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花粉症にはマクロビオティックの食事法が効果的です

そろそろ花粉症に悩まされる人が出てくる季節になりました。
しかし、マクロビオティックのお食事をしていれば、まず花粉症にはサヨナラ出来るはずです。
もし、マクロビオティックの陰陽に則ってお食事をされていても花粉症が改善されないのなら、食べ過ぎと食材の質の悪さを疑いましょう。
ちなみに花粉症は、鼻を中心に来る人と目を中心に来る人、あるいはその両方、もしくは皮膚のかゆみ、喉のイガイガ、全身の倦怠感、場合によっては下痢症状まであったりして、人それぞれです。

最近「菌活」「腸活」というのが流行っているそうですが、どんな菌を摂取するのかが大問題です。
でも、やっと腸内環境のことに目を向ける人が増えてきたのは良いことです。
時代もここまで来たんだなぁと感慨深い思いになります。

ということで、花粉症を改善するには腸内環境を変えることが一番です。
むそう塾生なら乳酸菌たっぷりの中川式糠漬けがありますが、それが入手できない一般の人でも、乳製品(特に牛乳)と甘いものを減らし、質の良いお味噌汁を飲んで、野菜の割合を多くするだけでもかなり変わります。
それに消化吸収の良い玄米ご飯が入れば言うことなしですね。
効果が出るまでに最低1〜2か月はかかるので、今飛び始めた花粉には間に合いませんが、来年には間に合いますから、頑張って食事を変えてみましょう。

過去記事で花粉症のことを毎年書いていますので、そちらもぜひお読みくださると励みになるかと思います。
マクロ美風の体験的マクロビオティック 花粉症 2013.2.14
花粉症にはマクロビオティックを 2012.2.23
花粉症の話 2011.2.11
マクロビオティックに関係なく牛乳は不要なんだなって思えたこと 2015.6.10
マクロ美風の体験的マクロビオティック 食べ方の基本 2013.3.29
すべてを帳消しにする食べ過ぎ 2013.2.14
家族がマクロビオティックを受け入れる時 2007.4.6

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 教室の掛花

 
 

(教室の掛花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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マクロビオティックと睡眠時間

マクロビオティックでは人の陰陽判断基準として睡眠時間を参考にします。
社会一般では睡眠は8時間取りましょうと言われていますが、マクロビオティックの考え方にもとづいて体に負担をかけない食事と暮らし方をしていると、8時間より短くなるのが普通です。
大体6時間前後で充分になる人が多いですね。
昔のマクロビオティック指導者は、睡眠時間の長短を競うような面があったようですが、それは陽性が良いと思われているふしがあったので、どうしても睡眠時間が短い方に傾いて行ったのでしょう。

事実桜沢先生の本にもそのようなことが書かれていますが、それは結核を代表とする病気が多く、敗戦後の食糧事情と国民の喪失感の中では陽性が必要とされたからに他なりません。
しかし今はその当時とは時代背景も異なりますので、桜沢先生の本をそのまま自分に当てはめると失敗する人も多いです。
「ああ、この人はマクロビオティックで失敗したんだなあ」という人に沢山出会って来ました。
そういう人は外見からもすぐ判りますが、飲み物や食べ物を観察していると確信に変わります。
そのくらいお食事内容の影響は大きいです。

今回は睡眠時間のことだけ取り上げてみますが、玄米と多めの野菜、そして毒消しが理想的な食生活で、あまりストレスのない暮らし方をしていると、必然的に睡眠時間は短くなって来ます。
夢もほとんど見ません。
ところが、ここに動物性が入って来ると、人によってはその負担が睡眠時間に影響してきたり、夢を見るようになったりします。
必然的に睡眠時間は長く、質の低下もおきてきます。

動物性がどの程度体に負担になるかは、個人差が大きいので誤解を避けるため具体的には書きません。
だからこそ、マクロビオティックは押し付けるのではなく、個々人の体質と体調を見て判断しなければ危険なのです。
私の経験上、動物性の質が睡眠時間に与える影響は大きく、お野菜もその質が影響するのが実感出来ます。
食べたものを体が処理するのに頑張っているんだなあと、口にしたものをふり返りながら睡眠を観察しています。

