マクロビオティックの指導現場からシリーズ」カテゴリーアーカイブ

むそう塾で教える「玄米おにぎり(おむすび)」と「塩むすび」のこと

おむすび(おにぎり)には色々ありますが、案外上手に握れない人が多いのでビックリします。
日本人だから当然握れるでしょと思っていたら大間違い。
今はもしかしたら、正しく握れない人の方が多いかもしれません。

というわけで、むそう塾ではおむすびの握り方も教えています。
そうすると、皆さんがビックリされます。
私、握りすぎていた…と。

むそう塾のおむすびを食べられるチャンスは次のとおりです。
1「幸せコース」の麺類の授業で「峠の腰弁当」としてお土産で(塾長製)(7月)
2「幸せコース」のトンカツの授業で握り方を習う(12月)
3「自由人コース2」の鱧にゅうめんとセットで(塾長製)(9月)
4「自由人コース3」の授業で塩むすび用ご飯の炊き方と握り方も習う(9月)

京料理人中川善博が握ったおむすびを召し上がれる機会が2回(上の1と3)。
ご自分で握る機会が2回(上の2と4)。

 
 

それでもまだ勘違いしている人がいるようなので、この記事を書いています。
一般的におむすび(おにぎり)というと、鮭や梅干しなどの具が中心に入っていますが、「塩むすび」というのは、ごはん全体に塩味がするだけで、中身は入っていません。
海苔も巻いていません。
デパ地下などでも売っていますが、「塩むすび」として独立しています。

私はこの「塩むすび」がお米の美味しさがわかっていいなあと思っています。
こちらの記事もどうぞ。
中川さんの「塩むすび」が最高に美味しかった! 2022.9.6

 
 

【塩むすび】

(塩むすび 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

【玄米おにぎり】

 
 

【玄米おむすび 俵型】

 
 

【峠の腰弁当】

 
 
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鱧がくれる元気 塾生さんたちの体験と鱧料理の数々

「マクロビオティック京料理教室  むそう塾」は、当初(2009年)は動物性を使わないお料理でお教えしていました。
しかし、むそう塾に来られる人に陰性の人が多かったので、途中から動物性のお料理もカリキュラムに入れることにしました。

さらに、鱧料理を初めてお教えしたのは「第1期(2015年度)  秘伝コース」のことでした。
(当時は秘伝コースが2クラスありました)

「自分で作れなくてもいいから、京都にはこんな料理があるんだよ〜」というつもりで、中川さんが鱧料理をカリキュラムに入れたのでした。
マクロビオティック料理教室 むそう塾 秘伝コース 土曜クラス 2015.7.18の授業
マクロビオティック料理教室 むそう塾 秘伝コース 日曜クラス 2015.7.19の授業

そうしたら、鱧料理の美味しさに感動して、「教えてほしい!」という声が次々と。
中川 「いやいや、素人には無理だからやめておけ」
塾生 「習いたいです!」
後日…
塾生 「包丁買ってきました! 教えてください!」
中川 「え〜っ! じゃあ、やるか!」

そんなやり取りがあってスタートした「鱧の骨切り特訓講座」でした。
1回目の講座の様子を見てみましょう。
懐かしい塾生さんの姿も…
「鱧の骨切り講座   京料理 技の探求」 2015.8.4

動機は単純。
美味しかったから、自分でも作れるようになりたかったのです。
すごいですねぇ、美味しさの力って。

 
 

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1期生の熱い想いが開いた鱧料理への扉。
それが脈々と受け継がれて、今年は4回(17名)の方が「鱧の骨切り特訓講座」を受講予定です。

その背景には、鱧を食べると元気になる!という分かりやすい現実があったからだと思います。
痩せてあまり元気のなかったお母さんに食べてもらったところ、元気が出てきて体重も増えてくれた。
塾生さんご自身が陰性タイプの人で、いつも疲れていたのに、鱧を食べると元気になれた。
こういう声が多く寄せられるようになりました。

京都の人が、鱧を食べて暑い夏を乗り切ったのが分かるような気がします。
そして、それを可能にした京料理の技術もすごいなあと思います。
京都に滞在している時間が長い私なので、今年は鱧を日常的に食べる量を増やそうと思った私です。

幸いに今は、「お宝さんDIRECT」で鱧の注文ができますから、塾長が骨切りした鱧であなたも美味しい鱧料理を楽しんでください。
そして、疲れ知らずの夏にしましょう。

特に今は、シェディングのためにも、免疫力をアップしておいた方がいいです。
ワクチンを接種していなくても、ワクチンの影響を受けてしまうのがシェディングの怖いところですから。

