京料理人 中川善博の動画」カテゴリーアーカイブ

食べることを自分で出来るようになると人生の選択肢が広がります

息子が玄米ご飯を炊くようになって丸1年。
昨年の昨日パスポートを頂いたのでした。
今は幸せコースで習った栗ご飯で白米の炊き方も覚えたので、気分で玄米と白米を炊き分けているようです。
一番出汁・二番出汁・野菜出汁の取り方も習ったのですが、一番出汁が一番お気に入りのようです。
これも彼の体質や体調と関係があるので、好きなようにさせています。
糠漬けはなんとか保っていますが、この冷え込みでどうなるか分からない状態です。
やはり発酵の世界を理解するのは難しいようで、この季節はどうやっていいのか見当がつかないようですね。

おかずはまだいくつかしか出来ないので、好きなものを作って食べているようですが、少しずつレパートリーが増えて、陰陽バランスがとれるようになったらいいなと思っています。
そして、いつかは煮物にも挑戦してほしいです。
でも、まだまだ本人にその欲がないので、外野の気持ちはいざ知らずというところでしょうか。

ところで、幸せコースでは最初に包丁とぎと桂剥きと切り方を教えてもらった息子ですが、その後に習ったへぎ切りはちっとも練習していませんでした。
でも、へぎ切りは結構中川さんのお料理では登場してきます。
たとえば、このうざくですが、ここにもへぎ切りの生姜が入っています。

 
 

%e3%81%86%e3%81%96%e3%81%8f%e3%80%80%e3%83%9e%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%93%e3%82%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%83%e3%82%af%e4%ba%ac%e6%96%99%e7%90%86%e6%95%99%e5%ae%a4%e3%80%80%e3%82%80%e3%81%9d%e3%81%86

 
 

(うざく 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

ですから、うざくの復習の時にへぎ切りの練習をするべきなのですが、きっと押し切りで薄く切ったに違いありません。
そうなんです。
人間って新しいことに挑戦するには勇気がいるのです。
ここが料理が楽しくなるかどうかの分かれ目です。
新しいことを喜々として受け入れられるタイプの人は、へぎ切りももう上手になっています。
でも、息子のように新しいことに二の足を踏むタイプの人は、まだへぎ切りができません。
今までの慣れた方法でその場を通り抜けてしまうのです。
そういう人が実に多いですね。

ところで、「むそう塾生ならへぎ切りがササッと出来なくちゃ恥ずかしいよ」と先日息子に言ったところ、渋々練習したのでしょう。
動画が送られてきました。
やっとです(笑)

へぎ切りなんて、その気になれば3日もあれば出来るようになるのに、一気にやり抜く根性がないんですね。
まだ、その重要性が分かっていないのかもしれません。
この動画を見ての改善点は、胡瓜を1枚切るごとに左親指を動かすことと、胡瓜に対する包丁の面圧です。
厚みが一定でないのも面圧が出来ていないからですね。
やる気のある人は、このたった1行の文章で「ははーん」と理解して上達することでしょう。
でも、やる気のない人はそのまま出来ない人になって行きます。

さあ、息子はどうなるのでしょうか?
胡瓜から徐々に繊維の硬い材料に移行して行けると良いのですが・・・。

人を育てるのは難しいものです。
じっと待つ気持ちがなくては育つものも育ちません。
待つということはマクロビオティックの陰陽で考えると陽性になります。
動くことが陽性だと思っていると、思わぬ間違いをすることになります。
少なくても人を育てる立場にいる人(学校の先生・スポーツの指導者など)は、相手が結果を出せるようになるまで待てる力が必要です。

子育てもそれと同じで、すぐには出ない答えを何十年も待つ気持ちがないと、目先のことで子供につらく接してしまう危険性があります。
注意したいですね。
私は息子がいつかお料理が楽しくなってくれることを、ずっと待っていたいと思っています。
なぜなら、食べることが自分でまかなえるようになると、生き方がすごく楽になるからです。
生き方の選択肢がグンと広がるからです。
そのためにも、まずはプロの手つきを何度も見て、ただしくへぎ切りが出来るようになってほしいです。
こんなにたくさん動画があるのですから。

へぎ切りができると人生の質が上がる(プロの動画付)

 
 

+ – + – + – + – + – + – +

【ご案内】
これから開催予定の講座案内 最新版
【サイト内の記事】
マクロビオティックの盲点
塾生のきょうの100点お弁当
陰陽を感じる日々の暮らし
中川善博から娘へのお弁当
中川善博厳選!おすすめ器具と食材

