京都やマクロビオティックのことなど」カテゴリーアーカイブ

黒髪よさようなら 胡麻塩(白髪)さんこんにちは

私は39歳(数え40歳)の時に初めて出産して、授乳中に次々と白髪を発見して驚いた。
行きつけの美容院で、「赤ちゃんを産んでから白髪が出てきましたね」と言われ、出産がどれほど母体の体力を奪うものかを思い知った。
猫も出産をすると毛並みの美しさが半減するというし、やはり出産は母体に負担をかけるものだと思う。

そんな私でも若い時には、まだ若さという体力があったから、お産を終えて病院から帰ったらすぐ台所に立ったり家事をしてしまった。
でも、後になるとやはりそれはしない方が良かったなと思った。
人手がなかったので、動いてしまったけれど・・・。

息子が小学4年生のころ、ついに私は髪を染めた。
授業参観日に一人だけ白髪頭のお母さんは可哀想だと思って。
当時はヘアマニュキアで済んでいたけれど、何年か経って本染めに移行した。

染料は入手出来るものの中で最良のものを選んで来たけれど、それでも体にとって異物であることに変わりはない。
経皮毒の問題もある。

最近、ふと、もう白髪頭になってもいいかなと思うようになった。
しかし、周りの男性陣は「えーっ!」と言う(笑)
もうこんな歳なのに(苦笑)

真っ白になってしまうと、それはそれで美しいのだけど、その途中のごま塩状態を素敵に通過する自信がない。
でも、そろそろ体への負担も考えてやらないとね。

*   *   *

私が独身の頃観た映画で「男はつらいよ  寅次郎夕焼け小焼け」というのがあった。
その中で女優の岡田嘉子さんの白髪が美しくて、私もその年齢になったら白い頭でいようと思ったものだ。

 
 

(故 岡田嘉子さん)

しかし、白髪で素敵な人になるためには、黒髪のとき以上にその人の内面が問われる。
女優さんで白髪の人が増えて来たけれど、それは元々綺麗な人たちだし、生き方も私なんかとレベルが違うから、そういう人の頭を見て憧れてはいけない。
一歩間違うと、胡麻塩頭で生活に疲れたお婆さんになってしまうから危険だ。

マクロビオティックを知っていると、自然体で生きたいと強く思うようになる。
だから、農業を目指す人も多い。
私は縁あって、京都に部屋を借りて、京都滞在の時間が埼玉にいるより長くなった。
今も東山の方向から吹く風や虫の鳴き声に癒やされながら、どんどん自然志向が強まっている。

せっかくマクロビオティックに出会ったのだから、本当の髪の自分と暮らしたいなと思うようになってきた。
でも、息子は大反対をする。
いつまでも黒い髪でいてほしいらしい(笑)

でもね、望診のこともあるし、そろそろ私は自分を実験台にして腎臓や肝臓と向き合ってみたいと思うようになった。
白髪を染めるのをやめて、髪を切ってみようと思う。
いよいよ内面勝負だ。

さあ、新しい自分になろう!

 
 

 
 

黒髪姿の最後の記念に1枚残しておこう。
大好きな瓢亭さんの前で。

 
 

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食べ物の旬とマクロビオティック

むそう塾がいつもお世話になっている、京都上賀茂の京野菜農家さんが先日配達をしてくださったとき、「これで今年の胡瓜はおしまいです。トマトもこれから根を抜きます。」とおっしゃっていて、「ああ、夏が終わるんだなぁ」と思いました。

今は「大暑」ですから、暑さ真っ盛りですが、8月7日の「立秋」を境に、季節は秋に向かって行きます。
お盆の最中はまだまだ暑いですから、秋といってもピンと来ないのですが、自然界は人間より敏感に宇宙の秩序を感じて生きています。

ですから、自然相手の農家さんは、ちゃんと宇宙の秩序どおりにお野菜を栽培しているわけです。
トマトや胡瓜の後には、「すぐき菜」が育てられて冬の「すぐき漬け」に備えます。

