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第1期秘伝コースの最終授業が終了しました 信頼感で紡いだ日々
2016年4月16日(土)・17日(日)は、むそう塾にとって記念すべき日になりました。
2008年にむそう塾を始めてから丸8年、幸せコースの第1期生を含む14名の塾生さんが秘伝コースを修了されたからです。
男性1名を含む彼女たちの凄いところは、まだ海のものとも山のものとも分からないむそう塾を信じて、ずっとついて来てくださったことです。
幸せコース・上級幸せコース・満足コース・秘伝コースと、すべて1期生として未知なる世界に足を運んでくださった人が何人もいます。
その熱いお気持ちに応えるべく、中川善博も私も誠心誠意、持てる力をすべて注いで最後の授業を終えました。
熊本地震で不安な時ではありましたが、九州の塾生さんも無事最後の授業を受けられました。
以下に土曜クラスと日曜クラスの皆さんに、私からの言葉を添えて区切りにしたいと思います。
まだ多くの方が「煮物コース」に来られるので、実は来月からもお会い出来るのです(^^)
(マクロビオティック京料理教室 第1期秘伝コース土曜クラスの皆さん)
<おはるさん>
あなたとはむそう塾が始まる前からの長いおつき合いになりました。
金沢にお住まいのあなたと新潟でお会いしてから、もう10年位になりますね。一緒に歩んでくださってありがとうございました。
常に前に進もうとされるあなたを見ていると、陰陽をここで活かしてほしいなと思うことが多々ありました。
進んで苦しい時には一歩でも二歩でも楽になれるところまで下がってみるのです。
あるいは180度考え方の転換を求められることだってあります。
それがマクロビオティックの陰陽です。
私も今子供のことで、陰陽の大転換中です。何歳になっても勉強は続きますね。
一緒に子供から学びましょう。
<子象さん>
あなたの向上心は筋金入りですね。その結果が鉄火味噌に反映されました。素晴らしいことです。
人は誰しも得手不得手があります。
不得手なことを克服するのは容易なことではありませんが、一つだけヒントを書かせていただくなら、あなたの「木を見て森を見ず」の思考癖を爆破することにあるかと思います。
これって究極の陰陽バランスにつながるのですが、お分かりいただけるでしょうか?
東京から通った6年間は自分を知るための期間、これからの期間は自分を壊して構築し直す期間になるでしょうね。
<舞さん>
あなたの桂剥き、刻み、盛付けなどは、もう素人の域を出てプロも真っ青になりますね。
特にお寿司シリーズのキレや、各お料理の再現能力の高さには驚きました。
時間を目一杯に使われて、フル稼働させた生き方には感動しています。
どんな人生になっても、きっとあなたなら大丈夫。
1年の間を置いて、東京から4年間の京都通いを頑張りましたね。
これからもOBENTERSのおまとめをよろしくお願いします。
あ、そうそう。自転車を担いで京都入りした日のことが忘れられません。
<陽子さん>
体調に翻弄されながらの京都通いでしたね。
あなたの持ち前の良いセンスは財産なので、今後それを発揮できるような生き方が出来ることを望んでいます。
いつか心の大改革をしましょう。
人生がもっともっと楽しくなります。
東京から通い続けてくださったことや、お母様をお元気にしてあげられたことなど、心から感謝しています。
<じゅん子さん>
京都の空気をしっかり細胞レベルで感じていらっしゃるあなたは、中川さんの伝えたい世界をキャッチするのがお上手でした。
持ち前の勘の良さに加えて、左手も右手も器用に使いこなしてお料理をされる姿が印象的でした。
いつもほんわかムードと笑顔を周りにプレゼントしてくださって、とても救われました。
良い陰性の見本のようなじゅん子さんは、私の憧れでもあります。
<真新さん>
あなたが天草にお住まいの頃、初めて愛クラスにいらしてくださいました。
あれから6年間、九州から京都までの心の距離はぐんぐん縮まり、ついには京都の住民に!
これからはお仕事のストレスから解き放たれて、思う存分趣味の世界を満喫なさってください。
体調にも新たな変化があることでしょう。
糠床を頑張ってくださいね。
それにはまず、心のお掃除から。
<みゆきさん>
一時は短くなった髪を伸ばし始めたのですね。
ロングヘアがお似合いです。
肩の調子が快復方向に向かったこともあるのでしょうか?
