こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

「マジっすか?」も「本当ですか?」の仲間です

昨日、「本当ですか? なるほど 口癖の陰陽を考えておこう」という記事を書きましたが、「マジっすか?」という言い方もありますね。
男性や若者に多いのですが、これも「本当ですか?」のグループですね。
「ですか?」と丁寧な言い方をしていても、内容は失礼に当たります。

もし相手が自分を誉めてくれているのなら、素直に「ありがとうございます!」と言えばいいのですが、「本当ですか?」や「マジっすか?」には一種の「照れ」が入るのでしょうか。
もしかしたら「自信のなさ」が発する言葉かもしれません。
「マジ?」「ホント?」と、友達同士で話していた言葉に「ですか?」がついただけで、大人の言葉として成長していません。

常々若者(学生)と接していると、大人の方が年相応の言葉遣いではなく、若者言葉に感化されることはあるでしょうが、日本語のもつ本来の使い方は知っておいた方が良いと思います。
アナウンサーほどではなくても、聞きやすい言葉遣いは気持ちが良いものですし、人間関係に誤解を生じないで、スムーズに気持ちの交流ができます。

 
 

 
 

(切っている人 京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

いただきもののとーっても大きな西瓜があったので、愛クラスの皆さんと一緒にご馳走になりました。
一切れいただいただけでも、クーラーの効いた室内では寒くなって、外に出て体を温めたほどです(笑)
やっぱり西瓜は汗をかきながら食べるのが健康的ですね。
ところで、中川さんの西瓜の切り方はさすがでしたよ(^^)

 
 

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本当ですか? なるほど 口癖の陰陽を考えておこう

塾生さんと話をしていると、「本当ですか?」と返事されることがかなりあります。
「本当ですか?」と答えるのは、相手の発言に疑問を呈していることになるので、言われた相手に失礼になります。
私自身は全体の状況から相手の気持ちが推し量れるので、悪意には解釈しないのですが、状況によっては相手に失礼になりますから、使わない方が良い言葉です。

あまりにも気になる場合は、その都度塾生さんに注意をして来たのですが、なかなか直りません。
癖ですから本人が直そうという意志を持たない限り直りません。
相手に失礼なことをしているという自覚がないまま来てしまったのでしょうが、むそう塾は人間塾だと思っていますので、会話の途中でも注意するようにしています。

それでも「本当ですか?」と口にする人が後を絶たないので、中川さんは業を煮やして「罰金制にする!」と言い出しました。
口にするたびに「罰金!」と伝えているのですが、そういう人たちはきっと周りにも「本当ですか?」という人がいるのでしょう。
それで日常的に使ってしまうのだと思います。
もしかしたらご夫婦で使っているかもしれません。

でも、一社会人として「本当ですか?」は使わないようにしましょう。
本当に真偽の程を確かめたい時にだけ使うべき言葉です。
「◯◯さんが死んだらしい」
「ホント?」
こういう会話なら使ってもいいですね。

*   *   *

そういえば、レーシングドライバーの佐藤琢磨さんのお父様はとても聞き上手な人でした。
私が話しかけると丁寧に耳を傾けてくれて、「なるほど」というのが口癖でした。
弁護士という職業柄、聞き上手というのはプラスになりますから、良い仕事をされたのはいうまでもありません。

「なるほど」というのは、相手の言っていることに理解を示しているわけですから、不快感はあるはずもなく、むしろ、もっと話したくなります。
それが日常の些細なことであっても、仕事上の重要な話であっても、相槌としてとてもいい言葉だなあと思っています。

*   *   *

会話というのは、お互いが良い雰囲気で進めたいので、自分本位ではなく相手の気持ちを推し量って言葉を選ぶべきだと思うのです。
いつからか「本当ですか?」が自分の周りで飛び交っていても、この記事を読んでくださった方だけでも使わないようにしましょう。

マクロビオティックを知っている人ならなおのこと。
なぜなら、相手が嫌な思いをする言葉を口にするのは陰性な展開につながりますが、相手が納得できたり喜びにつながる言葉は陽性な展開につながるからです。
会話にマクロビオティックの陰陽を意識していると、人間関係が良好になってきますよ。
氣の流れが良くなるからですね。

