辻嘉一著「料理のお手本」から 甘味と旨味が教える真理

料理のお手本 美風

 

さて此処で、甘味と旨味について考えてみましょう。
<中略>
例えば砂糖を入れないで炊いた大根を召し上がると、なぜこのように甘いかと驚かれることでしょう。この甘味こそ本来の甘味であり、旨味でもあるのです。
 個々の持ち味を味わいわけてこそ、四季をそれぞれに、豊富な野菜に恵まれた私たちが、そのあたえられた幸せを、しみじみ感得できるというものではありますまいか。
(辻嘉一著 料理のお手本 P32~33より)

むそう塾では京料理人として旨味を徹底的に追究している中川善博という人が、この辻嘉一さんの世界も織り込んで、あるいはそれ以上の世界をお伝えしています。
それは見方を変えれば、マクロビオティックの考え方にも通じるところがあったりして面白いものです。
なぜ通じるのか?

真理は一つだからです。

 


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マクロ美風の体験的マクロビオティック 答えは自分の中に

歳を重ねてくると見えてくるものがあります。
そして、若いころの熱い情熱や夢などのうち、実現できているものもあれば、これからでも死ぬまでにやり遂げたいと思えるものもあります。
北海道の片田舎で生まれ育った私は、東京の文化に憧れていました。
私が求めているものはすべて東京にあると思っていました。
そして、東京に来てみると、私の求めているものは外国にあると思うようになりました。
いざ外国に行こうと思った時、体調を崩して断念しました。
でも、あとになって知りました。
本当は自分の中にあったのだと。

私の10代は憧れの日々、20代〜30代は自分探しの旅でした。
40代は子育て、50代は自分のための投資時代、60代は人生を味わう時代のような気がします。
60代になってやっと人生の面白さを感じ始めています。
これからが本当の私の人生なのでしょう。

ところで私の人生って、かなり独特な生き方をしてきました。
詳しくは過去記事でも何回か書いていますが、それらをマクロビオティックの視点でみてみると、その陰陽が実に面白くて笑えるほどです。
ですから、これから先のことも不安なく前向きな気持ちで考えられます。
いつも書いていることですが、マクロビオティックを知って一番良かったことは、不安がなくなったことです。
もともとそんなに不安を抱える性格ではなかったのですが、もっと自分のことを客観的に知ることができたのが良かったのだと思います。

どなたもそうでしょうが、自分を客観的に知るというのは心の安定を招きますし、夢の実現に何歩も近づきます。
今むそう塾をしていても、ご自分のことを知らない人が多いので、私が毒舌をもってお伝えしています。
それを取り入れてくださったかたが、どんどん素敵になって幸せになってくれると、心から嬉しいなあと思います。
その人が幸せになって、私も幸せになれるそんな関係って、最高に素敵ですよね。
その鍵を握っているのがマクロビオティックの陰陽です。

私はマクロビオティックを知って本当に良かったと思っています。
それまでの人生で疑問に思っていたことや、割り切れない想いとか、自分に対する「これでいいのだろうか?」という漠然とした問いの答えをもらえたからです。
だから、単に食べ物のことだけをあーだこーだというのではなく、もっと広い視野で物事を考えることの大切さを痛感しています。
今では哲学なんていうとお若い人から嫌われるでしょうが、こんな時代だからこそ哲学は必要なんだと思います。
実用哲学としてのマクロビオティックがね。

人生いかに生きるべきかを問うとともに、そのための健康な身体の土台作りはお食事ですよと言っているのがマクロビオティックなのです。
健康な身体であなたはどんなふうに生きたいですか?
良かったら、私と一緒にマクロビオティックを愉しんでみませんか?

 
 

三度豆 中川善博

(三度豆 料理&写真:中川善博)

 


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間違ったマクロビオティックを体験した結果たどり着いたところ

昨日たまたまむそう塾生の麗可さんが、運転免許の更新時に写した写真をTwitterに載せていました。
その変化に誰もがビックリして話題になりました。
では、ちょっとその写真をご覧いただきましょう。
 

更新後
写真 1
 

更新前
写真 2

 

いかがですか?
5年間でこれだけ表情が変わりました。
もちろん、内面に大きな変化があったわけですが、その背景にマクロビオティックの存在がありました。
彼女の性格からして、「あれダメ これダメ」と徹底して行なったものと思われます。
その結果、ご主人は鬱になるし、本人も不安ばかりが増幅して、周りが気になって仕方ありません。
その頃に麗可さんはむそう塾に来られました。

