Fuさんは上級幸せコースの時に年末のお雑煮や飾り切りの授業を無念の休講をされました。
念願かなってじっくりコースで学ぶことが出来ました。
復習の投稿をみてみましょう。
松葉柚子、菠薐草、紅白結び と丁寧に作れています。
鴨も薄く切れて2枚で一人前の量に揃えられています。
まず気になるのは、お椀の木目が縦になっていることです。
幸せコースの時に盛り付けの基本の基本のお話でお教えしたことを思い出しましょう。
それとは別に、器の格のお話をします。
この器は本物の木地をろくろして拭き漆した上質な椀であるのですが、ハレの椀かケの椀かというとケの椀なのです。 たとえ1椀5万円でもです。
合わせる料理は、味噌汁やけんちん汁、豚汁などカジュアルな料理です。
雑煮は正月を祝う一年で一番格の高いお料理ですから椀も格の高いハレの器を用いるのが定めとなっています。
黒塗りや朱塗りの椀がそれにあたります。 その次が濃い臙脂色の溜塗という塗りのものに続きます。
ハレとケで言うと、5万円で木目の立った薄茶色の塗りよりも黒塗りのベークライトや樹脂製の1000円椀の方が格は上なのです。 こまったもんですねぇ。
呉服でもよく間違う人がいます。
100万円の大島紬だから、高かったからと子供の入学式に着ていくお母さんがおられます。これはNGなのです。何百万円しても紬はカジュアルな布でケの着物なのです。
逆にテトロンやナイロンの洗える着物でも訪問着であれば一式2万円でもハレの着物なのです。入学式でもおよばれでも来ていけるのです。
このように価格とは別に格というものも大事にしていってほしいと思います。
Fuさんはじっくりコースの復習だからとメッセージで復習アドバイスを求めて来られたのですが、この話しをすると他の方にも学びになるかもと、メールに送りなおして下さいました。 ありがとうございました。


ふっくら炊けています。皮感も無くなってきましたね。
素晴らしく炊けましたね。 皮感を感じずに食べられる良い炊きあがりです。
どちらも上手にできています。

こんな感じでどうだろうか? エックスもごまかせていますよね。