綺麗にお化粧をしたり、素敵なお洋服に身を包んでも、口から発せられる言葉が三流では悲しいですね。
言葉も一流にしましょう。
特に口癖は意識していない人が多いので無防備状態です。
本当のあなたの陰陽は、こんな時に積み重ねられるので要注意ですね。

 
 

 
 

(小茄子の田楽 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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カテゴリー: こころ・想い, マクロビオティックの陰陽で考えてみよう | 16件のコメント

ブログでマクロビオティックを発信し続けて13年目に入りました

私がブログを書き始めたのは、2005年8月15日でした。
その日からほぼ毎日更新し続けて12年の歳月が過ぎました。
これから13年目に突入するこのブログは、もう私の細胞の一部のような気がします。

ブログを書き始めてからの私は、ドドドーっと忙しい日々になりました。
それまでにしていたマクロビオティックを、全国各地の人と語り合うために、まさに東奔西走の日々が始まったからです。
そんな中で、お互いのブログがご縁で京都の中川善博さんと知り合い、さらに2008年には「むそう塾」まで始めることになって、まるで無から有が生まれたように感じたものです。

「石の上にも三年」と言いますが、まさにブログを始めてから3年で目に見える形の「むそう塾」が出来たときには、ブログの力を感じたものです。
一文字一文字に込めた気持ちは、ブログを通じて多くの皆様と心を通わせることができ、今なお「むそう塾」が塾生さんと熱い想いを共有していられるのは、すべてブログのおかげです。

今はブログの他にTwitterやFacebook、それにInstagramなども手がけ、12年前より発信の手段が多くなってきましたが、一番好きなのはやはりブログです。
このブログのアーカイブをプルダウンして行くと、12年間の想いがビッシリ詰まっていて感慨深くなります。

2012年11月1日にはむそう塾のサイトが完成し、その中に入れ子形式で中川さんのブログと私のブログが仲良く並ぶことになりました。
むそう塾のサイトは、インターネット上に家を建てることをイメージしました。
そして、その家にはお父さんとお母さんがいて、いつでも帰れる茶の間の役割を果たしたいと思ったのです。

私はgooブログから、中川さんはExciteブログからWordPressに移行して、ずいぶん過去記事のレイアウトが乱れてしまったのが一番の心残りですが、それでもこうして12年間ブログを書き続けて来れたことがありがたいです。
そして、記事を読んでくださる方々に心から感謝しています。

過去記事をプリントアウトしてファイル化してくださった人、アンダーラインまで引いて一字一句を丁寧に読み込んでくださった人、気になる記事を携帯電話からすぐ読めるようにアイコンまで作って保存してくださった人、Excelで動画一覧を作ってくださった人などがいらして、本当に頭が下がります。

これからも、ブログがつないでくれるご縁に感謝しながら、魂の触れ合う生き方を実践して、正直な記事を書き続けて行きます。
ほんまもんを発信するブログとして。

 
 

 
 

(獅子唐と小茄子の揚げ浸し 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, こころ・想い, その他 | 8件のコメント

働き詰めだけど楽しい私の人生♪

昨日の放課後に塾生さんと話をしていて、ふと私の若い時代を想い出した。
今は働くことが複雑な時代になってしまったけれど、それでも労働意欲さえ失わなければ、なんでもできると思っている。

私は16歳から一人暮らしを始めたから、その時から働き詰めだ。
自由に生きたかったら、経済的に自立することだと思っていたので、他の人より早く働き始めたことになる。

北海道から離れると、楽しいことがたくさんあったけれどお金も必要になる。
だから、その分のお金を作るために昼だけでなく夜も働いた。
昼も夜もそろばん(古いねw)を弾いていたけれど、疲れることも飽きることもなく、楽しかった。

それは、お金が貯まって行ったから。
生活は昼間の給料でまかない、夜の給料はすべて貯金した。
何しろ遊びに行く時間がないので、お金を使う場面がないのだ。

そんなことをしていても楽しかった。
だから、人生に遊びってそんなに必要ないのかもしれない。

何年間も働かないで食べられるだけのお金を貯めてから、一気に法律の勉強を始めた。
これが実に楽しかった。
新しいことを知るのは、本当に楽しいものだった。

あ、そういえば、今も似たような生活をしているなぁって思う。
もちろん、今も楽しい♪

それは、きっと私が好奇心の塊で、その好奇心のおもむくままに生きてきたからだと思う。
その過程でお金が必要な時には、仕事を掛け持ちで働く。
ただそれだけだった。

何十年も働き続けて思うことがある。
10代のときには、職業に貴賎はないと思っていたけれど、20代になったらそうは思わなくなった。
生き方への姿勢が問われるんだなと思った。

私はとにかく、後ろ指を指されるような生き方はしたくなかった。
恩を忘れる生き方もしたくなかった。

はたと思った。
なんだ、それって私の両親の生き方そのものじゃないかと。
私は、真面目に生ききった両親の背中を見ていただけなのかもしれない。

背中って大きいな。
息子は私の背中から何を感じ取ってくれるのだろうか?

