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「こころ・想い」カテゴリーアーカイブ
「牡蠣効果が、凄いです!」 塾生さんの体験より
先日開催した「牡蠣料理五種」の講座を受講してくださった皆さんは、その美味しさに圧倒されて、すぐ復習されているようです。
すでにお弁当に「牡蠣ご飯」を入れたり、「牡蠣パスタ」の美味しさに酔いしれているTweetも見受けられます。
当日の記事へのコメントからも、感動ぶりが伝わって来ます。
今朝も“おはる”さんからメールが届きました。
体調を綴ってくれているので、ご紹介させていただきます。
<おはるさんからのメール> 抜粋
美風さん、おはようございます。
牡蠣効果が、凄いです!
朝の目覚めもとても良くなりましたし、
いろんな悩みや不安も吹っ飛んで、
同じ注意を家族から受けても、くよくよせずに
さらっと受け入れ、又は聞き流したり、
自然にできてます。
今までいろんなストレスを、甘いものふわふわしたものに逃げて、
どんどんミネラルを失ってたと、。
同じ陽性でも、
牡蠣のミネラルが必要だったんだと。
幸い近場で新鮮な牡蠣が採れるので、
毎日楽しくいただきます!
昨夜はウワサ通り?!パスタに倒れそうでした。汗。
牡蠣講座開催までに至った、みなさんに感謝です。
ありがとうございます。
牡蠣で陰陽が変わって、
いろんな流れが良くなる予感です。
おはるより
* * *
<マクロ美風より>
おはるさんには牡蠣のミネラル成分がバッチリ合ったようです。
陽性というと、すぐ塩分をイメージしてしまう癖がおはるさんにはあるのですが、塩より優しい陽性の牡蠣には、現代人の多くが不足しているミネラルがたっぷりなので、このような効果が出てきたのでしょう。
精神面での効果がおはるさんらしいと思いました。
陽性さが増えた結果、今までとは違う精神状態になっていることが分かります。
食べ物の影響って本当に凄いものです。
中川さんが何気なく作ってくれた牡蠣のパスタ。
その美味しさにビックリした私が、ぜひ塾生さんにお伝えしたいと思って講座にしたのですが、想像どおりの反応に安堵しています。
食材の旨味というのは、こういうふうに引き出すのか!という学びがあって、皆さんがビックリされていました。
あんなに食べたのに、また欲しくなる美味しさの牡蠣パスタ。
一生のお楽しみメニューになることでしょう。
ちなみに、息子は牡蠣が嫌いだったのですが、「おいしい^^」と言って食べておりましたよ\(^o^)/
(牡蠣パスタ 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
+ – + – + – + – + – + – +
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カテゴリー: 塾生さんのメールから心に響いたこと, マクロビオティックの指導現場からシリーズ, からだ, こころ・想い
4件のコメント
4年8か月をかけて変化した玄米ご飯の炊き上がりと物事の終わり方
先日玄米投稿で54点を叩き出したむそう塾生の“こつぶ”さんからメールをいただきました。
その中にご自分の歩みを書かれた部分があって、懐かしく読ませてもらいました。
>愛クラスに初めて参加した2013年5月3日の写真、パスを頂いた2013年8月27日のご飯の写真、そして昨日の54点の400炊きの写真。
>それぞれ見返すと、美風さんがおっしゃっていた「螺旋階段」がよくわかりました。
>あれからもうすぐ5年、少しは成長したようです。お二人や麗可ちゃん、皆さんのおかげです^^
こつぶさんは愛クラスを受講される前(2013年3月)に、当時営業していた中川さんのお店である“なかがわ”で福ZENを召し上がっていたのでした。
そして2013年の5月に愛クラスを受講され、2014年の5月から「第6期幸せコース」に通われました。
2016年には「第3期満足コース」に通われたのですが、とても熱心に練習されて、途中から出汁巻き玉子の上達が目を見張るように変化していきました。
