すべてを帳消しにする食べ過ぎ

先に花粉症の記事を書きました。
この記事より前に過去の記事を読んでくださった方は、花粉症を食べ物で改善しようと取り組んで下さるのですが、その人達は3つのグループに分かれます。
1.タイトに実行する人。
2.ゆるやかに実行する人。
3.制限食の種類を守る人。

この1〜3での違いは次のようになります。
1.量も種類も守る。
2.量も種類もアバウト。
3.種類は守るが量は守れない。
この中では1の人が最も効果が出ます。
でもそれは楽しくない面を伴うので、多くの場合は2,3の方に崩れて行きます。
ここでの種類とは質をも含みます。

ですからむそう塾では、そこを崩すことなく楽しく体調をキープ出来るようにアドバイスをしているのですが、究極的なところ「なんのためにマクロビオティックをするのか?」というところに行き着きます。
自分の人生をどうしたいのか?
自分はどう生きたいのか?
その質が「食の質」をも決める傾向にあります。

マクロビオティックのとても重要な点に「質」の問題があります。
「質」を吟味して「量」を少なめに。
これでOKです。
しかし人間はこの「量」がなかなか厚い壁なんですね〜。(つくづく)

私がアドバイスをして来た人達でも、体調が悪くなることがあったとすれば、それはまず「食べ過ぎ」を考えた方が良いです。
人間は本能の一つとして「食欲」が組み込まれているため、無意識に食べていると食べ過ぎてしまうのです。
でもその食べる行為を律するとかなり人生が変わります。
つまり「足るを知る」状態になるからですね。

どんなにマクロビオティックの制限食を実行したところで、食べ過ぎてはなんにもなりません。
気休め程度の変化はありますけどね。
ちゃんと改善しようと思ったら、どんな病気であっても食べ過ぎはご法度です。
胃下垂なんて食べ過ぎの典型例ですね(笑)
それも陰性の食べ物が多いのです。

花粉症をきっかけとして、あなたの食を見直してみませんか?
ポイントは「質」と「量」です。

 

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(京都駅にて)

 

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コメント

  1. erinko より:

    美風さん、新しい記事をありがとうございます。
    確かに、体調を崩すのは食べ過ぎたあとだと思いました。
    お医者様にも「婦人科系の病気で悩むのは人生のうち、ずっとでは
    ないかもしれないけれど、胃腸は一生の問題よ!
    食べ方を変えた方がいいわよ〜」と言われたこともありました・・・
    「足るを知る」、この言葉を掛け軸にして自分に贈りたいほどです。
    ココロもカラダも喜ぶ美味しいものへの探求である食いしん坊な
    気持ちが、卑しん坊とイコールにならないように気をつけます。

    • マクロ美風 より:

      あらあら、お医者様にそのように言われているのなら、もっと真面目に取り組まなければ駄目ですね。
      胃腸はその人の生命そのものを司っているところです。
      生き物として考えても、食べられなくなったら終わりなのです。
      ですから胃腸系に関するトラブルには真面目に対処しましょう。

      探求は健康な体があってこそ可能なものです。
      まずは健康を。
      それが物事の順序です。
      順序良く生きることがマクロビオティックの考え方であることもお忘れなく。

  2. ゆかえもん より:

    美風さんこんばんわ!

    私はまさしく3のタイプです。いいと聞いたら結果を急ぐあまりにそればかり!度がすぎるんです。
    結局は体調崩して後戻りなんてことが何度もありました。

    何でも程ほど適量がよいのでしょうね。

    ただ、いくら食べても満たされない時があります。そんな時にはどうしたらよいのでしょうか?

    きっと情緒不安定な時なんだと思います。

    最近は甘いものに手がでないよう、お腹いっぱい食べるならお米やカボチャなどと気をつけてますが、やはり食べ過ぎは食べ過ぎですよね〜

    なかなか難しいです。頭で考えてしまうと。

    • マクロ美風 より:

      ゆかえもんさん、こんにちは。

      >ただ、いくら食べても満たされない時があります。そんな時にはどうしたらよいのでしょうか?

      そんな時の理由は二つあります。
      一つは精神的に満たされていない場合。
      (この満たされるということにも深い意味がありますが。)
      もう一つは食べている物にエネルギーがない場合。
      マクロビオティックはこの二つを改善する力を持っています。
      ゆかえもんさんはこの二つともうまく機能していないことが考えられます。
      単なるハウツーに走っていると、いつまでたっても解決しません。
      そろそろ思考を変えましょう。

      なお、情緒不安定で片付けることは簡単ですが、なぜそうなるのかを考えた方がいいですね。

      • ゆかえもん より:

        美風さんコメントありがとうございます。

        美風さんは本当に何でもお見通しですね!

        今まで出会った、私に「大丈夫必ず良くなる」と言ってきた方達とは違います。

        食の内容も心も満たされていない私は、どうしたらよいのだろうと悩んでしまいますが、来週の愛クラスに参加ししっかりと学びたいと思います。

        体と心の両方が健康でなければならないですね♪

        • マクロ美風 より:

          心と体は車の両輪です。
          どちらも健康でなければ本当の健康とは言いません。

          愛クラスで具体的なお話ができると思いますので、それまでお待ちくださいね。

  3. おはる より:

    美風さん、おはようございます。
    食べ過ぎの言葉に、ドキッ!!として
    昨夜は試しにと食事を抜きました。
    そういえば、授乳中は、乳腺炎になりやすかったので、
    午後6時以降はいっさい食べてなかったです。
    食べると見事に夜中に、胸が苦しくなって、
    いつも大変なことになってたからです。
    当時も、量の問題もあったなぁ。と、今、思います。
    喉元過ぎれば、、、を繰り返す自分を認めて、
    いつもクリアーな心と身体をめざします。
    ありがとうございます。

    • マクロ美風 より:

      おはるちゃん、こんにちは。

      乳腺炎の原因は高蛋白・高カロリー・高脂肪ですね。
      まるで現代社会の食事の問題点そのものです(笑)
      ですからそれらの逆バージョンで行けば人間は健康でいられるわけです。
      授乳という命の営みは、まさに人間の浅はかな知識や欲を吹き飛ばす場面です。
      赤子が喜んでゴクゴクと飲めるお乳を出せる食事をするのが人間としても望ましいことになります。

      おはるちゃんにはそんな経験値があってよかったですね。
      つい食べ過ぎてしまうお気持ちはよく分かります。
      中川さんのお料理は美味しいから(笑)
      中川さんって罪作りなお人ですなぁ。

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