18日に埼玉に帰って、今日(20日)京都に戻って来ました。
中一日でしたが、ご飯を炊いたりお出汁を取ったり、お料理のために台所に立つ時間は、心が落ち着いて主婦として幸せな気持ちになれます。
おまけとして、とうもろこしを茹でてあげると、夫は大喜びで心から嬉しそうな表情をしていました。
とうもろこしを茹でるだけなんて単純すぎますが、そんな単純なお料理が家庭で食べる楽しみでもありますね。
ところで、埼玉には3週間ぶりに帰りました。
講座が多くなってきて、今は埼玉に帰れるのは月に5〜7日くらいになってしまいました。
その間夫はお食事に不自由するわけですから、家庭料理の大切さを塾生さんに伝えながら、自分はそれを家族にしてやれない現状に本末転倒の思いが拭えないでいました。
幸いにして夫は特別悪いところもなく、70歳になった今も自営の仕事をしながらゴルフを楽しんでいますが、私は長い間留守にすることを申し訳なく思っていました。
昨日、世間話をしながら、ふとそんなことを口にしたところ、「僕はお金儲けが下手だから、お母さん(私のこと)を自分で独占するより、お母さんが人のために時間を使えるようにした方がずっといいよ。僕もその方がお金の代わりに何かしてあげている気になれるから、これでいいんだよ。僕は本を読むのが好きだから、一人でも退屈しないし。」と言ってくれました。
確かに我が家はお金に恵まれているわけではありませんが、真面目にコツコツと生きているのは事実です。
夫は勤めていた銀行を辞めてから法律の勉強を始めて国家資格を取り、事務所を開業したのが40歳の時でした。
開業から30年。
トラブルなく、健康に仕事をしてこられただけで幸せなことです。
「私を家庭から開放してあげること。そのために自分は不自由なこともあるけれど、そんなに大きなことではない。」
と言い切ってくれた夫に感謝しています。
私はお金には換えられないものを夫からもらったように思います。
ありがたいことです。
(教室の置き花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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