三國清三シェフの動画を観てマクロビオティックを思う

想い出します。37年ほど前のことを。
当時の私は、シャンソンとワインをこよなく愛して、美味しいものを食べ歩くことにお金を全部使っていました。

本も好きだったので、待ち合わせ場所はいつも本屋さんです。
ここだと相手がどんなに遅れても、ご機嫌よく時間をつぶせますから。

そんなある日、1冊の本が目に入りました。
ペラペラとめくると、私と同じ北海道出身のシェフの本でした。
東京にいると、同郷出身というだけで妙に嬉しくなるのですが、これは誰にもある心理状態だと思います。

「ぼくの美味求真」というその本から、「ヌーベル・キュイジーヌ」の流れを感じたのでした。
すぐそのレストランに行こうとしましたが、なかなか予約が取れないお店でした。
「メニューがない お店に行くまで何を食べさせてくれるか分からない」というスタイルが面白くて、2度行きました。

当時、なぜ「ヌーベル・キュイジーヌ」に関心があったかというと、あの重いフランス料理が、日本の懐石料理などを参考にして、軽いフランス料理に変わりつつあったからです。
フレンチの大きな流れが起きた頃でした。

 
 


(画像はこちらからお借りしました)

 
 

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最近、その本の著者である三國清三氏の動画で、そのお店を閉めたと知りました。
その動画を観ていると、ところどころにマクロビオティックの考え方に通じるところがあって、「ああ、三國さんはお料理から陰陽を理解されて行ったのだな」と思いました。

むそう塾ではいつも盛り付けのことを大事に教えていますが、それに似た言葉を帝国ホテルの村上総料理長から言われている場面があります。(21:25から)
働いて得た収入は自己投資をしなさい。
美術館に行き、音楽を聴き、何よりよいレストランで食事をしなさい。

三國氏の師匠であるアラン・シャペル氏から、「C’ est pas raffiné」(セ・パ・ラフィネ:繊細ではない、形でしかない)とつぶやかれる場面がありますが、それを補うものが村上総料理長からの言葉にあったと思います。
ここにむそう塾で伝えている繊細さの学びが重なるなあと思ったのでした。

そして、ここが大事なところなのですが、マクロビオティックでいうところの「身土不二」と同じことを話しておられます。(37:13から)
これが大事なんですよね。
単なるグルメではなく、健康になるためのお料理がマクロビオティックの目指すところだからです。

 
 

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むそう塾では本当に美味しいお料理を教えていますが、いつも基本には陰陽があります。
どんな国のお料理であっても、全部日本人の私たちに合うように陰陽バランスを考えています。

そうすることによって、三國シェフが体験されたような究極の不調和をなくすためです。
どんなお料理を楽しんでも自由ですが、最後は体のことを考えること。
それがマクロビオティックの食べ方だと私は思っています。

動画は三國シェフの人生突破術に焦点を合わせていますが、私はマクロビオティックの観点から観させていただきました。
陰陽を知っている人がこの動画を観ると、人生の陰陽まで楽しめますよ。

では、三國シェフの動画をどうぞ。

 
 

 
 

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「うどん出汁を使ったお料理講座 第2弾」開催のご案内

むそう塾の「上級幸せコース」で伝授する「うどん屋さんの出汁」。
これはもう、心から習ってよかったと感動する美味しさです。
「この出汁のためだけに上級幸せコースに行ってもいい」と先輩塾生さんがおっしゃってくださいました。

私は、このお出汁でお蕎麦やおうどんを作るたびに、汁を全部飲み干し、そのたびにこのお料理を教えてもらってよかったと、感動を新たにするほどです。
本当に美味しくて、本当に便利なものは、何年経っても人の心を震わせる力を持っているのだと、いつも感じ入る日々です。

このうどん出汁は、色々なお料理に変身できる力をもっていて、第1弾も好評を博しました。
本来のうどん出汁としてだけでなく、このうどん出汁をストックしておけば、こんなにも豊かなバリエーションが展開できることに、きっと驚かれるでしょう。
第1弾とともに、第2弾も美味しいもの満載なので、あなたのお料理力がグンとアップしますよ。