食べてくれる人がたくさんいらっしゃる環境なので、過去のメニューもどんどん復習なさって、美味しい幅を広げてください。
持ち前のセンスの良さがお料理に活きる面が多々あるはずです。
* * *
(マクロビオティック京料理教室 第1期秘伝コース日曜クラスの皆さん)
<カモメさん>
第1期幸せコースからずっと男性お一人で頑張って来られました。
時には男性の凛々しさを、時には正真正銘のジェントルマンぶりを、時には中川さんと男同士の深い一面を見せてくれました。
奥様に作られる毎朝の愛夫弁当は多くの塾生の憧れでもあります。
これからは煮物コースで、さらなる深いお料理の世界に唸ることでしょう。
<ゆきさん>
あなたが通われた第2期幸せコースは、全部で8クラスもある大所帯でした。
第2期上級幸せコースも4クラスでした。
その頃はまだ控え目な性格が前面に出ていたのですが、2011年春の家事アドバイス講座あたりから、あなたの心に変化が出てきましたね。
多くを話すわけではないのですが、急所をきちんと受け取って前に進んでくれました。
あなたの中にある頑張り精神が、徐々にたくましくなって来て、毎朝のお弁当投稿にも反映されています。
結婚もされてますますご家庭のお料理が重要になって来ましたが、むそう塾で習ったことに自信をもって、毎日の台所を大切に生きてください。
東京から通い続けてくれた熱意に、これからも応えてあげたいと思います。
<ひろ美さん>
中川さんの手元を見るのが大好きなあなたでしたね。
お弁当投稿も頑張っていますね。
習った技術は毎日使いこなさなければ身につきません。
ちょっとしたことでも継続されると心の潤いになります。
東京で一緒におしゃべりした過去の一日が懐かしい想い出です。楽しかったですね。
これから通われる煮物コースは、あなたにもご主人様にもピッタリのお料理なので、ぜひヘビロテ級にしてください。
良い潤いが得られますよ。
<ちえこさん>
2010年の3月、あなたはダメ元精神で第2期幸せコースに申し込まれました。
その時にゆきさんと一緒のクラスになりましたね。
それからずっと同じクラスで、一緒に秘伝コースを修了されたのは、きっと心強かったと思います。
九州から通い続けた足掛け6年間は、あなたにとってとても大きな財産を手にされたはずです。
毎朝のお弁当投稿の完成度の高さは、それを物語っていますね。
持ち前のセンスの良さをこれからも大切にして、新しい境地を切り開きましょう。
陰陽を実生活に活かして実行されることをおすすめします。
<麻莉さん>
第1期幸せコースからずっと海を越えていらしてくださって、あなたの体力と気力に敬意を表します。
お仕事で一睡もしていない日もありましたね。
それでも休まず通い続け、苦手な「脱力」に挑戦する姿は、男を感じさせるものでした。
ああ、もっと責任感が弱かったら人生が変わっていたのになぁと何度思ったことでしょうか。
真の生き甲斐とは何なのか?
