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久しぶりの富士山と田んぼ
久しぶりの富士山。
いつもの撮影ポイントより、少し東京寄りの位置から撮影。
田植えの済んだ田んぼを眺めると、いつもなら穏やかな気持ちになるのだけど、今年は豊作を祈るような気持ちになっていた。
台風や暑さにも負けずに、無事に収穫まで持ちこたえてほしいと思った。
これから日一日と早苗が伸びて、青々とした景色が広がるだろう。
そんな平和な景色が失われないことを祈るのみだった。

(2025年5月19日の富士山)
「琵琶湖疏水施設」が国宝指定に!
私は京都の琵琶湖疏水に魅せられて、2015年にそのすぐ近くに部屋を借りました。
早いものでもう10年も経つのですね。
たまたま今日は、京都市京セラ美術館の池を眺めながら、「この水は琵琶湖から来ているんだよね」と思っていました。

(京都市京セラ美術館の日本庭園 七代目小川治兵衛の作庭とされる)
遠くには右側に東山が見えます。
左側に見える山は比叡山です。
これらの山の向こうに琵琶湖があります。
仕事に行くときはいつも、この美術館やそばの疎水を眺めながら通います。
ここの景色を見ると、気持ちが癒やされるんですよね。
帰宅すると、このニュースが。
2025年5月16日。「琵琶湖疏水施設」が国宝に、「太陽の塔」などが重要文化財に指定された。
美術館から東の方に少し行くと、蹴上(けあげ)のインクラインや南禅寺があります。
南禅寺の「水路閣」も「琵琶湖疏水施設」に含まれて指定されているとのこと。
そうですよね。味のあるあの水路閣が好きだったので、とても納得です。
インクラインは桜の名所ですが、今は緑いっぱい。
秋には紅葉でまた見応えが。
京都にいらしたら、ぜひ訪れてみてほしい場所です。
明治時代の建造物が今も現役で役目を果たしていることに、きっと感動されることでしょう。
盛り付け上達への道 美しい盛り付けは芸術品と同じ
「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」の季節ですね。
一日のうちでも、朝と夕方ではもう景色が変わるほど、新緑の変化が激しいです。

(鰹のたたき 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室むそう塾)
昨日は、むそう塾の「秘伝コース」で鰹の授業がありました。
中川さんが柵取りした鰹を、塾生さんがそれぞれお刺身に切って盛り付けます。
この盛り付けの段階で個性が現れます。
初めてでも、
①お手本のポイントを把握してサッと盛り付ける人
②目の前にお手本があるのに、そのポイントがつかめない人
③お手本とは程遠い盛り付けになる人
などに分かれます。
これは、次のようにも分析できます。
①は状況判断が的確にできる人
②は状況判断が苦手な人
③は目から学ぶのが苦手な人
では、それらの人は日常生活でどのような特徴があって、今後どのようにしたらよいのでしょうか?
①の人は注意力や再現力があるので、どんどん上手になる。
②の人は、未経験のことに関して特徴をつかむのが苦手なので、お手本(=基本)に忠実になるところからスタートして、数をこなす。
③の人は、目からの情報で再現するのが苦手なので、頭で理屈を理解してその理屈に沿うように練習する。苦労は多いがしっかりとしたサポートで前進できる。
***
私は、美しい盛り付けは芸術品と同じだと思っています。
お箸で崩してしまうのが勿体ないくらい、ずっと眺めていたくなります。
日本のお料理は総じて美しいものが多いですが、お刺身はその中でも一番美しさが映えるかもしれません。
冴えわたる包丁技術の競演といったところでしょうか。
美しい盛り付けのお料理は実に清々しく、心に清々しい風が吹き抜ける感じがします。
一方、雑な盛り付けのお料理からは、残念な印象を受けます。
美術館を巡って良い作品に触れるように、美しいお料理に接する機会を増やして、目を肥やすのが勉強になります。
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾
2件のコメント
一型糖尿病ですが結婚できました!
2025年4月、塾生のNさんが結婚されました。
Nさんが初めてむそう塾に来られたのは、2013年のことでした。
2014年から「幸せコース」に通われ、現在も「自由人コース6」に通われています。
Nさんがむそう塾に来られた時は、食べ物の制限も多かったし、人生に対しても諦め感が支配していました。
でも、私は「普通に生きようね」と言い続けました。
しかし、きっとNさんは普通に生きられるわけがないと思われたでしょう。
いえいえ、いいのです。
ちょっと気をつけることがあるだけで、他は普通の人と同じように生きていいのです。
病になっても心まで病になってはいけないからです。
幸いにNさんはお料理がとても上手で、むそう塾で習ったお料理を次々と作ってくれました。
そして、誰もが唸るほど美しいお弁当投稿もしてくれました。
Nさんのお食事で一番効果的だったのは、玄米ごはんでした。
食後血糖値が白米だったらグーンと上がるのですが、玄米だとゆるやかに上がるのです。
このゆるやかというのが最高に良いのです。
生活も上手にコントロールされて、むそう塾に来られた当初とは見違えるほど健康人になりました。
やはり、何よりも考え方が前向きになって過ごしてくれたのが大きかったです。
働きながらお父様の大変な介護もこなして、きちんとお見送りを済ませ、心置きなく結婚に進めました。
そんな素晴らしい性格のNさんと、共に人生を歩んでくださる人が現れて、本当に嬉しかったです。
4月の授業の終わりに、ご主人様が教室にいらしてくださいました。
クラスメイト全員で大拍手でお迎えしたのは、いうまでもありません。
穏やかな表情で柔らかな話し方をされるご主人様を見て、私は自分の娘を嫁がせる母親のように安心しました。
よかった。本当によかった。
教室を後にする二人の後ろ姿に、あらゆる祝福の言葉を送りたいと思いました。
実は、4月24日に桜沢如一先生のお墓参りをしたとき、Nさんのことをご報告しました。
マクロビオティックの考え方で幸せになった人がおられますよと。
この日は見事に晴れた気持ちの良い青空でした。
この青空のように、Nさんご夫妻が清々しい人生を送ってくださることをお祈りしています。

(2025.4.24 京都市本法寺の青空)
ただただ美味しかった! 「ぐじのかちん汁」
5月4日(日)は、「自由人コース6」の初めての授業でした。
その中のメニューに「かちん汁」がありました。

(かちん汁 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室むそう塾)
これが実に美味しかったのです!
写真ではお餅が入っていて、一見お雑煮のようにも見えますが、この透明な吸い地の美味しいこと、美味しいこと!
私は真っ先にお代わりをしてしまったほどです💦
「ぐじの潮汁」が大好きな私は、「これこれ、こういうのが食べたかったの♪」というほど美味しくて、うっとりするほど大満足でした。
京料理人中川善博の本領発揮といったところでしょうか。
なお、「かちん」という言葉は、公家言葉だったそうで、中川さんが「あもさん」と名付けたお餅も同じ流れです。
ネットにも載っていましたので、転載させていただきますね。
「 “かちん”は公家言葉で餅を意味する『喝飯(かついい)』が由来だといわれています。
『かついい』を宮廷の女性達が『おかちん』と呼ぶ様になり、そこから『かちん』に変わっていったと聞いています。
現代で“かちん”と聞くと、頭にきたときの擬音や物がぶつかった際の音を想起しますが、そのどちらでもなく大昔の公家言葉が由来なのだそうです」(道頓堀 今井)
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾
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