このためにレシピを捨てたわけですから。
これらの中で特筆すべきことは、「レシピがあるとそのとおりに作ればいいやとなって味が落ちる」ことを経験上知った点です。
そこで思い切ってレシピを捨てたら本気にならざるを得ない。
ここに辿り着いたことが見事でした。
中川さんは最初からそれを知っていたからこそ、むそう塾ではレシピなしの講義が続いています。
つまり、本気だったらレシピはいらないのです。
しかし、食べ物だけの視点でこの「さいち」さんを論ずるのは片手落ちです。
社長さんの経営姿勢にも共感できるものがあります。
そのうちの一つ仕入れについてですが、値段交渉はせず信頼関係で取引をしているとのこと。
これですね。
信頼関係。
これは会社であっても個人であっても、失敗しないための大切な要素です。
きっとこの「さいち」さんの従業員さんたちは、信頼され、信頼して楽しくお仕事をされているのでしょう。
だからこそ、真に美味しいと思ってもらえるお料理を作り出せるのだと想像できます。
すでに600社を超える企業が視察に訪れたそうですが、さて、この信頼関係を築ける会社はあるのでしょうか?
ノウハウを求めて来る人達が目を醒ますきっかけになってくれたら良いなと思ったことでした。
さあ、あなたもレシピを捨てて本気になりましょう!


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