一方、糠床は人間より繊細なセンサーを持っていて、ちゃんと樽の中で季節の変化を感じていますから、立秋を境に糠床の状態も秋仕様に変えて行きます。
春から夏の状態と同じではいけないことを知っておきましょう。
私達は季節の変化とともにお洋服を着替えますが、糠床はまるでデパートのお洋服売り場のように、季節を先取りして生きているのです。
中川式糠漬けを育てている新人さんは、これからが要注意です。

窓を開けていると、東山の方からたくさんのヒグラシの合唱が聞こえて来ます。
まるで、これから去りゆく夏を惜しむかのように。
昆虫もまた季節とともに生きていて、季節を忘れがちな人間が病気になるのも無理はないかなと思えてしまいました。

そんな人間はせめて、食べ物だけでも「旬」を大事にしたいですね。
マクロビオティックでも、「旬のお野菜」のエネルギーをいただくことによって、より健康になることを目指していますが、こうして農家さんと直接接していないと、旬を肌で感じられなくなってしまいます。
せめて食べ物の旬を意識したお料理をするようにしましょう。

旬の食べ物をいただくことによって、その季節に必要なエネルギーを補い、体調を調えますが、いただく人の体調によって、食材や料理方法を変えることをマクロビオティックでは陰陽で考えていきます。
旬とともに大切にしたい考え方であり、旬のエネルギーを最大限に活用する方法でもあります。

 
 

 
 

(京都上賀茂産のトマト 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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吉兆さんの松花堂と「雪富正月屋」

昨日は息子と一緒に京都から埼玉の自宅に戻りました。
お昼ごはんをどこで食べようかと思い、息子に教えておきたい味があるので、吉兆さんの松花堂を食べることにしました。
瓢亭さんは京都の自宅から近いこともあって、息子も度々行っているのですが、瓢亭さんとはまた趣の違う吉兆さんのサービスの仕方も含めて教えたかったからです。

内容は盛り付けの参考にもなると思い、Instagramにアップしたのですが、日々OBENTERS™で鍛えられている人たちは、どのように反応されたでしょうね。
青線赤線の視点でよそのお料理を見てみるのも大切な勉強になります。
あれれ?と思うこともあるでしょう。
写真はお料理を提供されたままに写してあります。

 
 

 
 

吉兆 京都グランヴィア店

Instagram用にスクエアで撮ってしまったので、バランスの悪い写真になってしまいましたが、瓢亭さんの松花堂と違うところは、デザートの甘味がつくことです。
右端は西瓜にジュレとコアントローをかけたもので、西瓜は4枚に切ってあります。
その左は桃です。
奥のお抹茶も小豆も甘さ控え目で、滅多に甘いものを誉めない私でも、この甘さはいいなと思いました。
何より嬉しいのは、器すべてが小さいことです。

マクロビオティックだから甘さを敬遠するというのではなく、甘さへの反応は健康のバロメーターでもあるので、自分のことも注意して観察しているからです。

奥に見えるのは、吉兆さんではお馴染みの汲み出し湯呑みですが、この器に関しての過去記事がありますので、それをご紹介しておきましょう。
吉兆さんの「雪富正月屋」 2014.6.24

ちなみに、湯木貞一さんが吉兆を開店した日は、雪の降る日でお客さんが一人も来なかったとか。
お茶は最初から最後まで三種類の器で出されてくるのですが、最後にこの器が出てくるあたりに創業者の想いを想像したのでした。

 
 
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祇園祭 京都高島屋にて

 
 

(祇園祭 京都高島屋)

 
 
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世の中はGWのようですが・・・

世の中はGWで皆さん色々お楽しみのようですが、私は相変わらず大忙しです。
今は京都に向かう新幹線の中ですが、私のGWはこんな感じです。
今は中川さんと麗可ちゃんがカレーの仕込み中なので、洗い物には何とか間に合うかな〜?

【4月】

 
 

【5月】

 
 

今度埼玉に帰れるのは、5月15日でしょうかね。
息子も京都なので、夫が一人でお留守番。
頑張ってください!
妻も頑張っています!

 
 
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