過去記事ですが、こちらの記事も参考にしてください。
【パワー注入に長いもの(鱧・太刀魚・穴子・鰻)を食べましょう】 2022.7.27

 
 

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まだ秘伝コースに行かれていない塾生さんは、次のようなお料理にも挑戦してみましょう。
単発講座でも鱧料理を教えています。
・鱧のアクアパッツァ
・鱧のリゾット
・鱧フライ
・鱧フライサンドイッチ
・鱧天ぷら
・鱧蕎麦
・鱧うどん
・鱧にゅうめん
・鱧の南蛮漬け
・鱧チリ
・鱧寿司
・鱧の甘酢(黒酢)餡

 
 

【鱧寿司】
握り寿司の作り方は「中川式お寿司講座 第2弾」で習える。

 
 

【鱧フライサンドイッチ】
作り方は「サンドイッチ講座 第1弾」習える。

 
 

【鱧チリ】
チリソースの作り方は「夏のお弁当講座」で習える。

 
 

以上、ざっくりと鱧料理をご紹介してみました。
むそう塾生に限らず、この記事をお読みくださった皆さんが、お料理の力でパワーアップしてくださったら嬉しいです。

 
 
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「宝石みたいなちらし寿司」 ある塾生さんの復習投稿より

「マクロビオティック京料理教室  むそう塾」には、「復習投稿」というのがあります。
この投稿は必須ではないので、投稿したくない人はスルーをしてもかまいません。
しかし、人間はえてして勘違いをする生き物なので、習ったことを正しく持ち帰っているかどうかを確認するために、家で復習をして、それを投稿するシステムを設けているのです。

習ったとおりの味と技術を家で再現できるまで、お料理を教えた中川善博がみずからとことん指導するのが、むそう塾の特長です。
これによって、格段にお料理が上手にできるようになるので、塾生さんも熱心に取り組んでおられます。

2月のことですが、復習投稿でとても心に残る内容のものがありました。
「上級幸せコース」に通われている塾生さんのものですが、メールの書き方といい、文章の内容といい、とてもスッキリしていて心打つものでした。
私は嬉しくて、スクショを撮って、ずーっとデスクトップに鎮座させていました。

明日は「上級幸せコース」の修了月です。
頑張って遠くから通ってくれる彼女のために、この記事をプレゼントしたいと思います。

 
 

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<Hさんからの復習投稿文>

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<マクロ美風より>

いつも物静かなHさんですが、「宝石みたいなちらし寿司」の言葉に感じるように、Hさんの内なるセンスを垣間見た文章でした。
そして、やっとそのちらし寿司の授業がやってきて、ワクワクしながら復習してくださったのだと思います。

召し上がるときのお気持ちも丁寧に書かれていて、慈しみのお気持ちも感じられる素晴らしいものでした。
でも、Hさんは教室では寡黙なんですよ(^^)
内面では感動していても、あまり表情には出さないタイプなんですね。
人間には色々なタイプがあるので、それでも一向に構わないのですが。

来月からHさんは「満足コース」に進まれます。
42種類のメニューから何を楽しみにされているのでしょうか?
これからも復習投稿で実力を積み重ねて行きましょう。

 
 

(玄米ちらし寿司 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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マクロビオティックでもお魚は食べたほうがよい話 青森の例

きょう、青森に住む女性(Aさん)から相談メールが届いた。
メールの文章は簡潔に書かれていたので、もう少し詳しく把握しないとアドバイスが的確にできないと思い、お電話を入れた。
結果的に2時間近く話しただろうか?

お住まいのこと、お隣さんのこと、お子さんのこと、ご自身の健康のこと、マクロビオティックのこと、お料理のことなどなど。
話は尽きないほどいっぱいあった。

私は過去に2回青森を訪れている。2008年5月と7月だ。
この頃は「美風ゼミ@秋田」「美風ゼミ@仙台」「美風ゼミ@新潟」「美風ゼミ@青森」などで東北方面でもお世話になった。
そのすぐ後、京都でむそう塾を始めたため、他県に行くことがなくなった。

しかし、Aさんは私のブログをよ〜く読んでいてくださって、記事の内容をよく把握されていた。
驚いたのは、「青森は三方が海に囲まれた土地なのだから、お魚は摂った方がいい」と書いた記事をしっかり読んでいてくれていたこと。
マクロビオティックのブログだから驚いたそうだ。

青森で私は、「厳しい寒さを乗り越えるには、むしろお魚は必要」と話してきたのだった。
沖縄には沖縄の、北海道には北海道の、東北には東北の郷土料理があって、それこそが一番大切にされるべきお料理だと話し、そんなことをブログにも書いていた。
だから、その大事なことが伝わっていて、本当に嬉しかった。

 
 

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ところで、むそう塾には青森から通われている人がいると伝えて、町名をお教えしたら、なんと、自転車で行けるくらいの近さだった。(もちろん、塾生さんの許可を得てお教えした)
広い青森で、そんな近くにむそう塾生がいるなんて、なんというラッキーなことだろうか!

