玄米嫌いなお子さんでも食べてくれる「中川式玄米チャーハン」

むそう塾の「上級幸せコース」では、11月に「玄米チャーハン」を教えています。
以前は5月に教えていたのですが、美味しい美味しい「うどん屋さんの出汁」を早く教えてあげたくて、カリキュラムを変更したのでした。

この玄米チャーハンは、マクロビオティックの陰陽をよ〜く理解していると、すごく納得できる作り方なのですが、陰陽がチンプンカンプンの人にとっては、一般的な作り方ととても違っているのでビックリされます。

過去に「油の履歴」という言葉を使って何本か記事を書いているのですが、これは上級幸せコースメニューの「あらめビーフン」についても当てはまります。
調味料の陰陽をよく考えて、その特性を利用してお料理を展開していくと、油っぽさや食べにくさがなくなって行くので、より美味しく、より健康的に仕上がります。

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先日の復習投稿で、yumiさんの素敵なコメントがありました。
転載しておきましょう。
診て頂きありがとうございます。
どちらも本当に美味しいメニューです!
その調理法には今回も驚きが多くありました。でもよく考えるとそうか、と納得できることでした。
今まで一般のレシピ通りにしか料理をしてこず、思考が停止していたことを実感しました。
これまでは表面的なことをして料理をしたつもりになっていましたが、料理ってこういうことなのかなと思いました。

最後の「料理ってこういうことなのかな」というのがいいですね。
既成の料理方法にとらわれずに、陰陽をよくよく考えてみたのが、むそう塾でお伝えしている料理方法なのですが、そのことをよくご理解くださったのだと思いました。

「これまでは表面的なことをして料理をしたつもりになっていました」というのも、深いところで納得された結果だと思います。
彼女はじっくりマイペースで理解されるタイプなので、こうして一歩一歩進んで来られて良かったです。

その深い洞察力を、ぜひ満足コースで「点と点をつなぐ理解」に結びつけてほしいなあと思うのですが、残念なことに彼女は満足コースへの進級をご希望されていません。
もったいないなあと思います。
これからが陰陽の本当の面白さを味わえるので。

*   *   *

このように、表面だけなぞっていては知らなかったことも、少し深く理解が出来ると、俄然面白くなるのが陰陽の考え方です。
幸せコースでは「??」だったことも、上級幸せコースでは解ることが増え、満足コースではもっと深い所での理解が進み、「はは〜ん」というのが増えます。

そして、秘伝コースに進むと、「そうだったのか!」がいっぱい増えて、「ああ、すべては幸せコースのときに触れていたのに、そのときにはその重要性が分からなかった」という具合です。
そんなわけで毎年、幸せコースを再受講する人がいて、今年度も4名が再受講されています。
全体の流れが頭に入ってから受講されているので、とても効率的に吸収できるようで、皆さんが良い結果を出されています。

*   *   *

ところで、yumiさんは過去に美味しくない玄米ご飯を炊いていて、お嬢ちゃんを玄米ご飯ぎらいにさせてしまったそうですが、この玄米チャーハンは250gを完食してくれたそうです。
玄米ご飯と気づかずに。

ということなら、「玄米稲荷寿司」もきっと召し上がってくれることでしょう。
玄米ご飯がきらいな人でも、玄米と知らずにパクパク食べてくれる美味しさですから。
玄米の松茸ご飯もOKかもしれませんね。

あちこちと飛んでしまいましたが、「美味しければお子さんは食べてくれる」ということですね。

 
 

(中川式玄米チャーハン 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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コメント

  1. yumi より:

    美風さん、こんにちは。記事に取り上げて下さってありがとうございます。

    玄米チャーハンがきっかけで大きな気づきが得られ、今になって料理に初めて触れた、という感覚です。中川さんはずっとこういうことをされていたんだ...!と感動しました。

    幸せコースから陰陽について何度も話に出ていたのに、頭でばかり考えて全く分かっていませんでした。(今も分からないことは多々ありますが)

    鍋の中の変化を見て、食べてみて「あぁ、こうなるんだ」と食感や味を舌で感じる体験で分かるものなのですね。ただ、一般的な料理方法ではこんな体験をしても分かりませんでした。

    むそう塾では陰陽をもとに料理方法を考えるとこうなります、と教えて下さるので「えっ、そんな方法で?いいの?本当だ!はぁ~(驚いた)」と体験ができます。ことわりをはかる、ということを本当に教えて下さる場ですね。

    再受講される方はなんて勉強熱心で努力家なんだ!と思っていました。その熱意の理由が理解できました。

    娘には普通の玄米も食べられるのでは?なんて思うのですが、慎重に進めていこうと考えています。本当にささいなことで美味しくないと思い込んだものはなかなか払拭しにくいので...給食のみかんや、シチューのしめじが嫌で学校を休んだこともある手強い相手です(笑)

    • マクロ美風 より:

      yumiさん、こんにちは。

      あなたの「えっ、そんな方法で?いいの?本当だ!はぁ~(驚いた)」という表現が面白くて、何度も読んでしまいました(笑)
      そうですよね。普通の作り方とは大いに違いますからね。
      蓮根ステーキの油のたらし方にも陰陽がありました。

      一つひとつを陰陽で考えることは、最初は戸惑っても、だんだん似たような事例が出てくるので、どんどん答えを出すのが早くなります。
      そのうちに無意識に出来るようになりますよ。

      お嬢ちゃんは感性がとても敏感なのでしょうが、成長とともに少しずつ変化してくることも期待できますので、yumiさんの方針でかまわないと思います。

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