素敵なクラスが誕生しました マクロビオティック京料理教室むそう塾

「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」に、素敵なクラスが誕生しました。
「第15期 幸せコース」なのですが、なんと、男性が5名、女性が3名なのです。
1期生のときから、時々男性が受講してくださったクラスはあるのですが、半分以上が男性というのは初めてです。

さらに、一度もお目にかかったことのない人が2名おられました。
今までは単発講座で玄米炊飯を習ってから幸せコースへ進まれるので、一度はお会いしているのです。
ですから、中川さんも私も「どんなクラスになるかな?」ということを、とても楽しみにしていました。

初めての男性は、愛知県で家庭菜園も経営されている人でした。
自然相手の暮らしをされているだけあって、実に穏やかで食べ物のことにも関心がおありで、その延長でむそう塾を選んでくださったそうです。

もうお一人、初めての女性は、3週間前にイギリスから帰国されたばかりで、授業の前日にやっと新しいお住いに引っ越されたというパワフルさんでした。
6歳と3歳のお子さんがおられます。
イギリスでマクロビオティックを知ったそうです。

皆さんのお住まいは、秋田県1名・東京都1名・神奈川県2名・愛知県1名・京都府1名・大阪府1名・広島県1名です。
男性のうち、すでに奥様がむそう塾のコースに通われているかたが3名、お母さまがコースに通われていたかたが1名いらっしゃいます。

また、女性の方も、お友だちがコースに通われているかたが1名、過去にご親戚のかたがコースに通われていたかたが1名ということでした。
すでに受講された方々から、むそう塾の良さを認めてくださった気がして、とても嬉しかったです。

 
 

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さて、授業開始です。
まずは昼食から。ここで面白いことが。
男性の方にお料理を運ぶと、さり気なく女性の方に渡されていくのです。
どなたも女性を優先してくださって、その姿がとても新鮮でした。

何をするにしても女性に対しての接し方がやわらかくて、さすがジェントルマン!と思った一日でした。
男性の関心事と女性の関心事は異なるものですが、案外それをうまく融合して授業を展開していけそうで、安堵しているところです。

男性(陽性)と女性(陰性)がほどよく混じっていると、教室内の陰陽も良い感じになって、むそう塾に新しい風が吹いたのを感じました。
女性率が少ない職場というのは、女性が大事にされるものですが、むそう塾でもご多分に漏れずという感じでした。

 
 

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余談ですが、ご両親や兄弟や職場の人がワクチンを接種している中、家族全員をワクチンから守った男性ばかりで、そんな考え方のベースが穏やかさの根底に流れているような気がしました。

イギリスから帰国された女性も、3年間私のブログをよく読んでいてくださって、ご主人さまがノーワクチンで一家を守ってくださったとのこと。
素晴らしい!の一言に尽きます。

そんな意味でも、安心して学べる環境が整ったと思っているところです。
さらに、いろいろな意味で、むそう塾が発酵してきたような感じがします。
環境が熟してくると、自然に発酵するように、むそう塾にもそんな環境ができてきたのかなと嬉しくなりました。

皆様、むそう塾へようこそです♪
そして、つないでくださった先輩方、ありがとうございました。
おかげさまで素敵なクラスが誕生しました!

 
 

(第15期 幸せコースの皆さん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

第1回目の授業の様子は、中川善博のブログからご覧になれます。
マクロビオティック京料理教室 むそう塾  幸せコース第15期 2023.5.14

 
 

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<必読>「2023年度(第10期)満足コース」持ち物のお知らせ

「第10期満足コース」は5月21日()からスタートしますが、最初の授業は現時点での実力を把握するための実技チェックを行います。
チェック内容は全部で8項目です。
1 玄米炊飯
2 一番出汁取り
3 出汁巻き玉子
4 桂剥き
5 刻み
6 盛付け
7 糠漬け
8 包丁砥ぎ

上記のチェックをするための持ち物は次のとおりです。
1 玄米・塩・圧力鍋・ふうわりさんなど玄米炊飯に必要なもの
2 包丁(幸せ/上級)
3 糠床(味見用)
4 出汁巻き玉子用に使い慣れたフライパンを持参してもよい
5 砥石(教室でオレンジ色の砥石を買える)

※玉子・昆布・鰹節・大根・盛付け用のお料理は教室で用意します。

 
 

(出汁巻き玉子 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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1型糖尿病を忘れさせてくれるような美味しいお料理の力

むそう塾では、授業で習ったお料理を復習すると、それを写真や動画に収めて添削してもらうシステムがあります。
方法は次の3とおりです。

①【コース授業】:「復習投稿」として、中川善博のブログに掲載して添削。
②【単発講座のうち玄米炊飯と小豆玄米炊飯】:決められた期間だけ中川善博のブログに掲載して添削。
③【②以外の単発講座】:Twitterでのお弁当投稿(#musobento)や、iMessageで添削。一部は「塾生のきょうの100点お弁当」に転載。

 
 

昨夜送られてきた①の復習投稿の投稿文が、とても気持ちがこもっていて、私はそれを読んで涙がこぼれてしまいました。
(指導の参考にするため、投稿文は私も読ませていただいています)
投稿者は現在「自由人コース4」に在籍する“好(このみ)”さんですが、先月の「自由人コース3」の復習投稿を送ってくれたのです。
まずは、好さんの投稿文をお読みください。(掲載許可あり)

 
 

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<好さんのメールより>

中川さん

こんばんは。
自由人コース3のシントンテキの復習をしましたのでご指導お願い致します。
【感想】
この シントンテキ のソースが・・・
家族や友人の反応が「このソース美味しい!!」って、
みんな口を揃えて言います!老若男女問わず!
中川さんの数々の魔法のソース。新たなるものを体験できて口福です。
このトンテキに負けない野菜のボリュームとカレーもやしが最高で
お腹いっぱいでもただただ幸せな食後でした。(ボリュームあるのですが重くない)
お弁当にも盛り込みます!