当然のことながらお食事が理想的でも、日常的にストレスをたくさん抱えた暮らし方をしていると、お食事の良さは半減してしまいますね。
ですから、まずは精神面が穏やかに暮らせるように環境を整えることがとても大事です。
どんな人と接するか、どんな仕事をするか、どんな時間の使い方をするか、どんな所に住むか、どんな空気を吸うか、そこまで考えてみましょう。
お食事は重要ですが、空気も重要です。
それは酸素や窒素を含む空気だけでなく、その場の雰囲気としての空気も意味します。

清々しい空気を吸って、心地良い氣の中で生きる。
そんな時間の過ごし方を目指しましょう。

 
 

京都の梅

 
 

(京都の梅 2016.1.12撮影)

京都の自宅前では梅の花が咲いていました。
これから日一日とお花の数が増えて行くことでしょう。
七十二候では「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」時季ですから、こうして春の動きを伝えてくれるのですね。
こんなことを意識しながら暮らすことが健康にもつながります。

 
 
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子供にとって一番のクスリ「太陽光」と「くる病」の例

そういえば、北欧生活でくる病になったお子さんを連れてむそう塾にやって来た人がいたっけ。
眼には霰粒腫が出来ていて、痛々しかった。
抵抗力も落ちている感じだった。
独学のマクロビオティックでお子さんの体調に合っていないお食事だったので、きちんと陰陽を調整した食べ方を教えてあげた。
食べ物以外にもマクロビオティックの陰陽は適用されることを説明して、外で太陽に当たって遊ぶことの必要性も説明した。

それから一日に何時間も外に出てくれるようになり、8か月ほど経過したときだったろうか、お子さんが完全に正常な状態になったと報告を受けた。
もちろん、眼もすっかり綺麗になっていた。
嬉しかった。
今そのお子さんはどうしているのかな?
まったく連絡がないので何も分からない。
ただ、日光に当たることの重要性は分かった。

子供にとって一番のクスリ 「太陽光」

 
 

菊花蕪 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(菊花蕪 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

すべての子供が元気に育ってくれますように。
そして、大人も太陽に当たることによって改善される症状があることを知っておこう。
太陽の光は天然の薬なのだ。

今はパソコンやスマートフォンの普及もあって、特に眼には受難の時代だが、太陽に当たりながら歩くことは、血流が良くなって眼にも良いことづくめである。
食事を正すとともに、太陽の光のありがたさをもう一度認識し直してはどうだろうか。

 
 
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便秘を解消したくても玄米が入らない人がいる?

便秘解消のために玄米を食べたら良いでしょうかというお問い合わせがありました。
う〜ん、なんとも言えません。
多くの人が玄米を食べるとお通じが増えて、便秘のお悩みが解消するのですが、うんと陽性に傾いた人は玄米が入らない場合があるからです。
反対にうんと陰性に傾いた人は玄米ごときでは刺激にならないほど腸が緩みきっているのです。
ですから短絡的に玄米がすべての人の便秘を解消するといえないことになります。

マクロビオティックでは陰陽で物事を判断しますが、単純に陰だ陽だと決めつけられるものではなく、その人の全体をみて判断しないと危険な場合があります。
そんなこともあって、私はブログに詳しく対処法を書かないのです。
直接お会いして、その人の癖も見抜いてからアドバイスをするようにしています。
そうでないと指導したい内容と誤差が生じるからです。
人間は必ず自分流に解釈してしまうから、そこを見越してアドバイスをしないと短期間で効果は出せません。
あくまでも相手に添って、相手の気持ちになってがポイントです。

さてさて、冒頭の便秘ですが、我こそは陽性と思われる人は野菜をたっぷり召し上がってください。
この時には他の穀類を断つつもりでかまいません。(その方が効果が出ます。)
こう書くと、すぐどんな野菜ですか?と聞かれそうなのですが、あなたが食べたいと思う野菜でかまいません。
陰性とか陽性とか忘れて食べたい野菜を召し上がってください。
真冬にサラダでもかまいません。
ただしすべて薄味にしましょう。
穀類は食べたくなるまで食べなくても大丈夫です。

次に陰性で便秘になっている人は、とにかく温かいものを体に入れましょう。
お味噌汁でも良いし、温かくて柔らかい玄米ご飯でも良いです。
葛を使った飲み物もいいですね。
陰性な人の便秘を改善するには時間がかかるし、ケースバイケースで対応しなくては危険なので、ここではあまり詳しく書きません。
陰性になっている原因を探す必要があるからです。