 
 
カテゴリー: 京料理人 中川善博の動画, マクロビオティック京料理教室 むそう塾, 子育て・野口整体・アトピー, 男子厨房に立つ, こころ・想い | コメントする

中川式糠漬け

%e4%b8%ad%e5%b7%9d%e5%bc%8f%e7%b3%a0%e6%bc%ac%e3%81%91%e3%80%80%e3%83%9e%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%93%e3%82%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%83%e3%82%af%e4%ba%ac%e6%96%99%e7%90%86%e6%95%99%e5%ae%a4%e3%80%80

 
 

(中川式糠漬け 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

明日は糠漬け講座の秋冬編を開催します。
寒くなっても糠漬けが美味しく食べられるのが中川式の特長です。
写真は撮ったままで色補正は一切していません。
糠床が相当陽性になっているのが、茄子の状態からも判ります。
秋冬には秋冬のお野菜を美味しく漬ける方法を伝授します。

1年中糠漬けのある生活。
なかなか現代の住環境では難しいのですが、発酵の仕組みを完全に理解すれば不可能なことではありません。
北海道でも九州でも上手に糠漬けを漬けているむそう塾生がいます。
要は微生物の居心地が良い環境を作ってあげられるかどうかにかかっているのです。

むそう塾が提案する「中庸のマクロビオティック 4つの柱」の一つがこの糠漬けです。
乳酸菌や発酵のこと、もっと勉強しましょう。
そこには命の原点があります。
まわりに本物の発酵食品がなければ自分で作るのです。
自分や家族の健康のために。

 
 

+ – + – + – + – + – + – +

【ご案内】
これから開催予定の講座案内 最新版
【サイト内の記事】
マクロビオティックの盲点
塾生のきょうの100点お弁当
陰陽を感じる日々の暮らし
中川善博から娘へのお弁当

 
 
カテゴリー: 京料理人 中川善博の動画, 中川式糠漬け | コメントする

京料理人 中川善博の里芋の皮むき(動画付) 

%e7%83%8f%e8%b3%8a%e3%81%a8%e9%87%8c%e8%8a%8b%e3%81%ae%e7%82%8a%e3%81%84%e3%81%9f%e3%82%93%e3%80%80%e3%83%9e%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%93%e3%82%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%83%e3%82%af%e4%ba%ac%e6%96%99

 
 

(烏賊と里芋の炊いたん 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

お馴染みの「烏賊と里芋の炊いたん」ですが、里芋の皮を剥くのが結構難しいものです。
ヌルヌルするのに、きちんと八方に剥いたり六方に剥いたりするプロの仕事って本当に凄いなと思います。
これからは里芋の美味しい季節ですから、せっせといただきましょう。
里芋のぬめりは癌や潰瘍の予防に効果があるだけでなく、便秘の解消にも役立ちます。
お料理の見栄えや味を気にしてぬめりを洗いすぎない方が良いのですが、それでも腎臓や肝臓を助けてくれて、免疫力もつけてくれます。
あ、そうそう、糖尿病の人は里芋の煮物を毎日朝昼晩食べるといいんですよ。

では、中川さんが里芋の皮を剥いているところをご紹介しましょう。
栗の皮むきも同じ動きで、左手の親指と包丁の動き方と確認してください。
きっとレベルアップされることでしょう。
なお、この場合の包丁の動きは、桂剥きの時と同じであることは言うまでもありません。

 
 

+ – + – + – + – + – + – +

【ご案内】
これから開催予定の講座案内 最新版
【サイト内の記事】
マクロビオティックの盲点
塾生のきょうの100点お弁当
陰陽を感じる日々の暮らし
中川善博から娘へのお弁当

 
 
カテゴリー: 京料理人 中川善博の動画, マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | コメントする

へぎ切りができると人生の質が上がる(プロの動画付)

玄米ご飯・お味噌汁、それに発酵食品。
あとは野菜とたまに動物性食品。
これで人間の健康は保てる。
それ以上でもそれ以下でもない。

包丁使いを練習すると、お料理の精度と味がグンとアップして満足度が高くなる。
質の良さは精神を落ち着かせる。

マクロビオティックの陰陽は、物事を判りやすく整理する。
道なきところに道をつける。

%e7%b7%a8%e7%ac%a0%e5%a4%a7%e6%a0%b9%e3%80%80%e3%83%9e%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%93%e3%82%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%83%e3%82%af%e4%ba%ac%e6%96%99%e7%90%86%e6%95%99%e5%ae%a4%e3%80%80%e3%82%80%e3%81%9d