 
 

 
 

(うざく 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

私は小さいときから酢の物が大好きだ。
だから、あちこちのお店で酢の物をいただいてきたけれど、中川さんが作ってくれる酢の物は抜群に美味しい!
マクロビオティックの陰陽を知った今は、その美味しさの秘密がコトンと納得出来る。

 
 

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カテゴリー: こころ・想い | 2件のコメント

「つらい不妊治療をやめたい=回答者・高橋源一郎」さんの記事から

よく「子供を育てる」といいますが、子供を産んだことのある人なら誰しも「子供から教えられる」経験をされていると思います。
「子供は親の写し鏡」とはよく言ったもので、子供の状態は親の状態そのものでもあるわけです。
小さな乳飲み子でさえ、親の精神的不安をキャッチしてしまうほど子供は敏感ですね。
思うように口がきけないからこそ、体中の細胞を全部耳にして、口にして訴えているのだと思います。

そういう子供と接していると、確かに大人はもう一度子供目線で物事を見たり考えたりするようになって、親自身が生き直しを出来るところが子育ての醍醐味のように思います。
なぜなら、子供の純粋さは、大人の手垢で汚れた常識や論理など、あっさりと見破って、容赦なく体当たりで主張してくるので、それに応えようとすると、親自身がもう一度無垢な思考まで戻る必要があって、そのことがとても意義のあることだからです。

子供がいたらそういうチャンスがありますが、子供がいなくてもとても尊敬できる人格者は世の中にゴロゴロいらっしゃるわけで、私はいつもそのことを素敵だなと思っていました。
そのことをとても上手く表現して回答されている文章に出会いました。

必要なのは、「子ども」ではなく、「子ども」の役割をしてくれる「鏡」なのかもしれません。

*   *   *

【つらい不妊治療をやめたい=回答者・高橋源一郎】2017.7.24の毎日新聞より転載

 毎日が楽しく仲が良い夫婦です。ただ子どもができず不妊治療で意見の違いが出ています。夫は結婚前から子どもが欲しく、子ども=幸せという考えです。私は授かりもので、人の手を加えてまでは欲しくないし、不妊治療で精神がおかしくなりそうです。大好きな夫を父親にしてあげたいですが、心と体が拒否します。もうつらい不妊治療をやめて、二人で穏やかに暮らしたい。離婚しかないのでしょうか。(32歳・女性)

 
 

                       (回答者の高橋源一郎さん)

いま、わたしの手元には中学1年と小学校6年の子どもがいます。振り返れば、彼らのおかげで、わたしたち夫婦は生きてこられたように思います。

 子どもは、親にとって「鏡」のような存在です。幼いときには、わたしたち自身の子どもの頃を思い出させ、また、あるときには、わたし自身の親を思い出させてくれました。成長する毎(ごと)に、わたしもまた、そのように成長してきたし、成長し続けるためにはどうすればいいか考えました。そして、いまでは、こう考えています。子どもは親を成長させるためにやって来たのであり、子どもこそ、わたしの親なのではないかと。

 わたしにとって、子どもは生きてゆくために必要な存在でした。けれど、そんな存在は子どもだけではありません。

 知人夫婦には子どもがいませんが、わたしの知る限り、ほんとうに充実した生活を送っています。それは、互いが互いの「鏡」になり、お互いを成長させてゆくために必須の存在になっているからだと思います。必要なのは、「子ども」ではなく、「子ども」の役割をしてくれる「鏡」なのかもしれません。

 相談者ご夫婦は、お互いを見つめ合う必要があるように思います。「子ども」は素晴らしい存在ですが、夫婦にとってもっとも大切なのは、目の前の相手ではないでしょうか。相談者の思いを真っ直(す)ぐ夫に伝えることからすべては始まると思います。(作家)

 
 
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