毒消しに関して3つの記事を書きました。
最後の記事でややこしくなりましたか?
でもね、このように考えていただけたら良いかと思います。
健康な人はあまり毒消しなんて気にしなくても短期的には平気です。
でも、今すでに体調が悪い人は毒消しを気にされた方がいいです。
さらに病名をもらってしまった人は、ちゃんと毒消しを実行した方がいいです。
なぜなら、食べたものは確実に血液の質に影響するからです。
病気を治すのはお薬だとお考えの人であっても、食べた物によって血液は作られているからです。
そして、病気を治すのは血液であることをご理解なさったら、食べ物の重要さを認識してくださることでしょう。
私たちは普段当たり前のように呼吸をして、お食事をして、眠ったり働いたりしています。
その場所や空間はある程度は選べますが、完全にコントロール下におけないことが多いです。
学校や職場や交通機関など、多かれ少なかれ我慢を必要とすることもあります。
そんな中でもお食事はその気になれば、選ぶことがかなり可能です。
自分の体を大事に思っているなら、私たちが体にしてあげられる最後の行為がお食事に関する質を向上させることです。
一口でも陰陽バランスの取れた内容で口に運び、よく咀嚼をしてあげること。
これしか出来ません。
ですから、口に運ぶお料理の毒消しをきちんと意識すべきなのです。
その上で、あとは宇宙の秩序にしたがって、自然界と同期しながら暮らすことが、マクロビオティックの生き方そのものなのです。
宇宙の摂理を知れば知るほど、毒消しの重要性を感じることと思います。
そんなポイントをきちんと押さえて、陰陽バランスを取りながら生きることがマクロビオティックの醍醐味であり、愉しさだといつも感じます。
(うざく 料理:中川善博)
たとえばこの「うざく」の鰻がこれ以上多いと、後味に鰻味が残って美味しくありません。
つまり鰻の自己主張が強いのです。
反対に胡瓜や和布がこれ以上少ないと、同じく鰻の自己主張になってしまいます。
食べている時も食べ終わってからも、心地よくて負担を感じない味というのは、やはり陰陽バランスが取れているお料理です。
そして、そのようなお料理が美味しく感じるのです。
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