彼女はどこかに「自分で納得して進む」進度計のようなものがあって、それがピタッと噛み合わないと進歩しない特徴がありました。
* * *
そのような彼女が、2017年12月24日に愛クラスを再受講されました。
目的はサードジェネレーションの玄米の炊き方を知りたいからでしたが、教室でも玄米投稿でも54点の高得点でした。
特に3回目の玄米投稿は、400ccの玄米ご飯を炊くという難易度の高い挑戦でしたが、見事に54点の玄米ご飯を炊き上げたのです。
彼女はご自分でも述懐されているように、何かを会得するとき時間のかかるタイプでした。
玄米炊きのパスポートを取得されるまで、実に4か月、50回以上の玄米投稿を経たのでした。
でも、今回は見事な炊き上がりを見せてくれたのです。
これは彼女が心からコトンと納得した結果だと私は思っています。
彼女が玄米炊飯にここまでかけた4年8か月の年月。
それは彼女の進歩の歴史でもありました。
過去にはできないことから逃げる面があったのですが、今彼女の中には陽性のエネルギーが動き始めています。
つまり挑戦欲ですね。
少しずつ彼女に陽性さが増してきたのが伝わって来ます。
そして、間違いなく彼女はこれから変わって行けると思います。
彼女には粘り強さがあるので、そこを理解してくれる男性がそばにいれば、笑顔の溢れる家庭が築けます。
彼女の笑顔には純粋さがあって大好きです。
過去に2度使わせていただいたお写真ですが、大好きなのでもう一度使わせていただきます。
・お料理をすると人生の不安が減ります(むそう塾生の実例) 2015.11.5
・お料理には不安を安心に変える力があります 2016.11.5
* * *
なお、気持ちが変化して行くと、玄米ご飯の炊き上がりも変わって来ます。
炊く人の陰陽度が炊飯に反映されるからですね。
ちなみにこつぶさんの玄米ご飯の写真は次のように変化しています。
【2013年8月パスポート取得時】52点
いかがですか?
最後の54点のご飯は、まるで白米かと思うような炊き上がりですね。
こつぶさんが最初の引用文章の中で螺旋階段のことに触れていましたが、それはこちらのコメントの中で登場します。
まるで螺旋階段を1段1段上がって行くように、見慣れた景色であっても、徐々に見え方が変化して行くことを意味しています。
それは完全に同じ位置に戻って来ているわけではないからです。
目に見える進歩がないと諦めモードになってしまう人も多いのですが、その進歩のないときをいかに過ごすかがその人の内面の力です。
むそう塾の「幸せコース」には、桂剥きや出汁巻き玉子という本気で練習する必要のある内容が含まれています。
練習して楽しくなって行く人、うまく出来なくて練習がストップしてしまった人、色々ですが練習すれば間違いなく上達します。
* * *
物事は終わり方が大事です。
目標を達成して終えるか、逃げて終えるかで、その後の生き方を左右するくらい影響します。
それは心の持ちようが正反対だからですね。
成功体験で終えるか、不成功体験でトラウマを作って終えるか。
それはマクロビオティックの陰陽の観点から考えても一目瞭然ですね。
陽性(成功体験)で終える方が自信もついて、後々良い影響を及ぼします。
目標達成ができなかった人は、これからでも良いので自信に置き換えられるようにしてみましょう。
不成功を上書きしておくのです。
こつぶさんは玄米炊飯の上書きをされました。
素敵ですね。
料理法の陰陽を知って心身に負担のない食べ方をしましょう
むそう塾ではお料理の添削を記事にしていますが、この中で「イラ感」という言葉が出てくることがあります。
これは玄米炊飯にもあって、やわらかい良い陰性とは違って、硬さやキツさを感じる悪い陽性を指します。
たとえば「イライラする」というように、普段でも使いますよね。
それはお料理をする時の温度が高温のときにも起こりますが、水分の少なさでも起こります。
マクロビオティックの考え方はこんな時とても便利で、陽性と陰性の2つの言葉で説明できます。
お料理する時の方法が陰性か陽性かで、それを食べた人の肉体と精神が陰性になったり陽性になったりするのですから、とても分かりやすいのです。