下の写真はちょうど5年前の11月だそうです。
いかにも陰性で悲しそうなお顔をされています。
目は今にも泣き出しそうです。
そのうえ厚着ですね。
当時は黒いお洋服ばかり着ていて、私は「陰子ちゃん」ってアダ名をつけていました(笑)
でも、彼女の中には強烈な陽性を感じていました。
それが察知できたので、私は「ああ、マクロビオティックを間違えているなぁ」と思いました。

そこから彼女は東京からむそう塾に通ってくれました。
幸せコース、上級幸せコースと進み、今はスタッフとして塾生の皆さんのために頑張ってくれています。
彼女が大きく変わったのは、「マクロ美風の家事アドバイス講座」からです。
むそう塾では中川善博がお料理のすべてとお料理の陰陽を担当し、マクロ美風がマクロビオティックの理論的なアドバイスをしています。
この家事アドバイス講座もその一環として行なったもので、マクロビオティックは食べることだけではなく、身の回りのすべてに関係することを体験していただきたかったからです。

麗可さんはこの講座に真剣に取り組んでくれた結果、大きく変化する土台を作りました。
その延長線上として東京から大阪への引っ越しがありました。
その引っ越しの仕方も、お仕事のことも、妻としてのことも、ご夫婦の陰陽関係にいたるまで、それはそれは事細かくアドバイスをして来ました。
中川さんからは男の意見を、私からは女の意見を。
その結果、ご主人はとっても元気で明るくなり、お仕事も楽しくこなされ、職場の人間関係も上々のようです。

麗可さんの作るお料理を喜んで食べてくれて、時々麗可さんのお料理をテニス仲間への差し入れとして持参されるのも嬉しそうとのことです。
ご主人の中川さんへの信頼度も高く、全面的に麗可さんをバックアップしてくれています。
そんな円満な夫婦関係と美味しいお料理に囲まれていたら、笑顔にならない方が無理というものです。
では、麗可さんの素顔の数々をご覧ください。
もっとあるのですが、苦労してここまで減らしました。
 

そ、そんなに力をいれなくても・・・。
腕にスジスジが(笑)
麗可3
 
君〜い、いつになったらちゃんと漬けられるんや?
あ、う〜、今度こそ・・・モジ(((´ω` *)(* ´ω`)))モジ
麗可4
 
テニスで鍛えた肩と筋肉が逞しいでしょ?
麗可5
 
脱力が難しくて〜、つい力子になっちゃうんです。
麗可6
 
惜しい! もう少し膨らみがあったらね〜w
麗可7
 
きょうは、ちょっとおめかしして。
(まちゃこはお元気かな〜?)
麗可8
 
まあ、色っぽいこと♡
麗可9
 
つぶらな瞳が純真でいいですね〜。
麗可10
 
肩のラインが綺麗ですね。
姿勢も良いので、見ていて気持ちが良いです。
麗可12
 
これが最新の麗可さんです
免許証の写真と同時期ですね
麗可11
 

毎日を楽しく健康に過ごしていると、人はいつしか笑顔が増え、表情も姿勢も思考も良い方に変化してきます。
それは知らず知らずのうちに自信という財産をつくってくれます。
その財産をつくるために、マクロビオティックの陰陽を基本にした考え方は有効だと思います。

混沌としてますます混迷を深めるこの時代だからこそ、私たちはしっかりした判断力を身につけなければなりません。
自分で自信をもって判断できるために、複雑なことでも陰陽で解りやすく整理してみる視点をもっていると心強いですよね。
マクロビオティックをお料理だけだと思いこんでおられる方に、麗可さんの例はよい参考になると思います。

麗可さんはむそう塾の草分け的存在で、ある意味むそう塾と一緒に歩んでくれた人です。
ですから、麗可さんが5年間でこんなふうに変わってくれたことが、私も中川さんもとても嬉しかったのです。
でもね、まだまだ彼女にはたくさんの夢と課題があるのです。
これからもそれらに一緒に伴走してあげたいと思っています。
多くの塾生さんも後に続いてくださいね。

 
 

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マクロビオティックで行き詰まった時にはどうするべきか?