自由人3の最後のクラスにこのように元気の出るお料理を授けてくださってありがとうございます。
むそう塾に出会ってお料理の腕はまだ未熟ではありますが、出来るようになった事があります。
お料理で・・・自分を取り巻く人達(家族、友人・会社の人等)を元気付けることができました。
お料理で・・・自分の健康をグッとたぐり寄せることができた。
食べることがストレスではなくて、心から楽しく幸せになった。

中川さん、美風さん、スタッフの麗可ちゃん、TAMOくんやにっちを中心に
笑いの絶えない楽しいクラスに在籍させてくださって、感謝致します。
来期も楽しみでなりません。
ご指導よろしくお願い致します。

69-4
◯◯◯ 好

 
 

(シントンテキ 料理:好さん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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<マクロ美風より>

好さんは1型糖尿病患者で、食べることに恐怖心を抱えていた頃むそう塾に来られました。
食べてはいけないものだらけで、気持ちも身体も不健康そのものでした。
でも、むそう塾でマクロビオティックの陰陽を知り、食べ方を徐々に変えていったところ、だんだん気持ちも明るくなって、お料理が楽しくなってきたのです。
そして何より、食べることを楽しめるようになって、お料理も素晴らしく上達したのです。

好さんは写真も上達して、どんどん活躍の場がひろがって来ました。
素晴らしく美味しくできた彼女のお料理は、まわりの人たちを元気づけたり、感動させたりして、その良い氣が彼女に返ってくるようになりました。
血糖値のチェックはする必要がありますが、いたって元気ですし、幸せそのものです。
食べ物の制限もありません。

 
 

好さんの例で私が感じるのは、お料理の持つ力です。
最初は自分の健康のために始めたお料理ですが、その美味しさがまわりの人を巻き込んで行きました。
彼女が自分だけのためにお料理を作るのではなく、色々な人のためにキッチンに立ち続けたことが、結果として自分のためにエネルギーを持って戻ってきてくれたのです。

これはマクロビオティックの陰陽で考えると、ものすごい陽性の力が働いていることを意味します。
病気という陰性から、お料理で陽性の力をつけていった好さんは、いかにもむそう塾生らしい展開だと思わずにいられません。

美味しいお料理は、空腹を満たすだけにとどまらず、心の飢えをも満たしてくれるのです。
この繰り返しの波は、必ず強いエネルギーとなって自分を守ってくれます。
氣のよいものに触れる、味わう、慈しむ。
そんな時間をこれからも大切にしてくれる塾生さんの存在に、心から感謝している私です。

 
 

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クイックバージョンのシジミのお味噌汁が美味しかった

先日、教室で仕込みをしていたときに、中川さんの手が離せないので、急遽私に命令が下りました。
中川さんの指示に従って、まかないのお味噌汁を完成させるのです。

中身はシジミ。
今、むそう塾はシジミブームなのです(^o^)

中川さんの指示は、上級幸せコースで教えた方法とは違って、急ぎバージョンでした。
でもね、いざいただいてみると、とっても美味しいのです♪
つまり、お味噌汁の作り方も正統派バージョンとクイックバージョンと、携帯バージョンなどがあるわけです。

忙しいから作れないではなく、忙しいときにはこの方法で、というのが中川式のすごさだといつも思います。
目指す美味しさがあって、そこに到達する方法は何通りもあるということでしょう。

今、中川さんが日々研究している食パンもその一つ。
中川さんが求めるパンの味があって、その方法をあれこれ工夫しているのです。
美味しさは、たゆまぬ研究の上にあるのだと実感したことでした。

 
 

 
 

(上級幸せコースのシジミ味噌汁 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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シジミの砂抜きをマクロビオティックの陰陽で考えてみる

単発講座のご案内記事が続きましたので、ちょっと食べ物のお話を。

デパ地下でシジミを買おうと思ったら、前にいる80代と思しき女性が売り場の男性に質問をしていました。
内容は「シジミの砂抜きは塩水なのか、真水なのか?」というもの。
「えっ? 今までこの女性は砂抜きをどんな方法でしていたのだろう?」と思ってしまいましたが、この売場ではアサリとシジミが同じ場所で塩水にさらされているので、疑問に思ったのかもしれません。

よくマクロビオティックの勉強で、アサリとシジミの陰陽を比較することがありますが、この時に大事なのは産地です。
人間も果物も魚介類も野菜も、すべて「どこで育っていたか」が重要なのです。

砂抜きの目的は、貝の口を開けて砂を吐き出させることですから、貝がリラックスできなければなりません。(つまり陰性な環境にする)
そのためには、貝が育った場所に近い状態にするのが一番理想的です。
アサリは海辺で生息していますが、シジミは湖や川や沼などが多いですね。

でも、宍道湖やサロマ湖のように海水が入る汽水湖もありますから、私はシジミの産地によって真水と塩水を使い分けたらよいと思っています。
シジミの砂抜きには「海水と同じ濃度の塩水」と教える人がいますが、汽水湖は海水より濃度が薄いので、淡水に近くてもよいのではと思います。

こんな感じで、陰性な環境にして砂を出させるには、陽性な塩水より陰性な水の方が合うと思っているのですが、あなたはいかがですか?

 
 


(デパ地下にて撮影)

 
 

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