マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

京都 貴船での川床体験 自由人コースの課外授業

昨日は「自由人コース2」の課外授業の日でした。
京都の貴船にある川床を体験する日です。

すでに中川さんのブログで記事にされていますが、私の方からも少し思い出を追加しておきます。
iPhone撮影です。

 
 

【貴船神社で水占いをしているところ】

 
 

【占いの結果を見せ合っています】

 
 

【一足早く川床に着きました】

 
 

【全員(12名)が揃ってカンパーイ!】

 
 

【途中から降ってきた雨の粒が大きくてビックリです】

 
 

【貴船川の流れ 全員が揃うのを待っているところです】

 
 

【ひろ文さんの川床は、この上に設営されています】

 
 

【お部屋の中からガラス越しに撮影しました】

 
 

なにはともあれ、全員が揃って無事に課外授業が終わりました。
「ひろ文」さん、お世話になりました。
気持ちがよくてしなやかな動作の仲居さんや、アルバイトのお若い女性たちが初々しくて可愛かったです。

 
 
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来年の幸せコースに男性のお申込みが! うれしかったこと

昨日の夜遅くに、嬉しいことがありました。
塾生さんのご主人さまが、来年の「幸せコース」に申し込んでくださったのです。

ご主人さまが玄米の炊き方を習いに来てくださる例は、時々あるのですが、ご夫婦ともに幸せコースを受講してくださるのは初めてです。
(奥さまは今、他のコースに在籍中)

備考欄に書かれていたお言葉が素直で、包丁仕事は全然ダメだけど迷惑にならないだろうか?と心配されています。
奥さまの復習を見ていて、「揃える」ことの大変さを感じておられるのかもしれません。

大丈夫です!
今は、女性でも全然包丁仕事ができない人が増えていますし、そういう人がむそう塾には毎年来られます。
できないからこそ習うのだと開き直ってくれるのが一番いいです。

 
 

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ところで、男性は案外よい点があるのです。
ロジカルに説明されたことが、女性より「ピン!」と来ることが多いのです。
俗に言う「理系脳」ですね。

中川さんの説明はいつもロジカルなので、そこで「ははーん!」と思ってくださったら理解は早いです。
あとはそれを具現化させるだけですね。
そこがきっと苦手なのだと思います。

でも、これも回数をこなすことで解消されるので、まずは「ははーん!」と感じてくださることが先です。

 
 

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今の時代は、幼いときから勉強一筋で進んでしまうこともあって、男女ともに手先を使ったり、お料理をすることは苦手な人が多いです。
でも、実生活では数は少なくても、いくつかのお料理ができた方が圧倒的に有利です。

お料理ではお勉強とは違う脳を使うので、勉強疲れや仕事疲れの人は、お料理が気分転換には最高です。
お子さんのいるご家庭では、パパがキッチンに立つ姿を見るだけでワクワクします♪
たとえばカレーでもいいんです。

楽しそうにキッチンにいるパパの姿は、お子さんへの最高の教育になります。
1食でも作ってくれると、ママは大助かりですし、共通の話題も増えて、ご夫婦のコミュニケーションもスムーズになります。
そして何より、ママへの感謝の気持ちが増えることでしょう。

新しい風が吹いて、ご一家がさらにお幸せになりますように。

 
 

(ジェノベーゼ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

これなら、パスタを茹でるだけでOK!
あとはソースを絡めるだけで食べられますよ(^o^)

 
 
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体調不良で食欲がない時には葛料理がおすすめ 本葛湯 

昨日こちらの記事に登場した76歳の女性は、今朝には36.7度まで熱が下がって、色々召し上がってくれたそうです。
塾生さんが作ってあげたお料理は次のとおり。
・葛入り自家製りんごジュースジュレ(お気に入り)
・お粥 一番出汁の餡かけ
・鱧の南蛮漬け
・糠漬け

私からはぜひ「葛を食べさせてあげてね」とアドバイスをしておきました。
喉が痛い時にはツルンとしたものの方が飲み込みやすいのと、なんといっても葛の整腸作用と滋養効果が強いからです。

塾生さんからの今日のご感想がとても頷けるものでしたので、ご紹介しましょう。
「昨日は、あらためて葛のパワーってすごいと思いました。
午前中は座っていても斜めに体が傾き、片手をベッドにつかないと体を支えられなかったのですが、葛を入れすぎたくらいのプルプルのりんご汁を食べたあと、一眠りしたらシャキッと座れるようになりました。」

 
 

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一般的には葛といっても「へ〜」と言われるのですが、マクロビオティックではお馴染みの食材です。
具合が悪くて食欲がないときでも、葛でとろみをつけたり、葛煉りにしたり、葛湯にしたりすると、案外スルリと食べられます。
そして、葛が胃腸を温めてくれるのですが、これがとても体に良いのです。

なぜ葛がそんなにいいかというと、やはり葛の生命力の強さでしょうね。
葛は繁殖力が旺盛で、その成長のスピードや強さは「雑草の帝王」と呼ぶ人もいるほどです。
貴重な葛を雑草呼ばわりするなんて、と私は思うのですが、葛に関心のない人には雑草と同じなんでしょうね。

