少し言葉を呑む

先日「喋る 話を聴けない」 「間合い」の記事を書きましたが、その締めくくりの記事を書きます。
やはり先日、中川さんが「不変であるための変化」という記事を書いてくださいました。
この文章を拝見して、つくづく人間関係と同じだなぁと思いました。
お料理の美味しさの受け止め方が人それぞれ違うように、人間関係もまた人それぞれです。
誰でも不愉快な人間関係や、喧嘩別れの人間関係は望んでいないはずです。
それでも気まずい人間関係になってしまうことはたまにあるかも知れません。
もしかしたら、たまにではなく、しょっちゅうあるという人は少し問題ですね。
人間関係に不器用なのでしょう。
俗に空気が読めないという人ですね。
私は20代の時から肝に銘じていることがあります。
それはどんなに相手が間違っていると思えても、100%言ってしまわないことです。
必ず少しは相手の逃げ込める隙間を作って、徹底的に叩きのめさないことです。
相手が気づくまで話したら、後は相手の判断で間違いを認めて反省してほしいから。
その方が相手が救われるから。
つまりとどめを刺さないことですね。
それは相手のプライドを傷つけないためでもあります。
たとえ責められる失敗をしたとしても、失敗したことがいけないのであって、相手の人格攻撃になってはいけないと思うからです。
しかし、人格に難があるからこそ失敗をすることが多いので、これはかなり難しく慎重になるものです。
それでも悪人にも一分の理だと思って、100%の追求は止めます。
これが「良い人間関係=美味しいお料理」だとしたら、そのために自分を自在にコントロールして、臨機応変に調整することが必要ですね。
望ましい人間関係のために、いつも弾力のある精神状態と氣、そして体力をキープしておくことが、美味しいお料理を作り続けるための努力と少し似ているなぁと思った次第です。


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木の芽の解釈(必読)

昨日ご紹介したmarikoさんの記事に書かれている中川さんの文章が、とても素晴らしいのです。
勉強になります。
携帯で苦労してスクロールされる方のために、ここに転載させていただきます。
1コメントとしてスクロールの海に埋もれてしまうのが、あまりにも勿体なくて。。。
              *    *    *    *
<松茸ご飯に木の芽を飾った場合の話>(中川善博さんのコメントより)
–前略–
まりこさんのお庭にある山椒の木は和食には無くてはならない香りを届けてくれます。
しかし「木の芽」と呼ばれるくらいですから芽なのですね。
そこからも判るように陰性です。
ですから強い香りを持っています。
使うのは立春を過ぎてから。
これを守れない料理人や料理屋はほんまもんではありません。
本当の木の芽は青菜の葉の部分のように柔かいはかない葉に繊維の立たない軸からなる、少し巻き込むようなRがついた小さな新芽の事を指します。
まりこさんがお弁当に載せられたものは正確には木の芽では無く「葉山椒」と呼びます。
使う季節はすこし木の芽より後になります。
それから夏に向けて「花山椒」が出て、ご存知「実山椒」が出ます。


私なら。
今回のお弁当に何かを載せるならば美山山椒の佃煮か山椒昆布を少し載せたでしょう。 
青物は不要です。
墨絵や書にはカラフルさは野暮でしょう? 
そういう事です。

–後略–


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シラルガン Tプラス3.0L

圧力鍋は数々ありますが、実は理想的な玄米ご飯に向いている鍋は少ないのが現実なんですね。
私はフィスラーでスタートして、シラルガンを何代かに亘って使って来ましたが、今はTプラスの3.0Lにぞっこんです。
何が良いかと言うと、あの浅さなんですね?。
元来日本料理は浅い鍋でお料理するものが多いので、3.0Lはご飯炊きだけでなく、抜群にお料理がしやすいのです。
きんぴらゴボウのような炒め料理、おでんのような煮込み料理、それでいて玄米ご飯がサラッとふっくら炊き上がるのですから、惚れないわけはありません。
ですから私は3.0Lを2台持たれることをお勧めします。
玄米ご飯用とおかず用にね。
すでに3.0Lを購入された方からは、2.5Lにも4.5Lにもない軽いふんわり感、さっぱり感を絶賛する声が届いています。
これが形状の陰陽差が生み出す炊き上がりの違いなんですね。
中川さんのレベルになると、2.5でも4.5でも3.0の炊き上がりを実現できますが、我々のレベルではお鍋の力を借りたほうが無難です。
そうそう、今月開催する「圧力鍋料理とモバイル味噌汁の会」では、この3.0を使います。
もちろん少人数の場合は2.5LでもOKですが、3.0Lは平べったいので、材料が重ならないで煮ることが出来てとても良いです。
本当に日本人向けの形状です。
ちなみに色は白・黒・赤・緑・黄・ピンクの6種類あります。
ピンクについては中川さんにご希望を伝えて下さると用意してくれます。
私もピンクを注文しました。
心だけは乙女で(笑)