さらに、Aさんはブログ上からその塾生さんのお料理を知っているとのこと。
ちゃんと「お弁当投稿」の記事を読んでいてくれたのだ。
だから、初めてお話ししたのに、グングンと具体的な内容の会話ができた。

私たちは一歩前に踏み出すと、そこで風が起き、その風が次の動きを呼び込んでくる。
Aさんは私にメールを送ることによって、悩んでいたあれこれの問題に対する解決法を見つけ、確実に次のステップに移行した。
そして、ご近所であるむそう塾生とも連絡がとれた。

私のマクロビオティックの第二の師匠は、「偶然は、その時心に抱えている問題に対する直感的解答なのである。」と言い切る。
Aさんがこの直感的解答を、どのようにこれから活かされるのか、とても楽しみにしている。

 
 

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あ、そうそう。
Aさんは、マクロビオティックの料理教室に通ったことがあるそうだ。
そして、「私って、もどき料理ばかり作って来たなあと思う」と話しておられた。

そうなるのがよく分かる。
しかし、もどき料理は本来のお料理と陰陽が変わってしまうのが問題だ。
お肉のかわりに、お魚のかわりに植物性の食材が使われれば、植物性の影響が体に及ぶからだ。
大事なことは、食材の陰陽を素直に体のために役立てること。

そして、その食材の美味しさに感動して、感謝していただくこと。
これが一番健康への道になると思っている。

Aさんとお目にかかれる日が来てくれますように。

 
 

(タラの芽の天ぷら 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

旬の食材をいただくのが、一番健康のためになる。

 
 
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白髪に黒い髪が増えた事例 「血余」の状態を知っておこう

今月は「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」の修了月です。
むそう塾のコース授業は、5月〜翌年の4月までの1年間に12回行われます。
それは、四季それぞれのお料理の旬をお伝えしたいことと、四季の陰陽をマクロビオティックの観点からご理解してもらうためです。

7コースあるうちの4コースが終了して、残すはあと3コースとなりました。
4月9日には「幸せコース」の皆さんから、1年間むそう塾に通って感じたことをお一人ずつ話していただきました。
いくつか嬉しいことがあったのですが、次のような事例があって驚きました。

一昨年の秋からお母様と同居を始めた塾生さん(Mさん)のお話です。
それまではMさんの妹さんと同居されていたお母様ですが、食も細くて痩せていたそうです。
Mさんはお母様を元気にしたいと、お料理を頑張ってくれました。
お母様は例のワクチンを接種していたため、その解毒もかねて私や中川さんと綿密に連絡を取り、積極的にお料理に向き合ってくれました。

そのMさんからのご報告ですが、妹さんとZoomで話していたら、「お母さんの髪の毛に黒い髪が増えたね」とのこと。
すごい!

 
 

髪の毛に変化が出るのは、血液が変わった証拠でもあります。
中医学では「血余(けつよ)」という言い方があって、血液が豊富にあると、髪の毛も豊かで良質の状態になると考えられているからです。
つまり、髪の毛や爪の状態は、血液の質や体の機能状態を目で判断できるわけですね。

「血余」というのは、西洋医学のように「血液」だけを意味するのではないので、たっぷり余力のある体をイメージしてください。
ざっくり簡単にいうと、若返ったということになりますね。
本当にすごいことなんですよ、これは。

そして、お母様の体重も増えてきたとのご報告があって、とても嬉しかったです。
コロナ禍で行動が制限されながらも、Mさんはお料理を頑張ってくれて、このような変化を生み出されました。
とても自信になったと思います。

昨年の夏はせっせと鱧料理を召し上がって、お母様だけでなく、Mさんにも陽性さが増してきました。
決断のスピードにも変化が出てきました。
これからこの調子で、Mさんがもっともっと変化できたら素敵だなと思っています。

 
 

(甘鯛のアクアパッツァ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 イタリアンベーシック講座  第1弾の授業より)

甘鯛を鱧に置き換えてアクアパッツァにすると、ものすごく滋養豊かなお料理になります。
元気になりたい人にはぜひお奨めします。
何よりも美味しくて、簡単で、病みつきなること間違いありません。

鱧が用意できない塾生さんには、「塾長の骨切り鱧」を「お宝さんDIRECT」でお送りします。
7月頃から開始でしょうかね。

 
 
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