マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

玄米の排出力の素晴らしさに驚いたマクロ美風の体験

「私と玄米ごはんの出合い 46年前の西荻窪」の記事のつづきです。

 
 

【玄米の排出力に驚く】

さて、マクロビオティックのスクールで玄米ごはんの炊き方を習って、その炊きあがりが白米に玄米を混ぜたものより美味しいことに嬉しくなった私は、毎日朝5時に起きて玄米ごはんを炊く日々でした。

圧力鍋の高圧で、浸水なしで炊くその方法は、ずいぶん陽性な炊き方でした。
でも、当時陰性だった私には美味しく感じたものです。
一家3人で玄米生活が始まり、子どものおやつまで玄米のおにぎりだったのです。
(よく嫌がらずに食べてくれたなぁ)

主食が分づき米から玄米になって、一家全員の体調がとても良くなりました。
なんといっても便通がよくなったことに驚きです。
夫も私も3か月でそれぞれ10kg痩せました。
そして何より、下半身が強くなりました。
(これはすごいことです)
睡眠時間も5時間でスッキリです。

しかし私は排毒に悩まされることになります。
面白いことに、おへそと手からの排毒が最も強くて、かなりの期間続きました。
これにはちゃんと心当たりがあるので、玄米の排出力に感動したものです。
ところが夫は排毒らしき変化がありません。
どうやら個人差があるようです。

私が20代で野口整体を始めたときも、おへそと手から排泄反応があったので、体ってすごいものだなと改めて思ったものです。
過去の体の履歴をちゃんと修復しようとしてくれるのですから。
私の場合は、母のお腹の中にいたときの薬の影響だと思われます。

 
 

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【断食とファスティング】

今は健康のことを考える人がとても多くなりました。
それだけ不健康な人が多いからですが、多くの場合は取り入れることを考えがちです。
でも、順序はまず出すことなんですよね。
体内にある不要なものを出すのが先です。
不要なものが出ていって初めて、自分の本当の体を知るのですから。

私はマクロビオティックを知ってから、断食をよく実行していました。
お水だけ飲む断食ですが、今はこの方法だと体が持たない人が多くなりました。
断食して出てくるものを中和させてやる方法ととらないと、著しい体調不良に陥ってしまう場合があるからです。

ファスティングという言葉で、気軽にダイエットとして取り組む方もおられますが、人の体の履歴は千差万別なので、陰陽的に間違いのない対処をしないと危険な場合があります。
外部から取り入れないと、体は中から出して来るわけですが、中から出てきたものはいち早く外に出すのがよいのです。

しかし、玄米は取り入れながら外に出すことができる面白い力を持っている食べ物なのです。
日々玄米を食べることによって、日々不要なものを外に出すことができるのです。
なんて優秀な食べ物でしょうか!
ファスティングをしているわけではないのに、日々ミニファスティングをしているかのような働きが可能になります。

この力が現代人には便利だと思われるので、むそう塾では玄米ごはんをおすすめしています。
次はいよいよ玄米ごはんを炊く方法について触れましょう。

つづく

 
 

(京都 鴨川にて 2022.10.27)

 
 
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マクロビオティックの陽性の氣 陰性の氣

今夜、いつもと違う道を歩いていたら、とあるマンションの生け垣が綺麗だった。
きっと昼間なら、もっと寝ぼけた色をしていると思うのだが、夜はライトに照らされて幻想的に見えるから美しく感じる。

美しいものを見ると、人はやさしい気持ちになれる。
そこからは心地よい氣が流れてくるから。

食べ物も同じ。
盛り付けが美しかったり、お味が美味しかったりすると、そこからよい氣を感じる。

いつも怒ってばかりの人はイヤな氣を周りに与える。
そして、その人はますます怒りの波動に包まれてしまう。

まずは自分。
自分が笑顔でいられるよう心がけよう。

 
 

マクロビオティックでは、陽性の氣の流れが順調だと、物事がスムーズに行くと考える。
滞りをなくして、氣を集中すると、懸念事項が減る。

反対にあっちこっちで陰性な思考をしていると、流れが悪くなって失敗につながる。
大抵「デキル人」というのは、陽性な思考をする。
時間を上手に使う。

そんな意味において、私は陽性さが好きだった。
でも、最近は陰性もいいものだなと思っている。
歳をとったのか(笑)

特に人は体調が悪いときに、陽性を求められるとつらい。
今はコロナのこともあって、体調の悪い人がたくさんいる。
そんな人の負担にならないように、労りあえたらいいな。