先日お問い合わせメールをくださった方の内容は次のようなものでした。

Aマクロビオティック教室で師範科を修了し、今はBマクロビオティック教室で習っているけれど、B教室の先生にA教室の玄米の炊き方が陽性すぎると言われた。
一時は良くなった体調が悪くなってきた。
マクロビオティックをこのまま続けていいのか悩んでいる。

このようなかたはとても多いですね。
私はこのかたにお会いしておりませんので、具体的なアドバイスは控えますが、このブログをご覧くださっているかたのためにも参考になる程度でのアドバイスをさせていただきます。

私が思うのは、なぜ師範科まで行って自分の体調コントロールが出来ないかということです。
きっと受け手のままで終わってしまったのでしょう。
B教室では体調に対処すべき具体的な炊き方を教えてもらっていないので、ご自分で試行錯誤するものの、体調の改善は見込めていないのでしょう。
結果としてマクロビオティックをしているのに体調が悪いという人がゴロゴロいる現実があるだけなのです。
全国にこんな人がたくさんいて、相談できる人も身近にいなくて、途方に暮れていることと思います。

そんな時には迷うことなく白米に戻りましょう。
そうして体の変化を感じるのです。
頭でゴチャゴチャ考えるより、体は間違いのない答えを出してくれます。
今までどれだけの人にそんなアドバイスをしたことでしょう。
そうすると間違いなく「え? マクロビオティックなのに白米ですか?」とビックリされます。
でも白米なのです。
マクロビオティックだからこそ白米なのです。

なぜなら、そこに行き着くまでかたい玄米ご飯で相当胃腸を痛めつけているので、緊急避難的に白米のやわらかさでリハビリしてあげてほしいからです。
それなのに「マクロビオティックだから玄米」という思考から抜け出れないと、どんどん胃腸が傷つけられて、やがて出血をしてしまうことになります。
ふつうは体からのサインで、玄米ご飯を食べたくなくなるものですが、頭でマクロビオティックをしている人は、そのサインを見逃してしまうのです。

この問題は、玄米ご飯を白米並みのやわらかさに炊き上げれば解決出来るのですが、その炊き方がなかなか難しいのです。
先日の愛クラスでも電気釜で玄米ご飯を炊いている人がいました。
案の定、ご主人が朝から体調がすぐれないそうです。
まだお若いのに・・・。

ひと口に玄米といいますが、むそう塾でたくさんの人が持参してくださる玄米を中川さんが診断していると、難易度の高いものを選んでいる人が多いです。
しかしそれは白米で食べればとても美味しいお米であって、玄米で食べるにはかたすぎるお米なのです。
ですから、炊き方に工夫が必要になります。
その判断ができないまま、単に炊飯器で炊いたり、全員が同じ炊き方をするようでは、なかなか玄米の持つ良さは発揮できません。

このことをしっかり踏まえて玄米ご飯を召し上がらないと、マクロビオティックをしていてもちっとも健康にはなりません。
私はマクロビオティック指導者がもっともっと玄米の炊き方を丁寧にフォローすべきだと常日頃思っています。
マクロビオティックが実用哲学だというのなら、ちゃんと実用できるレベルで伝えるべきだと思うからです。

ですから、冒頭のかたは一時期白米を召し上がって、体調の変化を観察することを今一番していただきたいです。
その際、甘味料と動物性は控え目(まったく摂らないではない)の方が体調は良くなることが多いです。
それから、主食を白米になさると、伝統的なかつお節や昆布で取ったお出汁が美味しく感じられます。
それらの味を楽しみながら、盲信していたマクロビオティックを根底から考え直すのが良いと思います。

そのうえで、マクロビオティックの良い点と悪い点を客観的に判断なさって、陰陽のある生活をなさるのが良いと思います。
玄米ご飯も白米ご飯も、麺類もパンも、すべては体調と相談しながら取り入れるのがマクロビオティックであることをお忘れなく。
著しい偏食に陥らないよう、偏った思考にならないよう、それだけを祈るような気持ちでこの記事を書いています。
どうぞ皆様の毎日が健康でありますように。

 

中川式糠漬け

(中川式糠漬け 陰陽仕様 漬けた人:中川善博)

マクロビオティックなんて知らなくても、こんな糠漬けを1年中食べていられたらまずは大丈夫。
あとはちょっとした陰陽バランスです。
それがマクロビオティックの真髄なんですがねぇ。

 


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愛クラスの懇親会風景より

終わったね〜。
それぞれに飲み物を。
左:ひとみちゃん 中:なかまいさん
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なかまいさん
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パンプキン夫人さん
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左:にょみちゃん 右:みきちゃん(旧meijiさん)
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ちゃめさん
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あれれ、ごめん。
ブレちゃった。
(それにしてもセクシーなお口元^^)
まなみちゃん(旧ねみ→みねさん)
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えりちゃんがTwitterデビューするために協力中。
左端が新人のえりちゃん。
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楽しい懇親会でしたね。
皆さん、玄米投稿を頑張ってください!

 


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