 
 

(編笠大根 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

練習をすれば必ず出来るようになるのに、練習しようとしない人があまりにも多い。
ちょっとやってみて出来ないからもう挑戦しない。
そういう人のなんと多いことか。
あなたの人生はそんな薄っぺらなのか?
出来ないことがあるからこそ楽しいのではないのか?
挑戦することが目の前にある幸せ。
なんと幸せなことか。

 
 

【人参のへぎ切り】 2014.1.25

【人参のへぎ切り 別角度から】 2014.1.26 右手の動きに注目!

【胡瓜のへぎ切り】 2014.1.27

【大根のへぎ切り】 2016.10.15

+ – + – + – + – + – + – +

【ご案内】
これから開催予定の講座案内 最新版
【サイト内の記事】
マクロビオティックの盲点
塾生のきょうの100点お弁当
陰陽を感じる日々の暮らし
中川善博から娘へのお弁当

 
 
カテゴリー: 京料理人 中川善博の動画, マクロビオティック京料理教室 むそう塾, こころ・想い | 2件のコメント

中川善博の「松茸入り鱧しゃぶしゃぶ」(鱧の骨切り動画付)

あ〜、美味しかった(๑´ڡ`๑)

%e6%9d%be%e8%8c%b8%e5%85%a5%e3%82%8a%e9%b1%a7%e3%81%97%e3%82%83%e3%81%b6%e3%80%80%e3%83%9e%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%93%e3%82%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%83%e3%82%af%e4%ba%ac%e6%96%99%e7%90%86%e6%95%99

 
 

(松茸入り鱧しゃぶしゃぶ 料理:京料理人  中川善博  マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

今年の7月7日8日と二日間に渡って開催した「鱧の骨切り特訓講座」は、秋になって最終段階を迎えました。
それがこの「鱧しゃぶ」です。
ただの鱧しゃぶだけでも美味しいのに、さらに松茸をどっさり入れて、「松茸入り鱧しゃぶ」にしてしまうところが、なんともむそう塾らしい贅沢さです。
最初に松茸をこんなに気前よく入れて、さらに途中でもどんどん追加していきます。

%e6%9d%be%e8%8c%b8%e5%85%a5%e3%82%8a%e9%b1%a7%e3%81%97%e3%82%83%e3%81%b6%e3%80%80%e3%83%9e%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%93%e3%82%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%83%e3%82%af%e4%ba%ac%e6%96%99%e7%90%86%e6%95%99

 
 

朝早くに届けられた松茸がいっぱい!

%e6%9d%be%e8%8c%b8%e3%80%80%e3%83%9e%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%93%e3%82%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%83%e3%82%af%e4%ba%ac%e6%96%99%e7%90%86%e6%95%99%e5%ae%a4%e3%80%80%e3%82%80%e3%81%9d%e3%81%86%e5%a1%be

 
 

こんな高級食材を使ったお鍋は、中川さんがかつて経営していたお店のメニューにあったものです。
「過去が活きてくる生き方 中川善博の場合」
ここに「鱧しゃぶしゃぶ」というのがありますが、それをさらに美味しくしたものが今日の秘伝コースで伝えられたものです。
むそう塾生ならではの秘伝メニューですね。

京都 万井なかがわ1

 
 

そして、この骨切りの伝授が最も宝物ではないでしょうか。
すでに動画がたくさんアップされていますが、今日の動画もアップしておきます。
ちょっと上の方から撮影した時のミシン目のような細かさに鳥肌が立った私です。

7月8日に骨切り特訓講座を受講されたじゅん子さんは、先日一足お先に「松茸入り鱧しゃぶ」をご家族やお婆ちゃんにも振る舞われました。
「鱧の骨切り特訓講座の復習 Noさん(21-2)」 2016.10.12
じゅん子さんは昨年の秘伝コースでこの松茸入り鱧しゃぶを召し上がって、その美味しさに刺激を受け、今年は特訓講座から練習を重ねて、この鱧しゃぶの日が103本目の練習になったそうです。
スタッフの麗可ちゃんも昨年から200本くらいは練習したのではないでしょうかね。
そのくらい鱧は美味しくて応用が効くお魚です。
ただし、完璧な骨切りの技術があってこそのお話ですが。

 
 
カテゴリー: 京料理人 中川善博の動画, マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | コメントする