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新しい愛クラスのご案内

こちらの記事でもお知らせしましたように、愛クラスの内容を一新しました。
玄米投稿を途中で挫折された方、あるいはお鍋をTプラスに買い替えた方、もう一度新しい愛クラスで学び直してください。
そうして玄米ご飯を通じて確実に体調が変化することを体験なさってください。
あなたの健康はここから始まります。
なお、この内容は2010年10月17日開催の愛クラスから適用します。
今までは見学型だったのですが、体験型にしてみました。
少しでも皆様の記憶に残ることを考えて、可能な限り体験していただこうと考えました。
これは炊こう会を通じて、愛クラス受講後の皆様の記憶や癖を知ることが出来たからです。
玄米とお塩を中川さんに選別してもらえるようにしました。
玄米とお塩の種類によって玄米ご飯の炊き上がりは驚くほど変わります。
しかし素人にはその判断は大変難しいもの。
中川さんに判断してもらって安心して炊きましょう。
余りにも蓋のお手入れ方法を理解されていない方が多いので、愛クラスの時点できちんと実習していただき、いつも安定して炊き上がるようにしました。
圧力鍋はメンテナンスが命です。
パスポート取得者が愛クラスを受講された場合は、3回まで玄米投稿が出来る特典をつけました。
これは、玄米投稿時のチェック項目が過去より増えているため、最新のレベルに合わせる必要があるからです。
これにより、パスポート取得者も中川さんのブログでアドバイスを貰えることになります。


新しくTプラスに買い替えた方は、ぜひ新しい愛クラスを受講なさって、最新の炊き方をマスターなさってください。
フィスラーやワンダーシェフ、シラルガンのT、あるいは平和、活力鍋などでパスポートを取られた方は、古い炊き方になります。
むそう塾の最新の炊き方は、以前より簡単になったうえ、消化吸収度が格段にアップしています。
これはお鍋の陰陽の違いによるものです。
Tプラスで以前の炊き方をされても、美味しい炊き上がりになりませんので念のため申し添えます。


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間違いから学びへ

今月の幸せコースでは松茸ご飯をお伝えしています。
松茸ご飯の美味しさに皆さんが感嘆の声を上げられます。
さて、復習となると松茸が高いために、舞茸やシメジを使う人が1期生にはおりました。
2期生にもそのような方がいらっしゃいます。
しかし私はあえてそこを松茸で復習してほしいと過去の記事で書きました。
それは「ほんまもん」を学ぶためです。
土曜Aクラスのmarikoさんは、北海道から幸せコースに通われています。
これだけでも相当な出費ですが、ちゃんと京都のとり市さんで松茸と栗を買って帰られました。
中川さんに教わった食材で復習しようとする意気込みが伝わってきます。
金額的なことは幸せコースの受講を決めた時点で、腹をくくったのでしょう。
彼女はそういう男気のある人です。
さて、そのmarikoさんが松茸ご飯の復習をして、ブログに記事をアップしたとたん、中川さんからコメントが入りました。
私もありゃりゃと思ってコメントをしました。
その後コメントが続き、最後は見事な学びの場になりました。
marikoさんは落ち着かない一日になったことでしょうが、marikoさんの謙虚な姿勢に支えられて、課外授業の場となったことを、私はとても嬉しく思いました。
間違いは誰にでもあります。
でも、その後どういう処理をするかによって、人間性が出てきます。
marikoさんの記事から学ぶことが多いので、ご紹介させていただきます。
中川さんの最後のオマケコメントから、大いなる学びを得てください。


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