なお、次の方々がすでに受講ご希望をされていますので、新しいかたの枠は1名のみとなります。
1 こたろうさん(107-5)
2 麻莉さん(3-4)
3 ちえこさん(32-4)
4 まきさん(94-4)
5 PICOさん(130-1)
6 Namikaさん(141-1)
7 佳奈美さん(104-4)

 
 

*   *   *

【講座名】
「うどん出汁を使ったお料理講座 第2弾」

【開催日】
2023年5月4日(

【会場】
むそう塾(京都市左京区孫橋町18)

【内容】
<上級のうどん出汁を使ったお料理デモ&試食>
1 鰊蕎麦
2 カマスと焼きなすのパスタ
3 たこ飯
4 大根のはりはり漬け
5 ざるうどんの麺つゆ
6  ローストビーフの琥珀ジュレ掛け

<フォロー>
・iMessage
・お弁当投稿

<昼食>
デモで出来上がったお料理を試食

【タイムテーブル】
11:00  開場
11:30〜17:00 デモ&試食
17:00 解散

【定員】
8名

【受講資格】
上級幸せコース在籍以上(2023年度の上級幸せコース申込者を含む)

【お子様】
会場が狭いため申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
55,000円(消費税込)

【受講費の支払期限】
講座開催日の1か月前まで

【申し込み方法】
こちらの予約システムから 随時受付

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・開催日の15日前〜8日前:受講費の50%
・開催日の7日前〜当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

(ローストビーフの琥珀ジュレ掛け 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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料理ができる人は不安が減る 奉書蒸しの美味しさに感動

昨日は、長崎に住む塾生さんのご主人さまが、釣りの成果を送ってくださいました。
1メートル近くもありそうな大きなヒラマサが、ドーンと送られて来たのです。
中川さんが嬉しそうにお魚をさばいていく姿を見ていると、技術を持っている人は強いなと思いました。
サッササッサと柵取りして、あっという間にお刺身が出来上がりました。

 
 

 
 

それをたっぷりの大根と紫蘇と山葵でいただきます。
これで毒消しが済んでしまいます。

 
 

 
 

私は洗い物をしていて気づかなかったのですが、何やら蒸し器から湯気が出ています。
「アッツ!」と言いながら何かが出てきました。
「奉書蒸し」でした。
奉書蒸しといえば、「無双原理&盛付コース」のときに、「氷見の寒鰤」で授業に入っていました。

あれも美味しかったのですが、今回のヒラマサも最高に美味しかったです。
大きめの器に盛ってくれたのに、おかわりして汁を飲み干しました。
こんなに美味しく旨味を引き出せる料理方法に、改めて感動した夜でした。

 
 

(平政の奉書蒸し 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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こうして1本の魚から、わずかの間にメチャクチャ美味しいお料理が出来上がるのを見ていると、技術とは本当に素晴らしいものだと再認識します。
今は何かと食べ物がSDGsの名のもとに、おかしなことになってきました。
しかも急激な勢いで。

しかし、人間の味覚や食習慣は急には変われません。
そうなると、従来の商品に見かけを近づけたり、似たような味に加工していきます。
そうするとそこには多種の添加物が使用されることになります。
もちろん、表示義務のあるなしにかかわらず。

ここで私が危惧するのは、名前や食感は似ていたとしても、材料が異なれば名前とは違う食材の影響を体が受けるということです。
これは「もどき料理」にもあることなのですが、体が受けるのは材料の陰陽であって、名前ではありません。

プラントベースフードが広まるにつれ、私はマクロビオティックの陰陽視点から注意を呼びかけておきます。
「食べたもののようになる」のは当然ですが、それは食材の陰陽の結果であるということを、この混沌とした時代に改めてきちんと理解する必要があります。

あなたにとって本当に必要なのは、本物のお肉なのか?
お肉もどきなのか?
本物の鶏卵なのか?
鶏卵もどきなのか?
etc.

前(1964年)の東京オリンピックの頃、「タンパク質が足りないよ♪」というCMが流れていました。
今また「タンパク質が足りなくなる」と言い出しています。
その裏には何が?

