もったいない一日~その1~

2008年9月11日(木)、東京・上野池の端「水月ホテル鴎外荘」での一日。
私にとっては嬉しくもあり、勿体なくもあり、最高に贅沢な夢のような一日でした。
それは、こんな素敵な集まりがあったからです。
<田中愛子様と語ろう会」>
出席者は下記のとおり。
 ☆田中愛子先生(84歳):桜沢如一先生の愛弟子
 ☆S・Tさん(73歳・男性):元 M I生(桜沢先生の直弟子・某文庫主宰)
 ☆S・Kさん(69歳・女性):元 C I 協会関係者(元正食協会講師・子育てに関する研究所主宰)
 ☆N・Kさん(64歳・男性):元 C I 協会関係者(鍼灸師・大森英櫻正食医学講座第1期生)
 ☆マクロ美風(59歳)
会の名前は堅苦しいけれど、元 M I 生のS・Tさんは、愛子先生のことを「姉さん、姉さん」とお呼びになれる関係なので、その場の雰囲気はほんわかムードです。
何といったって、あの愛子先生がいらっしゃったら、絶対柔らかな空気になることは目に見えています。
全国と海外にその愛子先生のファンは数多いですよね?。
もちろん、私もその一人です。
                  *    *    *    *
私が初めて愛子先生にお目にかかったのは、リマ・クッキングスクールの試作会でした。
その後、師範科の授業で愛子先生に習ったのですが、その時のことが今の私の原点になっています。
愛子先生は一言で表現すると「憧れ」でした。
年齢を重ねていらしてもお美しくて、チャーミングで、お上品で、外見が素敵なのは言うまでもありません。
そして、当然のことながら、その外見を作りだす精神的な部分がとてつもなく大きいのです。
愛子先生の人生において、何度天と地を行ったり来たりされたのでしょうか?
富裕なお生まれでありながら、桜沢先生によってどん底に次ぐどん底の試練を受けられ、それでもそれをやり抜いた結果なのです。
並みの人には真似の出来ないことです。
ところで、私が最も惹かれたのは、愛子先生のお話を聞く教室の光景でした。
普通なら高齢になると、家族から邪魔者扱いにされたり、家族の助けを借りたり、とかくお若い世代からは歓迎されない部分があるものです。
ところが、目の前にいらっしゃる愛子先生は、孫以上にお若い人たちからも頼られ、美しいと言われ、活き活きとされているのです。
それに何といっても身のこなしが優雅で軽やかなんです。
これなんです!
私はこの姿に感動したのです!
この年齢になってもご自分を必要としてくれる人がいる。
そして、それに応えられる体力と能力を維持されている。
ストーンと抜けるように物事の核心をついた言葉がポンポンと出てくる。
この小気味よさに私は魅せられたのです。
愛子先生の授業を受けて初めて、「あ、こんな人生になれるんだったらマクロビオティックととことん付き合ってみたい」と思えたのです。
(愛子先生の血の滲むようなご苦労はまったくわからないまま)
私にとってその時が、マクロビオティックの明確なモデルが決まった瞬間だったのです。
つづく

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