 
 

(京都市左京区にて)

 
 
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京料理人中川善博の言葉より 「揃っていることは一つの味付け」 

今月の「上級幸せコース」の授業は「煮物」でした。
むそう塾の煮物はとても美味しいので、この日を楽しみにしている人も多いのです。

以前は「玄米の炊き方秘伝講座(愛クラス)」で提供される「福ZEN」があって、その中に煮物が何種類も入っていました。
この中に「金平牛蒡」があるのですが、「こんなに美味しい金平牛蒡は食べたことがない!」と仰って、金平牛蒡を習うためにコース受講に進んだ塾生さんがいました。

ところが、金平牛蒡を習えるのは2年目の「上級幸せコース」です。
「煮物」の授業でやっと登場します。
それは、材料を「揃えて切る」ことが、まだ1年目では難しいからです。

ふだん私たちは色々なものを切っていますが、「揃えて切る」ことはあまり意識していない人が多いかもしれません。
お鍋の中に色々な厚さや細さの材料が入っていて、それはそれとして「作る人の味」になっているのが現実だと思います。

ところが、先日の授業中に、中川さんはこんなふうに塾生さんに話していました。
揃っていることは一つの味付けだからね」と。

確かに、揃うと火の通りも、味付けも均一になるし、何より見た目にも美しいですからね。
美味しいお料理に求められる第一歩が包丁仕事なので、むそう塾ではこの「切る」「むく」授業を大切にしています。

最初の金平牛蒡ですが、これはまさに「揃え」のお料理なので、先輩塾生さんでも日々真剣に向き合っています。
揃えがもう一つの味付けになるという視点は、包丁を持つたびに肝に銘じたいですね。

 
 

 
 

動画も載せておきましょう。

【京料理人 中川善博による牛蒡の引き切り】

 
 
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「あもさん料理10選講座」の追加メニューが決まりました!

8月にご案内しておりました「あもさん料理10選講座」ですが、全部のメニューが決まりました。
昨夜試作会も済ませたのですが、あまりにも意外なので、当日のお楽しみに全部の公表は避けておこうということになりました。

お餅の食べ方というと、みんなが知っているものぐらいしか浮かばなくて、ネットで調べてもイマイチそそられるものもなかった私です。

しかし、中川さんは10種類全部を初めてのお料理として登場させました。
プロってすごいものだなあと改めて感心したものです。
色々な経験がここにつながっているんですね。

昨夜も漏洩したかったのですが、皆さんのお楽しみのために思いとどまりました(笑)
10月29日に受講予定の方々には、ワクワクして京都にいらしてもらえますね。
11月3日に受講される方々は、29日の写真を見て、「早くたべた〜い♪」となることでしょう(^o^)

 
 

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【あもさん料理10選講座】メニューの一部より
1 みぞれあもさん
2 あもさんのガーリックバター
3 みたらしあもさん
4 にっきもち
5 チーズもち
6 くるみもち
7 内緒
8 内緒
9 内緒
10 内緒

 
 

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昨夜の試作会では、あもさんを5個分も胃袋に収めたのですが、胃もたれもせず、さすが玄米餅だなあと感心しました。
白米のお餅だとこうはいきません。

だんだん寒くなってくると、お餅がいっそう美味しく感じます。
それは、体を温めてくれる力を無意識に求めているからですね。
手軽にパワーを補える玄米餅を活用して、主食やおやつとしてお楽しみいただけたら嬉しいです。

 
 

(料理 京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

これが最高に美味しかったです!
お楽しみに!

 
 
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実りの秋はキッチン仕事も大忙し 京料理人の仕事 動画あり

古い写真を探していたら、綺麗な栗の写真が出てきた。
京料理人中川善博がむいた栗だ。

 
 

 
 

うっっとりするような色白で、スベスベ肌の栗。
短い旬の間に、瓶詰めまでするむそう塾生も多い。
おせちに必要だから。
栗の皮むき授業はこちらの記事から。

 
 

(丹波栗の甘露煮 奥は黒豆 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

動画も載せておこう。

【プロが教える栗の皮むきコツのコツ(1)】

 
 

【プロが教える栗の皮むきコツのコツ(2)】

 
 

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南瓜の皮のむきかたにも苦労する人が多い。
黄色と緑のグラデーションが参考になるので、ここに載せておこう。
指を切らないように気をつけて練習しよう。
南瓜の授業はこちらの記事から。

 
 

 
 
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