なぜなら「食べたもののようになる」からです。
【揚げる】
たとえば、唐揚げが大好きだったとします。
唐揚げは170〜180度くらいの温度で揚げますので、陽性な調理法になります。
「揚げる」というのは高温で水分を飛ばす料理方法なので、そこにフライドポテトを添えたり、ポテトチップスを添えると、喜んでくれる人はいるかもしれませんが、料理方法としては同じ「揚げる」なので体に負荷がかかってしまいます。
こんな時にはぜひ生野菜を添えてほしいですね。
でも、外では唐揚げとフライドポテトがセットで売っていますね。
特に揚げ物は時間の経過とともに酸化しますので、揚げ物を買うのはおすすめしません。
唐揚げを食べたければ、ぜひお家で揚げましょう。
良質のお肉と良質の油を使って。
* * *
【焼く】
しかし、いくらお家でのお料理であっても、しょっちゅう揚げ物を食べるのはおすすめしません。
じゃあ、焼けばいいかというと、これも結構陽性な料理法です。
油を使って焼くと、揚げ物以上に高温になることもありますし、時間が揚げ物よりかかる場合は、それも陽性として判断しなければなりません。
ですから、毎日焼き物を召し上がる場合は、必ず加熱していないお野菜を添えてほしいです。
【炒める】
じゃあ、「炒める」料理法はどうでしょう?
これは「焼く」方法に比べて、油の有無と時間の長短が影響するのですが、材料が動く陽性を加えると、焼物より陽性になります。
ということは、炒飯って炭水化物がメインですが、結構陽性な食べ物なんですよね。
毎日食べたいと思えないのはそういうことなんです。
【煮る(炊く)】
次は「煮る(炊く)」料理法ですね。
こちらは水分があるので、「揚げる・焼く」に比べると100度前後の世界ですから穏やかです。
これなら毎日召し上がってもかまいません。
理想的なお料理法です。
煮物を食べない人ほどイライラ感が強いのを感じます。
【ゆでる】
では、同じく水分がたっぷりある「ゆでる」料理法はどうでしょうか?
これも体に負担がないので、毎日召し上がってもOKです。
【蒸す】
同じく体に負担のない料理法に「蒸す」というのがありますが、今の時代は蒸すことを面倒臭がって、蒸し器をお持ちでないご家庭もありますね。
代わりに電子レンジをお使いなのでしょうか?
でも、電子レンジは超陰性な調理器具なので、おすすめしません。
マクロビオティックを知ったら、真っ先にサヨナラする台所用品ですね。
でも、蒸す料理法はとても体と心にやさしさを運んでくれますので、疲れたな〜と思ったら蒸し物を召し上がってみてください。
そのふわふわ感に癒されることでしょう。
* * *
お料理法の陰陽では、「煮る(炊く)」が中庸になります。
酵素などの関係から生食をお奨めするのもありますが、和定食のように「お刺身・煮物・ご飯・お味噌汁・お漬物」のような組み合わせに少量の果物があればベストですね。
生で食べられるところがお刺身の良いところです。
お刺身の部分を時には焼いたり、揚げたりしてもかまいませんが、必ず生のお料理は添えてほしいです。
生食からは酵素も摂れますしね。
【漬物】
生というとサラダしか思いつかない若者も多いのですが、お漬物は立派な生のお料理です。
ビタミンや酵素も取り込め、糠漬けやキムチなどには乳酸菌もたっぷりいます。
雪国ではお漬物の種類がとても豊富なのは、冬の間の貴重な栄養供給源でもあるからです。
煮物とともに次世代に受け継いで行きたい料理法です。
なお、お漬物は平均的に陽性に分類されるものが多いですが、中庸〜陰性のものもあります。
では、まとめとして、お料理法の陰陽を載せておきましょう。
むそう塾の幸せコースでは、特製の陰陽表をお渡ししていますが、ここでは大まかな分類のみ載せておきます。
(料理法の陰陽表 マクロビオティック京料理教室むそう塾)
+ – + – + – + – + – + – +
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「空が青いから白をえらんだのです」より
「おかあさん?」 102Pより
あ、だれかくる
おんなのひとだ!
