マクロビオティック料理らしきものを作っていても、無双原理という言葉を知らないまま作っている人が結構います。
なぜなら原典の文章が難解なため、それを易しい文章に置き換えて伝わったりしているためです。
でも、何事も基本が大事です。
迷ったら基本に返るつもりで、「無双原理の十二定理」を読んでみましょう。
解っても解らなくてもいいから、こんな12の視点があるんだなぁと思って読んでみて下さるだけでも結構です。
解釈はそれからです。
「無双原理の十二定理」
1.宇宙は陰陽の秩序をもって展開す。
2.陰陽秩序は無限に、
不断にいたるところに生起し、相関交渉盛衰す。
3.求心、圧縮、下降の性を有するものを陽といい、
遠心、拡散、上昇の性を有するものを陰という。
(故に、活動や熱は陽から、
静かさや冷たさは陰から生まれる)
4.陽は陰を、陰は陽を相牽引す。
5.森羅万象は、あらゆる比例において
陰陽両性を荷帯せる宇宙の本体の電子的微分子の
複雑なる高次元の集合なり。
6.森羅万象は、単に種々なる程度の動的均衡を示す
陰陽の集合なり。
7.絶対純粋なる陰または陽なる事物は存在せず、
総じて相対性なり。
8.一物といえども中性なるものなし。必ず陰陽多寡あり。
9.森羅万象の相互の引力は、
その対者間の陰陽差に比例す。
10.同名の性は相排斥す。
同名の性の排斥力はその差に逆比例す。
11.陰極まりて陽生じ、陽極まりて陰生ず。
12.万物その内奥に陽を付帯し、外側に陰を付帯す。
(桜沢如一著『宇宙の秩序』日本CI協会刊より)