アメリカにも1876年に葛が持ち込まれて、気候が合ったらしく、メチャクチャ繁殖してしまい、今は駆除に悩むほど困っているのだとか。
こちらの記事を参照)
そのくらい強い生命力ですから、「食べたもののように」なって元気が出るのです。

 
 

本葛湯 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

中川さんが2005年にお嬢さんに作った本葛湯。

 
 
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牛蒡の引き切り 京料理人 中川善博の動画

むそう塾では「幸せコース」の最初に、包丁の砥ぎ方や各種の切り方をお教えします。
しかし、その中でも後々まで難しくて上手にできないのが、「引き切り」と「へぎ切り」です。(桂剥きは別格)
その理由は簡単。いつも使っていないからですね。

私たちは大体「押して切る」習慣がついています。
体から前に包丁を滑らせる切り方ですね。
でも、これだと包丁に食材が触れる面積が多いので、切ったものがずれやすくなりますし、酸化もしやすくなります。

そこでプロは包丁の接触部分を少なくするため、引き切りをするのです。
お刺身を切るときに、細長い包丁を自分の方に柄を向けて「スーッ」と引いてくる切り方ですね。
下の写真のように、切り口を綺麗に並べたいときに適していますので、お漬物を切るときにもこの方法で切ってみましょう。

 
 

(しめ鯖 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

なお、切り方とむき方が日常的に身につくと、楽しさと美味しさが広がりますので、頑張って練習をする気になることでしょう。
下の記事に登場する動画もご参考になさってください。
栗の渋皮むき 編笠大根(大根のへぎ切り) 京料理人中川善博の動画 2019.10.13

 
 

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ただいまMacBook Proに入っている写真とビデオの整理をしています。
20万枚の写真と1,500本のビデオを削除しなければ、パソコンに負荷がかかりすぎるためです。
現在2018年10月まで進んで来ました。
そこで、ある動画を発見!

以前塾生さんから、「中川さんが牛蒡を引き切りしている動画をほしい」と言われたのですが、その時には見つけられませんでした。
でも、その動画があったのです!

やはり整理は大事ですね(笑)
家の中の整理整頓と同じです。

金平牛蒡を上手に作れない人は、まずはここからスタートしましょう。
「揃え」の世界からです。

 
 

 
 
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「鱧の骨切り特訓講座」より 素晴らしい新人さんたちにビックリ!

7月8日に写真を用意して、記事を書き始めたところで、ビックリなニュースが飛び込んできました。
もちろん、第一報はTwitterで知りました。
それからは数々の動画が流れてきて、TVもTwitterの動画を借りて報道する状態でした。

選挙の最終盤で起きたこの事件。
真相はまだまだ未解明ですが、この事件の奥は深いと思っています。

翌日から連続講座が4日間続きました。
9日:秘伝コース
10日:幸せコース
11日:鱧の骨切り特訓再受講講座
12日:鱧の骨切り特訓講座

いつもより早くからの授業開始で、夜遅くまでの講座です。
塾生さんも遅くまでよく頑張ってくれました。
中でも感動的だったのは、12日の特訓講座でした。
4名のかた全員がものすごいレベルで、心底驚いたのです。

一番驚いているのは、骨切りの難しさを熟知している中川さんですが、そばで見ている私の目にも明らからに違いがわかるレベルだったのです。
こんなことが起きてもいいのでしょうか?(笑)
素人さんがこんなに上手に切ってしまうなんて、一体どういうことなのでしょうか?

もう、奇跡が目の前で繰り広げられているとしか言いようがない状態でした。

 
 

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もともと中川さんは、「骨切りは素人には無理だから教えるつもりはなかった」のです。
しかし、中川さんの鱧料理を召し上がった「秘伝コース」の1期生が、「美味しいから習いたい!」と言い出して、それで教えることになったのでした。
それから毎年少しずつ骨切りを習う塾生さんがいて、今年は4名の驚異の新人さんが登場したわけです。

面白いなあと思うのは、4名とも物静かで、大きな声で話すわけでもなく、口数も少なくて、どちらかというと陰性寄りのタイプなのです。
前日のクラスに比べると、水を打ったように静かで穏やかです。

その良い陰性のためか、中川さんは誰にも「力みを抜いて」とか、「脱力して」と言わないのです。
どう考えても、持ち前の陰性さが良い作用に働いたとしか考えようがありません。

でも、彼女たちがいざ骨切りを始めると、驚きの光景が展開されたのでした。
皆さんに共通点がありました。
全員姿勢が良いのです。
いつもそうです。
改めて姿勢の大切さを確認した日になりました。

それからもう一つ。
全員が中川さんの過去の動画を観ていました。
つまり、イメージが頭の中に残っていたということですね。
この効果は限りなく大きいです。

 
 

(鱧の骨切り特訓講座の様子 マクロビオティック京料理教室 むそう塾 2022.7.12)

 
 

では、中川さんが今年誂えた骨切り包丁の音をお聴きいただきましょうか。
心地よい音がBGMのように流れます。

 
 

 
 
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