だれかの おかあさんかな?
もしかして・・・・・ぼくのおかあさん?
きれいなひとだなぁ
ぼくのおかあさんも きれいかな
しごとは なにをしているのかな
やさしくて ふわふわなのかな
どんなこえかな
ぼくに にてるのかな
でも・・・・・
どんなかおしてても
ふとってても
いじわるでも
はたらいていなくても
ゴツゴツしていても
おとこみたいなこえでも
おかあさんは おかあさん
いちどでもいいから
かおをみせてよ おかあさん
だきしめてよ おかあさん
いちどでもいいから
ぼくのなまえを よんでよ おかあさん
そしたら
ぼくから つたえたいことがあるんだ
「うんでくれて ありがとう」
* * *
「いつも いつでも やさしくて」 115Pより
ぼくが泣いて帰ってきたときも
怪我をして帰ってきたときも
いつも いつでも やさしくて
ぼくが初めてウルセーって言ったときも
初めて学校で問題を起こしたときも
いつも いつでも やさしくて
ぼくが落ちこんでいるときも
反抗したときも
いつも いつでも やさしくて
そんなやさしい母さんだから
ぼくもやさしくしようっていう気持ちになる
でも ぼくのなかには「俺」がいて
そんな「俺」は時々
なにかに当りちらして
ブツかって生きたかったんだ
でも
あなたは いつも いつでも やさしくて
だから本気で ブツかれなくて
だから本気で わがまま言えなくて
だから本気で さびしくて
やさしさで包んでくれる母の愛
ぼくはしあわせだけど
その「愛」が「やさしさ」が
ぼくのなかの「俺」を不自由にする
「俺」を母さんのまえで自由にして
本気で手足をバタバタさせたい
いつも いつでも
でも 少しも母さんに迷惑かけたくないんだ
そう そのやさしさの前では
いつも いつでも やさしくて
* * *
「空白」 130Pより
離婚 親が勝手に決める人生
ぼくらを置いて家を出るとき
母は どんな気持ちだったのか
さみしかったのか 悲しかったのか
それとも 肩の荷をおろして 楽になったのか
母が 家を出て三ヶ月後
父が 交通事故で亡くなった
兄弟三人とおばあちゃんとの暮らし
弁当は自分で作る
だから 開けても楽しみがない
「おかん またきゅうり入れとるわ」
そんなこと いっぺん言ってみたかった
夜遅く帰ってきても
友だちを呼んでも 怒る人もいない
楽だと思ったけど ほんとはしんどかった
二十歳の時 母から連絡があった
母は 旅館で働いていた
十年ぶりに 会うことになった
どんな顔しよ なにしゃべろ
でも 会ったらふしぎと言葉も出て
いつのまにか 笑顔で話していた
いっしょに住むことになって
母は 仕事に行くぼくに 弁当を作ってくれた
通勤途中で そっと開けてみたら
たまご焼き 唐揚げ ウインナ
ぼくの好きなものばかり
離れていても 知っててくれたんや
子どもの好きなもん
これから毎日 十年分の空白を
弁当箱に詰めていきます
* * *
(空が青いから白をえらんだのです 寮美千子編)
奈良少年刑務所で行われていた受刑者教育の「社会性涵養プログラム」。
この中で書かれた詩がとても心を打ちます。
子育てをしている人は、できるだけ子どもの気持ちに寄り添おうとしていると思いますが、それでも想像でしかありません。
当事者である子どもたちは、本当はどんな気持ちを持っている(た)のだろう?
厳しいだけでもいけないし、やさしいだけでも真綿で心を締めるように子どもを苦しめるようになる・・・。
子育てって難しいですね。
今子どもと普通に会話をしていても、お互いにもっと理解し合える余地が残されているように感じました。
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