もっと詳しい解説は、「マクロビオティックの陰陽実験と個人別食べ方講座」で行う予定です。
それまでにこの記事をヒントにお食事の仕方を変えてみてもいいですね。
マクロビオティックはまず実践してみることが基本です。
自分は玄米ご飯が必要なタイプだと思えば、ふっくらとやわらかく消化吸収のよい玄米ご飯を炊くところから始めれば良いのです。
それで体調の変化を観察していくこと。
これこそが陰陽の学びなのです。

きょうは便秘を例にあげましたが、他の体調不良でも似たようなところがあります。
体内に溜まった過去の陽性を排出できると、別人のように元気になる人をたくさん見てきました。
そして何より凄いのは、精神面でもグンと変化することです。
やはり腸と脳はつながっていると実感します。
だって体の調子が悪いと落ち着けませんし、笑顔になれないし、周りの人に気配りできるゆとりなんて出てきませんものね。
目指せ!快食・快眠・快便です。

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

「これから開催予定の単発講座とコース授業の募集状況」

 
 
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小麦のことを正しく知って腸を整えましょう

年末年始はお食事が乱れがちになる人が多いのですが、すでに忘年会やクリスマスの影響が体に出ている人がいるかもしれませんね。
体調を崩す一番の理由は食べ過ぎです。
私は迷ったら食べない方を選択するので、一日に1食なんてこともザラにあります。
断食をしたことのある人なら経験済みでしょうが、食べないことってつらいことではなく、快適なんですよね。
このままずっと食べなくても生きていられるような気持ちになって、ちょっとハイになったりします。
ま、そこまで行かなくても、1週間に1日くらいは胃腸にもお仕事を減らしてあげた方が、その他の臓器の負担も減って体が楽になります。
年末は大掃除の季節ですが、体も大掃除して感謝できたら最高ですね。

ところで、体調を崩す一つの原因として、小麦製品の過剰摂取があります。
マクロビオティックでは粉物の摂取を控えた方が良いと考えていて、その理由はすでに過去記事で何本も書いてありますが、次の記事はぜひお読みいただきたいです。
「日本人(特にアトピーの人)はなぜ小麦粉を多く摂らない方が良いのか?」

さらに、こちらの本を読むと小麦の現実を知ることができて良いと思います。
「小麦は食べるな すべて小麦が原因だった!」
この本の帯には「人間の脳にヘロインと同じ重大影響を及ぼす!」と書いてありますが、簡単にいうと、小麦が消化されて脳に入り込んでモルヒネと同じように、軽い感情的高揚状態を誘発してしまうというのです。(詳しくは本を読んでね)
ですから、小麦製品はまた食べたくなるのです。
この犯人はグルテンなのですが、そんなところからもグルテンフリーがブームになっているのでしょう。

じゃあ、マクロビオティック料理教室でよく作っている車麩のカツって、グルテンだらけだと思いませんか?
もしあなたが気になるなら、まずはお菓子類から減らすことをおすすめします。
その次はパン。
主食としてパンは食べないこと。パンはおやつですね。
パンからせめて白米に移行すること。
もし可能なら一気に玄米に移行してみてください。
大いなる体の変化を感じるでしょう。

脱小麦!
そんな生活を1か月、できれば3か月実験してみると人生が変わると思いますよ。
しかし、それを一生頑なに続けなくても良いです。
つき合いにくくて面倒くさい人になるから(笑)
たまには美味しいパスタでも食べながら、お友達と交流できる心のゆとりと、それに耐えられる体になってほしいと思います。
私は小麦の何が悪いかって、腸へのダメージが大きいことをあげます。
貧血の人には小麦製品の好きな人が多いですね。
来年の「マクロビオティックの陰陽実験と個人別食べ方講座」では、そんなことも含めてお話をしようと思います。

 
 

牡蠣と雲丹と堀川牛蒡のペペロンチーノ アルポルト

 
 

(牡蠣と雲丹と堀川牛蒡のペペロンチーノ アルポルトカフェ京都高島屋)

なお、玄米を食べてみたいと思われる方は、むそう塾の愛クラスを受講してくださると、抜群に美味しい玄米ご飯の炊き方をお教えします。
この中川式玄米ご飯は、小麦とは反対に腸を守り育てる主食の王様です。
新しい年は、腸を育てる食生活に挑戦してみませんか?
まずは主食です。

 
 
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