私たちに技術があれば、納得のいかない暮らし方をしなくても、自分で自分の命を守ることができると思いませんか?
こんな時代だからこそ、私は食料を生産する技術、それを料理する技術が極めて重要だと思うのです。

どんな職業に就いている人でも、自分の食事は自分で用意することができたら、もっともっと人は不安にならずに生きていけるのではないでしょうか。

 
 

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「中川式カレー講座 第1弾」開催のご案内

中川式カレーを初めて講座にしたのは2017年のことでした。
それから何度開催したことでしょうか?
それでも相変わらずご希望者がおられるので、もう一度開催することになりました。
塾生さんが出かけるときに、これを作っておけばご家族も大喜びだし、塾生さんも安心ですね。

今も根強い人気の中川式カレーは、作り方にビックリ、胃が痛くならないことにビックリなので、小さなお子さんでも食べられてしまうことです。
そして、カレーは実は免疫力アップのために貢献してくれるんですよね。
あのスパイスが大活躍なのです。

実は、カレー講座の開催については、こんな経緯がありました。
中川式カレーライス 2016.10.11
中川式カレーの作り方に驚いた試作会 2016.12.6
「中川式カレー講座」開催のご案内 2017.2.16

なお、すでに6名の受講ご希望者がおられますので、新しいご希望者は7番目から受付けます。
1 しょうこさん(128-3)
2 Namikaさん(141-1)
3 麻莉さん(3-4)
4 もーにゃんさん(81-2)
5 友紀さん(120-2)
6 Ryokoさん(113-2)

 
 

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【講座名】
「中川式カレー講座 第1弾」

【開催日】
2022年4月22日(

【会場】
「むそう塾」京都市左京区孫橋町18

【内容】
<下記のメニューをデモ&試食>
・中川式ビーフカレー
・中川式チキンカレー
・季節のサラダ
・季節のジェリー

【昼食】
13時頃に1度目の試食あり

【タイムテーブル】
11:00 開場
11:30~17:00 デモ& 試食
17:00 写真撮影&解散

【定員】
8名

【受講資格】
幸せコース在籍以上(2023年度幸せコース申込者を含む)

【お子様】
会場が狭いため申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
55,000円(消費税を含む)

【受講費の支払期限】
講座開催日の1か月前まで

【申し込み方法】
こちらの予約システムから随時受付

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・入金前:0%
・開催日の15日前〜8日前:受講費の50%
・開催日の7日前〜当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

(中川式ビーフカレー 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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氣の良い場所 道路を横断する赤松(京都 瓢亭前)

3月は引っ越しの大シーズンなので、物件が次から次と浮上しては消えていきます(泣)
内覧なしで決まってしまうのですからたまりません。
そんなこんなで、今日も物件めぐりをしておりました。(ネット上で)

 
 

ところで、家(部屋)は「氣」の良い場所を選びたいものですが、その判断の一つとして、まわりの景色に活力があることも重要です。
その土地のエネルギーを感じられるようなところね。
具体的には、樹木の育ち具合を見ると間違いないです。

たとえばこの樹木。
松の木なので、当然のことながら長生きなのですが、そもそもこんなに横に張り出してもなお青々と育ち続けている土地のパワーも凄いと思いませんか?
右側の塀の中から出て、道路の上を越えてしまっています。


(奥の白い建物は無鄰菴の洋館)

 
 

そしてその幹は電線を越えてなお伸び続けます。

 
 

どれが松の木なのかわかりにくいので、ちょっと黄色い線でつないでみました。

 
 

まるで龍のように、今も空に向かって伸び続けています。
一体樹齢はどれほどなのでしょうか?
こんなふうに松の木を眺められるのは、右も左も瓢亭さんの土地だからですね。
水に恵まれ、大地に恵まれ、太陽に恵まれ、穏やかな氣が漂って、私の大好きな場所でもあります。

 
 

今週は神戸方面まで足を伸ばして部屋探しをしてきます。
氣の良い物件に巡り会えるといいな。

 
 

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