あなたにこそ陰陽を使いこなしてほしいです。
今年の夏は鱧という恋人を相手にしそうなので、どうなりますことやら・・・。
<麗可さん>
2009年の第1期幸せコースは東京から、その後2011年の上級幸せコースは途中から大阪に引っ越されましたね。
あなたほど身土不二を実感された人はいないかも知れません。
大阪に帰ることをおすすめして本当に良かったと思います。
体育会系の良さを十分に発揮した日々は、あなたの人生を何倍にも充実させてくれましたね。
スタッフとしても身を粉にして働いてくださって、本当にありがとうございます。
<夏目さん>
栃木県から新幹線を乗り継いで丸6年間通ってくださいましたね。
子象さんと幸せコース・上級幸せコースのダブル受講の年もありました。
手がやわらかくて器用なあなたは、昨日の粽寿司も見事に仕上げましたね。
勘が良いので、ササッと吸収できるのですが、継続力が不得手分野でした。
等分や乱切りの笑い話もありますね。
パワー溢れる行動力と細かな神経は陰陽の見本のようでした。
たくさんの秘技を知りましたので、これからはそれらの精度を上げて行きましょう。
あなたの笑顔は天下一品です。
* * *
最後に、最後まで苦しめられた盛り付けの参考に、八寸の裏側の写真を載せておきます。
一寸豆の積み上げ方が心憎いですね。
この感覚が盛り付けには重要だなぁと改めて感じました。
玉子と粽寿司の間の結界も忘れないでくださいね。
(八寸 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾
28件のコメント
わたし、「がんばった記憶」がほしかったんです。
春は卒業のシーズンですが、むそう塾の卒業は4月になります。
各コースともこの時期になると成長の度合いが如実に判ってきて、ウルウルすることがあります。
むそう塾では玄米投稿の愛クラスからお一人おひとりとじっくりおつき合いしますので、むそう塾に通ってくださった年数がそのまま塾生さんとの共通の時間になるのです。
ですから、想い出も一緒です。
現在秘伝コースに在籍中の舞さんは、愛クラスにお申し込みされる時間にお仕事中だったのですが、そのお仕事をちょっと抜け出て申し込んでくださいました。
愛クラスに初めて来られた時には、青白い顔色で弱々しくて、どこか自信なげな表情をされていました。
そんな舞さんが変わったのは、幸せコースの桂むき投稿からです。
桂むき投稿で見せた気力に舞さんの内なる声をしっかり聞いたのでした。
夜遅くにお仕事から帰宅して、それから桂むき投稿をしようとすると眠くなるからと、最後はお食事を抜いて桂剥きを優先された舞さんに、「どうしてそこまで頑張れたの?」と質問したことがあります。
すると「私は今まで何でも途中で終わってしまったので、絶対こんどは最後まで頑張ろうと思ったんです。変わりたいんです!」ということでした。
そして舞さんは変わりました。
見事に変わりました。
というより、生まれ変わった感じです。
その時の心境は舞さんのブログに綴られています。
桂剥き投稿 <完走の感想>
>わたし、「がんばった記憶」がほしかったんです。
いいですねぇ、この言葉。
その後舞さんは結婚も出来ました。
ご主人様の理解も得られるようになって、ますます腕が上達しつつあります。
私のブログで「舞さん」と入力してブログ内検索をかけると、舞さんの過去記事がいっぱい出てきて、ついつい読みふけってしまいます。
次の記事は頑張った舞さんが今の幸せを手にするまでの一面が覗けて参考になります。
「仕事以外に打ち込めることがあって、自分を向上させられるのは凄いことだね」
誰かに自分が目指していることを理解してほしい時は、まずは輝ける自分になるのが一番効果的です。
輝いている波動が周りにも伝わって、それが人の心を動かすからですね。
よく周りが理解してくれないと嘆く人がいますが、そういう場合はまず自分が行動して結果を出すことですね。
行動することは陽性なので、周りを動かす力を持っています。
じっと待っていてもそこには陽性のエネルギーが少ないので、大きな変化は望めません。
自分を変えたいんですという相談がよく寄せられるのですが、そのためには陽性の力を借りなければなりません。
その陽性の力は、食べ物で作ることもできるのがマクロビオティックの陰陽の凄いところです。
マクロビオティックではよく「人は食べたもののようになる」といいますが、これは本当です。
しかし、食べ物だけで生きているわけではないので、環境の陰陽がとても大きな影響を及ぼします。
日々自分が接するものを好ましい方向に変えて行くことこそ、それが人生を生きることではないかと思うのです。
与えられた環境の中で息をするだけの生き物にならないよう、己の限界に挑戦する生き方は、それ自体が陽性な生き方なので、自然と変化が訪れます。
むそう塾にはそんな生き方を知らず知らずのうちにしている人がゴロゴロいます。
美味しいお料理とともに。
(むそう塾にはいつもお花が絶えません。中川善博が活けています。撮影場所の関係で横からパチリ)
カテゴリー: 塾生さんのメールから心に響いたこと, こころ・想い
2件のコメント
musooyajibotから技術や生き方を学ぶむそう塾生
