一昨日の出来事でした。
鯛のあら炊きとお刺身を美味しい美味しいと喜んでいただいたのですが、それから40分ほどして急に首のつけ根が後ろからキュウと圧迫され始めました。
とっさに「あ!」と思って、中川さんに「おみかんの酸っぱいのありますか?」とお聞きすると、「ありまっせ〜」と出してくれました。
「効くー!って感じがするね」とモグモグと2個つづけて、中川さんは3個つづけて食べました。
凄いな〜、毒消しって。
本当に体が求めているのがよ〜く判るのです。
マクロビオティックでは毒消しの重要性を説き、私も常々意識しているのですが、あの超新鮮なお魚はエネルギーも強かったようです。
中川さんは当然牛蒡も入れてお料理してくださったし、お刺身にはお大根のつま(ケン)も添えてくださったし、梨も出してくださったのですが、私の体はそれでは帳消しが出来なかったようです。
ここで毒消しについてひと言。
食べ物にある毒として代表的なのはフグ毒ですが、このように食べてはいけないほどの毒ではないけれど、動物性の食べ物には比較的体に負担になるものが含まれていて、それを「毒」と表現しています。
その言い方を良しとしない考え方もありますが、私は体に影響する事実を考えると、やはり毒と呼んでもいいような気がしています。
その方が意識が高まるからです。
ところで、お魚の毒消しは大根が基本です。
お刺身の添え物はたいてい毒消し効果があります。
大葉・生わさびは代表的ですね。
そして柑橘類でチャラにします。
一昨日の例でいうと、みかんはケタ違いに効果がある感じでした。
それは酸味がたっぷりあるみかんだったからです。
下の写真でみると、オレンジ色は甘味があります。
グリーン色は酸味がすごくあります。
この酸味に毒消し作用があるので、林檎もみかんも酸っぱい方が体には良いのです。
* * *
ちょうど私が埼玉の家で食べているみかんの写真がありました。
今回家を出てくる前に撮って来たものです。
京都の「菜の花」さん経由で入手しました。
ギュッと酸味があって、濃い味の美味しいみかんでした。
熊本のみかんですが、これからだんだん北上して、みかんにも産地の陰陽が出てきます。
私が教わった大森英櫻先生はみかんにとても詳しいかたで、産地と体に与える影響の違いをよく話してくださいました。
当時は「へ〜、そんなものかなぁ」と思っていましたが、産地とみかんの陰陽に気を配っていると、少しずつ判ってくることもあります。
面白いものですよ。
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