Twitterではbotという機能があって、指定された時間帯と間隔で勝手につぶやくのですが、これには勉強になる内容もあって、私もいくつかフォローしています。
むそう塾では中川さんが「musooyajibot」をしています。
musooyajibotについては過去記事でも書いていますが、これをしっかり読み込んで実践に生かしてくれている塾生さんもいます。
たとえば次のbot。
【3年かけて「素人とプロの境界線」をじわじわ消しにかかっているのだ。 「さぁ!消すぞ!」と言うのでは無く。「あれ?気がつけばできているけど、実は凄い事」というのが理想。 なぜ消すのかって? だって旨いものにはプロもアマも無いから。】
こちらの「きょうの100点お弁当」で頑張っている舞さんは、まさにこのbotの言葉どおりになりました。
毎日流れてくるbotを常に意識して生活してくれたそうです。
素晴らしいことですね。
そして、秘伝コースには舞さんと同じように、プロとアマの境界線上をウロウロしながら頑張っている仲間がいます。
このbotのようになる人が登場するかもしれません。
私のお気に入りに次のような文章があります。
【排泄は「どう生きたか」の履歴書です。 食事は「どう生きるか」の計画書です。】
マクロビオティックをしていると、お食事をどのように位置づけるかで生き方が変わって来ます。
その生き方の結果が排泄につながるので、中川さんは上のような言葉をつぶやかれたのでしょう。
マクロビオティックの考え方でも深い意味をもつ味のある言葉です。
中川さんは陽性なので、長い文章を書くより短い言葉で発信するのが性格に合っているようです。
Twitterの140文字の世界を楽しみ、自由に使い、なおかつ指導もしています。
ですから、Twitterからは中川さんの人間味溢れる言葉がドンドン流れてきますので、「中川善博」をフォローするだけでなく、「musooyajibot」もフォローして、人生に悩んだときや困ったときのヒントを得られたらいいなと思います。
なお、musooyajibotはむそう塾生がみんなで流した汗で出来ています。
お弁当投稿もOBENTERSのみんなで作り上げたものです。
一人では出来ないことでも、仲間がいれば出来ることがあります。
それぞれが頑張って毎日を生きていて、その刺激を受けられる仲間たちの存在。
そんな仲間のいるところがむそう塾です。
<塾生の皆さんへ事務連絡>
中川さんの新しい言葉をメモされていたら、中川さんにメールで送ってあげてください。
「bot用原稿」として。
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾
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むそう塾生 舞ちゃんのこと
お料理のことが何も分からなくて、むそう塾に飛び込んできた舞ちゃん。
玄米ご飯を炊くことから始まって、今ではこんなに高度な包丁仕事ができるようになりました。
その間に結婚もして、お仕事もずっとフルタイムで働いて、土日にはさらにもう一つのお仕事もしています。
その他にお弁当投稿のツイートをまとめる作業もしてくれています。
そんな頑張り屋さんの彼女に、心からのエールを送りたいです。
鱧を自分でおろして、それを芯に入れて出汁巻き玉子を焼くなんて、プロの仕事そのものです。
何年も頑張ってこんなに凄い仕事が出来るようになりました。
彼女はもう素人ではありません。
人間の可能性を実行して見せてくれた彼女に感謝です。
でも、彼女にはお財布や鍵を忘れる癖があって、これを何とか克服しないといけないのですが、ご愛嬌ということにしておきましょうか。
マクロビオティックの陰陽を駆使して、どこまでこれを改善出来るのか? 出来ないのか?
私としてもとても大きな課題を抱えています。
いつまでも私の仕事を残してくれる可愛い娘です(^^)
(むそう塾生のお弁当 料理:舞さん)
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ
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桂むきの参考画像一覧と「大根を引く」理解のための記事
(むそう塾生 舞さんの桂剥き)
(むそう塾生の桂剥き 舞さんの手元)
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今年の桂むき投稿は、まだ誰も「ぴら〜ん」が出来ないまま間もなく6月が終わります。
こんな年は初めてですね〜。
私や中川さんや先輩方が心配になってしまうのですが、当事者たちは当事者なりに一所懸命なので、私からは応援記事だけ書くことにします。
昨年の記事ですが、過去記事を読まない人も多いので、もう一度リンクしておきます。
・プロの手元から学ぶ桂剥き上達のための画像一覧
・桂剥きの高度の技術「大根を引く」状態を理解するために
幸せコースの皆さん、最後まで諦めず精一杯頑張ってくださいね!
締め切りは7月4日(土)21:00です。
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